top of the Ashikabi No-1-cov.総合文藝誌『葦牙』
創刊第一号1984年11月

『葦牙』

THE ASHIKABI
『葦牙』最新39号
バックナンバー一覧


--The magazine of literary thought and cultural sciences文学と思想を科学する雑誌

編集・『葦牙』の会(代表・山根 献)
発行・同時代社



『葦牙』の新たな門出に当たって read more ⇒ 然 雄
『葦牙』は小さな波紋しか起こせないかも知れない。しかし、その、波紋の意義は重要であろう。

『葦牙』合評会2013終了

7月参院選・民意の成熟が問われる read more ⇒ 武藤 功

原子力規制委員会に小さなエールを read more ⇒ 牧 梶郎
原子力規制委員会はその発足以来、脱原発運動を進めている勢力からは、すこぶる評判が悪かった。共産党も、原発再開の先兵であるかのように、激しく批判を続けてきた。委員会メンバーの多くが「原子力ムラ」の住人だったし、福島原発事故が進行中で事故原因の検証もまだ十分なされていない段階で、再開に向けての基準作りを急いでいるからである。その規制委がここにきてちょっとしたサプライズを引き起こした。

「魔王」の歌(ゲーテ、曲・シューベルト) read more ⇒ 山根 献
誰だ こんな夜遅く 風の中 馬に乗っているのは? それは子供を連れた父親だ 父親は男の子を 腕にかかえ しっかり抱きしめて 暖かくしている……お父さん お父さん 聞こえないの 魔王がぼくに 小声で約束するのが?」……「お父さん お父さん 魔王がぼくを つかんだよ!」……(田辺秀樹・訳からの抜粋)
父親がうめく子供を両腕にかかえ、馬を走らせ帰りつくが、子供は死んでいた。

三・一一を境に空も海も地も暗雲におおわれ、くらしもこころも晴れやかさから見放されたままである。 read more ⇒ 柘植由紀美
文学創造もまたその暗雲と無縁ではない。『文学講義―新たな千年紀のための六つのメモ』でイタロ・カルヴィーノは、「文学の未来に対する私の信頼は、文学だけがその固有の方法で与えることのできるものがあるのだと知っていることによっています。」と講義の前置きをしている。一九八五年のことである。

『葦牙ジャーナル』100号に寄せて read more ⇒ 山根 献
福島第一原発が引き起こした惨劇は、地球上で繰り広げられてきた世界への損傷にわたしたちを巻き込んだ。遺伝子を傷つける放射性物質の排出はいまなおつづいているが、二〇一二年五月、日本の原発五〇基のすべてが送電を停止した。偶然とはいえこの歴史の瞬間が、『葦牙ジャーナル』の一〇〇号と重なった。世界が核のエネルギーをめぐり、大きな岐路に立った瞬間の日本の態度を見守ることになった。

JN100-A.JPG 「原子力ムラ」の焼け太り? read more ⇒ 牧 梶郎
大飯原発再稼動問題の陰であまり注目されなかったが、六月一八日、青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場が三年半ぶりに試運転を再開した。使用済み核燃料からのプルトニウム抽出を目的とする同処理工場は、国が推進してきた核燃料リサイクル計画の要であるが、着工以来一九年にもわたってトラブルが相次ぎ、未だ商業運転の目途さえ立っていない。

琉球自治共和国の夢 read more ⇒ 川上 徹
メディアの情報だけを見ている限り憂鬱である。どうやら、民主、自民、公明、維新の、何らかの組み合わせで「次の政権」は誕生しそうだ。吐き捨てたいような連中ばかり。時にはTVニュースの時間帯などで、彼らの顔(石破、安倍、野田?)を見なければならないとしたら、この国を捨ててほとんど亡命したい気分になる。

日本の近代化と兆民の精神革命に想う read more ⇒ 小原耕一
小説家津島佑子が随想で書いていた。「昨年の三・一一のあと、日本の近代化ってどこかまちがっていたんじゃないかしら、としきりに思うようになった」(『東京新聞』二〇一二年一〇月一七日夕刊第三水曜連載「草がざわめいて」)。東京帝国大学で地質学を学んだ後、岩手の鉱山に監督官として赴任した彼女の母方の祖父は、労働者の過酷な状況にショックを受け鉱山を離れた苦い経験をもつ。足尾銅山鉱毒に対する田中正造の抗議行動が盛んなころだ。

「福島を救え]国民アピール
──国の責任で一刻も早く放射能の垂れ流しを止めよ
「葦牙」の会・有志

福島第一原発の緊急事態が示したこと……牧 梶郎

大江健三郎「沖縄ノート」裁判勝利について

そのもくろみを裁く:山根 献・大江・岩波勝訴二審控訴棄却

丸山昇さんの死を悼む……山根 献 
丸山昇文書☆ 「『民主文学』83年4月号問題」アーカイブズ


中里喜昭/著 『ルポルタージュを書こう――市民のコレギウムをめざして』(同時代社刊)好評発売中・【評】山根 献
牧梶郎/著『アフリカから吹いてきた風』(同時代社刊)好評発売中
武藤功・牧梶郎・山根献/著 『石原慎太郎というバイオレンス』(同時代社刊)好評発売中
武藤功/著 『現代文学論―暴かれるべき文学のイデオロギー』(同時代社刊)好評発売中
出版記念会の報告
『堀田善衞―その文学と思想』(同時代社刊)好評発売中
中野信子/武藤功/牧梶郎/山根献/上原真/著、【年譜】吉田悦郎
文学沈滞への異議申し立て


 

現代は、人類の生存そのものの危機が切実に憂慮される時代である。しかも、憂慮の声が日に日に高まっているにもかかわらず、危機はますます深刻化している。このような時代に、哲学や文学のはたすべき役割はきわめて大きいといわなければならないだろう。そして現状は、この危機をもたらしている元凶として、科学技術万能の近代合理主義を批判する声が大きく、しかもそこから、「非合理なもの」への志向が異常に肥大しているようにおもえる。しかし私たちは、現代社会の危機の根底には、人間の自由と平等という民主主義の理念の国家権力による蹂躪があり、それへの民衆の抵抗の不徹底さがあるのだと考える。とくにわが国では、この自由と平等の理念がなお未成熟、不徹底であることを、私たちはみずからの問題として痛感しないわけにはいかない。したがって、文学の課題も可能性も、この民主主義の理念を社会生活の具体にそくして徹底して追求し、実践するところにあると考える。

(創刊第一号「『葦牙』の創刊にあたって」1984年11月)


Today, the human race is heading toward extinction and, although voices of concern increase daily, the situation continues to deteriorate.
Philosophy and literature have a large role to play at such a time.
Criticism of modern rationalism, which views technology as omnipotent, has increased , giving rise to speculation on "the irrational".foreword in English

Contemporary society's crisis has been brought about by the power of nation-states, which have trampled upon the concepts of democracy, liberty and equality, while public resistance has been lacking.
Understanding of the concepts of liberty and equality has remained shallow and superficial especially in Japan.
Literature, with all its attendant possibilities, should be based on real life and it is our duty to pursue, practice and reinforce true democracy.

--The Foreword of the first number of 'the Ashikabi', November 1984.
trans. by Ken Yamane and Fionnuala Ward.



Glossary of literary: Ashikabi means 'the young buds of a reed'.
glossary of literary

【葦牙(あしかび)】葦の若芽:古事記(上)「葦牙のごと萌えあがる物」(広辞苑).
The derivation of a word 'Ashikabi' in Japanese: ashikabi no goto moeagaru mono [Kojiki]: Something sprouting like a reed. <in the Kojiki>
Kojiki: The oldest extant history of Japan, the Kojiki was compiled by imperial order by Ono Yasumaro and submitted to Emperor Gemmei in A. D. 712. It relates the history of Japan from the age of the gods down to the reign of Empress Suiko (592-628), but largely consists of myth and legend rather than real history.
--Shuich Kato "A History of Japanese Literature, The First Thousand Years"

文学者の1982年反核声明

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