Venture

Venture

 Retrocade & MAME 用の洋版 history.dat に、Tom Hirschfeld 氏による異様に詳しい解説があるので、訳してみました。(これはもともと、KLOV の Cheats, Tricks and Bugs からリンクされている先にもあったが、今はもうなくなっている。)これを読めば、少なくともレベル2までは楽々クリアできるようになるでしょう。しかし、レベル3以降はさらなる研究が必要です。完全制覇への道は遠い…。なお、わかりやすさを優先し、ほとんど意訳です。適当に語を補ったり省略したりしているので、場合によっては原文と似ても似つかない文もありますが、その意味する所は押さえているつもりです。


操作系
  1. 8方向ジョイスティック
  2. ファイヤーボタン
得点
  1. ホールモンスター:低得点(訳注:ホールモンスターは殺せないので、そもそも得点などないはずだが…。”低得点”というのは間違いか?)
  2. ダンジョン内のモンスター:中得点
  3. ダンジョン内の宝石:高得点
  4. レベル2クリア後に弓矢追加
危険
  1. ホールモンスターやダンジョン内のモンスターに触れたり、壁につぶされたりすると、ウインキーは死ぬ。ここでウインキー (Winky) とは、プレイヤーが操作するキャラの名前で、弓矢を武器とする勇者である。
注意
  1. ジョイスティックは動きとショットの方向を同時に決める。プレイヤーが弓矢を新たな方向へ向けると、その方向へ動き初める。

  2. ホールモンスターはダンジョンの外を、初めはゆっくりと動き回っている。撃っても死なないので、追ってきたら逃げるしかない。

  3. 宝を確保するには、宝を取った後、無事にダンジョンから脱出しなければならない。もし出る前に死んでしまったら、宝は元の位置に戻り、ダンジョン内のモンスターもすべて復活する。つまり、宝を取ったり、モンスターを殺した分の得点は入るが、部屋は全く最初の状態に戻ってしまう。いったんダンジョンをクリアしたら、マップ上でそこは塗り潰され、もう入ることはできない。レベル内のすべてのダンジョンをクリアしたら、ウインキーは画面下に降りて行き、次のレベルに進む。

  4. ウインキーが死んで再び生き返る時は、(GET READY と出る画面で、左上から)新しい弓矢を取り、(そのまま下へ行って、)画面下にある階段を降りていく。宝を確保済みのダンジョンはマップ上で塗りつぶされたまま再開となり、ホールモンスターが(点から)成長し初め、2秒以内に追い掛け始める。

  5. ウインキーが1つのダンジョン内に10秒以上留まっていると、ホールモンスターが入ってくる。まず、部屋の外に点が現れ、モンスターの形に成長しつつだんだん大きくなっていく。完全に成長するまで約2秒。そして、ウインキーに向かって最短直線コースで追ってくる。たとえそのコース上に壁があったりモンスターがいたりしても、かまわず全部突き抜けてくる。(ダンジョン内で)ホールモンスターが部屋の外に現れたのを確認してからウインキーが外に出ても、(マップ上で)モンスターが実際にそこにいることはめったにない。

  6. ウインキーがいったんダンジョンから出て再びそこへ入ると、それまでいくらモンスターを中で殺していようとも、すべて復活する。しかも、出てからまたすぐ入ったら、ホールモンスターがすぐさま現われる。何度も出たり入ったりしていると、だんだん多くのホールモンスターが集まってきて、外で待ち構えていることになる。

  7. まれにホールモンスターがちょうどダンジョンの出口で待ち構えていることがある。この場合は運が悪かったとあきらめよう。

  8. ダンジョン内のモンスターは、死んでいようが生きていようが、とにかく触れると死ぬ。モンスターの死骸はゆっくりと消滅していくが、それがたとえ最後の1ドットであっても、触れると死んでしまう。

  9. 消滅しつつある死骸を撃つと、その消滅が早まるどころか、逆にモンスターを殺したばかりの様に、その体を再生させてしまう。ダンジョンのモンスターはたいてい、ウインキーが狙いを定めているのを感じるとすぐ当たらない場所へ逃げていく。撃ち殺すには動き、狙い、ショットのすべてを素早く行わなければならない。モンスターを殺さずに、うまくかわすことによって宝を確保することも場合によっては可能である。そうするとモンスターを殺す時間が稼げる。

  10. レベルクリア時、(そのレベルで稼いだ得点)×(画面上中央に出てる1桁の数字)だけの得点がボーナスとして加算される。例えば、レベル1で稼いだ得点が 1000点で、倍率が7だとしたら、全得点は 8000点になる。(訳注:1000 + 1000×7 = 8000)

  11. いちいち詳しく解説するにはダンジョンの数が多すぎるので、以下では最初の2レベルに絞って解説する。知っておけば役に立つであろう。

  12. レベル1、左上(壁の部屋):最も簡単なダンジョンである。真ん中にダイヤモンドがあり、その四方で4つの赤い壁がゆっくりと動いている。ウインキーは動く壁に触れても、ダンジョンの壁との間で押しつぶされない限り大丈夫。上側か下側で壁が中心から最も離れるまで待っていれば、簡単に中に入れる。ダイヤモンドを取って同じように出ていけばよろしい。ショットで壁に穴をあければ真直ぐ進んでクリアすることもできるが、壁を撃っても得点にはならず、ただ時間を無駄にするだけである。

  13. レベル1、右上(蛇の部屋):3匹の緑色の蛇が魔法のリンゴを守っている。常に(画面に対して)水平のままでいて、それほど速く動くわけでもないので、撃ったりかわしたりするのは難しくない。ウインキーが右側の入り口から入れば、自分とリンゴの間に蛇は2匹しかいない。別の入り口から入ると、3匹すべてと対面することになる。

  14. レベル1、左下(ゴブリンの部屋)と右下(骸骨の部屋):それぞれ3匹のモンスターがいるが、特に難しいことはない。単にかわして宝を確保することもできるし、撃ち殺すとしたら、それよりも多少時間を食うといった程度。敵がどういう風に動くかをいったん見極めれば、なんてことはない。

  15. レベル2、左上(双頭の部屋):このY字型ダンジョンにウインキーが入ったときは、誰もいないように見える。しかし下側にある宝を取ったとたん、4匹のカニ型モンスターが(2匹づつ)2つの出口の前に現れる。撃ち殺すと死骸がしばらく出口を塞いでしまうので、ホールモンスターが入ってきたら、逃げ道がない。

  16. レベル2、右上(トロールの部屋):2匹の怒れるトロールが宝を守っている。このダンジョンに入ると、初めウインキーとトロール達の間に壁が立ち塞がっている。しかし、およそ3秒後、壁の一部が消えて数カ所の通り道ができ、トロール達がそこを通って突進してくる。レベル2のモンスターの中で、最も狙いづらい動きをする。

  17. レベル2、真ん中(ドラゴンの部屋):この部屋にいる4匹の大きなドラゴンは比較的狙いやすい。しかし、(部屋が狭いので、)その死骸は、宝へ通ずる道と、出口を塞いでしまうことが多い。そうなったら、部屋から出る前にホールモンスターが入ってくるだろう。

  18. レベル2、下(クモの部屋):3匹の赤いクモは素早く、撃ち殺すのは難しい。しかし、そいつらはこのダンジョンの最大の脅威ではない。いったんウインキーがこの部屋の宝であるダンサーの像を取るやいなや、3匹の赤いクモは死んでいようが生きていようが消滅し、代わりに、より素早く、より危険な2匹の黄色いクモがウインキーの両側に現れる。

  19. レベル3で出てくるのは、デーモンの部屋、霊魂の部屋、コウモリの部屋、一つ目獣の部屋、である。それぞれに特徴がある(が、ここでは解説しない)。後のレベルになるほど、
    1. 得点とボーナスが増加する。
    2. それぞれのダンジョンは難易度が増す。
    3. ホールモンスターはより早く動く。

訳注:ダンジョンの種類はレベル1〜3までに出てきた12種類ですべて。参考までに、英語名との対照表を以下につけておく。
壁の部屋Wall Room
蛇の部屋Serpent Room
ゴブリンの部屋Goblin Room
骸骨の部屋Skeleton Room
双頭の部屋Two-Headed Room
トロールの部屋Troll Room
ドラゴンの部屋Dragon Room
クモの部屋Spider Room
デーモンの部屋Demon Room
霊魂の部屋Genie Room
コウモリの部屋Bat Room
一つ目獣の部屋Cyclops Room
 レベル4以降のダンジョンはレベル1〜3の繰り返しとなるが、上で述べているように難易度は増し、これまでの戦略が通用しないことも多い。各自研究すべし。なお、同じダンジョンでも宝の種類は変わっていく。GET READY と出る画面における宝の表からすると、宝はおそらく全36種類なので、レベル9クリアで一回りしてもとに戻ると思われるが、未確認。
戦略
  1. 動かずに狙いの向きだけを変えたいなら、ジョイスティックをその方向へ倒すのでなく、軽く叩け。

  2. ダンジョンの外でホールモンスターに追い掛けられたら、ショットを撃って時間を無駄にするな。どのみち逃げるしかないのだから、左右の反転をうまく利用して振り切れ。

  3. モンスターを撃つ時は、その死骸が宝へ通ずる道を塞いでしまわないように努めよ。さもなくば、死骸が完全に消えるのを待つしかない。決して死骸を撃ってはならない。

  4. それぞれのダンジョンから素早く脱出するべきなので、宝を取るのに時間の無駄をしてはならない。一連の流れるような動きでそれができるし、そうするべきである。宝に触れるや否や、そこから逃げ出すことを考え始めよう。

  5. ホールモンスターがダンジョンの外側に現れたら、すぐ立ち去れ。たとえそいつが部屋のすぐ外側に現れたとしても、部屋から出たら、そいつが実際にそこにいるわけではない、ということを覚えておこう。もっとも、別のホールモンスターがたまたま出た先にいることもあり得るが。ホールモンスターがダンジョン内に入ってきたら、最善の策としては、反対方向へ逃げることである。もしそこに出口がなかったり、死骸が道を塞いでいたとしても、最初の3つのレベルならば、うまくウインキーを操って逃げ切ることは可能である。リスクを伴うが、そうしなければないらない状況に陥ったら、とにかくやるしかない。

  6. ダンジョンを出る時は気をつけろ。ホールモンスターが待ち構えているところへまっすぐ突っ込みたくはないだろう。それまでそのレベルで過ごした時間が長ければ長いほど、より慎重になるべきだ。

  7. 特に撃つ必要もない時に、ダンジョンのモンスターを撃つべきであろうか?それはスピードと正確さしだいである。もし短時間で殺せる自信があるなら、そうすべきである。最終的な得点を決めるのは、レベルをクリアした時のボーナスであることを忘れずに。したがって、もしそれほど早くできないのなら、たかが数百点を得るためにボーナスを1/6か1/7まで減らしても何の意味もないだろう。

  8. レベルは常に同一の位置(マップ上で下側中心よりやや左寄り)からスタートするので、最も近い位置にあるダンジョンから攻めるのは意味のあることである。もし一度も死なずにすべての部屋を回れたら、そのような戦略は時間の短縮につながる。ただし、殺されて最初の位置から再スタートになってしまったら、もし死ななければ必要のなかった長い距離を歩かねばならないかもしれない。

  9. 壁の部屋では、赤い壁に穴をあけようとして時間を費やしてはいけない。壁を撃っても得点にならないし、壁を避けていくよりかえって時間がかかる。このダンジョンは最も簡単なので、早く終わりたいなら最後にとっておくのもよい。(訳注:これはあくまでレベル1での話。レベル4以降では壁に穴をあけなければクリアできない。)

  10. 蛇の部屋では、矢は2匹の下側の蛇に向かって、やつらの攻撃範囲に入る前に撃て。胴体が長いので、離れていても容易に当てられるだろう。時間がない時は、右側のドアからこのダンジョンに出入りし、(自分とリンゴの間の2匹の蛇だけを相手にして、)3匹目の蛇と直面しないようにしょう。

  11. ゴブリンと骸骨の部屋では、モンスターをかわして宝を確保することもできるが、もちろん撃ち殺して得点を稼いでもよい。お好みでどうぞ。

  12. 双頭の部屋はレベル2の最後にとっておくべし。いったんその秘密がわかってしまえば、とても簡単である。カニを撃ち殺して、その死骸が消えるのを待っている時間がない時でも、ごくわずかな時間で無事に部屋から脱出できる。宝に触れたらすぐにジョイスティックを左上に入れて、そのまま斜めに進め。(タイミングさえ間違えなければ、)カニをすれすれで通り過ぎて行って、左側の出口へ辿り着けるだろう。(訳注:これはレベル2でしか通用しない。レベル5でこの通りにすると確実に死ぬ。)より得点が稼げるが、時間は食ってしまう方法としては、宝を取った後そのまま下側でじっとして、カニが下に降りてくるのを待つことである。うまく撃てば、カニどもを殺してなおかつ出口へ通じる道を確保できる。ただし、達成する前にホールモンスターが入ってきたら、御陀仏である。

  13. トロールの部屋に入ったらすぐに、入り口から1インチ(約 2.5cm)ほど左に動いて、そこから斜めに右上を狙え。壁が消えるやいなや、1人のトロールが、自分が狙われているのに気付かずに下に降りてくる。斜めショットはどのモンスターに対しても有効だが、トロールは特に扱いにくい。敵が降りてきたらすぐに撃ち殺し、それから上へ行って宝をとる。すばやくやれば、残りのトロールは追いつけない。(訳注:これもレベル2に限った話。私はレベル5のトロールの部屋がどうしてもクリアできない…)垂直あるいは水平方向に狙いを定めたままでいる限り、トロールには決して当たらず、そのうちホールモンスターが入ってきてしまうだろう。(どうしても斜め撃ちをしたくないならば、)わざと敵のいない方向を狙って、敵が突進してくるのを待つことだ。敵が向かって来たら、すばやく狙いを定め、逃げられる前に撃て。

  14. ドラゴンの部屋ではほぼすべての敵を殺さなくてはならない。すべてのドラゴンが生きて動いているうちに、合間を縫って行くことは無理である。ショットの腕に自信があるにしても、宝へ通ずる道を塞いでしまわないように最新の注意を払わねばならない。宝へ達する前にドラゴンの死骸が消えるのを待たなければならない状況になったら、いったんあきらめた方がいいかもしれない。

  15. クモの部屋の赤いヤツは常に中心にある宝の近くにいて、その周りでウインキーの動きに追随する。1匹だけ撃つのがベストだろう。時間はかからないし、残り2匹のクモを避けて宝を奪い取るのは簡単である。宝を取った瞬間から、2匹の黄色いクモに気をつけろ。やつらは素早く近付いてくるので、時間が十分あるとしても、かわして逃げるべきである。出口の近くまで達したら、数発撃ってみてもよい。

  16. 新しいレベルになるごとに、ますますチャレンジしがいのあるものになる。最善の策を見つけるよう、各ダンジョンを注意深く眺めてみよう。

 より熟練したプレイヤーを見て、様々な難所を各自色々な方法で扱っているのを観察することが、重要であり、必要不可欠である。「ベンチャー」はそんなゲームの一つである。幸運を祈る!

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス