World Series

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 うーん、不本意ながら、確認のとれない点が多々あるのですが、とりあえずわかった限りの事をまとめます。


操作系

 2スティック(ピッチング用とバッティング用)+3ボタン("Aim"(狙いを定める)、"Extra Base"(進塁)、"Go Back"(戻る))。特殊なのはバッティング用スティックで、あの懐かしい野球盤のバットを思い出して頂くと想像がつくかと思いますが、バネ仕込みになっています。野球盤のバットを垂直に立てて、右側に倒すとバネが伸びる、って感じの取り付け方です(たぶん)。ピッチング用はバネ仕込みではない、普通のアナログスティックです(たぶん)。

 CPU相手の1人プレイの場合、1クレジットで1イニング。2人での対戦プレイの場合、2クレジットで1イニング。1クレジットいくらが標準だったのでしょうか?(目撃情報求む)1ゲーム=9イニングをプレイすることを考えると、1クレジット100円ではちと高すぎますね。よく考えたら、「ボールパーク」なんか1イニング100円だったね。。。
まずは操作方法を覚えましょう

 守備時はピッチャーを操作します。"Aim" ボタンを押しながらピッチング用スティックを動かすと、画面右側のキャッチャーのあたりで、ボールの目標点を示す小さな白い点が動きますので、まずは狙いを定めて下さい。次に "Aim" ボタンを放し、スティックを後方に倒すと投球準備に入ります。スティックから手を放すと、画面上のピッチャーはボールを投げます。ボールが飛んでいる最中にスティックを動かすことにより、各種変化球が投げられます(たぶん)。どんな球を投げようとも暴投・死球にはならず、ボールは必ずキャッチャーミットに納まるのがちょっと変。守備は完全にCPUまかせです。エラーは決してありません。ダブルプレーはたまにありますが、プレイヤーの意志で出来ないので、歯がゆい思いをすることしばしば。

 攻撃時は当然ですが、バッターを操作します。バネ仕込みバッティング用スティックの操作は、基本的に野球盤のそれと同様に、引っ張って、タイミングよく放す、というものです。しかし、野球盤と違って、上下方向にも少し動かせるようになっています。画面左側のストライクゾーンを示す枠のあたりで、スイングの高さを示すマークがありますので、引っ張りつつ、上下の調整をして下さい。強く引っ張るほど、バネの力でスイングのスピードは速くなります。バッターは打った後、1塁までは自動的に走りますが、さらに先へ進みたい時は "Extra Base" ボタンを、進もうと思ったけど間に合わなそうなんで引き返したい時は "Go Back" ボタンを押します。なお、盗塁はできません。

 ボタンで狙いを定めるのは投手の方のみ。打者はスティックの上下(バネの伸縮方向と垂直な方向)で狙いを定める。
MAME で遊ぶための Tips

#と、以上の操作方法がわかったところで、いざ MAME でやってみると思うように動いてくれないという人も多いことでしょう。私は以下の設定で、MAME で、しかもキーボードで無理やりプレイしています。

 まず、stick 1 がバッティング用、stick 2 がピッチング用です。ボールを投げる場合、「スティックを倒して、放す」という動作は、まず stick 2 の下方向キーを押して、次に上方向キーを押す。バットを振る場合、「バネ付きスティックを引っ張って、放す」という動作は、まず stick 1 の右方向キーを押して、次に左方向キーを押す。

 しかし、デフォルトのままでは反応性が悪いので、Analog Control の設定をいじります。stick 1 の X 方向、stick 2 の Y 方向のそれぞれについて、speed と sensitivity を相当高めに設定しておきます。どのくらい高く設定すればよいかはキーボードの種類に依存するかもしれませんが、私の環境では、speed = 50、sensitivity = 255% (目一杯上げる)としています。

 sensitivity の値が低いと、思うように反応してくれません。また、speed の値が低いと、バットにボールが当たってもいつもボテボテのゴロにしかならないし、逆に speed の値が高すぎると、ホームランばかり頻発してゲームがぶちこわしになるかもしれません。キーボードでは強さの微妙なコントロールは無理です。(毎回ごとに設定をいじれば、バットスイングの強弱をつけることは不可能ではないが、それはあまりにも面倒でしょう。)常に一定の強さで、あとはタイミングのみで勝負する、という風にせざるを得ません。各個人の環境に合わせて、それぞれ適正な設定を見つけてプレイを楽しんで下さい。
 あと、注目すべきフィーチャーは "Statistical Key" 。これは、3文字のイニシャルと生年月日で識別されるプレイヤーの成績を記憶するという機能。コインを投入しスタートボタンを押すと、まず Statistical Key の入力画面になります。Key を入力すると、もし以前のデータがあればそれをロードして、さらにデータが追加されていきます。データを記録したくない場合、ここで再びスタートボタンを押して下さい。

 英語のお勉強を兼ねて、記録されるデータをすべてリストアップしておきます。覚えておくとメジャーリーグのTV中継をより楽しむことができるでしょう。(と、ゲームに直接関係ないネタでお茶を濁す(笑))
記録される個人データ一覧
<投手部門>
WWins勝利
LLosses敗戦
Pct.WIN-LOSS %勝率
CGComplete Games完投
IPInings Pitched投球回数
RRuns allowd失点
ERAEarned Run Average防御率
SHOShutouts完封
No-Hitters無安打試合 ----注1)
HHit Allowed被安打
BBBase on Balls与四球
SO/KStrikeouts奪三振
HRHome Run allowed被本塁打
<打撃部門>
ABAt Bats打席数
HHit安打
BA/AVGBatting Average打率
2BDoubles2塁打
3BTriples3塁打
HRHome Runs本塁打
SLG/SPSlugging %長打率
RRuns得点
RBIRuns Batted In打点
BBBase on Balls四球
SO/KStrikeouts三振
OBPOn Base %出塁率
HIDPHit Into Double Play併殺打 ----注2)
注1)厳密に言えば、No Hitter はエラーや押し出しの四球などで得点が入ったとしても、ヒットさえ打たれていなければ成立するので、いわゆるノーヒットノーラン(この場合の「ラン」は得点の意味で、ランナーの意味ではない)とは違う。 注2)併殺打は GIDP (Grounded Into Double Play) を使う方が一般的。厳密に言うと、GIDP はゴロによる併殺打のみを差し、HIDP はあらゆる形態の併殺打を含む。従って、HIDP≧GIDP である。

 Statistical Key 入力後に Extra Base ボタンを押すと、それまでのデータが参照できます。そして、ゲーム終了時にはそのゲームでの成績を加えてアップデートされたデータが表示されます。なお、デモ中に Aim ボタンを押すと投手部門トップ10(投球回数 50以上で、おそらく防御率順)、 Extra Base ボタンを押すと、打撃部門トップ10(打席数 200以上で、おそらく打率順)が、それぞれ表示されます。
 ところで、データを記録するためには、いつも同じ台で遊ばなければならないのか?別の場所・別の台で遊んだ場合のデータを加えることはできないのか?という疑問が当然湧いてくるが…が、ちょっと待て。コンパネに "STAT KEY" と書かれた2つのポートがあって、何かを差し込むようになっているみたいだ。これはもしかして、メモリカード/スティックのようなものを挿入してデータを読み書きするのでは?だとすれば、上記の疑問は解決する。しかし、1985年にすでにそのような仕様が本当にあったのだろうか?あったとしたら、そのメモリはどんな媒体で、いくらで販売されていたのだろうか?疑問は残る。目撃情報求む。誤解のないようにまとめると、
 なお、この作品は Cinematronics 社名義となっていますが、実質Leland 社が開発したようです。Cinematronics 社は業績不振のためアーケード業界から撤退を始めており、Leland 社は Cinematronics 社のアーケード部門を買収します。この作品の続編として「Baseball The Season II」(1987)「Strike Zone Baseball」(1988)などがリリースされていますが、これらは Leland 名義となっています。

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス