トロビカルダイブ

トロビカルダイブ

メーカー:テクノン工業 「ドラキュラハンター」に続いて出たが、その結果は皮肉なものだった。

 ゲーム内容は簡単なので項目を作らず書くと、プレイヤーがダイバーを上下左右に操ってモリを発射し、同じく画面上をうろつく、サメやクラゲ等の海洋生物を全滅させるのが目的だ。この辺タイトーの古典シューティング「ブルーシャーク」を思い出してくれるといいかも。

 またこれは当然と言うべきかも知れないが、「ドラキュラハンター」から筐体やコンパネが丸ごと流用されており、サウンドもゲーム中の音はコウモリ飛行音、ダイバーが死ぬ時はドラキュラ館炎上時と同じだった。

 しかし当ゲームの致命傷となってしまったのが、そのゲームバランスの悪さ。ルールが「ドラキュラハンター」より単純なのはともかとくして、その敵達が画面じゅうに所狭しとお存在し、ちょっと触れただけでダイバーが死んでしまうのだ(この時のダイバーのグラフィックは、漫画で感電したみたいにビビビッとなる)。「ドラキュラハンター」を超える次回作を作ろうとして空回りしたのか、それともヒットの為おごり高ぶってお粗末なゲームしか作れなかったのか…?

 結局テクノン工業は結局これが最終作となり、「ドラキュラハンター」は今でもその名と基板を語りつがれる一方、当ゲームは私も最近名前を再確認出来た程マイナーな存在で埋もれてしまった。当ゲームの失敗が原因となった事は比較的容易に想像出来そうな気がする。もしテクノン工業がその後も「ドラキュラハンター」に並ぶ傑作を作り続けていたらと思うと、惜しくてならない(勿論それでも90年代まで生き残る事は難しかったろうが)

関連LINK:ナツゲー化石館

 ゲームオーバー  アト1カイアソベマス