ディプスチャージ</A>/ディープスキャン</A>シリーズ

ディプスチャージディープスキャンシリーズ

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 駆逐艦の左右から爆雷を落とし、左右から出現して機雷を出してくる潜水艦をやっつけると言うのは「ディープスキャン」がパイオニアと考えてる人も多いが、実は異なる。ところがそこまで知っていたとは言え、正解までの道のりはかなり長いものだった。

 私は「ディープスキャン」こそちゃんと覚えていたが、確かタイトーが出していたと思う白黒プロトタイプ(地元のタイトー系店にあり、ゲーム仲間のRちゃんがこれを好きだった)の名が思い出せず、ここのレビューも以前は違った名で出していた。資料によると「ディプスボム」も「サブハンター」もあるし、johnさんとこは「ディプスボム」としてるのに、あちらの参考元は「ディプスチャージ」なんて知らない名。その「ディプスチャージ」の再現性が、私のタイトー版の記憶と寸分違わぬぞ? で結局当シリーズの開発の流れを推理した結果、以下の順番が正しくなる様だ。
  1. まず最初に作られたのが、アメリカはGremlinの「ディプスチャージ」。これはエスコ貿易により日本に入ったらしいが、記録が殆ど無い。
  2. これを「ポン」「サーカス」同様そのまんまコピーしたのが、タイトーの「サブハンター」とセガの「ディプスポム」。しかしこの2社だと知名度では当然?タイトー「サブハンター」となる。実際私も「サブハンター」は2ヶ所で見たが「ディプスボム」は無く、後述の「ゲームの博物史」によると、90年初頭まで青梅(ウチに近かった…!)に実在していたそうである。
  3. また「バイナリ・アナリシス」等から得た情報だが、データイーストはそのままGremlinからのコピーでなく、セガから「ヘッドオン」と共にライセンスされたらしい。ゲーム名が2つあるのは、2in1筐体の為に2種類発売した為。
  4. そして「ディプスボム」をリメイクしたのが「ディープスキャン」と。打倒タイトーを狙ったのか?なら成功した訳だけど。
 次に「ディープスキャン」とそれ以前のゲームの違いを表にまとめてみると、大体以下の通りとなる。
ディプスボチャージ
ディプスボム
サブハンター
サブマリン、センスイカンゲーム
ディープスキャン
メーカー Gremlin、エスコ貿易
セガ
タイトー
データイースト
セガ
白黒 カラー
筐体 アップライトボックス式 テーブル式
2in1筐体 「センスイカンゲーム」のみ テーブル式は2in1、ボックス式は単体
文字 「センスイカンゲーム」のみカタカナ 英語
駆逐艦の移動 ボタン レバー
レーダー なし あり
潜水艦の得点表示 2桁 1桁
X艦 なし あり
自機が沈没すると 画面下部に潜水艦と共に表示追加 ミス1回
ゲームオーバー 時間制(延長あり) 残機制

 あと「ディープスキャン」についてはこれも書いておこう。当時は全く同じゲームながら、テーブル筐体とボックス筐体で違う音を出すゲームが幾つかあった。で「ディープスキャン」のX艦は、一般的なテーブル式では静かな「ヒュイヒュイヒュイヒュイ…」だったが、ボックス式では「ギュぽぉ〜ん!ギュぽぉ〜ん!」と言う凄い音を出していた。テーブル式より改良したのか?

 最後にご存知の方も多いと思うが、当ゲームはウッドプレイスから「ザ・ディープ」の名でリメイクされている。この手の80年前後ミリタリーゲームのリメイクでは「タンクバタリアン」→「タンクフォース」と共に一番嬉しい存在だった。レトロコーナーで時々見かけます。

マイコン移植:
 実は結構行われ、BASICによるゲームもかなり出た。と言うのはこのゲームは動きが単純で遅く(海中だから)、お互いに緩衝し合う要素が少ない為(本当に必要なのは爆雷と潜水艦の衝突だけで、それ以外はすれ違いとしてプログラム処理の必要が少なく、画面の隅に来たら消せばいい)、画面内を動く要素が非常に多いにも関わらず、アーケードや実物と変わらぬそれらしい出来になるのだ。

 キャラクタグラフィックについても爆雷は"■"、機雷は"x"の文字を使えばいい。難点として潜水艦が挙げられるが、これはカッコを使って"<<1>>"とすれば、結構見える(PC−8001でやはりそこをグラフィックにしたものがあった)この潜水艦キャラを初めて使ったのが「I/O」に発表されたMZ−80用オール機械語ゲームで、結局当時のマイコンによるディープスキャンの中でも、一番有名な作品だ。作ったのは投稿常連の方で(名前失念)この人の機械語ゲームの特徴は、スピードが4段階に調節出来る事。最上位は「ホ゛ウソウ!」と表示される(笑)私もこの潜水艦キャラを使い、自宅のPC−8001と高校のMZ−2000でBASICながら自作、X艦のフィーチャーも、音までそれらしく作ってみせた。

 ホームページ上で当時の画像が見れるものとしては、やはり「I/O」のPC−8001機械語ゲーム最後期の投稿常連、今風太(こんぷうた?)さんのこちらを参照。

その他:
 「ディプス」はdepthと書くが、発音は「デプス」が正しい(「インベーダー必勝法」では「ディプスボンプ」と書かれているが、bombの最後のbは発音しないのは知られている通り)。よく見るとわかるがdeepと関係ある単語で、形容詞とか物の度合いを現す単語にthを付けると、度合いを現す名詞になるのだ。だからdeep(深い)+th=depth(深さ)。wide(広い)+th=width(長さ)はBASICでプログラムを作る人にはお馴染みの単語だろう。他にはfour(4)+th=forth(4番目)とか、moon(月)+th=month(月間)とか。

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス