モウルハンター

モウルハンター

メーカー:
 データイースト。当時デコとしてはかなり力を入れていた作品らしく、ゲーセンに貼られていたポスターで「ただ今、モグラ叩きゲーム開発中!」とか書かれており(当時私はあの「もぐらたたき」をビデオゲームで作るのかと思った)出来上がったゲームは以下の通りかなりのフィーチャーが満載で、同じ敵全滅形の「トランキライザーガン」「侍」等と並ぶ傑作となった。また確定でなく恐らくになるが、デコがカタカナ表示を使った最後のゲームではないかと思われる。

自機:
 デザインは関連リンクを参照だが、頭と手足線だけのシンプルな姿(笑)ゲーム開始時は右上の残機表示から、画面上部中央まで自動的に歩いてくる(関連リンクの一番下の写真。この辺「スペースパニック」と同じ)登場時も操作時も、歩くと「チュックッチュックッ…」と音がし、左足と右足でちゃんとサウンドが違う。
 武器はハンマーだが、正面を向いた場合は右手か左手か、持っている方向が厳密に区別される。これでモグラを全て叩き殺すのが使命だが、モグラはプレイヤーの足元にいる事を表現する為、ドット単位でプレイヤーとモグラのグラフィックが混ざり、やはり見にくい。この状態でハンマーを振っても当たらない事もあり、何回も空振りを繰り返すと、親モグラは動きを止めてこちらを笑う。これについてはさらに後述。

敵:親と子2種類のモグラがいる。まず基本的な違いは右に表にしてみた。
 親子の共通点としてはあちこち頭を出したり、もぐって移動したりする。移動中は移動痕が「>>>>>>」と表示され、プレイヤーはこれを叩けない。また色については「スペースファイター」基盤と同じで1キャラ1色となっている。

親モグラ:
 さらにフィーチャーが多いので、書ききれない部分はここで説明。まず右で触れている親モグラのボーナスだが、これは通常なら「キュ〜ウッ!」の効果音と共に3桁点数の得点が表示されるだけだか、時々得点でなく「ボーナス」と表示され「キュ〜ウッ!」が不定回数鳴る(多分鳴った回数だけ100点づつ入るのだろう)
 さて上でも書いたが、当時のポスターには必勝テクニックも書かれていた。親モグラは高得点なので出来るだけ叩くべきなのだが、近寄ると噛まれる危険性がある。そこで秘密のテクニックとしては、わざと親モグラの近くで空振りを続け、親モグラが笑った隙をついて殴ればいいのだ。この時代こんなのをポスターに出していたのはセガとデコだけ。デコは「アストロファイター」でも必勝法ポスターがあった。

ピーナッツ:
 モグラに次ぐ重要なキャラで、デザインは関連リンクを参照。モグラ達は親も子もこれを徐々に食って行くので、面クリアまでに全て食われない様阻止するのがプレイヤーの役目。
 一騎打ちつまりボス戦で親モグラを倒すと「プープーププープー、プープープー!」のメロディと共に親モグラが昇天し、その後残ったピーナッツ(二粒ある実が片方食べられれば、当然一粒しか残ってないのもある)が順番に、「キュルルル…」のメロディと共に点滅した後消えて行く。この残った存在が得点として加算されるフィーチャーは「ルナレスキュー」の生存者に大変イメージが近い。
 しかしこのピーナッツには怖い一面もある。数か少なくなると赤く点滅して(サウンドは無し)危険を知らせるが、全て食べられると親モグラの速度が異常に速くなり、すぐ足を噛まれてしまう。つまり「平安京エイリアン」で言う「時間オーバーで16匹フルスピード」モードに相当する。

親モグラ 子モグラ
ピンク
動き プレイヤーを追う 適当
攻撃 プレイヤーの足を噛む 攻撃はしない
常時1匹で不死身 最初16匹いて徐々に倒されていく
得点 100〜500時々ボーナス 確か2桁得点
子モグラを
全滅させると
一騎打ち 外周に天使の
姿で出る
やられた時:
 上で書いた通り、プレイヤーが親モグラに足を噛まれるとミス一回で、プレイヤーの顔は(xox)となり、サウンドも「キューイン、キュヨーン!」。そして2人の人間がタンカを持って現れ、噛まれたプレイヤーを画面横端まで運んで行く。噛まれる危険が高いポイントはポスターにも「ハンマーが親モグラと逆方向の時」「親モグラが足元から来た時」などと書かれていた。
 全員を失うと何と、無数の子モグラを集めて出来た親モグラの顔が画面いっぱいに現れ、笑いながら「モットヨク、モグラノウゴキヲミテミタラ?」と笑い飛ばされてゲームオーバー。

その他:
マイコン移植:
 直接は無かったと思われるが「I/O」にてMZ-80とFORM言語(ハドソンの出していた整数型FORTRAN)で多くの傑作ゲームを出していた投稿常連、森羅万象(しんら・ばんしょう)氏の発表した「GENOCIDE」に、「参考にしたゲーム」としてトランキライザーガン等多数のゲームの名前が並べられており、当ゲームの名も入っていた。
 「スターホーク」の項にも書いたが、当ゲームは何と2000年9月まで琵琶湖タワーに残っていたそうだ。あとどっかのレゲーサークルで、希少価値の高いゲームみたいな扱い方をして情報提供とか募ってた様だけど、当時私は複数のゲーセンで見ており「スペースファイター」「アストロファイター」等デコが入ってる店では普通の存在だったので、希少価値は高くも何ともないよ。その後基盤が長持ちしたかとか、それで希少価値が出たかとかは知らんけど。

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス