6時頃起床。ちゃんと自分で起きました。別に自慢にもなりませんが。
よろよろと出発の準備をしていると両親が起きてくる。彼らの見送りを受け出発。
日本時間の10時頃、関西空港出発。相変わらず、アイルランドへの直行便はない。いつものごとくオランダはアムステルダムを経由してダブリンへ。
いつもの空港、いつもの機内。バンドの曲の詞をかんがえたり構成をまとめたりしながら過ごす。
アイルランド時間で14日の夕方6時頃、ダブリンに到着。
アイルランドは観光シーズンのようである。そのためか宿がまったくない。たまたま知人がダブリンに滞在していたため、彼女のつてで一晩お世話になることになる。
その知人に連れられ早速セッションへ。ちなみにこの時、時間は夜の9時過ぎ。だがしかしまだまだ明るい。今回、一番戸惑ったのはこの「日の長さ」かもしれない。
セッションは若いパイパーとその知人のフィドル、ギターを弾き歌うおやじが2名(交互に弾いてました)で僕のギター。
パイパー、たしかにうまい、けどやっぱりリズムが不安定なんです。難しい楽器やからしょうがないんですが。ほんでもって僕のギターとまったく合わない。まあ僕のギターがへたくそといえばそれまでかもしれませんが。
そのためかどうか知りませんが、だんだんパイパーの機嫌が悪くなってゆく。挙げ句の果てに弾くなと言われる。まあこっちは「お客さん」なわけだしだまって従うことにする。
ま あそのあと「何の変哲もない」おやじ達のギターの伴奏でまあ少しは機嫌をとりなおしていたようですが。
セッションの帰り道、知人からいろいろ事情を聞かされる。
どうやらダブリンのセッションは立派な「お仕事」としてミュージシャンの間で回されていること。実は今日のセッションにはもうひとり「メロディー」の人間が来るはずやったのにそいつが来ず、そのため「負担」がかかっていたこと。それで機嫌が悪かった。
さらには後ろで聴いていたおっさんがうるさかった。追い討ちをかけるようにワタシのギター、ほんでぶちぎれたらしい。とのこと。
まあ今回はおとなしく引き下がってあげたけど。今度会ったらただじゃすません。こっちにもプライドがあるもんね。アイルランド人やとかダブリンやとか、日本人やとか京都とか、パイプやからギターとか、なーんも関係ない。
ミュージシャンとして最低や。回りに敬意を払えてない。初めて会ったよー分からんリズムの日本人だろうが、うるさいおっさんやろうが、関係ないやろ。演奏を全然楽しんでない。ほんま小遣い稼ぎの道具としかおもっとらん。
しっかしその「仕事」に関してやけど、まあなんか変というかようある話と言うか。おもろいことに今の時期って各種楽器のサマースクールの季節なんですは。そのため多くのミュージシャンがダブリンを離れるらしい。そんな時は回ってきた仕事を知り合いに手配していかなあかんらしい。その関係で知人も結構仕事が回ってくるとか。
泊めてもらえる家のおやじもミュージシャンとのこと。12時過ぎに帰ったんですがまだおやじはどこかで演奏中。しかたなくおやじの帰りを待たずして眠りにつくことに。
冴えない初日でした。まあダブリンはたいがいこんな感じです。