A.「部落解放祈りの日」運動
日本基督教団は、1975年7月14〜15日開催の常議員会で部落差別問題特別委員会の設置を決め、教団として部落解放の働きを始めました。この原点を記念し部落解放センターは、7月第2主日を「部落解放祈りの日」として、全国の教会・伝道所に部落解放のための祈りをお願いしています。
部落解放センターは、「部落解放祈りの日」の礼拝式文を作成し、パンフレットに掲載して配布しております。
パンフレットは、礼拝式文の要素(招詞・聖書箇所・祈り・讃美歌・祝祷など)を複数提案する形式となっています。それぞれを組み合わせて式文を作成したり、日頃の礼拝の一部にパンフレット掲載の要素を取り入れることで「部落解放祈りの日」の礼拝とすることが出来ます。
「水平社宣言」は運動パンフレットの「祈り」の項目の中に入れました。「水平社宣言」は1922年の文章です。今から80年以上前のものです。今日ではお目にかからない言い回しがかなり登場します。これを礼拝の中でそのまま読んで果たして意味が分かるだろうか、というような懸念がありましたが、最小限の註をつけるにとどめ、礼拝で朗読するときに読みやすくするために、全ての漢字にルビを振りました。時代を越えて読まれ続ける力ある文章とは、たとえ意味が分からずとも読むに値する文章だと思います。その意味が分からないまま読まれ、後になってからその価値が分かってくる、水平社宣言とはそのようなものではないでしょうか。聖書であっても、朗読されてすぐに意味が分かるという文章ではありません。後になって、それまで何気なく読んでいた聖書の言葉が、非常に強い力をともなって人に迫ってくる、そういうことが起こります。おそらく水平社宣言もそうです。あえて解説や説明はないままにしました。
パンフレットは下記からダウンロードできます。どうぞご活用いただき、「部落差別がなくなりますように、すべての差別がなくなりますように」と祈りを合わせてください。
《2020年度版 パンフレット》
&
《アンケート・リタニー作成用紙》
アンケート、リタニー作成にご協力ください!
|