★第十六回★葦牙ふぉらむ報告★ 尾張はじめ
第16回葦牙ふぉらむは、米原万里氏の『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』を中川みのる氏が取り上げた。米原万里氏は作家、エッセイストとして人気のあった方だが、2006年に亡くなった。彼女がチェコのプラハソビエト学校にいた体験を、帰国後に追跡調査するのがテーマとなった作品、そこには社会主義ソビエトに支配されていた東欧諸国の様々な民族問題が提起される。同じ時期に作者は『オリガ・モリソヴナの反語法』という小説を書き、スターリン主義下で起こった人権抑圧の実態を厳しく告発している。
20世紀の社会主義はヨーロッパの民族問題を解決できなかったのか?
ソ連型社会主義は人間を圧制から解放できなかったのか?中川氏が取り上げた一冊の本は様々な問題を現代に生きる私たちになげかけてくれた。「ふぉらむ」は新しい参加者を含め、15人が参加するという盛況だった。次回も鋭い問題提起を期待しよう。
【写真提供:尾張はじめ】「葦牙ふぉらむ」のご案内
《第16回》は、米原万里『嘘つきアーニャのまっ赤な真実』(角川文庫)から見える、民族の連帯、交流のむずかしさ、その中での個人の生きてゆく方向性等を考えます。話題提供は中川みのる氏でした。詳しくは本誌今号(77号)掲載の(報告の骨子)(28-29頁)をご参照ください。
《第17回》は、ベトナム戦争をあつかった小田実『終らない旅』(新潮社)を。上野千鶴子他『男流文学論』(ちくま文庫)を参考に、フェミニズム的視点から読んでみます。話題提供は石井明美さんです。
《第17回》
日 時:2008年10月26日(日) 午後1時半〜5時(開場1時)
報告者:石井 明美
テーマ:小田実『終らない旅』(参考書:上野千鶴子他『男流文学論』)
※終了後、懇親会を予定しています。
参加費:無 料
(資料代若干をいただく場合があります)
参加費:無料(資料代若干をいただく場合があります)
会場:新宿区立三栄町社会教育会館3F教養室
新宿区三栄町25(TEL:03-3341-1024)
地下鉄丸の内線「四谷三丁目駅」下車徒歩6分JR、
地下鉄丸の内線・南北線「四ッ谷駅」下車徒歩10分