スペースチェイサー

スペースチェイサー

メーカー:タイトー
 タイトーが「インベーダー」で80年前後の地位をかため、セガの「ヘッドオン」が下火になった頃登場したゲーム。「ヘッドオン」以後のドットイートでは、まとまった始めてのヒット作となった。デザインについては関連LINKを参照してもらいたいが、どのパーツにどの色を使っているかは「ヘッドオン」と大変よく似ている。
コース :
 壁の縁に大きな門柱よろしく■が付いているのが特長。インベーダー基板流用ゲームでは、画面全体にこの壁が映る事から、このインベーダー用色配置が、色セロハンの如くやたらカラフルに見えた(笑)この辺は関連LINKでも両種を見る事が出来る。
自車  :ドットイートは自動車が殆どだっが、当ゲームは飛行機で、当時としては珍しい。でもスピード感を感じない…。

ボタン :
 勿論加速だが、これは「ヘッドオン」の様に使い続ける事が出来ず、エネルギーもホーナスも減ってしまい、ゼロになると加速出来なくなる。この為当ゲームでは一切加速しないのがセオリーだが(終盤だけ加速するパターン攻略もある)これを知らずに最初からいきなり加速するプレイヤーも時々見かけた。この辺は当ゲームがロングセラーになれなかった原因の一つの様だ。何故そんなフィーチャーにしたのかも謎だが、エネルギーとボーナス両者が別々にあるのも理解に苦しむ。

レバー :車線変更でなく移動方向決定に使う。これもドットイート中当ゲームが初めてだ。
ドット :
 壁と同じ色で、外周を取ると「ビッビッビキビビッビッ…」て具合で、加速すると「ポココココッ、ポココココッ」と聴こえる。「ヘッドオン」「レッドタンク」等の赤ドットに相当する存在は無い。

 効果音についてはここで触れておこう。通常は「ポコココッコ、ポコココッコ…」と言う、とても飛行機が飛んでると思えないコミカルな音だ(笑)ドットが残り少なくなると、「ポココココココ…」と慌てた様に早くなるが、この変化は「パックマン」より慌しい。それからインベーダー基板流用ゲームとしては、プログラムは流用出来てもサウンドが流用出来なかった様で、それぞれの改造基板により様々な音がした。私の地元だとある流用基板は「チュルチュルチュル…」、もう一つの流用基板は「トッコットッコットッコットッコッ…」だった。
敵車  :
 飛行機の相手は当然ミサイル。色も「ヘッドオン」ゆずりの赤だが、むしろピンクに近い。2面からは内週をスタート位置に白いミサイルも出て来るが、敵はこの2機しかいない。それならゲームは簡単と思いきや、追っかけ方が尾行の様に大変しつこいので(セガ版「ヘッドオン」と「パックマン」以外のドットイートは、全てそうだと言う説もあるが…)やはりパターンを覚えている上級者以外は余り長く持たない。よく知られたテクニックとして、上下から画面中央まで行った後左右に進むと、ミサイルは直進してしまい避ける事が出来るが、上級者はそんなの使わない。
自車失敗:
 画面全体が真っ赤にになるのはタイトーのお約束だが、爆発した破片が斜めに飛び、壁を突き破って端まで到達する。「ゴウーン!」なる爆発音も端に届くまで鳴る。

 ところでタイトーのゲームには「TILT」(英語で揺らすの意味。タイトー系ゲーセンのネーミングも勿論ここである)と言う仕様がある。ピンボールを激しく揺らしてゲームを有利にされない様、マシンをひどく揺らすとゲームオーバーになるもの。この頃のタイトーのゲームにも搭載されており、当ゲームは画面がクリアされて中央に「TILT」と出た後、間を置いて再度クリアされ「GAME OVER」と出たが、爆発で画面が真っ赤になった時インストカードの部分を上手く叩くと、赤いままTILT表示が出た。
面クリア・難易度:
 クリアすると「ギュイギュイギュイギュイギュイギュイ!」のサイレンみたいな音と共に、画面中央にメッセージが出る。そしてスコア・燃料・ボーナスが画面中央に移動し、わざわざ小学生風タテ足し算を行う(笑)こうして面クリアやボーナス加算等を丁寧に表示するゲームは、当時のタイトーに比較的多い。

 また他のドットイートに見られない個性的な難易度として、内週にグリーンゾーンが設定される(インベーダー基板流用画面ではどうだか忘れた。多分色はそのままだろう)、ここを通るとミサイルだけ速度が倍、つまり加速ボタンを押した時の自機と同じになる。難易度の対応順は確か
  • 1面:敵1匹、グリーンゾーン無し
  • 2面:敵2匹、グリーンゾーン無し
  • 3面:敵1匹、グリーンゾーン有り
  • 4面:敵2匹、グリーンゾーン有り
その他 :
 先にパターンと書いたが、3面だか4面以降半永久的に使えるパターンがある。順路は忘れてしまったが、これは終盤に外周を消している最中、いきなり中途半端な所で折り返し、最後は加速を使わないと追いつかれると言う結構とんでもないパターンだった。  これらの説明を読んでもらえるとわかる通り、ドットイートとしてクソゲーではないが(当時そんな言葉も無かったけど)前述通りある種のハマり感が無かったのだ。
関連LINK:タイトー(ボックス筐体)      タイトー(テーブル筐体)

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス