スペースタクティクス

スペースタクティクス

コンパネ

 英語版のマニュアルによると、ボタン付き操縦桿と、6つのボタン(黄色1つ、赤5つ)です。ただ、文章でそう書いてあるだけで写真がないので、ボタンの配置状況は不明。筐体は大型のコクピット形のみしか存在しない模様。
ゲームの目的は

 5つのベースを敵の攻撃から守ること。操縦桿で十字の照準を操作し、操縦桿についているボタンでレーザービームを発射して敵を撃ち落とす。レーザーの進む速度は敵の動きに比べてゆっくりしているので、タイミングは結構難しい。

 黄色いボタンを押すと、5つのベースの上にバリアーが張られる。敵のミサイルによりバリアーには穴があくが、制限回数内で、ボタンを押す度にリニューアルされる。制限回数は画面下のBで確認。(注:画面下のSは Score、Cは Credit、Bは Barrier、Rは Round )

 5つのベースはそれぞれ1基づつミサイルを装備しており、5つの赤ボタンでそれぞれ対応するベースからミサイルが発射される。敵のミサイルを迎撃することができるが、敵自体は撃ち落とせない。要するに、ベースが装備しているミサイルは攻撃用ではなく、防御の最終手段である。1発撃つとそれっきりなので、使い方を間違えて無駄遣いしないように。すべてのベースが破壊されるとゲームオーバー。
ラウンド

 2部構成で、3列編隊で波状に進んでくる宇宙船群の面と、トリッキーな動きの UFO 面から成る。(ただし、3面、7面、以降4面毎に宇宙船は3列編隊でなく、3基のみ登場して UFO のような動きをする。)宇宙船は最初、前列から順に 100、200、300 点で、ラウンド毎に 100 点ずつ上がる。UFO は 1,000 点単位のミステリー。敵はいつまでも撃ち落とせないでいると、そのうち消えてしまう。ラウンド内のすべての敵を撃ち落とすと、バリア追加のボーナス。

 延長プレイについて。(ディップスイッチの Extended Play が ON の時のみ有効。)クレジットが1つ以上残っていれば(画面下Cで確認)、ベースが全滅する前にスタートボタンを押すと、ベースがすべて復活する。クレジットが残っている限り何度でも復活できる。一度に最高5クレジットまでしか受け付けないが、ゲーム中のクレジット追加が可能なので、事実上無制限に延長できる。
可動モニター

 いや、薄々勘付いてはいたんですが、まさかモニター自体が動くなんて、そんなバカなと思ったもので…。Environmental筐体に潜望鏡に動くモニターと、偶然にも(?)一種の体感ゲームと呼べるほどの特殊な筐体ですね。こういうメカニカルな部分はどうにもできないところに、MAME、さらにはエミュレーションという概念そのものの限界を感じてしまいます。(近々「アフターバーナー」もサポートされそうだけど、画面部分のみ再現させることにどれほどの意味があるだろうか…)
ついでに補足ですが

 MAME では画面下に出る”S: C: B:R:”は実際には動くモニター上でなく、コンパネの固定された部分に表示されるみたいです。えっと、マニュアルにあるパーツカタログに

Bar-Graph LED (Red, Rectangular; for Credit, Barrier and Round Displays)

っていうのがあります。さらに、 というパーツもあるんで、やっぱりコンパネに表示されるんじゃないかと思います。こういう時に実物見たことある人がいるといいんですけどね…

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス