陣とりゲーム総括

陣とりゲーム総括

Blockade

 「Blockade」のオリジナルフライヤーに「1976年の MOA Show に出品されてヒットし、すぐさま”最も模倣された”ゲームになった。わが社こそ元祖だ!」みたいなことが書いてあります。またゲーム内容で比較するなら
ゲーム名メーカースピード
Blockade Gremlin ゲーム中一定で変える設定もありません。
Barricade Remtek ゲーム中に関してはわかりませんが、ディップで7種類
(slow slow 〜 fast fast) が設定できるという情報があります。
Comotion UPL? 4人対戦時、1人死ぬたびに上がる。
Checkmate Midway Comotionと同じ。
Dominos Atari プレイ中に段々アップします(後述)
 この”スピードの変化”という観点からしても、「Blockade」が一番プリミティブな感じがします。

 以上の点から元祖は Gremlin の「Blockade」で、直接の後継に当たる Gremlin の第2段が「Comotion」、そして「Blockade」以後続々出たと言われる他社コピーものの1つが Ramtek の「Barricade」という気がするのですが。「ドミノ」の方で書かれた進化の流れは、あながち間違いとは言い切れないと思います。
バリケードII

 「Blockadeは77年にタイトーから発売された「バリケードII」なのではないかなあ?という気がしてきたました」(Kumagaiさん談)

 これは私も賛成します。画面の感じ、2人対戦専用という点はもとより、勝ちポイント数がディップで3〜6まで設定できる点も「Blockade」と全く同じです(ちなみに「Barricade」は1〜7まで)なお Gremlin 社の場合は、デモ中のサウンドの ON/OFF 設定をする”BOOM スイッチ”というのが、コインドアーの内部についているはずです。この辺が確認できるといいんですが。

 うーん。Gremlin 販売の輸入版が「ブロッケード」、国内ライセンスがタイトーで「バリケードII」だという気がしますが。でも、タイトーHP にはありませんが(こうやま注:タイトーHPは時期により掲載内容に改廃がある)、資料によると「バリケードIII」まであるんですよね。Gremlin 社とライセンス契約をしているのなら、パート1と3のどちらかは「Comotion」だと推測されますが、残りは??? 謎は深まるばかり…

 ここはやはり、当時やっていた方の情報がほしいところです。
Dominos

 移動速度がハナからかなり速いので気が付きにくいと思いますが、実はラウンド内でスピードがどんどん上がるというフィーチャーがあります(しかしこの異常なハイスピードは、本当に実機でもこうだったんですかね?)

 それからこの作品はドミノをドミノ倒しの要領で並べていく様を真上から見ているつもりで、ミスするとドミノが倒れていきますが、この時パタパタ倒れる音がするらしいです。こういう芸の細かさもアタリならではという感じですね。

 なお「キャニオンボンバー」「スカイダイバー」等この時代のアタリ作品でしばしばあるように、これには1/2人プレイヤースタートボタンは存在せず、白/黒プレイヤースタートボタンがあります。すなわち1人プレイ時は白と黒の好きな方を選べます。2人対戦時は白/黒スタートボタンを同時に押します。また勝ちポイント数は3〜6までディップで設定可能です。

#ふと思いましたがディップで変更できる数って、デフォの設定で記述したり、変更できる範囲を示したり”規定の数”などとお茶を濁したりと、整合性がとれてないような気がしますが…。今から見直すのも面倒だろうから、ま、いいか(笑)

 CPU 相手の1人プレイの元祖か否かという点に関しては、Meadows 社の「Bigfoot Bonkers」というのが 1976年にすでに1人プレイをサポートしているという情報があります。これは「Blockade」のコピーですが、画面中にあるいくつかの足跡が障害物となり、これにぶつかっても死ぬという風にアレンジされています。

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス