機材の自作や改造 -水中でもi-TTLが使えるようにしたい

 ニコンF6、D2系、D70系、D50は、i-TTLなんてものにストロボ制御が変更となった。
プレ発光により被写体の距離や反射率などを考慮できるとおおむね好評のようだが、
プレ発光で魚や小動物が反射的に姿勢を変えてしまうという問題がないわけでもない。
しかも、従来のスタンダードTTLやD-TTLに対応していたストロボはオートでは使えない。
つまり、マニュアルモードでしか使えな い。不便極まりない。
私はと言うと、手持ちのストロボ類が全滅。
D70Sはユーザーにやさしくないなあ。。。

純正品SB-800, 600やシグマモはノ単三電池がはでかい

やっと、サンパックからPZ-40Xのi-TTL版が発売されたので、早速これを水中に
持ち込むためのハウジングを作成することにした。
←サンパック製PZ-40X(NE-i)

その前に、ニコノス5Pを陸上ストロボと接続するコードを作成した。
Nikonos cable for Land-SB純正のニコノス陸上シンクロコードではなく、自作した。

ストロボの寸法に合わせてアクリルをカットし、接着と接合面の研磨を繰り返す。


今回のシーリングはO-リングではなく、シリコンコーキングを使った。

アクリル加工を終えて、とりあえずプロトタイプが組みあがった。

←組みあがったプロトタイプ

ストロボを入れないで水に沈めたところ漏れはなさそう。
ということで、ストロボを装着して実際にテスト撮影をしてみた。
←水中で装着された様子
よっしゃー!漏れないです。
F90Xとの接続でMultiTTLの表示がされ、TTL発光しているみたいだ。

只今、撮影フィルムの現像結果待ち。

2005.12.03内容追加

©2005 T. Kuwahara