Barrier

Barrier

 この作品の元ネタは Mattel 社の携帯型フットボールゲームで、Rob Patton 氏がシネマトロニクス社に入社したばかりの頃(当時17歳) プログラミングの練習として作ったゲームだそうです。最初は「Blitz」という名前で、後に「Barrier」と名称変更されます。

 ちなみにMattel 社の携帯型フットボールゲームとはLEDゲームで、こんなんです。ついでに言うと、昨年末 Mattel 社は携帯型フットボールゲームの復刻版を売り出しています。マニアは大喜びみたいですが、一般の人で今これを欲しがるのはいったいどのくらいいるのだろうか…
#余談

 ベクタービーム社の社長 Bill Cravens 氏は、自分の会社で簡単に作って売れるゲームはないかとシネマトロニクス社を訪問しました。その時、シネマトロニクス社は「バリアー」を売り付けました。なんせ新人の練習用に作ったゲームなので、そんなもの売れるわけないと思いつつ、影であざ笑っていました。ところが直後の買収により、ベクタービーム社で大量に売れ残った「バリアー」をシネマトロニクス社が自ら売りさばかなくてはいけないはめになったそうです。
 Mattel オリジナルはフットボールが題材でしたが、「バリアー」では、魔物の棲む城へ向って一人突き進む勇者、みたいなコンセプトのようです。

 ゲーム内容は基本的に、Mattel フットボールゲームを3Dビューにしただけです。三角形をした自基を4つのボタンで操り、ランダムに移動するダイヤ形の敵にぶつからないように、マス目に沿って1マスづつひたすら進めるだけです。自基が画面の一番奥に達すると、次は画面の一番手前に再び現れます。進めたマス数がそのまま得点となるので、後退するとその分得点は減ります。

 実機には背景画像があり、向こう側には城が立っています。さらに城の上にマントを着た魔法使い?が覆いかぶさるように描かれています。

キャラ絵の画像 (魔法使いが城よりでかい!)

 …と言いたかったけど、実機に描かれているのはどう見てもお城じゃないね(汗)グリッドの延長部分だと思います。昔、別のソースで見た実機の画像で、城だったような気がしたんだけど、絶対に城だったかと言われると自信なし。で投稿前にその画像を確認しようと思ったけど、どこにあったか失念してしまったので、記憶をたよりにしちゃいました。私の見間違えか、記憶の変質とみるのが妥当でしょうね。
 なお、全く同じフィーチャーを模倣していると思われる「THE 悟空」(シグマ、1980年)はここの方がインストカードを所有しているようです。(ここはオールドゲームファンにとっては結構有名かな?)説明によると、確かに「バリアー」そっくりですね。また、PCにも移植されている模様。

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス