ロードランナー
驚異的完成度のバグ

古今東西、あらゆるハードに移植され、長年愛されつづけてるゲーム「ロードランナー」。今更説明するまでもないですが、このゲームは番兵をかわしつつブロックの向こうにある金塊を全て集め、画面の一番上まで行けばクリアというアクションパズルゲームです。ランナーの持つ唯一の武器は足元の穴を掘る銃。これさえ使えば、一瞬にして穴を掘れ、掘った穴は一定時間できれいさっぱり元通りに自動修復してくれるのです。この実に画期的なハイテク武器のおかげで、ブロックの奥に眠る金塊を盗んでも、埋まるタイミングを計って番兵を埋め殺しても、現場に一切の証拠を残すことなく行動が取れるのです!……まぁ番兵対策には普通の銃を使ったほうが手っ取り早い気もしますが。

さて、このロードランナーというゲーム、移植ハードによって穴を掘ると敵が出現したり、対戦で敵を相手のフィールドに送れたりと、大抵余計な要素がつけられて移植されますが、ファミコン版は家庭用初期の作品ということもあって、比較的素朴なつくりです。番兵を倒した数に応じて出現する隠れフルーツの出現以外、そういったフューチャーは特に用意されていません。いや、無いはずでした

げに恐るべしはバグというところでしょうか。とにかくブロックが見えなくなるとかいう生易しいものばかりでなく、ある意味ゲームとして成り立たなくなるのではとさえ思えるようなものが多いのです。幸いなことにゲーム本編中ではそれらのバグを試す機会がほとんど無いので、奇跡的にゲームとしては出来ているものとなっているものの、自己作成面モードでは無法地帯。ブロックをすり抜けられるようになるわ、ランナーが突然死ぬわと、既にロードランナーじゃない世界が待っています。ところがこれらのバグを利用し、それらの技を使わなければクリアできないような面構成こそがこのゲームの最大の楽しみ方なのです。

これらのバグは、ワザと残したのではないかと思われるほど実に秀逸で、作成面の構成次第では芸術の域に達すると思います。我が家では暇さえあればファミコン版ロードランナーの電源がすぐに入ります。このロードランナーだけのせいではありませんが、ファミコンは現役稼動中です。もしあなたがお暇で心の広い方でしたら、私、もなか君の拙作面でもプレイしてみてください。

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