みつめてナイト 攻略本レビュー
Guidebook comparison of MitsumeteKnight


攻略本は諸刃の剣。心の準備はよろしいかしらん…

ゲームにハマり出すと、とたんに欲しくなるのが『攻略本』。
プレイ中に詰まった時だけでなく、
好きなゲームの「資料」としても持っておきたいもの。

こちらでは、現在市販されている3種類の『みつめてナイト』に関する
攻略本を取り上げてみようと思います。

(※ご注意 … 『みつめてナイト』の攻略本は、既に廃刊済みのため在庫も希少です)
(残念ながら、書店での売れ残り(焼けて変色した背表紙をみると悲しくなる…)や)
(古本でみつけるしかないのが現状です。こればっかりはどうしようもないのでご容赦を)

このページの記事は、あくまでも管理人の個人的主観で書いています。
もちろんこの記事が絶対ではありません。あくまでも目安で…。


みつめてナイト・攻略本3種比較表



各攻略本ごとの解説

みつめてナイト キャラクター&ワールドガイド

みつめてナイト 公式ガイド

みつめてナイト 公式完全ガイドブック



みつめてナイト・攻略本3種比較表

とりあえず簡単に……

-

みつめてナイト
キャラクター&
ワールドガイド

みつめてナイト
公式ガイド

みつめてナイト
公式完全
ガイドブック

商品イメージ


あくまでも
イメージです

キャラクター&ワールドガイド(新紀元社)

公式ガイド(NTT出版)

公式完全ガイドブック(双葉社)

発売元
(初版発行日付)

新紀元社
(1998/03/20)

NTT出版
(1998/03/28)

双葉社
(1998/04/10)

価格

1200円(税別)

1200円(税別)

1500円(税別)

サイズページ

B4判 103ページ

A5判 159ページ

A5判 223ページ

印刷

オールカラー

オールカラー

オールカラー

(世界観・設定・キャラクター(資料)について)

世界観


(時代背景と世界の解説)


(トルキア7ヶ国の解説)


(周辺の事情のみ)

ドルファン首都
城塞マップ


(解りやすく詳細)

タウンガイド
(掲載画像)


(ゲーム中のワンシーン)


(ゲーム中のワンシーン)


(背景画像のみ)

キャラ解説


(サブキャラの苗字も網羅)

掲載イラスト


(特定のキャラは豊富)

相関図

× (なし)


(ヴァルファとの関係も)

(ゲーム攻略について)

ED条件など

× (なし)


(最低限の情報は掲載)


(詳細なステータスなど)

イベント

× (なし)


(順を追いやすく掲載)


(画面写真付きで詳細)

スケジュール
(タイムテーブル)


(1年目のみ)


(主なイベントのみ)


(キャラごとに詳細)

選択肢

× (なし)


(例をあげていくつか)


(会話ごとにほぼ完璧)

プレゼント

× (なし)


(喜ばれるもののみ)


(全てを網羅)

戦争


(システム解説のみ)


(戦争ごとに解説)


(戦争ごとに詳細な解説)

一騎打ち


(基本的な攻略法のみ)


(相手の体力も掲載)


(相手の体力も掲載)

通称・必殺技


(名称のみ)


(系統別に解説)


(系統別に解説)

サブキャラ攻略

× (なし)


(期間・条件共に掲載)


(知り合う条件のみ)

(そのほか)

ミニゲーム
(イベント等)


(全てに詳細な解説)

△ (紹介のみ)

○ (内容と説明)

パズルでナイト


(特殊ブロックの解説も)


(連鎖の方法などの解説)

△ (内容と説明)

製作者
インタビュー


(ゲームデザインの高野氏、構成・脚本の田村氏の対談。開発秘話やライズ目逸らしの逸話など。全6ページ)


(脚本の田村氏のコメント。キャラクター(登場キャラほぼ全員)に関する脚本家ならではの逸話や秘話など。全8ページ)

× (なし)

用語集


(巻末のおまけに掲載)

× (なし)

× (なし)


 上記の比較表をご覧になってお解り頂けると思いますが、どれもやや「一長一短」、もしくは「中途半端(深く濃くを求めれば)」な感は否めないものになっています。
 例えば、ゲームの攻略に必要なものなのか、イラストや小説などの創作に役立てるキャラクターの設定資料として活用したいものなのか、それぞれアナタの需要に合った攻略本を選択する必要があるってワケなのです。
 もちろん、3種類全て購入(3900円(税別))してしまえば問題はないのですが……。 ただでさえ廃刊後で購入が難しくなった現在では、なかなかそうはいかないところ。 せめて、苦労してみつけた攻略本を目の前にしながら、「でも、ホントにコレで大丈夫かな?」と不安にならない程度な心構えがあっても、きっとソンはしないハズ! ……たぶん。

 それでは、詳しい本の傾向について、以下で解説してみようと思います。



キャラクター&ワールドガイド(新紀元社)

みつめてナイト
キャラクター&ワールドガイド

発行 : コナミ株式会社
発売 : 株式会社新紀元社

価格 ¥1200(税別)
B4判 103ページ



 3種類の中ではもっとも初めに出た書籍だからなのか、それとも『キャラクター&ワールドガイド』というタイトルに合わせてあえてその路線にしたのかは解りませんが、こちらは俗に言う「攻略本」というよりは、キャラクターや世界観の「設定資料集」という感じが強い本です。
 キャラクターの掲載イラスト数が多いことや、キャラクターが写っている画面写真のサイズが大きいこと、ドルファンを見渡すマップの記載が詳しいことなどに関しては、後発の2種類(公式ガイド、公式完全ガイドブック)よりも優れているので、創作活動の資料としては役に立つ本だと思います。 キャラクター重視のわりに、何故か相関図がなかったりして、ちょっとトホホな部分もありますが……。
 ゲームシステムについての解説は初心者には解りやすく、中級者には物足りないという内容。 キャラクターの攻略については、出会いの条件や必須イベントなどの詳細な情報が全く掲載されていないので、あくまでも「資料」や「入門書」と割り切った方がいいかも。
 とはいえ、パズルでナイトをはじめとしたミニゲームについては攻略法と言ってもいいほど細かく解説されていたり、3種類の中で唯一「用語集(ゲーム中の用語集を纏めたもの)」が掲載されていたりするので、人によってはそこは大きなアドバンテージかも。 サブキャラの名前がフルネームで掲載されているのもこれだけ。

 残念なのは、前述した攻略に関することと、一部のキャラクターの紹介ページに差があること。 ソフィア、ロリィ、ハンナ、レズリーが4ページを使って大々的に取り上げているのに対し、ライズ、ジーン、テディー、キャロル、スー、クレア、メネシス、アンは2ページ、プリシラ、セーラ、ノエルに関しては1ページしか取り上げられていないというのが残念……。
 ページ数に対する価格も一番高め。 本のサイズは大きめですが、後発の2種類の本に比べるとやはり薄いという印象を持ってしまいます。

 製作者インタビューは、ディレクター・ゲームデザインの高野氏(KCET)と、ディレクション・構成・脚本の田村氏(RED)の対談。 開発者サイドの話(ゲーム制作時についても)や、キャラクターの設定、ライズの目そらしの逸話や通称についてなどをA4判6ページに渡って掲載されており、読み応えタップリです。


公式ガイド(NTT出版)

みつめてナイト
公式ガイド

発行 : コナミ株式会社
発売 : NTT出版株式会社

価格 ¥1200(税別)
A5判 159ページ


 前述の『キャラクター&ワールドガイド』がキャラクターやドルファン界隈の「資料」など、ゲームの「入門書」に近いものだとしたら、こちらはそのまま「攻略本」といった感じです。 内容としては、キャラクターや世界観については『キャラクター&ワールドガイド』ほど詳しくないですが、可もなく不可もなくといった具合。 そして、攻略に関しては出会いや必須イベント、エンディング条件などに関しての必要最低限は掲載されていて、こちらも可もなく不可もなくといった具合です。

 攻略本としては「攻略で役に立つ部分」と「資料になる部分」が『それなり』にそろっている本なのですが、なんというか……その、物足りないんですよね。 いえ、いいんですよ。 攻略本としてはいいんですけど、痒いところに手が届かないというか。 『キャラクター&ワールドガイド』と、後述する『公式完全ガイドブック』が「一点を深く掘り下げる」のに対して、こちらは「広く浅く」という感じで内容がやや中途半端な印象を受けてしまいます。

 それでも、キャラクター設定に関しては、『キャラクター&ワールドガイド』にはない「相関図」があったり、攻略に関しては後述の『公式完全ガイドブック』では出会い条件しか載っていない「サブキャラのイベントについてもフォローしている」というなんともいえない心意気。 特に「相関図」は主人公やヒロインを初めとしたドルファン側の人物だけでなく、なんとヴァルファ側の人物との関係も網羅されています。 中途半端の様で実は一部分がヤケに濃い内容だったりするのがまた購入者泣かせというかなんというか……。

 あとは……スミマセン、攻略本なのにこんなことをいってしまってはミもフタも無いのですが、『あくまでも』私個人的にこの本でイチオシなのが「開発者インタビュー」なのです。
 『キャラクター&ワールドガイド』同様、こちらにも開発者インタビューが掲載されていて、ディレクション・脚本を勤めた田村氏(RED)の登場キャラクターについてのコメントがかかれているのですが、これがなんとほぼ全員についての逸話などが書かれています。
 しかも、一人一人細かく書かれている上に、ものすごい核心に迫っている内容(「みつめてナイト」のキャラクター設定は深いです)なので、「みつめてナイト」の見えなかった部分を見たい!!という人は必見だと思います。 もちろん、恐ろしい程のネタバレがてんこ盛りなので、事前に覚悟しておくんなまし。 ネタバレがイヤな人は、絶対にインタビューを読んではいけませんッ!(笑)

 価格は『キャラクター&ワールドガイド』と同じく1200円。 価格は同じですが、A5判で159ページなので、単純にページ数(+ウラ話)と価格での『お得度』はこれがいちばん高いかな?


公式完全ガイドブック(双葉社)

みつめてナイト
公式完全ガイドブック

発行 : コナミ株式会社
発売 : 株式会社双葉社

価格 ¥1500(税別)
A5判 223ページ



 最後発の攻略本です。 『公式完全ガイドブック』という大胆なタイトルですが、攻略に関しての内容は3種類の中でもズバ抜けていて、その名に恥じないものになっています。
 なにがズバ抜けているかというと、デートなどでの選択肢や高感度の変化などがほぼ完璧に掲載されています。 女の子の高感度ごとの会話で、一番よい選択はどれか?……なんてことは、一目瞭然。 まさに、女の子をオトす術が記載されているという恐ろしい攻略本です。
 それだけに、ゲームの面白さを損なってしまう可能性が高いことは確かですが……攻略については、そのくらいの完成度を誇った攻略本といえます。 このキャラ相手には「どんな選択肢がでるんだろう?」とヒマな時にでも読むのも面白いかも。 「お前のをしぼらせろ」。
 その他、巻末にはキャラクターごとに攻略しやすいようなスケジュール表が掲載されていたりと、非常に解りやすい内容になっています。

 キャラクターや設定に関しては、『公式ガイド』と同じく可もなく不可もなくといった感じ。 掲載イラストや画面写真も攻略記事にあわせていくつか掲載しています。 攻略記事がしっかりしているので、キャラクターに関しては合わせて読むとより理解できるというところ(でも、読めば読むほど先が見える→ネタバレ)。 ヴァルファ側までを含んだ手広い相関図を掲載している『公式ガイド』には少々劣りますが、大まかな相関図も載っています。

 だだ、攻略などのメイン部分が充実している反面、メイン以外のお楽しみといった様な要素が欠けているのが少々残念なところ。 ゲームの攻略に直結するコラムはありますが、他の本にあった「開発者インタビュー」や「用語集」の様な企画モノやオマケなど、そのような要素は一切ありません。 逆に「余計なモノなどいらん!」という教科書的な目でみれば、これはこれで一番の長所でもありますが……。 折角、ここまでの完成度を持った本なのだから、個人的には楽しめる要素がもうちょっとあっても良かったのにな〜ってところ。 それから、サブキャラに関しての記述がほとんどない(出会い条件のみ)というところも残念。 攻略の完成度が長けているのに、ここが抜けているのは勿体無い(あえてなの?)。

 前述の2種より価格はちょっと高めですが、その分ページ数は最多。 全体的にバランスの良い内容で、大半の期待には答えられるであろうオススメの本です。 「ネタバレOK」、「とにかく極めたい」、「自力の制覇を諦めた」、「迷わずプレイしたい」、これらのうち1つでも該当するものがあれば、この一冊は持っていてソンはないと思います。

 あまり関係ないですが、コナミゲームの攻略本は複数の出版社から『公式』が出ることが多いですよね。 それだけ攻略本の制作要望が高いのかしらん?


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