IPMインベーダー/カプセルインベーダー

IPMインベーダーカプセルインベーダー

メーカー:IPM(タイトーライセンス)
 当ゲーム発表後に現在のアイレムに改名。また創業者の辻本憲三は、この後経営関係のトラブルでアイレムを去ったが、続けて作った新会社は日本カプセルコンピューターの名を縮めて「カプコム」となった。つまり当ゲームはあのストIIの異母兄弟的存在なのだ。
Copy.Lvl:
 プログラムからやり直しているのでCだが、出来上がりとしてはBに近い。また技術レベルはタイトーオリジナルより密かに高く、後述のカラーの他、動きがまだギクシャクしていたタイトーオリジナルよりなめらかだった。また内部スイッチの切替で全体の速度を高くする事が出来たそうだ。
Ver.& 色:
 キャラに固有の色がついている事と、アイレムらしく暗く濃い色なのがタイトーオリジナルとの最大の違い。

 また事実上のパート2である「カプセルインベーダー」も結構有名だが、変更点は主に以下の通り。
  • スコアが5桁になった。
  • 2面からはUFOからカプセルが落ちて来て30点敵が補充される(ゲーム名のカプセルはここからだろう)敵が2匹になると投下は無い。またタイトーパートIIやコスミックモンスターIIは補充される高さに制限があったが、カプセルインベーダーは若干節操が無かったのか、さらに上まで6段、7段と追加される。
  • 面クリアするとコーヒーブレークタイムとして、こんな絵が何秒か表示される(特定面クリアでの演出は「ギャラクシーウォーズ」「パックマン」よりこちらが早い訳だ)

       ((
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     *    *
     *    **
     *▲▲▲▲* * (▲は30点敵)
     *▲▲▲▲**
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ミサイル:
 タイトーオリジナルとの数少ない違い。くさび型で落下速度が速い。これによる被弾に注意と「インベーダー攻略法」にもあった。
ナゴヤ撃:コピー性からして不可能そうだが可能。
UFO、点数:
 ランダム。しかし前述通りタイトーオリジナルに類似した画面の為、当ゲームを遊ぶ子供の中には「何だこれ、16発目で撃っても300点にならないぢゃねえか」とボヤくのもいた。
備考  :
 存在自体少なかった様で、私も「インベーダー攻略法」で存在を知った後、たった一ヶ所で短期間見ただけだった。前述通り全体的にトホホな印象が強いが、理由の一つが音。私が見たものは音が大変少なく、射撃の「ピチュン!」と被弾の「…ゴン!」の2つしか無かった(この音、ウチでも紹介してる「コマンダー」に大変よく似てるが、やはり同じサウンド基板?)その店の音は決して小さくしてはおらず、他の店と比べても平均だったのだが、その店のそのゲームだけ小さくしていたのか? サウンドボードが標準でなかったのか? 多分当ゲームそのものの音が少ないと思うんだが。

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス