サマーグリーン杯論文コンクール結果発表

最優秀賞:「遺伝子DNAのひみつ」full moon

優秀賞:「風水1」水 真湖 シュニオン

努力賞:羅奈 渚 響古 凛の真純 スズメ

審査員特別賞:キイナ

(そのほかの賞の受賞者はこちら

【総評】 夏緑先生

 科学に興味を持っている人がとても多くて嬉しかったです。
 すでに現代の科学でわかっている問題も多かったので、それについては答えやヒントを
書いておきました。
他の人への評にも自分が知りたかったことが書かれているかもしれませんので、
読んでみてくださいね。
 科学者には
「自分は何が疑問か」
「その疑問を明らかにするために、今までにこれだけのことがわかっている」
「その疑問を明らかにするために、これから何が必要か」
という考え方が必要です。
 というわけで、full moonさんが総合点として、最優秀賞になりました。
 水さん・真湖さん・シュニオンさんは、自分がわからない内容について、
ある程度のデータや反証を集めてのぞんでいて、
部分的にfull moonさんの論文よりも優れているところもありました。
非常に悩みましたが、総合点で優秀賞となりました。
優秀賞は2人の予定でしたが、どれも優れていたため、3人にしました。
もし本が足りなかったら、シュニオンさんには「風水学園」の別の巻が届くかもしれません。
ごめんなさいね。
 スズメさん・渚さんは、センスだけなら優秀賞に匹敵する論文だったのですが、
内容の完成度が低かったので努力賞になりました。
もう少しいろいろなデータを集めて書くと、きっと面白い論文になったと思います。
 羅奈さんの論文も、非常に科学的な「数値化・現象の単純化」に満ちた、
すばらしいものでした。主観にとらわれず、現象を客観的に見ることができると、
その本質がわかります。
最終的に何に興味がありどうしたいのかがわからない文章だったので努力賞になりました。
 響古さん・凛の真純さんの論文は、疑問や、今までに聞いた知識からもう一歩踏み出して
自分なりの「考察」にいたっていると、最優秀賞にもなるような面白い論文になったと思います。
 審査員特別賞のキイナさんは、科学というものの方向性を、しっかりとつかんでいます。
どんな分野でも、興味のあることを、あきらめずに追求していけば、
必ずその道の専門家になれるでしょう。

 他の人も、それぞれに面白い疑問を持っていました。その疑問のほとんどは、
百科事典を読むと解決できる問題なので、もし興味があったら読んでみてください。
人に聞いてわからないことは、そのままにせず、百科事典などで調べるようにすると、
自分が知らなかったことに興味が湧いてくるかもしれません。
そうでなくても、人と話すときに、話題が豊富になるでしょうし、
ふだんの生活の中で身を危険から守ることもできるでしょう。

 論文は自分の意見をいかにストレートに書くかが勝負です。
中学校までは作文しか習いませんが、たとえばテストで「自分はなぜそう思うか」と説明するときには、
お話の流れのようなものは省いて、自分の意見だけを書くでしょう。それが論文になります。
 高校・大学で「レポート」を書く場合は、この論文能力が必要になってきます。
そして不思議なことに、論文の書き方は高校でも大学でも、習わないのです。
いきなり「レポートを提出してください」と言われて困る人が多いので、
少しずつ、作文ではない論文の書き方にも慣れておくと、いいかもしれませんね。



73 【なんとか・・・・】 full moon


女性 学生 14歳 AB型 ★ 2005/03/31(Thu) 23:02

『私のやりたいこと』

もしも私が科学者になったら、私はなにを研究するでしょう。
きっと、人間の脳の研究をすると思います。その中でも、「想像をする」という仕組みを
研究してみたいのです。

私たちは頭の中で、自分の思っていることを映像として思い浮かべることがあります。
それはいったいどこから生まれてくるのでしょうか?
そして、思っていることによって脳の使う器官が変わってくるのでしょうか?
想像をするものによって、脳からどんな信号が出るようになるのでしょうか?

きっとこの謎が解明されれば、いろいろなことに使われることになるでしょう。
想像したことをそのまま映像として出せるような機械や、想像どおりに動く人形など、
使えることはいくらでも出てくるでしょう。
でも私がこれを研究したいなと思ったのは、先日、テレビで地雷の特集番組を見たことから
思ったことです。
地雷は昔、醜い戦争で勝つために造られ、今も地中に埋められ、
爆発したりするまでなくなることはありません。そして、それは人々に多くの被害をもたらしています。
足の無くなった人、腕の無くなった人――。そんな人たちの懸命に生きる姿が映像の中にはありました。
私はそんな人たちの第二の腕や足を作ってあげたいのです。
自分の想像どおりに動かすことのできる物を。

人類は昔、いえ、今も過ちを犯し続けています。
それの多くは科学による発見を間違ったように使ったものです。
私たちは、その罪を多くの時間をかけて償っていかないといけないでしょう。
もし私たちの想像を形にすることができ、そしてそれが、その罪を償っていく
ほんの少しの手助けになれば、1つの喜びになることでしょう。
これが、もし私が科学者になったら研究したいことです。そして、未来に達成して欲しい研究です。

【夏緑より】
 脳がものを考えるのは、脳の神経回路の中に電気が流れるからで、
コンピューターと似た仕組みです。ですから死ぬと、電気が作られなくなるので、
回路も止まってしまいます。考えることや記憶の内容によって、電気が流れる回路が変わります。
脳細胞は年をとると死んで減りますが、この神経回路は年をとるほど複雑化します。
だから若者のほうが老人より脳の働きが必ずしも良いわけではありません。
脳の神経回路を複雑にするのは、訓練です。勉強すれば賢くなるわけです。
 サイボーグ手術は医学部や工学部で研究されています。しかしサイボーグ手術のまえに、
地雷を検知するためにも科学が役立てられています。
 脳の研究は大脳生理学です。脳に電極をさして研究したりします。
脳は現在、一番注目されている研究分野なので、これから10年ほどのあいだに、
きっとさまざまな発見があるでしょう。


72 【ぎりぎり・・・】 水

女性 学生 14歳 AB型 ★ 2005/03/31(Thu) 21:47

『私ならきっと・・・』

科学者にもしも私がなれたならきっとこのことを調べると思います。
それは、『人と自然災害』
地球という星に生まれた以上私たちは、地震、竜巻、洪水、津波、台風、などの
自然災害をさけて通ることはできません。
つい最近の災害では、スマトラ沖地震や新潟地震がありました。
スマトラ沖地震では、地震によって津波がおこり、多くの人が犠牲にあいました。
そして、この頃は関東大震災が十年以内にまた発生すると騒がれてます。
また、去年の夏には台風が日本列島を横断し、洪水が起こり家が流され大変な被害がおこりました。
竜巻にいたっては、日本ではあまり発生しないのですが、
アメリカでは毎年おおくの竜巻が発生しています。
そんな、避けて通れない自然災害。
私は怖くてたまりません。そんな自然災害科学の力でどうにかできたらどんなにいい事でしょうか?
自然災害を止めることはできないかもしれませんが、自然災害から身を守ることは
科学の力でできると思います。
自然災害からおびえることのない、平和な地球になったらとってもいいですよね?
なので、私は科学者になったなら人が自然災害におびえることのないように、
『人と自然災害』について研究したいです。

【夏緑より】
 自然災害の研究は、理学部で行われています。地震を観測したり、台風を観測したりして、
そのパターンを見つけ出し、防災に役立てるというものです。自然災害から身を守るため、
科学を活用しようとしていますが、まだまだわかっていないことも多いため、
どうしても100%確実な予想はできません。これから、その予測の精度を上げていくことが、
科学の課題です。地震・台風・気象などについては、高校1年生で詳しく習うと思うので、お楽しみに。


71 【科学者になるなら】 キイナ

女性 学生 13歳 A型 ★ 2005/03/31(Thu) 18:35

私が科学者になるなら何の科学者になりたいか、それは、わかりません。決められないのです。
だって、宇宙にも興味はあるし、動物、植物は大好きですのでその研究もしたいし、
身近なことで疑問に思ったりすることもたくさんあります。
これは科学じゃないかもしれませんが、不思議なことやロマンを感じることも好きなので、
神話や伝説、ピラミッドや遺跡、アトランティスやムー大陸など、そんなことにも興味はあります。
大体、この世界が存在すること自体、本当に不思議です。
なので、どんなことを研究したいか、この論文をかくにあたって考えているうちに
よくわからなくなってきました。
科学が発展することは悪いことではないと思います。でも、科学が発展して便利になったぶん、
問題もたくさん出てきます。その問題点をどうしていくか、その解決策をかんがえる科学者が
いいのかもしれません。
でも、やっぱり好きなことを研究したいです。
私は、何の科学者かはわからないけど、自分の興味があることで、やりがいがあって、
没頭してできること、そして、今ある問題点を少しでも良くしていけることを研究する
科学者になりたいです。

【夏緑より】
 世界の存在のふしぎは宇宙創生ですから、理学部。
 ピラミッドや遺跡などは歴史・考古学ですから文学部。伝説の大陸についても同様です。
 ムー大陸は作り話ですが、アトランティス大陸の伝説は現実にあった小さな島の沈没だったと
言われています。聖書に書かれたノアの洪水も、作り話ではなく現実に起こったことが
わかりつつあります。考古学・人類学など、文学部で研究できます。

70 【セーフです。】 あややん

女性 学生 13歳 B型 ★ 2005/03/31(Thu) 15:24

 「わたしが科学者になったら」
 
 わたしが科学者になったら、研究したいことがたくさんあります。
その中で、一番調べてみたいことについて話します。
 それは、「未来の地球について」です。
 たとえば、ロボットで見てみましょう。
 今、どんどん進化していくロボット。人の形をしたものや、そうでないもの。
色々なロボットがあります。
 ロボットは、これからも進化し、人間に近づき、やがて、人間を超すでしょう。
 今、すでに、機械は人間になくてはならないものになっています。自分で命令をくだしたり、
自分でそうさしています。
 しかし、ロボットが、自分達で考え、判断するようになったらどうでしょうか。
 ロボットが、自分で考えるようになり、自分の思う通りに行動するようになれば、
わたし達にとって、ロボットは「恐怖を与えるもの」になってしまいます。
特に、ロボットが「地球が滅びないためには、人間を消すこと」と判断したら、どうなるでしょう?
 人間は、地球の環境を壊し続けています。森林伐採、温暖化、オゾン層の破壊。
どれも、他の生物ではなく、人間が、自分の手でやったことです。
人間は、自分の手で、気付かず、もう自分の首をしめているのではないでしょうか。
 未来、どのくらいのロボットが、人々の生活に絶対的に必要になり、
自分で判断するようになるか。
 どのくらいしたら、ロボットは人間を超し、人間を必要としなくなるか。
 そして、そのとき、わたし達人間は、そのときにどうすればいいのか。
 いつ、地球は人間を捨てるか。
 それは、未来を作っていく子供であるわたし達が、一人一人自覚し、考えなければいけません。
ロボットがわたし達の存在を邪魔に思うようになる前に、地球も守っていかなくてはならないのです。
 つまり、「地球を守りながら、科学の発展」という問題にぶち当たっているのです。
 いつか、はるか未来かもしれませんし、もうすぐそこかもしれない未来が輝くには、
わたし達が地球を守っていかなければならないのです。

                        
【夏緑より】
 環境問題を改善するには、理学部・工学部・農学部などで、省エネ・クリーンエネルギー
代替エネルギーその他の研究開発ができます。

68 【人間とロボット】 梨香
女性 学生 13歳 A型 ★ 2005/03/30(Wed) 16:48

【人間とロボット】

人間とロボットの違いとは何だろうか?
感情を持つ、持たない。原材料。作った方と、作られた方……。
この他にももっと沢山の違いがあると思うが、私が思う最大の違いはこの二つだ。
材料があっても作れない方と、材料があれば作れる方。
絶対にやり直せない方と、何とかすればやり直せる方。
人間の体の材料を集めても、誰も人間は作れないが、ロボットの材料を集めたら、
専門家ならロボットを作れるだろう。
また、人間の心臓が止まってしまえば、心臓を後から取り替えたって動かないが、
ロボットの重要な部品が壊れても、取り替えればまた動くだろう。
私は思う。いつかこの違いがなくなってしまう日がくるのでは、と。

私は去年、母方の祖父を失った。あまりに、突然だった。
離れて暮らしていたせいか、驚きのあまり私は通夜の日も葬式の日も泣けなかった。
祖父を棺に入れる前、祖父の顔は今にも起き上がりそうなほど、生きているように見えた。
でも、それでも、もう動くことはなかった。

映画やドラマで、たまにこんなシーンがある。
亡くなってしまった人が生き返ったり、傷口が自然とふさがったりするシーン。
これは、今の人たち、あるいは過去の人たちが未来へと望んでいる一つのことなんだと思う。
しかしこのようなことが実際自分の目の前で起こったらどうなるだろう?
私は、精神的についていけない。きっと、拒絶する。

私は、祖父のことをきっかけにこのようなことを考え、そして他の人たちの思いが
いろいろなところに表れているのを見つけた。
映画、ドラマ、本……それらは空想の世界でしかないが、常に私たちに影響している。
人間は、いつだって理想を追い求めているのだ。
ギリシャ神話の中のイカロスは、空を飛んでいるときに父の忠告を忘れ、
太陽に近づきすぎて翼を失う。
だがこの話は、大昔の人の空への憧れで、私たちは空、宇宙へ行くことに成功し、
その憧れを現実へとかえた。
人間は憧れを現実へと変える力を持っている。
だが、その力は、私たちに便利なものだけを残していくのではない。

だからこそ、私が科学者になったら科学の残した罪を、科学によって償いたい。
人は科学によって沢山の理想を追い求め、そして叶えてきた。
しかし、あまりに主観的になりすぎて、発展した技術も残してくれたが、
さまざまな問題も私たち、後世の人々に残していったのである。
それが今日問題になっている酸性雨や地球温暖化などの環境問題、
そして、核などの大量破壊兵器だ。

人はこれからも科学によって沢山のことを得て、そして失うだろう。
そんなとき、私には何ができるのだろう?
私の体は人間の体で、時が経てば老い、ロボットのように部品を替える、
移植手術をしてもいつかは動けなくなるだろう。
その時まで、私はできる限りのことをしよう。
小さなことでも、やがては大きな結果を生むだろう。
いつの日か、科学が残した罪が科学によって消え去った地球を見るため、
できることを私はやろう。


【夏緑より】
 サイボーグ手術は発達していて、人工関節・人工骨のようなものから、
弱った筋肉のかわりをするパワードスーツや、人工の目まであります。
医学部・工学部で研究できます。


65 【『身近な疑問』】 姫子

女性 学生 12歳 O型 ★ 2005/03/28(Mon) 19:09


『身近な疑問』

私がもし、科学者になったら「身近な疑問」の研究をしたいです。
もちろん、他にも天文学なんかも研究したいと思います。
でも、身近な疑問を研究するのも、楽しいことではないか、と思いました。

その、身近な疑問の1つが「しゃっくり」です。

まず、しゃっくりの疑問の1つ目は、どこから出るのか、です。
咳は、のどの毛のようなものが、ほこりなどを体内に入れないためにするものです。
この場合、咳はのどからでるものですね。
では、しゃっくりはどこからでてくるのでしょうか?

次に、2つ目の疑問です。
しゃっくりがでるのに、なにか意味はあるのでしょうか?
咳はさっき書きましたように、ほこりなどを体内に入れないためにします。
では、しゃっくりは、なんのためにするのでしょう?
しゃっくりをすると、なにか体などにいいことがあるのでしょうか?

最後に、3つ目の疑問です。
しゃっくりを、確実に止めることのできる方法はあるのでしょうか?
また、それはどんな方法なのでしょうぁ?
先日、私の友達がしゃっくりが止まらなくて、苦労していました。
そんな友達を、確実に助けてあげられる方法はないのでしょうか?
いろいろと、止める方法を聞いたことはありますが、どれも確実なものではありません。
しゃっくりが止まらない人を、おどかして止めるのも、本人がおどろかなくて
止まらないことが多いのです。
それに、「しゃっくりが止まらない」としゃっくりをしている人が言うと、
言われた相手がおどろかすのが目に見えていて、分かってしまうことがあります。
他にも、だれかに鼻をつまんでもらって、水を飲ませてもらうなど、いろいろな方法がありますが、
私は確実に止まる方法を、まだ聞いたことがありません。
ぜひ、それを実験して、調べて、本を書いて、世の中のいろいろな人に伝えたいです。

他にも、身近な疑問はたくさんあります。でも、これは研究した科学者や、
科学に興味がある人など、ある一部の人だけが知っているのでは、あまり意味がありません。
私は、身近な疑問を実験して、それを書いて本にして、世の中のいろいろな人に伝え、
役立ててほしいのです。たとえ、しゃっくりを止める、という普段役に立つことでなくても、
身近な疑問を解決したりするのは、楽しいことだと思うのです。
そして、これをきっかけに、科学に興味をもってくれたら素晴らしいと思います。

なので私は、科学者になったら「身近な疑問」を研究し、世の中の人に伝えたいです。


【夏緑より】
 しゃっくりについても、身近な疑問として、本になっています。
 しゃっくりは横隔膜がケイレンすることによって起きます。
ケイレンをおさめてやれば、しゃっくりはとまります。
 それはともかく「しゃっくりに意味があるのか?」という問題になると、
「のどちんこは何のためについているのか?」と同様、突然難しくなりますね。
しゃっくりは横隔膜のこむらがえりのようなものかもしれませんが、
おなかの中の赤ちゃんは、しゃっくりをすることで肺が強くなると言われています。
どんな現象にも意味があって、その現象が生存に有利だからこそ、形質として残ってきた……
と考えるのは、進化論です。まずは「からだのひみつ」のような本を読んでみましょう。

63 【地球のために・・・。】 カノン

女性 学生 13歳 B型 ★ 2005/03/28(Mon) 17:43

『Let’s save the Earth!』(地球を救おう!)

私が科学者になったら調べてみたいこと。それは、環境―特に、酸性雨についてです。

私は、洋物のファンタジーや、クラシック音楽、はたまたホームズやポワロなどが好きなので、
ヨーロッパにとても興味があります。
そんな中、私はヨーロッパの自然や建築物に大きな被害を及ぼしている『酸性雨』を知りました。
調べたところによると、『酸性雨』というのは、ph(水素イオン濃度といって、
酸とアルカリのバランスで決まる。ph7.0が中性、数値がそれ以下になると酸性が強くなり、
異常になるとアルカリ性が強くなる。)が5.6以下の雨のことを指すそうです。
この雨のもたらす被害は甚大で、例えば、スウェーデンの方では、湖が酸性化してしまって、
生き物が一匹もいない『死の湖』となってしまっています。また、森林を例とすると、
ドイツ、チェコ、ポーランドの国境地帯には、『黒い三角地帯』と呼ばれる
ヨーロッパ最大の酸性雨による森林破壊が広がっている地域があるらしく、
ポーランドの森は21世紀中に全滅する、とも言われていて、現在も警戒中だそうです。
建築物では、ギリシャのパルテノン神殿などにある、大理石で作られた人などの顔が、
だんだんのっぺらぼうになるなど、その被害は数えていたら埒が明きません。
それに、国内では、栃木の足尾鉱山付近の酸性雨の被害、そして何より、
日本はアジア大陸のそういった酸性雨による有害物質などを全て被ってしまうらしいのです。
そうしたら、もうこれは人事なんかじゃありませんし、世界的な問題だと思うのです。
さて、こんな恐怖の酸性雨(別名・緑のペスト)の原因は、イオウ酸化物とチッ素酸化物。
いわゆる車の排気ガスや、石炭を燃やす時の煙などです。これは、大気汚染の原因でもあり、
温暖化の原因でもあります。つまり、紐解いていけば全ては関連しているのです。
私はもう、「このままじゃヤバイ」の一言しか言いようがありません。
例えば、京都議定書。あれは「温暖化を抑えるために、二酸化炭素を減らしましょう。」
というものですが、世界一の二酸化炭素排出国、アメリカは参加しない、と言っています。
また、今の時代には電気で走る車もあれば、ソーラーカーなるものもあるというのに、
なぜガソリン車を使うのだろう、と思ったりもします。
そうすれば、今無くなりかけている石油を温存することも可能だろうし、
排気ガスが減って、酸性雨も減って、大気汚染も軽くなると思うのです。
けれど、そう簡単に人の努力でポンポンよくなる範囲には、もう留まっていないと私は思います。
なので、私が将来科学者になったら、そこに「科学の視点」で切り込んでいきたいと思うのです。
今の技術では、一度酸化してしまった湖は元に戻らないらしいのですが、
それを中和して、元のように魚の住めるような環境にするための薬品などを開発して、
『死の湖』を再び『生の湖』にしたいと思うのです。
人の努力の他にも、科学の分野でも酸性雨や大気汚染などを進ませない方法を見つけて、
これ以上地球を苦しめないようにしたいです。

【夏緑より】
 文明が暴走すると環境が破壊されます。そして文明も滅びます。
文明を滅ぼさないように繁栄させつづけるためには、科学が必要です。
人類の意識も必要なのですが、環境より経済を取ってしまいます。
この場合、環境に配慮できるぐらい経済的にできるよう科学の力で努力することが必要になります。
理学部・工学部・農学部で研究できます。


60 【言葉】 恵実

女性 学生 12歳 AB型 ★ 2005/03/24(Thu) 19:53

 「言葉」
 人間と猿の違う所。
 ・二本足で直立して歩く   ・道具の製作
 ・火の使用         ・言葉の発達

 この事を聞いて、私がよかったなぁと思った事は「言葉の発達」です。
もしも、人間が喋らなかったら自分の思いが伝えられないし、友達の考えも分からない。
とても孤独だと思ったからです。

 言葉は人を励ます事も出来ます。悲しい事があった人に「大丈夫」と言葉をかけれます。
逆に励まされたりしあって、仲良くしていけるのです。

 でも、怖い所もあります。人に暴言を与えることも簡単に出来てしまうのです。
暴言をされた人は、2度と人を信じられなくなる事もあるのです。

 だから私は科学者になったら、この「言葉」について調べたいと思います。
 なぜ「言葉」は、発達したのか?
 言葉でどこまで人の感情を伝えられるのか?

 この調べた事が世界平和の一歩になれるように・・・


【夏緑より】
 ことばの発達の研究は、文学部言語学科や心理学科。
心理学科では精神と言葉のかかわりを研究できます。
言語学科ではさまざまな言葉の語源をさぐることで、人類最初のことばを探すこともできますし、
民族の移動を知ることもできます。


46 【宇宙について】 千鳳

女性 学生 14歳 A型 ★ 2005/03/20(Sun) 17:52

『この世の果て』

私は小さい頃から外国とか宇宙とかにとてつもない憧れを抱いていました。
それは、昔から科学館などに連れて行ってくれた母の影響が強いと思います。
そんなだから、物心ついたときには「宇宙の果てはどうなっているんだろう?」と考えていました。
だから大人になったらそういう事を調べてみたいと思う気持ちがすごくありました。

私の考える『宇宙の果て』というのはたくさんあるけれど、
1つは宇宙そのものが地球のような惑星であるというものです。
宇宙という惑星がたくさん存在していて、私たちはその中の1つの惑星(宇宙)にいるのでは
ないかなあと考えた事があります。

2つめは宇宙の果てを飛び出したらもう1つの宇宙にワープするという考えです。
そこには私たちの宇宙からは考えもつかないような宇宙が存在しているのではないかなあと思います。

3つめは、これは少し本の物語の世界のような考えになってしまうと思います。
宇宙は私たちの住んでいる世界ですが、宇宙という存在自体は変わらなくとも、
たくさんの『宇宙』というものが存在していてその世界(宇宙)の常識が違うということです。
例えば、私たちの世界にはない魔法もちがうせかいでは使えたり・・・ということです
(1つめや2つめとかぶってしまうのですが;)。

しかし、どの答えでも人間は『この世の果て』を知ったときに絶望を感じると思います。
それでも、私は『この世の果て』を知りたいと思います。

【夏緑より】
 宇宙はいくつもあるかもしれません。宇宙創生については、いろいろ考えられています。
+・0・−の間を揺れ動く存在が、たまたま+で固定され爆発して宇宙になったという考えがあります。
とすると、別の偶然でマイナス宇宙や、虚数(きょすう)宇宙ができているかもしれません。
素粒子学などとも絡んだ、非常に難しいですが面白い問題です。理学部で研究できます。

55 【かがくしゃになったら..。】 コイチゴ

女性 学生 13歳 O型 ★ 2005/03/23(Wed) 14:09

私は科学者になったら、人の心についてを調べたいです。
何故かというと、人の表情に不思議を感じたからです。
人がもつ表情は無限にあります。

まず、喜・怒・哀・楽・無。
幸福、期待、照れ、希望、愛、安らぎ。
不安、焦り、悲しみ、恐怖、痛み、絶望。

まだまだ、数え切れないほどあります。
どの人も他人とは違う表情をもっています。
表情、それは心をうつしだす鏡だと思います。
感情を表に出す窓口なのです。
そして様々な感情を生み出しもします。
他人に、自分に。


ですが、時に傷付けたり不快感を与える表情もあります。
偽りの表情でかくすこともあります。
私はそこで表情は人を隠す仮面にもなる、武器にもなる。
そう思うのです。

人は表情を妬んだりもします。
無、の表情ならどんな偽りも隠す事ができるのに。
無、の表情ならこんなに辛くもならないのに。
・・…………と。
人は表情に喜びを感じもします。
無、ではないからこんなに喜びが感じられる。
無、ではないから自分を伝えられる。
……………と。
人の表情とは不思議なものだ、そう思いました。
そして、人とは不思議なものだ、そうも思いました。

周りにはたくさんの不思議なものがあります。
しかし、1番不思議なものは人間ではないでしょうか。
だから私は人について調べたいのです。


【夏緑より】
 人の心を研究するのは、主に文学部(心理学科)・医学部(大脳生理学科)です。
 人が他人の表情を見て嬉しくなったり不快になったりするシステムは、
心理学で研究されています。ゲシュタルト心理学といいます。

54 【癌の特効薬】 ルル

女性 学生 11歳 O型 ★ 2005/03/23(Wed) 12:57

 癌の特効薬
日本人の死亡原因の30%は、癌による死亡です。
なぜこんなに癌で亡くなる人が多いのか??
その大きな理由として、癌の特効薬がないことが挙げられます。
私は最近、「癌の特効薬が発見されれば、たくさんの命が助かるのになぁ。」
と、考えるようになりました。
ですから、私が科学者になったら、癌の研究をして、特効薬を見つけます。
そうして、たくさんの命を救うことができたらいいと思います。


【夏緑より】
 ガンの薬には「抗がん剤」「インターフェロン」など、さまざまなものが出来ています。
 また、ガンは今では治療できる病気になりつつあります。
 ガンの特効薬の研究は、薬学部か医学部です。

50 【虹】 アップル

女性 学生 11歳 O型 ★ 2005/03/22(Tue) 13:54

「虹」
私は科学者になったら「虹」について調べたいです。
理由は虹には不思議に思っている事がたくさんあるからです。
分かっている事は2つだけなのです。
虹は、大雨から晴天になった時に現れる。虹は七色。
もし、私が科学者になったら大変ですね。調べたい事がたくさんあるから。
 まず、「虹の形はなぜ主に半円なのか。」です。私が見た虹は半円ばかりです。
でも、1度だけ円の形の虹を見たのです。とても良く晴れた夏の日でした。
幻だったかもしれないけれど円の形の虹。これも不思議ですね。
次は「虹はどうしてすぐ消えるのか。」虹は、すぐ消えてしまいます。
でも、どうしてすぐ消えるのか。ずっと消えなくてもいいのに。
こうして虹に不思議を挙げていくと分かっていたはずのことも不思議に思えてきました。
まず、「七色という色の事。」私の見てきた虹は決まった同じ色ばかりでした。これが不思議です。
もう1つは「虹の色の順番は入れ替わったりしないのか。」も不思議です。
私は最近虹を見れてません。なので覚えてないのです。虹の順番は変わる物なのかを。
最後になぜ「大雨から晴天にならないと虹は見れないのか。」です。
これは特に不思議です。いつもこのパターンですから。 
このような虹の不思議を私はしりたいです。


【夏緑より】
 虹ができるのは光が屈折するからで、小学校のうちに習うと思います。
円の形の虹を見たいときは、夕方、太陽に細かいキリのようなシャワーを向けてみましょう。
きっと見えますよ。ほかにもわからないことがあったら、いい機会なので、
学校の先生にどんどん質問して、疑問を解決しましょう。
 私のある疑問は、小学校の先生にも中学校の先生にもわからず、
高校の先生に聞いてやっとわかりました。先生にわからないときは、
ほかの先生に質問して、徹底的に知るのもいいですね。

32 【時間について】 マイム

女性 学生 12歳 O型 ★ 2005/03/15(Tue) 21:33

時間について

私が科学者になったら、まず時間についての研究をしてみたいです。
時間には三つ種類があります。過去、現在、未来です。
私が気になったのは、今日からすれば昨日は過去であり、明日は未来です。
では、もし明日になったとします。今日は過去であり、明日は現在となるわけです。
ややこしいですが、わかりづらかったら言ってください。

私が言いたいのは、現在と呼べるのがいつにあるかで、見方が変わってしまうと言うことです。
今、明日だと思っている日は、明日になれば今日になっています。
今、昨日だと思っている日は、昨日までは今日だったということです。
私たちは、未来や過去のことを考えながらも、いつも現在を生きています。
そのとき未来だと思っているときになってしまえば、未来とはまたその先です。
ほんの一秒先も、ほんの一秒前も、今ではないのです。ほんの一瞬の今を大切にしようと思います。

【夏緑より】
 強い重力がかかると、時間の流れはゆるやかになります。
また強い重力は空間をねじれさせます。
空間の距離が時間です……といっても何がなにやらサッパリでしょう。
この問題は、相対性理論という理論で説明されます。大学では理学部で研究できます。
かなり数学ができないと理解することは難しいのですが、
わかりやすい入門書(でも難しいけど)も出ています。
講談社ブルーバックスの本を読んでみるとどうでしょう。不思議すぎて頭がグラグラするかもしれません。

47 【「ヒトのカラダ」】 すいか

女性 学生 13歳 B型 ★ 2005/03/20(Sun) 21:35

「ヒトのカラダ」

人間って、いくつもの細胞と血球でなりたっているようなものだ、と私が思ったのは、
6月に行った「ブタの解剖」でのことだった。
朝一番に私の学校に引き取られたブタは、そのときにはすでに死んでいた。
ちょっとグロい話になるかもしれないけど、私が思い浮かべる「科学者」って、
大体こんなイメージが私の中にはある。よくマンガやアニメなんかでは、
珍しい生物の解体や研究なんかで、悪役をかってでたり、
正義の味方のお仲間なんかを演じていたり。
実際、科学者が本当はどういう人たちなのかはわからないけど。
本題に戻ると、ブタの体はヒトの体とよく似ているらしく、
理科担当の先生が細かく内臓を見せながら説明していた。
小腸を私達にもたせて、その長さが実際どれくらいあるのかとか、肺が膨らむ様子だとか、
気持ち悪くて耐えられないことばかりだったけど、まあ良い勉強にはなったかもしれない。
内臓器官の様子を、ブタで説明してくれたけど、ヒトの体はどうなっているんだろう。
そりゃあブタと同じ構造かもしれない。けど、ブタ以上にヒトにはなにかあるのではないだろうか。
個人的なはなしになるけど、私は父親が嫌いだ。口うるさくて、自己中心的で、
たのんでもいないことをやって一人ぶすぶす怒っていたり、
とにかく13歳の娘が喜んで接するような親ではない。
だけど、親子の縁はきれても「家族の縁」はきれない。つまり、「DNA」が私の体の中にある限り、
父親とは死ぬまで「家族」としていきていかなければならないのだ。
私は本気で考えた。
なんで「DNA」というものが存在するのだ、と。
そもそも、「DNA」とはなんなんだ?単細胞とか脳細胞とか、細胞系のものなのではないのか?
今のバカでテストの点数もろくに良い点がとれない私がいくら考えたって結論づくせない課題である。
もしも科学者になったとしたら・・・・・それは、夏緑先生と同じく、
「DNA」について研究しているかもしれない。
それは、私が「もしも」科学者になったら、という一種の可能性が成り立ってできること。
もし私がこのままバカであり続けたら、もしかしたら、なれないかもしれない。だが、
その可能性を信じて、利口になることができたなら、この課題について調べたいと思う。


【夏緑より】
 「遺伝子・DNAのひみつ」を読むと、すいかさんの疑問のほとんどは解消できると思います。
からだの秘密のようなことを書いている本を読むのもいいですね。

45 【初挑戦です】 真湖

女性 学生 13歳 A型 ★ 2005/03/20(Sun) 14:58

〔 注射 〕

注射。
それは、私がとても苦手な物。
だから私は、幼い時からずっと思い続けてきた。
「注射を打たずに、風邪を予防することはできないのだろうか」と。
そして、その思いは13歳になった今でも変わらなかった。
私がもしも、科学者になって研究をするとしたら、
予防注射のかわりになる、予防薬を作りたい。
小学校高学年から飲めるような錠剤だけでなく、
小さな子供も飲めるような粉薬や、シロップのような薬作りにも挑戦したい。
なぜかというと、世の中には、薬が大嫌いな子供は大勢いる。
そんな子供でも、両親の手をわずらわさずに飲める薬を作りたいと思ったからだ。
今あるような苦いシロップではなく、なんの味もしない、飲みやすい薬を作りたい。
もしも味がしない薬が出来れば、たとえ薬が大嫌いな子供でも、
大好きなジュースやスープにいれて飲ませることが出来る。
そうすれば、その子本人も、その子の両親も、なんの苦労もなく薬が飲める。
そして、その子は痛い思いをせずに風邪を予防することが出来る。
私は、そんな薬を作る研究をしたい。

【夏緑より】
 現在は、注射のかわりに、貼るだけで皮膚から吸収される薬剤が開発されています。
 心臓病の薬や、禁煙する人がはるニコチンパッチなどです。
 しかしまだ、注射でなければならない薬も多くあります。それらも貼るだけでOKになれば、
医療事故は格段に減るでしょう。大学の医学部・薬学部などで研究できます。

44 【いとなみ】 羅奈

女性 学生 13歳 O型 ★ 2005/03/19(Sat) 16:15

【いとなみ】

私はふと思うときがある。
みんなは本当に、生きているのだろうか?
本当に生きているのは人間だけで、他はみんな、
人間を成長させるためのロボットではないのだろうか?
そう思ったわけは人間以外の生き物には、感情がないように思えるから。
人間は泣くし、笑うし、怒ったりもする。
でも生き物の感情はわからない。
例えば、蜘蛛(くも)は自分が愛したオスの蜘蛛を、食べてしまうと言う。
私たち人間にとって、ありえないことをするのだ。

人間は、生き物のなかで一番知能が発達している、とどこかで聞いた。
けれどその人間も、生まれたばかりの赤ん坊では快・不快しかわからないのだという。
ありんこに感情はあるのだろうか?

私が食べているスナック菓子の破片が地面に落ちた。
するとありんこが寄ってきて、それを自分の巣へと持っていこうとする。
ありんこにもこの美味しさがわかるのだろうか?
スナック菓子の破片があまりにも大きいせいか、ありんこは自分の巣へと持っていくのをあきらめ、
代わりに毛虫の死骸をはこぼうとしていた。
そんなものより美味しいのに・・・
毛虫の味は私にはわからない。
ありんこにも、きっとこのスナック菓子の味はわからないだろう。

ありんこが私の手に乗っかってきた。
振り払おうと手を激しくふると、ちくっという痛みがはしった。
ありんこに噛まれたようだ。
ありんこも、振り払われるのが嫌だったのかもしれない。
お互い様・・・なのだろうか?

人間の祖先はアウストラロピテクス。
社会科の時間で勉強した。
人間はこの先も進化するのだろうか?
もし進化するのなら、足にローラーがついてほしい。
そうすれば、遅刻したときも猛ダッシュせず、すべっていけるから楽なのに・・・
ありんこは?
もしもありんこが進化して大きくなったら、私は見たとたん泡をふいて失神するだろう。
毛虫は?
毛虫が進化して大きくなったら、それこそ世界ノ危機と感じてしまう。
でもさなぎから孵ったチョウの背に乗って、世界一周旅行をするのも悪くはない。
むしろ最高だ。


数学と理科が苦手な私にはムリな話だろうけど、もし科学者になったら、
生き物の『進化』と『心』の科学について研究したい。
過去の進化の様子をもとにして調べ、未来の進化の様子をレポート用紙にでもなんでもまとめるのだ。
それが、私が科学者になったらしてみたいこと。


【夏緑より】
 人間や生命や宇宙というものを、ファジーで神秘的なものではなく、
誰にでもわかる数値に直してその法則を見出すのが科学です。
 そのため、科学は時に冷淡に見られます。しかし、ニュートンは様々な法則を発見しましたが、
それは神を否定するのではなく、神が与えたパズルを解くことで神のことばを発見しようとしていたのでした。
 心については、文学部心理学科・医学部大脳生理学科・理学部で動物行動学の研究。
進化の方向性は進化学でやはり理学部です。


41 【論文「宇宙」】 夏

女性 学生 13歳 ★ 2005/03/19(Sat) 11:55

「宇宙」
誰にでも夢があるように私にも夢があります。その可能性は一つではなく、
夜空の星の数の様に無限にあるはずです。もしも私が科学者になったのなら・・・・・・・。

私がもし科学者になったのなら、天文学者になってみたい。
父は昔、天文学者を目指していたそうです。
だから小さい頃に獅子座流星雨を見に連れて行ってくれたりもしました。
そんな父の影響があってこそ天文学者になりたい私がいるんだと思います。
結局父はごく普通の会社員で普通の親です。
でも、そこから私は夢見る事の楽しさを教わったような気がします。

おばあちゃんの家に、古く大きなほこりをかぶった父の天体望遠鏡があります。
私はそれから星を眺めてみた事はありません。でも眺めてみてみたい。
もしかしたら、すごい物が見られるかもしれない。でも見られないかもしれない。
何十光年も前の光が夜空を照らします。当の昔にその星は無くなっているかも知れないのに
その光は優しく私たちに優しくささやきかけてきます。

私にとって、宇宙は可能性が秘めているそんな所です。
宇宙の神秘をちょっと覗いてみたい。誰も見たことのない宇宙を見てみたい。
これが科学者になったらしてみたい事です。



【夏緑より】
 宇宙の研究は、大学では理学部(天文学科)でできます。
プラネタリウムの学芸員さんに話を聞いたり、宇宙の本を読んで、知識を深めるといいですね。

36 【私の研究したいこと】 朱音

女性 学生 14歳 O型 ★ 2005/03/16(Wed) 19:46

私の研究したいことは人の心を感動させるものについてです。
昔から人は感動することを求め、感動を追及する事によって、文化を形成してきました。
特に音楽、演劇、文献などは古代ギリシャなどの古い時代でもあったということが発見されています。
なぜきっと生きることが精一杯だったじだいに、生きることには直接関係のないことが
うまれたのでしょうか?
私はそれは右脳と関係があるのではないかと思います。
音楽は、右脳を主に使って聞いているといいます。
演劇も、言葉を覚え理解するのは左脳ですが、言葉のリズムや相手に共感するというのは
右脳だと思います。
本を読むことも、左脳を主に使っているのではないかと、思いがちですが本を読むことによって風景や、
主人公の気持ちをイメージすることで感動するのだからやっぱり右脳で感動しているのだと思います。
右脳を主に使っている人は左脳を主に使っている人より長生きするという資料を
私は前に見たことがあります。
これだけで感動する=右脳を使う=長生きということにはできないけれど、
何か関係があるということには間違いなさそうです。
私は感動するときに、脳の中で何が起こっているのか、それが起こることで結果的に
何が変わるのかということをたくさんのデータをとってつきつめてみたいです。

【夏緑より】
 有名なラスコーの壁画は、原始人が「ひまつぶしに」書いたものだと言われています。
芸術は「ひま」や「遊び」から生まれました。
 では「遊び」とは何なのか。そこが、わかっていません。高等な動物は「遊び」をします。
サルは夕陽に感動します。
 感動とは生きるために必要なのか、それともむだな「遊び」なのか。
医学部(大脳生理学)・理学部(動物行動学)・文学部(心理学・芸術学)などで研究できます。

33 【私たちの未来のために】 凛の真純

女性 学生 14歳 O型 ★ 2005/03/15(Tue) 22:35


私の使っている教科書のはじめのページにこのような事が書かれている。

〜100年前の予言〜
*新機械が開発され、暑さ寒さを調整できるようになる。
*薪、石炭の代わりに電気が燃料になる。
*葉巻方の機関車は一般的になり、列車は小さな家屋ほどになる。
(省略)
これらは1901年1月の新聞に載っていた未来予想である。
当時の人々が100年後、つまり2001年の「夢」を語っている。
21世紀をむかえて、私たちは100年後の未来をどのように語るのだろう。
技術はどのような未来を約束できるのだろう。

私は一番大切なのは最後の文だと思う。
どのような未来か。
この100年前の未来予想をした人々のイメージと、今実際ある「物」は似ているだろう。
きっと想像された「便利で快適な生活」というところはかなり近いだろう。
しかし100年前の誰が、「明るい未来が抱える深刻な問題」を想像できただろう。
あ、一人は知っている。南方熊楠だ。
夏休みの自由研究で調べた。

皆さん覚えているだろうか。
数年前、インドで、暑い日にたくさんの家が冷房を使ってしまったら、
路上で過ごしていた多くの人々が死んでしまったのを。
私はこれを聞いた時、とてもショックだった。
その時私がいた部屋も冷房がかかっていた。
こんなありがたい物が殺人機(鬼)になってしまったのだ。
外はものすごく暑かった。

最近では、SARSや鳥インフルエンザなどの病気に、私たちはおびやかされた。
突然あらわれたこれらの病気について読んだ時、なぜかダイオキシン問題が頭に浮かんだ。
そして、私はこれらの病気も、私たちの生活に欠かせない何が引き起こしている病気では
ないかと思ったのだ。
プラスチックの袋は使いやすい。しかし使い終わって燃やせばダイオキシンが発生する。
ダイオキシンが体に悪いということなんて最近認識されてきたばかりだ。
奇形児が生まれるわけをたくさんの科学者が追求していったところ、
ダイオキシンという物質が浮かび上がってきたのだ。
こんな風に考えていくとSARSや鳥インフルエンザだって、
そんな「便利な物」が引き起こしている問題であってもおかしくない。

便利な物が引き起こした問題は、挙げればきりがない。
自動車は便利だ。しかし排気ガスが21世紀の問題である地球温暖化につながる。
電力発電のために作られるダムは自然破壊そのものだ。
携帯電話やコンピューターにしても、電磁波などの問題はまだ未確認だが、なんだかありそうだ。

100年後、私たちはどのような生活を送っているのだろう。
昔の生活に戻っていたりするのだろうか。
「便利な生活を捨てて昔の生活に戻ればいい」なんていう発想は、
先進国と言われる国々に住む私たちの勝手な意見だ。
私はかつてアジアとアフリカの発展途上国に数年暮らした。
そこの人々はまだまだ「便利な生活」に触れもしておらず、あこがれている。
そんな中で「健康な生活が一番だから、このままでいい!」なんて言っても、
そこの人々には通用しない。
もっと「便利な生活」をそこの人たちは求めているわけで、
それを私たちが否定するなんて事はできない。
そうなると、新たな「攻略法」をみつけるのが一番良い方法なのだろうか。
「便利な生活」と「健康な生活」が両立できる攻略法が見つかるのだろうか。
きっとどこかに、私たちの求める21世紀の科学、攻略法はあるはずだ。
そしてそれには、今までとは大きく違う発想が必要ではないかと思う。

最近私は、「猫だましい」という本を読んだ。
犬と猫を飼っている私は、「犬」「猫」の入っているタイトルの本にものすごく惹かれてしまって、
それだけで買ってしまった本だ。
その本の最初の方で、作者の河合隼雄さんが、
「これまでの医学は体と心(魂)を分けて、考えてきた。
しかしそうすると人は魂の喪失感を感じるようになる。」
と書いていらっしゃった。
そこを読んで、「うわあ」と心の中で声を上げた自分がいた。
まるで自分が考えていた事に、ばったり出会った感じだった。
しかし私はそれをピシッと言葉にできずにいた。
そしてそれはつまり、自分の頭のどこかでは何がしたいのか分かっていたつもりだったのが、
実は分かっていなかった、ということだ。やっと分かった気がした。

もし私が何かの分野で未来を支える攻略法を考えるのならば、医学や心理学方面を考えたい。
今、体と心を切り離さず、体と心、また魂を合わせた病気の治療法は絶対必要であると思う。
そうするともしかしたら、薬で人の体を治すだけでなく、
最終的に薬を使わずとも、心身共に健康になる人が増えるかもしれない。
病気になりにくい環境を考えれば、そこに別な暮らし方が見出せるかもしれない。
私自身も体は強い方ではなく、幾度もお医者さんと薬に助けられてきた。
だからこそ、もっとそういうことについて考え、発展させていきたいのだ。
日本は自殺する人が世界各国と比べ、かなり多いと聞く。
人の心を研究すれば、そんなことがおきるのも防げるかもしれない、とも思うのだ。

今まで人類が発展させていった科学の力を借りて、私はこんな事がしたい。
自分がどんなことがしたいのかやっと分かった今こそ、私は意見が書けると思う。
大きな事でなくても、何か人のためになることを発見できたのなら、それほど嬉しいことはないと思う。
100年後の未来のために、
そしてもっと先の未来のために、
私は考え、今はできる範囲の中だけでも行動していきたい。

【夏緑より】
 科学の進歩は文明を発展させました。
しかし文明の弊害で、さまざまな環境問題が起きているのも事実です。
 なぜそれが起きるのかと言えば「中途半端な科学」のまま、文明を走らせてしまったからです。
 そして、この文明の問題を解決するのが、科学の義務なのです。
 文明で擦り切れた人の心は医学で治療されます。
公害問題も、省エネ家電・クリーンエネルギー・二酸化炭素固定システム・生分解プラスチックなどで
解決しようとされています。こちらは大学の工学部で研究されます。
 おっしゃるとおり過去への回帰や文明の放棄ではなく、
もっと前向きにそれらの問題を解決していくのが、科学なのです。

61 【Re:私たちの未来のために】

女性 無職 10歳以下 A型 ★ 2005/03/26(Sat) 09:18

うわ!かっこいーーーー!
ちょっとあなたにおしえてあげたい情報が!
南方熊楠さん(さん!?)のほかにも「明るい未来が抱える深刻な問題」を予言した人はいましたよ!
レオナルド・ダウィンチです。モナリザをえがいた人です。
ダウィンチが晩年に描いた数枚のスケッチには荒れ狂い、町を飲み込む「水」がかかれていたそうです。
これって地球温暖化のことですよきっと!
くわしくは「ダウィンチコード」という本に載ってるようです。

【夏緑より】
 過去の人が書いたものをつごうの良いように解釈するのは迷信です。

30 【世界の人々】 ハル

女性 学生 10歳以下 A型 ★ 2005/03/15(Tue) 20:59

私が科学者になったら、きっと「人間の心」を研究するとおもいます。
人間の特徴・・・それは、「争いが好き」という事だと思います。
毎日、毎日、争いばかり。
無駄に命を落としていく人々。
そんな人間を、私は見ていられません。
私は、そんな人々の心を動かす研究をしたいです。
たとえば・・・・。
感動する物語。
戦争の悲しさを歌う歌。
緑の多い公園など・・・。
上記の物を作って、人の心を動かせたらどんなにいいか。
いつか、争いのない世界が来ることを、わたしは夢見ています。


【夏緑より】
 人間の心を研究するのは心理学です。大学では文学部で研究できます。
また争いの原因は宗教や考えの違いのほか、貧困や経済格差が生みだします。
経済学部で経済を勉強したり、文学部社会学科または国際学科などで国際的な問題を
学ぶのも良いでしょう。

29 【世界がひとつになったらな】 わんこ

女性 学生 12歳 A型 ★ 2005/03/15(Tue) 20:25

わたしたちの住んでいる大きな大きな地球。たくさんの人が住んでいる。
言葉も、肌の色も、服装も、そして考えかたもちがう。
そのちがう考えかたを武力でぶつけあったりする人々がいる。
そのせいで多くの人が犠牲になっていく。
そんなことがたびたび起きている・・・。
みんなちがう世界に生まれ、ちがう世界で育った。
けれど、同じ地球に生まれた人間という大切な仲間なのである。
だから、みんなで手をとりあい、協力していけるはずなのだ。
世界と世界がむすびあい大きなひとつの世界になっていけたらな・・・。
これは、願いであるが、遠い未来、そんな幸せな日がくるだろう。そう信じていたい。


【夏緑より】
 世界の人々の文化の違いをお互いに理解するためのヒントを与えてくれるのは、文化人類学です。
大学の文学部で研究できます。

28 【宇宙の果て】 渚

女性 学生 11歳 A型 ★ 2005/03/15(Tue) 17:37

 わたしの祖母、祖父の家は、田舎の真ん中にあります。
周りは田んぼだらけで、近くの小学校には10人ほどしか生徒のいない。そんな、本当の田舎です。
 周りにはお店がなかったり、隣の家がとても遠くて好きな友達のところにいけなかったりします。
そんな時、なんて田舎って不便なんだろう、都会の方がずっといい、と思います。
でも、わたしは田舎に祖母達の家があってよかった、と思う時があります。
その時というのは、例えば夏に花や緑がたくさんあって気持ちがいいとかです。
 でも、本当に一番田舎っていいなあ、と思うのは、夜、空を見ている時です。
 わたしの家がある所は星が少なくはありませんが、多くもありません。
夜ねる時、外を見ると星が瞬いている時もあります。でも、なんだかものたりないのです。
瞬いていても、真っ黒な空にはあの星達は少なすぎる、と思うのです。
 田舎の祖母達の家に行き、夜空を見上げれば満天の星。空には数え切れないほどの瞬く美しい星。
そんな時、田舎のすばらしさをしみじみと感じます。
 そして、田舎の夜空を見ていると、ふと思うんです。
 この空は、どこまで続いているのだろう。この空を持つ宇宙の果ては、どこに存在するのだろう、と。
 当たり前のことですが、限りない宇宙にも果てがあります。
『宇宙の大きさ』を調べてみたところ、約150億光年というものがでました。
1光年が約十兆キロというものですから、やはり宇宙は想像以上の広さを持っていました。
それも、現在の宇宙のかなたは推測できていないというものですからすごいと思いました。
 わたしが、科学者になったら調べたい事。それは、『宇宙の果て』です。
 お父さんや友達に、わたしは
「宇宙ってどこまであると思う?」
とよく聞きます。友達は、肩をすくめて
「さあ」
とそろいもそろって言い返していました。でも、少し考え込んだりしてから、
「でもさ、それってなんか興味深いよね」
といってくれる友達もいました。
 特に、お父さんは
「お父さんも、それおもうんだよね」
といって、色んな事を話しました。
 そういう風に人と話してみると、もっと興味がわいて。本当に調べてみたくなります。
 宇宙の果てを誰かが知ったら・・・・・・。きっとすばらしいことだと思います。

【夏緑より】
 シュニオンさんへのお返事にも書きましたが、宇宙には果てがありますが、
その果ての向こうはわかっていません。
 宇宙の大きさについて興味を持っただけではなく、きちんとそれを調べたのは、
科学者として正しい姿勢です。
 ついでですから、10兆キロはどれぐらいの距離なのか、いろんなものに換算してみると、
楽しいですよ。そこから新しい発見があることもあります。
科学にとって数字はとても大事。ひとつの数字をいろんな角度から見直すという研究もあります。
大学の理学部で研究できます。
 

27 【こんにちは】 by スズメ

女性 無職 12歳 A型 ★ 2005/03/15(Tue) 17:25

人間…人間は時を越え、姿を変化させて生きてきました。
最初はバクテリアのように小さな遺伝子を持つ生き物でしたが、
今では優れた技術と、とても豊富な知識を持って生きています。
しかし、洞窟の中では私達の祖先が今も眠り続けています…
それは小さな微生物です。目には見えないほどの大きさです。
その微生物を人間が復活させてさまざまな研究に役立てました。

私は2億年前の自分たちの祖先がとても不思議な生物なので、
とても興味を始めました。なので、遺伝子の研究をして
私達の祖先の新たな発見をし、色々なことに役立てたいです。


【夏緑より】
 世界にはまだまだ知られていない生物がいます。また生物の化石からも、
さまざまなデータが得られます。
 スズメさんがやりたい研究は古生物学か、遺伝学になるかもしれません。
大学の理学部で研究できます。数学に強くなっておくと良いでしょう。薬学部・医学部もアリです。

25 【私たちの祖先】 響古

★ 2005/03/14(Mon) 22:36

私たちの祖先。それは,皆さんのご存じの通り「猿」です。
その猿が昔,絶滅の危機にさらされたことがあるのです。

黒板をひっかく音,フライパンをコンロでこすったあのかん高キーキーした音は
背中がぞわっとして聞きたくない音ですよね。
中には大丈夫,と言う方もいらっしゃると思いますが,
大半の人は好きになれない音だと思います。
まさに,私たちの祖先を絶滅の危機においやった「敵」の音なのだそうです。
ある時実験で,その音を猿に聞かせたところ,猿たちは声を立てながら騒ぎ,
暴れ,おびえて逃げ隠れしたそうです。
けれど,その他の動物に聞かせても何の反応もありませんでした。
その話を聞いた時,やっぱり猿は人間の祖先なんだなと実感した時だったかもしれません。

さて,その「敵」の正体は何だったのでしょう?
キーキーという鳴き声のする猿以外の動物か,それとも自然災害か,
考えれば山ほど出てきますが,答えはまだ見つかってはいないのです。
私が科学者になれるのなら,「猿」という人間の祖先について研究してみたいと思います。

【夏緑より】
 面白い仮説だと思います。しかし実証されなければ、仮説は仮説です。
キーキー音がキライではない人もいるということが、わかっているのですから。
 何人の人がキーキー音を嫌うのか、統計を取ってみてはどうでしょう。
その統計の結果が、意味のあるものか、無いものかを調べる。これはまさに科学の真髄です。
 さらに、どの高さや波長の音が一番嫌われるのか? それは何の音に一番良く似ているのか?
 そうすれば、正体が見えてくるでしょう。これが、科学です。
 大学では、文学部(心理学)・理学部(動物行動学)・医学部などで研究できます。

24 【BLUE・ROSE】 結花

女性 学生 12歳 A型 ★ 2005/03/14(Mon) 20:41

BLUE・ROSE

わたしが科学者になるのなら、「青いバラ」を作りたいです。
宇宙とか、人とか、そういうたぐいの研究ではありませんが、ぜひ研究して見たいです。
そう思ったのは、つい最近です。
友達と、ちいさな空き地で何も言わずに、空を見上げていたときでした。
わたしは、
「青いバラって、みてみたいよね。」
と、言ったのです。
「青いバラなら、もうあるよ。」
友達はそういって笑っていました。
「違うよ。わたしが言いたいのは、今見てる空の色をした、バラが見たいんだよ。」
って、言って友達を見たんです。
「それなら、まだ誰も作ってないね。」
友達は言いました。
そう、わたしが作りたいのは、青紫をしている、今の「青いバラ」ではなく、
空の色したバラを作りたいです。
人のためにはならないかもしれない。
役には立たないかもしれない。
でも――。
「青いバラ」をつくって、たくさんの人の笑顔を見たいです。
「きれいだね」って、言ってくれるところを見たいです。
いくら研究しても、それは役に立たないかもしれないけれど。
その研究で誰かの笑顔が見れるなら、役に立たないと言うことでは、ないと思います。
わたしが大人になったころには、もう「青いバラ」は完成しているかもしれません。
それでも、今は思うのです。
あの日見た、友達と見た、青い空の色をしたバラを作りたい――と。

【夏緑より】
 青いバラについては「遺伝子・DNAのひみつ」で1項目をさいての説明がありますので、
参考にしてください。
 青いバラは、もちろん園芸品種として売るために作られていますが、
それを作る技術(バイオテクノロジー)は、遺伝子組み替え作物や、
遺伝子治療などに応用されています。人の役に立たない科学はありません。
青いバラ作りは、大学の農学部か理学部で研究できます。

22 【*KOTOBA*】 ざくろ


女性 学生 12歳 A型 ★ 2005/03/13(Sun) 20:22

私が科学者になったら。そしたら私は、たくさんの事を研究すると思います。
人々を救う薬、乗り物、そして動物達との距離を縮めることのできるなにか、
そして、この世の仕組みと、人の魂と、それから・・・・・・、ほかにも、たくさん。
けれど、私は一番研究したいものがあります。「言葉」です。
今、人間の思考のほとんどは、言葉でできていると思います。
日本人なら、日本語で考え、それを日本語で人に伝え、
日本語を聞いてそれをまた思考に取り入れます。
しかし、日本語で説明できないものを人に伝えたいとき。あなたはどうしますか?
絵で説明しますか?それとも、辞書を開きますか?
はたまた、キーワードを拾いつつ、説明をしますか?
でも、それでも伝えられないことって、あるものです。
昨日見た不思議な夢のこと。ふっと頭にうかんだ変な画像のこと。
小さなころの記憶・・・。
伝えたいのに、伝えるための単語ならいくらでもあるのに、それでも伝えられないのは、
どうしてなのでしょう?
それは、言葉に縛られてしまっているからだと思います。
たとえば、パズルのピースを思い出してください。
パズルピースは、すべてのピースがきっちりと組まなければパズルピースとはいえません。
たとえば言葉のピースは、寸分の狂いもなく作られていて、固く、絶対に変形しません。
けれど、思考のピースは、一瞬たりとも同じ形をとることはなく、随時変形しつづけています。
思考のピースと思考のピースは簡単に組むことができます。
言葉のピースと言葉のピースも簡単に組めます。
しかし思考のピースと言葉のピースでは、ほとんどの場合、組めません。
思考にとって言葉は硬すぎるのです。だから思考を言葉で表すことができない場合があるのです。
だから私は言葉を研究したいのです。それは、言葉というより、思考を相手に伝える術です。
いわば、「テレパシー」と呼ばれるものです。そして私はその文化を発達させていきたいのです。
そうすれば、動物とも、植物とも、対話することができるのです。
そうしたら、私はそのテレパシーで人を楽にしてあげたいのです。
怪我や病気で苦しむ人。辛いことがあった人。心が疲れてしまった人。
そんな人々に、私はテレパシーを使って、すぐに、楽になる言葉をささやいてあげたいのです。
言葉は目に見えないけれど、テレパシーに至っては、そのあまりの透明さに、
信じない人も多いけど、それでも私は研究したいのです。いつか、誰もを救う言葉を・・・・!

【夏緑より】
 脳のはたらきは、電気信号です。ですから電気を脳に流すことで、
その部分に記憶されてる画像を思い出させることもできます。
 この電気信号について研究する分野は、大脳生理学などです。
大学の理学部や医学部で研究されています。
 また言葉を使わず思考をあらわす方法は、動物行動学や心理学という分野でもあります。
大学の理学部や文学部で研究されています。

19 【地球と宇宙】 ヨツバ

女性 学生 12歳 AB型 ★ 2005/03/13(Sun) 16:27

最近私が、ふと思ったこと。それは

「地球ってどうやって誕生したんだろう。」
そんなことでした。ずっと前から気になっていたことが、再び頭の中によみがえりました。
月、火星、水星、木星、金星、土星などは、宇宙のちりやゴミから出来たというようなことを
聞いたことがあります。だから地球もそうなのかな。でも、どうしてそんなところに
人や動物が住めるんだろう。こう考えていくと、いろいろな疑問がわいてきました。
そこで、兄にちょっと聞いてみることにしたのです。

「地球ってどうやってできたん。」

すると

「地球もちりとかが集まってできたんやで。」
と答えが返ってきました。でもなかなか納得できません。兄の話をふぅん....と聞いていると、
「その前に、宇宙は、とつぜん何かが爆発して生まれたんやろ?じゃあなんで爆発したんやろう。
こんなん次から次へと出てくるな。」
そういう風なことを言ったのです。私がずっと思っていたことでもあります。
科学って、考え始めたらいろんなことが思い浮かぶなぁと。
今回の私もそう、地球の誕生のことを疑問に思っていたら、だんだん宇宙の誕生の魅力に
ひかれていったのです。広い広い宇宙に、すいこまれていった気分。
もともと、「私が科学者になったら何をしたいか」というテーマで、すごくまよっていたんです。
何をしたいのかが分からないんじゃなくて、たくさんあったから、
何からすればいいのか分からなくなったんです。
だから私は、一番身近なものと言ったら身近なもの、私たちの住んでいる”地球”の誕生、
宇宙の誕生からゆっくり、時間をかけて研究したいんだな、と分かりました。

改めて私たちの家と呼べる地球と向き合うチャンスにもつながると思ったから。
とても”おもしろい””不思議””なるほど”という、いろーんな答えが見つかると思うから。
いや、地球の謎宇宙の謎の様々なことを、人と違う、私の答えを見つけたいなって思ったから。

【夏緑より】
 太陽系や地球の誕生は、宇宙の誕生に比べれば、はるかに簡単に説明できますし、
はるかによくわかっています。
 それは、卵から卵焼きを作る方法はすぐにわかるけど、どうやって卵ができるのかというのは
ものすごく難しい問題になるのと同じことです。
 興味のあることは、まず本で調べましょう。するとたくさんのことがわかります。
大学の理学部で研究できます。

18 【生まれた意味】 ぷー

女性 学生 12歳 B型 ★ 2005/03/13(Sun) 14:39

私は科学者になったら、生まれた意味について
調べてみたいです

私たち人間は、昔から知恵などが、ほかの動物と比べて
発達しています
しかし、それがゆえに、色々苦しみます
私は一度辛いことがあって、生きているのが嫌になりました
どうして、生まれたのかわからなくなるました
それを、さっしたのか、5年生の時の先生が

私たち人間は、生まれてくる時戦争をするんです
たくさんの、人と戦い抜く、ある場所にはいるために
ある場所に入ったもの一人だけが、人間として、生きる事が出来るんです
あなた達は、その戦争で勝った人たちなんです
だからもし、自分はダメな人間だ、生まれてこなければ良かった
なんて、思わないで下さい、あなた達がその勝負にかったのは
なにか、意味があるんです

私は、その言葉に助けられました
そう、かならず意味があるんです
私は科学者になったら、その意味を分からせてあげるための
機械を開発して、悩んでいる人達の手助けをしてあげたいです


【夏緑より】
 生まれてくるときの戦争(受精)は、ひとつの卵子に対して、数億の精子が競争するものです。
 しかし、もしうまく受精できても、すべての卵が生まれてくるとはかぎりません。
 大学の医学部か理学部で研究できます。


15 【過去と現代を通じて】 まつぴー


女性 学生 12歳 A型 ★ 2005/03/12(Sat) 19:01

「過去と現代を通じて」
過去と今で、新しくできたもの、なくなってしまったもの、いろいろある。
進化して、より便利になったものもある。
その一つが携帯電話だ。
自分自身はみたことがないが、十数年前にできた携帯電話というのは、
それはそれは大きいものだったらしい。
重たくて、使いにくくて・・・
無駄遣いを防ぐには、使いにくい方が良いのかもしれない。と、無理矢理いい所を見つけてみても、
やっぱり昔の携帯は、今の携帯に劣る。
なにしろ、線がつながっていないのだ。
私はそれが知りたい。
なんで?なんで?
それを解き明かすのが科学者なのだと私は思っている。
間違っているのかもしれない。科学者というのは、常に前に突き進み、
新しい道を開いてゆくものなのかもしれない。
でも私は、誰かが進んだ道を、きれいにし、誰もが通れるような道にしたい。
携帯電話の線がなぜないのかを解明するのも、科学者だとおもうのだ。
聞いた所によると、電波というものが流れているらしい。
電波に私の声が乗せられて、相手の所に運ばれるのだろうか。それとも、もっと複雑で、
簡単に知ることができないのだろうか。
簡単であろうが、難解であろうが、答えに向かい、一番にたどり着こうとする。
科学者はそんな憧れであり、届かないような気がしていた。
でも、以外に近いのかもしれない。
何かを知ろうとする、そこに自分が真っ先にたどり着きたいと思う、そんな意気込みがあれば、
必ずたどり着ける存在なのだろう。

私はいきなり携帯電話の電波について調べてみようとは思わない。
まずは、いと電話を調べてみようと思う。
それがわかったあかつきに、自分はきっと成長できるだろう。


【夏緑より】
 電話は、糸電話→有線電話→無線電話(携帯電話)と進化しました。
 糸電話は糸の振動を、紙の膜を使って音に変えるもの。
 電気の振動を音に変えると有線電話です。スピーカーも、電気の振動を音に変えるもので、
スピーカーの材料は糸電話と同じ紙です。
 携帯電話は、この電気の振動を、銅線の中ではなく、電波を使って送るものです。
無線通信の応用です。
 電話でなぜ話せるか。博物館などでたいてい展示物があるので、
見てみると理解が深まるでしょう。
 大学の工学部で研究できます。


6 【果て】 シュニオン

女性 無職 10歳以下 A型 ★ 2005/03/12(Sat)

わたしは科学者になったらぜったい研究したいテーマがあります。
それは、宇宙の果てについてです。
夏に親せきの家にとまったりすると、そらが星でいっぱいになっていて、
まるでミッドナイトブルーの布にきりふきで光をふきつけたようで、本当にきれいです。
そこにふわふわうかんでいる星ぼしの形作る星座は、図鑑で見るより、写真で見るより大きくて、
空にすいこまれそうになります。
この宇宙に、本当に果てはあるのでしょうか。
星のない世界はあるのでしょうか。
私は果てはあると思います。ぜったいとはいえませんが、わたしの説を
うらづける説が、二つあるからです。
一つは、お母さんが話してくれました。
この宇宙は、たえず縮んだりふくらんだりしているという説です。
ちぢんだりふくらんだりするのなら、きっと果てがあります。
もし宇宙が果てしないのなら、きっとふくらめもちぢめもしないもん。
それに、ふくらむにはスペースがいるはずです。宇宙がちぢんだあとにはなにがのこるのでしょうか。
砂漠でしょうか。それとも、私たちには存在を知る事さえゆるされない未知の物でしょうか。
わたしは、「果てを知る」ということは、果ての先になにがあるのかを知る事にもつながると思うのです。
私をはげましてくれるもう一つの説は、本で知りました。
もし宇宙が果てしないのだったら、星は無限にうかび、
それのひとつひとつが少しずつちがう位置にあって、
やがてこの空は光でうめつくされてしまうだろうという説です。
私には「果て」があるのかないのかわかりませんが、ひとつだけいえることがあります。
いままでのべた説はどれもうーんとうなるようなすごいものばかりですが、もしかしたら、
肩書きもなにもないような人のとっぴょうしもない説が正しいなんて事もあるかもしれません。
まだたくさんの人が「天動説」を信じていたとき、ひとりだけ「地動説」をうちたてたガリレオのように・・・
私は、将来小説家になりたいので、このテーマを研究するかどうかはわかりませんが、
いつかだれかに、ときあかしてほしいと思っています。



【夏緑より】
 大学では理学部で研究できます。
> もし宇宙が果てしないのだったら、星は無限にうかび、
> それのひとつひとつが少しずつちがう位置にあって、
> やがてこの空は光でうめつくされてしまうだろうという説です。
 ところが、実は宇宙は透明ではありません。宇宙にただよう暗黒物質が光をさえぎったり、
ブラックホールがまわりの光を吸いこんでしまうのです。ですから空が光でうめつくされることは、
ないのです。

 また、人々が天動説を信じていたのは、当時、キリスト教の教えがヨーロッパで強まっていたからです。
 紀元前のギリシャ時代には、地動説がありました。中国でもエジプトでも天文学が盛んでした。
 ガリレオが偉大なのは、地動説を考えたからではなく、
地動説をキリスト教会に対して主張したからです。

 宇宙の果てがあることはわかっていますが、果てのむこうに何があるのかは、わかりません。
 ただ、最初の宇宙は泡のようだったことや、ビッグバンよりも前の時代のことも考えられています。
それぞれ「泡宇宙(宇宙の大構造)」「インフレーション宇宙論」といいます。
 宇宙を理解しようとすると、重力(重力加速度)を理解しないといけません。
微分・積分という難しい数学が必要になってきます。でも今はまず、宇宙の本をたくさん読んで、
わかるところだけ、頭の引き出しにしまいこむのが良いです。
 何も無いところから発見は出てきません。知識があればあるほど、理解は深まります。



夏緑先生、心のこもった選評をありがとうございました。
紅茶の時間のみんなの記憶に、科学について考えた経験がいつまでも残ると思います。
そのことは、これから先のみんなの人生に、きっとどこかで…いい影響を与えることになると思います。

つづいて、童心社の編集者様と、私からの賞の発表です。

<つづきを読む>

*選評とみなさんの投稿文は、読みやすくするために、村山早紀が改行しています。


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