『葦牙Journal』No.77.
各号の目次とその内容の一部を紹介します
『葦牙』の会/編集・牧梶郎
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No.77
巻頭言 権力を取らずに世界を変える!
ジョン・ホロウェイ(John Holloway)の「権力を取らずに世界を変える(Change the World Without Taking Power)」翻訳本を出しませんか?
友人の大窪一志君とJR総連の四茂野修さんから話を持ちかけられたとき、ぼくはイチもニもなく「そのハナシ乗った」と答えた。二人で共訳してくれるという。
ホロウェイはイギリス人のマルクス主義哲学者で現在はメキシコに住む。先住民族を中心に組織されたサパティスタ解放軍の理論的指導者であり、本書はすでに一一ヶ国語に翻訳されているが、日本語訳はまだ出ていない。
六月末、ちょうど洞爺湖サミット反対シンポのため、『帝国』の著者マイケル・ハートらと来日中のホロウェイとも三人で会うことができ、たちまち日本語版発行の話はまとまった。 国家を通じて世界を変えろ! これはぼくにとって馴染みのパラダイムだった。「我々が国家を勝ち取ることができさえすれば(選挙であれ暴力であれ)、我々は社会を変えることができるだろう」。
一〇年ほど前からこれが揺らぎ始め、とりあえず革命はカッコで括り、抵抗と叛逆のセンでぎりぎりまで頑張る、そんなふうに考えてきた。革命を至上価値とする発想にはあまりにも無理がある、との苦い経験からくる転換だった。
そんなとき、ホロウェイの次のような言葉は刺激的に聞こえるのだ。
「二一世紀の初頭に、もはや革命が不可能であることがはっきりしたのは、実際には、ある特定の型の革命概念が歴史的に敗北したことの反映にほかならないのです。その特定の型とは、革命を国家の支配と同一視する革命概念なのです」。
(川上 徹)
目次
No.77
裁判官制度について ...武藤 功
絶望の虚妄なることは正に希望に相同じい
......丸山茂樹消えた湯けむり
……河原美来「セ・ラ・ヴィ」を告げる音......中川璃々
連載【諷詠】第4回 夏に咲く......星 陽子
デモシカ教師始末……大岡秀人
photo©okui
「千の風になって」再考・追記 ……菱田 彰
第十五回「葦牙ふおらむ」報告…… 尾張はじめ
第16回葦牙ふおらむ〈報告の骨子〉 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』
に見える社会主義、民族主義を読む…… 中川みのる●イタリア・レジスタンスの旅(七)
カルビの「フォッソリ収容所」 ...岡田全弘蔵王山麓ごみ騒動戦勝記(二)
――ごみ戦争まんだら…… 猪口信男
――頒価300円(送料共)