とっしい さん  初めまして。とっしぃと申します。通勤電車 研究所 は、度々拝見させていただいておりましたが、今回、初めてメールを出させていただきます。(長いメールで、申し訳ございませんm(_ _)m)私は、ダイヤに非常に興味があるため、「ダイヤ」を検索ワードとして検索していたときに、このページに訪れたというわけです。よって、何を見に来たかと言われますと・・・ どのようにダイヤを整理されているのか、どのような考えを持っておられるのか興味があり、見に来ました(^^;今回は、subjectにありますように、パターンダイヤ集について書かせていただきます。私の十分知りうる、関西圏に限定させていただきます。

 このページ(パターンダイヤ集)は、
・現在のパターンダイヤを紹介
・ダイヤ案を紹介
のどちらなのでしょうか?その区別が、はっきりと分からないので、その点を知りたいと思います。(私の見落としで、この件に関する記述がHP上にあればすみません)おそらく前者だと思いますが、後述の大和路線の項目について少し。

 近鉄奈良線の項目で、
>パターン例外:特急は60分間隔。
>       難波発毎パターン15分の普通西大寺行は約3本に1本(主に毎時36分発)が奈良まで延長運転。
とありますが、主に奈良まで延長運転されているのは休日で、平日は西大寺止まりになっています。この項目は、「曜日:月〜金」と書かれていますので、平日が適用されるべきではないでしょうか。また、それと関連する箇所として、毎時本数の大和西大寺唐崎の各駅停車の本数が8本になると思います。

 JR 大和路・関西線はまず、「大和路線(関西本線)」または、「関西本線(大和路線)」が適当だと思います。

 次に・・
・大阪区内は加美駅まで。
・天王寺〜奈良は37.5km
です。

 パターンダイヤの項目が、一番疑問があったのですが、これは先述の通り
・現在のパターンダイヤを紹介
・ダイヤ案を紹介
のどちらなのでしょうか?他のページが、「現在のダイヤパターンを紹介」と言うことから考えると、このページも同様に考えられます。少なくとも、現在のパターンではないですよね?かつ、今までに存在したダイヤでもありません。これは、「ダイヤ案」なのでしょうか?

 そこで、「案」としての感想を述べたいと思います。まず、柏原停車ですが、これは今のことろ不必要だと思います。拾える乗客が柏原のみで、少なすぎますし、また下りですと、待避線に停車せねばなりません。久宝寺で緩急接続している以上は、必要ないとも言えますが。また、天王寺発車時刻が・・・
快速 17, 37, 57
区快00, 19, 40
普通 04,15,22,34,44,49
となっていますが、快速・普通の不等間隔はかなり利用しにくいものと思われます。また、快速は、どこで普通を追い抜くのでしょうか?かなり無理があると思われます。04,22,44分発が奈良行となっていますが、奈良行きは高田快速が走るための、法隆寺以遠利用の救済列車であり、現状の線路配置では、区快に柏原で抜かれる設定でないと、意味をなす列車ではありません。上り(天王寺→奈良方面)では、王寺駅のホームが1面しかないため、王寺での緩急接続は事実上不可能です。

 ここからは、私の考えです。大和路線利用者からの意見としましては、久宝寺停車にも、おそらく多くの方が疑問を抱いていると思います。「乗換で早くなった」、のは良いでしょうが、「乗り換えしないと早くいけなくなった」のは頂けません。特に朝。緩急接続を優先、させた結果ですが、久宝寺の利用客数が周りの駅よりもかなり少なく、久宝寺から快速利用はほとんど乗換客で、久宝寺の改札をくぐる方の割合は、かなり低くなっています。しかも、朝ラッシュ時には半数の快速が普通と接続せず、数年前のダイヤ改正で、普通:快速の割合が、それまでの1:1から1:2に「改悪」されて以降、普通電車の利便性がだんだんと低下しています。快速の割合が増やされましたが、大和路線においては、天王寺〜王寺間の各駅の利用者数と、王寺以東の利用者数に差がありません。

 普通は6両までが限界で、当時の5分間隔ではさばききれなくなり、(大和路線各停は、大阪では御堂筋線に次ぐ混雑率でした)空いている快速に途中利用者を拾った格好になりましたが、普通を減発したのでは本末転倒であったと思います。本来ならば、快速は、乗降客数や市の中心からの近さを考えると、八尾・柏原停車が妥当でしょう。

 八尾駅は、10年以上前に高架化の計画がありましたが、住民の反対により中止となりました。柏原駅は、近鉄道明寺線とのホームの使用が現行が使いやすいのと、橋上化の計画はあるが、高架化の計画がないため、線路配置も今後変わらないものと思われます。久宝寺駅は、竜華操車場の再開発が始まり、また大阪外環状線が乗り入れてくることから、今後の発展が期待されますが、現状では工場と畑と空き地の真ん中にある駅です。

 パターンダイヤ、としては、関空開業前のダイヤパターンが一番綺麗だったと思います。昔のパターン・・・快速の待避駅は、柏原で統一。現在では、阪和線からの乗り入れ列車のため、天王寺駅のホームの制限や、平面交差があり、大和路線のダイヤに多大な影響を及ぼす結果となっています。もし、仮に線路施設を変えられるのなら、快速は八尾・柏原停車で、データイムは八尾で緩急接続ラッシュ時は八尾・柏原で緩急接続というのが、利用者数・輸送面・近鉄との対抗から最適だと思います。(到底そう簡単に理想的には行きませんが(^^;;;;;)

 なお、最近の大和路線の設備変化としましては、加茂駅が橋上化(1ヶ月ほど前)し、それに伴い、加茂駅が2面3線化(真ん中の線路を挟む形でホームを設置)となっています。今後の変化と致しましては、2005年の大阪外環状線開業が大きな変化でしょうか。現在決まっていることとしては、奈良駅の高架化・大和小泉駅の橋上化。計画が進んでいることとしては、王寺駅の高架化・柏原駅の橋上化・八尾駅の高架化などがあります。

 最後に・・・近鉄京都線のダイヤ改正の概要が発表されましたね。近鉄京都線と京都市営の直通拡大予想をされていましたが、
・地下鉄乗り入れは全て急行
・現在の奈良〜京都間の急行を、快速急行に格上げ
となり、直通急行と快速急行は竹田で接続するようです。また、橿原神宮前と天理行き急行にも、変化があるようです。予想は、残念ながら、少しはずれたようですね。

 リンクは後日、検討いたします。と言いますが、長々と(;^_^Aリニューアル中です。以前は改善ダイヤ案などを公開しておりましたが、多忙なため、HPのリニューアル公開が滞っております。長々とすいません。お返事を頂ければ、幸いに思います。それでは、失礼いたします。

とっしぃ さん 大阪府 八尾市
 是非とも詳しい返信をしようと思っていたのですが、仕事方面でいろいろあったり、他の掲示板の発言が先だったり、現在更新し続けてる筈のJR西日本を怠けてしまったり(東海道線の草津方面が結構面倒で…)こんなに遅らせてしまいました。おわびすると共に、以下答えさせて頂きます。

 パターンダイヤですが、これは現在(あるいは私の手元にある時刻表で一番新しい)時刻表の時刻です。しかし今回とっしいさんが指摘された事はごもっともで、それがわかり難いのは事実ですね(大和路線も詳しくは後述)とりあえずよりわかり易くしようと、パターンダイヤ集のトップページは少し文を変えてみたのですが、いかがでしょう。

 近鉄奈良線の曜日ですが、去年末に出たKATTで総点検してみた所、とっしぃさんと私がどちらも少しづつ間違えていた様です。確かにとっしぃさんの 指摘される曜日が間違ってますが、これは説明に書いてある通り、月〜金と日曜でパターンが違う場合、日曜を優先して載せています。近鉄奈良線の時刻表をよく見るとわかりますが、今回掲載しているのは土日で、月〜金は優等を中心に各時刻が別のパターンになってます。(阪急京都線や西武の様に、どちらかの曜日しか運転しない優等がある訳でも無いのに、何故でしょうかね?天理教輸送がらみなんでしょうか)改めて各時刻特に西大寺〜奈良の普通を調べましたが、結果として間違っているのは曜日だけなので、土日に修正ざせて頂きました。なお曜日による違いについては、いずれどちらも掲載したいと考えていますが、当分先になると思います(^_^;)

 大和路線の路線名や距離については修正致しました。ただし○○線を○○本線とするかはいろいろ考えがある様で、私は有名無実と考えて使わない方が奨励なので本抜きにしてあります。実はアーバンネットワークの路線愛称もどうするか正式決定してなかったりするので…。

 パターンダイヤは先に理由を簡単にのべると「私の徹底した省略統一」が招いた誤認です。これを作る時に一番考えた事なんですが、小さいサイクルの繰り返しの中に大きなサイクルで別の列車が入る場合、どちらのサイクルだけ書くかが問題ですよね。従来他の方が作った場合、殆どが60分サイクルで書かれていました。しかし私は、その中に入る小さいサイクルも表現せねば、ダイヤ作成の妙を解析しきれないと考え、違う種別でもパターンが違う場合、上手くまとめて発表する様にして行ったのです。これが進むにつれて、従来60分サイクルやランダムでパターン化不可能と発表していたものでも、上手くサイクルを発見したものさえ出て来ました。例えばとっしいさんの為に関西中心でわかり易いものを挙げると近鉄京都線南海本線南海高野線東海道線名古屋口総武快速・横須賀線西武新宿線等です。

 そこで問題として浮上したのが、東海道線名古屋口の新快速と快速の様に「停車駅も時刻も殆ど同じ優等が交互に走る場合、別々に書くべきか、それとも思い切ってまとめるべきか?」でした。東海道線でこれが結構上手く行ったと思っており(今の所苦情無しです)、大和路線の時も快速と区間快速の時刻が似通っている為、実際かなり迷ったのですが、思い切ってした次第です。しかし今回こうして、とっしいさんによる適切な意見があった為、大和路線については不適切かなと考え直している次第です。柏原停車も完全に私のミスで、停車駅と通過駅をカット&ペーストで作っている時、謝って比較的大きな駅(もし乗降が少な目であっても、近鉄の接続駅として)である柏原に、停車時刻を書いてしまいました。久宝寺も柏原も12分になっていたのは、コピーした時のミスです。こちらもただ今訂正しました。

 天王寺発車時刻ですが、優等も普通も毎時6本、言いかえれば10分間隔ですよね。それで違う種別が走っていたり、優等と普通の本数に差がある場合、追い抜きを行う事で各種別同士に間隔のズレが出来る訳ですが、許容範囲は±2分です。それから考えると、この場合はギリギリですが適当と思えます。都市間電車ではこれ位の間隔はよくありますし、郊外電車では普通の本数を増やしてそれを補っています。

 ここでとっしぃさんが述べられている、大和路線利用者からの意見は全て、郊外電車としての特徴ですね。問題は大和路線が、都市間電車と郊外電車、どちらの特性を持っている事かだと思いますが、恐らく両方の特性でしょう。その場合ダイヤが、時間帯により極端になったり、どっちつかずになります。  奈良と言う都市の大きさや、近鉄との競争、とっしいさんが挙げている不満は関西全般ともしての都市間電車の特性でしょう。ところが王寺以遠各駅停車になる事や、下位優等つまり区間快速だけ久宝寺に止まる事(近鉄も主要5幹線で全て、準急が急行より、先に停車駅が発生しますよね)、優等と普通の比率が普通優位になる事、朝ラッシュ時に緩急結合を行わない事等は、間違いなく郊外電車としての特性でしょう。利用客の皆さんの意見を見ていると、やはり都市間電車中心で競争が激しい関西を感じますが、もしかしてJRでは、大和路線の客の流れにとっしいさん達が気付いていない郊外電車性があると感じて、そうしたダイヤを組みつつあるのかも知れません。

 何はともあれ、大きなミスに関係ない小さなミスまでつけてしまい、とっしぃさんおよび大和路線のパターンダイヤを拝見された方には、混乱とご迷惑をおかけてしていまい、大変申し訳ございませんm(_ _)mあらためてお詫びします(パターンダイヤのトップページに書いてある「毎日の様にケアレスミスが 見つかっている」とは、この事だったのです)

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