必見!レゲー書籍資料

必見!レゲー書籍資料

同人誌

「究極ビデオゲームリスト」 発行:アーケードゲーム愛好会AMP、アマチェアライン

 ゲーム同人だけでなく、プロ界でも資料として使われている、説明不要の名著。タイトルのみなのが残念だが、この物量では個別の紹介など無理だろうし、年度・ゲーム名・メーカーの3種類に分けたリストを丁寧に掲載している事だけでも感謝ものだ。私も途中からデータ追加に協力しており「タイムエイリアン」「ロイヤルインベーダー」等が追加された。ただ本当に存在していたかは、一応メーカーレベルでの裏づけを行っているそうで「確かに見た!」というものでも、確認がとれなければ載せないそうである。その辺は頼もしくも悲しくもあったりして。

「ゲームの博物館」 発行:流線堂

 こちらも有名なレゲー紹介本。とは言えこの10年程でソースが尽きてしまったのか、最近の号ではゼビウス以前は扱っていない。バックナンバーもPDF形式のCD−ROMで出たので、知り合いに持っている方がいたら、是非目を通しておこう。
雑誌連載

 この時代のゲームとなると総合的に語れる人はやはり少なく、見ての通り渋谷氏の執筆が圧倒的に多い。またこの過程で渋谷氏の執筆活動を採録している某ページを知る機会が出来たのだが、その後これら資料は某ページ(以下、提供者と呼ぶ)より私に譲渡される展開になった。それらを全て載せるのはチョット無理なので、ここでは連載の大まかな概要と、提供者からのコメントを掲載しておきたい。連載とあって少し長いデータになったので別ページとした。以下ショートカットをクリックして参照の事。

「アーケードゲームグラフィティ」 掲載誌:「マイコンBASICマガジン」 執筆:見城 こうじ 他

「アーケードゲーム・マニアックス」 掲載誌:「週刊ファミコン通信」 執筆:渋谷 洋一

「バイナリ・アナリシス」 掲載誌:「BEEP! Mega Drive」 執筆:渋谷 洋一
単発書籍

「インベーダー攻略法 これであなたも10000万点プレイヤー」 発行:ヘラルド出版

 初のコンピュータゲーム攻略本は「スーパーマリオブラザーズ」と思われているが、こちらの方が早い。サイズもファミコン攻略本と同じ。単なるブーム便乗勘違いだらけ本でなく、インベーダーのプログラム上の動きの制約や、同期他のゲームの紹介も掲載。「ゼビウス」以前の資料としてかなり高いものがある。このコンテンツを作った時から是非欲しいと思っていたが、無料時代のYahooオークションをインベーダーで検索した時偶然目に入り、落札を試みた。原価\500に入札\1000だったが、落札直前は\6000を越えており、落札3分前に誰かと私で猛烈に競り合い、私が30秒差で\7000にて落札した。タイミングが30秒違えば手に入れられなかっただろう。今でもこの価格は高いと思っていない。ちなみ「まんだらけ」では美品が\10000で売られていた。
インベーダー攻略法
「ザ・ベストゲーム」 発行:新声社

 ここで紹介している中では最も古い書籍の一つで、事前にゲーメストで行われた人気投票の結果発表を反映する形式で「ダライアス」「ワルキューレの伝説」等人気ゲームを中心に紹介している。当然ゼビウス以前は上位に来ないが、それでもスペースインベーダーはかなり上に食い込んでおり、投票結果とは無関係に、随所にインベーダーの紹介があるのは、特別扱いがわかる嬉しさだ。でも同じボタン式ボックス筐体の写真を何ヶ所も使うのはやめて欲しい(笑)巻末のゲームリストは、今となってはかなり誤りがあるものの、わかるものは全て解説文をつけている。私はこれもYahooオークションで落札した。
ザ・ベストゲーム
「新・電子立国4」 執筆:相田 洋、大垣 敦 発行:NHK出版

 「それポン」以前はもっとも詳しいTVゲーム史だった資料の一つで、同人誌や他のホームページで紹介している所もある。番組を書籍に再編集したものだが、番組と書籍どちらかにしか無い話もある。私は読みたいと思って、ダメモトで地元の図書館に行ったら発見した(笑)「それポン」とは掲載内容のスタイルが異なる上、一方にしか書いてない内容があるので、両方あわせて読むと最強だろう。特に歴史の古いスペースウォー!、ブッシュネル、インベーダー、ファミコンあたりは、こちらにしか書かれていない秘話も多し。本が厚い割に字数は「それポン」より結構少なく、早いスピードで読める。惜しむらくは辻本社長が、インベーダーのライセンス生産をカプコムでやったと事実誤認される記述になってる事で、これは「それポン」を読むと正解がわかる。
新・電子立国4
「セガ・アーケードヒストリー」 執筆責任者:石井 ぜんじ 発行:エンターブレイン

 青色の「コンシューマー…」と同時に出たセガ本。こちらは当然ながらセガ全体史のノリが強い。これまでのセガTVゲーム全種の画面か筐体どちらかが掲載されているが、一つだけ実物でなく合成を載せているものがある。話がずれるが閉園直前のドリームランドでオフをやった時、声かけのつてで石井さんがいらっしゃい、私の「インベーダー攻略法」と、発売前に石井さんが持って来たこの本が待ち合わせの目印になった(笑)その時に聞いたのだが、本当はそのゲームも保有されている方がいたが、入稿直前にすれ違いで入手出来なかったとか。惜しい! 最後になるがこの本を買った方はカバーを外してみよう。あんな写真が私は沢山見たい。
セガ・アーケードヒストリー
「それは『ポン』から始まった」 執筆:赤木 真澄 発行:アミューズメント通信社

 業界誌「ゲームマシン」元編集長により執筆された、日本一詳しいアーケードテレビゲーム史本。これまでのムックが全てかすんで見える程の充実度だ。ゼビウス以前のゲームについて掲示板に書き込んだ事のある方なら、絶対買うべき傑作!通販当初直営のみだったが、06年からアマゾン等でも開始している。ちなみ著者も編集メンバーも、私のサイトをご存知だそうで(^_^;)「もっと詳しい内容」「購入方法」「他の方の書かれたレビュー」を見たい方はこちらを参照。
それは『ポン』から始まった

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス