ストレートフラッシュ

ストレートフラッシュ

メーカー:タイトー

ゲームの概要・背景等:
 ナムコ「ジービー」「ボムビー」「キューティーQ」と同じ、ブロックくずしのシステムを使ったピンボール。ただしこちらはモチーフがトランプになっている。

ボール・ラケット・パドル:
 別項でも書くが、どうもタイトーはブロックくずし系のゲームが好きらしく、当ゲーム自体ブロックくずしがあちこちのゲームセンターでも殆ど見られなくなった、タイトー黄金時代中期に登場している。その為背景が黒でなく水色だったり、ボールが丸かったり、ブロックくずし系にしては画面が丁寧だ。また点数表示部とラケットと後述するゲームオーバー時の数字が、プレイヤー1は赤で2は緑。この辺は「フィールドゴール」と同じ。
目標物:それぞれのデザインの基本については関連LINKを参照。

小さなトランプマーク:
 様々な色があり、これにボールを当てて全部消すのが目的。全部消すと「ピッ!、ピーリリリッ、ピッリッ!」と音楽が鳴り、次面のトランプマークの得点が+10点増加されて表示される。そしてボールも再びゆっくりしたスピードに戻って中央から出て来る。マークも1面ごとに変わり、順番は忘れたが通常のトランプゲームのマークの強さから考えてクローバー→ダイヤ→ハート→スペード→またクローバだろう。

大きなトランプマーク:
 これは当てても消えず、「インベーダー」UFO撃墜音がして色が変わり、小さなトランプマークの10倍の得点が入る。

右上の5枚のカード「A」「10」「J」「Q」「K」:
 「ジービー」シリーズのnamcoマークの様に、ボールが当たる度に赤と緑に色が変わる。全部赤になると「ビィン、ビィン、ビィン、ビィン、ビィン、ボォン」と音がして、画面下部を一定時間、ほうきに乗った黄色い魔女が往復する(音は「ピポポン、ピポポン…」で、下がり続ける4拍子は「インベーダー」進行音と同じ)。これにボールを当てるとその瞬間だけ赤くなり、やはり「インベーダー」UFO撃墜音がして得点。

左上の5枚のカード「B」「O」「N」「U」「S」:
 色は青と黄だったかな?。同じ色に揃える直後までは上と同じだが、こちらは画面上部を一定時間、白いサイコロが往復する(音は「ヴボボボ、ヴボボボ…」で、音階もテンポも魔女より低い)。これにボールを当てると「ピチッ!」なる音と共に100点が入り、画面上にサイコロを使ったブロックが出現する。これは1列のサイコロだが、壊すべきブロックとしては上下2段分に相当する。ボールがブロックをある程度破壊して画面上部以下に脱出すると、残ったブロックは自動的に消えるのが、大した事無い筈なのに、凄く見事な処理に見えた(笑)
デモ:
 ブロックくずし系のデモは、画面下部のラケットが直線になって、ボールを打ちっ放しと言うのが殆どだ。当ゲームもこれに準ずるが、ボールは跳ね返り続けるのでなく、上から下へあちこちをバウンドしながら1回動くだけ。しかもこのボールの奇跡が1種類しか無い(デモプレイのパターンが1つしか無いのは、同期の「ルナレスキュー」と同じ)。下まで行き終わると「1PLAYER 1COIN」等お馴染みのメッセージが出る。

備考:
 ラケットで打ち損なうと「ボー」の音がしてミス。ミス3回でゲームオーバーになると、画面下部に0〜9の数字が並び、ルーレットの様に動いて(ただし円形でなく横一直線だが)一つの数字を決める。この数がプレイヤーのスコアの10桁と同じだと、競馬とかでよく聞くあのメロディ「ピリリリ!ピ〜リリリリ〜」が鳴って(音色は面クリアと同じ。多分同じプログラムで出しているのだろう)もう1回EXTRAプレイ。

 ところでゲームの解説と関係ない思い出も少し。西武園ゆうえんちにかつて、松本零士原作のTVアニメ「SF西遊記スタージンガー」とタイアップしたSF体験アトラクション「SWW」てのがあった。遊園地が正月だけ無料公開するので行ってみたら、その頃はもうSWWは入館10円に落ちぶれていた。この中のアトラクションの一番最後にゲームコーナーがあったが、これは単なるゲームセンターでなく、宇宙訓練みたいな感じでアトラクションと一体化した特殊な筐体に「ギャラクシアン」とかが入っていた。この頃(80年代末だったかな)はもうゲーセン通いを完全にやめていたが、ここに当ゲームがあり、ゲーセンにリアルタイムで触れたゲームとしては、比較的遅い再会を果たせた。ちなみSWWは1〜2年後の正月の無料公開では亡くなっていた。

 さらに余談だがこの頃のマイコンはトランプマークがどれも必須で、ゲームでは飾りどころかメインキャラとしてよく使われていた。特にPC-8001のスペードは人型、MZ-80のクローバーはとてもスペードに見えない貧弱さから木の代用キャラとして使われた。むしろ現在のパソコンではこれらのマークが機種依存文字になってしまったのが、ちょっと不思議。

関連LINK:おもいでのゲームコーナー

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス