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Better Days
Label: |
'01 |
(1)(3)(7)(8)(12)Allen "Allstar" Gordon & Joe (2)(6)(9)(10)(11)(13)Joe (4)(14)Allen "Allstar" Gordon (5)The Neputunes (Review) ジョーの5枚目のアルバム。 駄作が無い人ゆえに本作にも安心して取り組んだが,基本的に2作目以降を踏襲する実にジョーらしいスタイリッシュな逸品に仕上がっている。 先行シングル(1)のグルーヴィーな生音アップの衝撃は凄まじくこの調子でアルバム全編仕上がっていたら凄いアルバムになるぞ〜と思っていたが, 他にこれほどのアップは見当たらず,スロー中心のアルバムに仕上がっている。 "自作自演"で素晴らしい作品を作れるジョーが本作でメインパートナーに選んだのはあのオールスター!。 前作でも3曲でプロデュースを手掛けていたオールスターだが,本作では7曲を手掛けている。 一時期シーンから遠ざかっており,最近また息を吹き返してきた感のあるオールスターだが本作では"美メロの達人"として完全復活している。 何と言っても特筆すべきはその(1)で,今までのネットリ,マッタリのジョーとは一味違う(歌詞は相変わらずマッタリだが)スタイリッシュな爽やかなを持つ心地よいグルーヴは ,ケニー・ラティモアの"Weekend"と共に今年屈指の傑作"爽やか"アップと言えよう。 そして(2)からはいつもの"ジョーの世界"が爆発する。 ストリングを導入したスロー〜ミドルテンポのシリアスな(2)。キース・スウェット張りにマッタリネットリと 絡みつく涙酒(3)(4)。う〜ん相変わらずのジョー節・メロディそして"歌"を聴かせるます。 え〜ネプチューンズ!?と叫びたくなく爽やかで抜けの良い好ミディアム(5)。 シャギー&子供コーラス隊をフィーチャーし,どんな出来か想像できなかった(6)もこれまた爽やかな良曲で,しっかりジョー節に仕上がっており, ジョーのプロデュース力に感服。 (7)のアップは実にオールスターらしさの出たハネ系のアップで,アルバム中では少々浮くが,(8)(12)と共にオールスターの 新機軸(従来のオールスターらしさ+斬新なフレーバー)はが垣間見れ興味深い。 オールスターはアップの変化のために起用されたようだが,そう言った意味では成功していると言えよう。 また,自身のプロデュース曲も(9)(11)(13)と生ギターを積極的に導入しながら時代に適応したリズム感を取り入れるなど,かなり頑張った取り組みを見せており,この辺の後半の楽曲への 感じ方で本作への評価は大きく分かれるのではなかろうか。特にアメリカで遅まきながら大ヒットしたクレイグ・デイビット(2ステップ)の導入を図った(13)等異論もあろう。 大きく変わるのではなく,基本は残したまま徐々に新しいものへ...。そんなジョーの気持ちが伝わるアルバムである。 タイトロープ的なスタンスであるが,時代を映すヴォーカルアルバムとして筆者には良い感じで歌が伝わった傑作アルバムである。(01/21/'02) (5段階評価) |
| ALBUM TITLES | Year | PRODUCERS,MUSICIANS & REVIEW | ||
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My Name Is Joe
Label: |
'00 |
Joe Thomas, Allen "Allstar" Gordon, Tony Nichols, Teddy Riley, Kevin "She'kspere Briggs ,Josh P. Thompson, Steve "Stone" Huff, Jon-John, Tim & Bob, Clu & Duro, Keder Massenburg (Review) ジョーの3rdアルバム。前作の大ヒットを受け,シンガーとしての活躍に加え,キダー・マッセンバーグ 関連諸作でのプロデューサーとしての活躍も目立ってきたジョー。そして何と言っても最近の活動 目玉はマライヤ・キャリーの新作での彼女とのデュエット。その辺のオジサンでも知っている彼女との露出は ,ここ日本での彼の認知度をアップさせるに十分な材料だったろう。 そんな入念な布石の後にまさに"絶好のタイミング"でこの3rdアルバムがリリースされた。 日本でもさぞや売れるだろうと予想されるこのアルバム。生粋のソウルファンとしてはどうしても斜に構えて聴いてしまいたくなる訳だが肝心の中身はというと...。 結論から言うと"超傑作の前作を踏襲した全然OKな内容"なのである。元々大ヒットラブソング"All That I Am"を基点に 本格的ブレイクした彼ゆえ,その路線を継続するのは自然な流れで,本作でのスローを中心としたメローな内容はある程度 予想されたところ。しかし前作で見せた彼の本当の持ち味は,確固たる"ビート&ソウル"の存在で,これがソウルファンのハートをも しっかり捕えたものだった。そして,うれしいことに本作でも彼はこのスタンスを忘れてはいない。 どんなに歌詞がメロメロであっても決してサウンドは"やり過ぎ"になることなく"歌で見せる表現力",そして ストリートレベルでのシーンへのアピールも忘れない"ビートの存在感"。 これが彼の音楽が"単なるポップス"に成り下がらないための屋台骨で,本作でもこれは健在といっていい。 売れることを前提に作成されたアルバムには,外部プロデューサーとして,超"時の人" シェイクスピア,ヒット請負人テディー・ライリー, 堅実な仕事人ティム&ボブ, そして美メロの達人オールスターといった新旧多彩な敏腕プロデュース陣が 起用されているが,ジョーはこれらのプロデュース陣の"派手なサウンド(特にシェイクスピア)"をしっかり自身のものにしており 「どこを切っても"ジョーワールド"」の金太郎飴状態を見事展開している。 個人的にはテディー・ライリーの(3),オールスターの(4),(9)といったところは前作のロドニー・ジャーキンスほどでは無いものの 外部プロデュースの導入としては中々の成果をあげている。しかし,何と言っても (1)〜(2)の流れ,サントラ"The Wood"からのシングル(5)等を始めとするジョー自身がプロデューサーとして絡んだ諸作の 出来は素晴らしく(これはトニー・ニコラス,ホセ P. トンプソンを始めとする敏腕パートナーによる所もあろうが), 全般に亘りセルフプロデュースのみでもよかったのではと思わせるほど。 総評としては,大ヒット作に続くアルバムとしては”満点”をあげていいほどにコンセプト,サウンド,そして無論ジョーの歌 の何れもがベストに近い内容で,超傑作だった前作に匹敵する作品力と言って良いと思う。ただ,前作を踏襲したことによる リピート効果がスリリングさを減退させたのも事実で,その辺りが唯一の欠点だろうか。 多少気が早いが,"ここまで来てしまい,今後の展開が更に難しくなったジョー"。次の彼がどうなるかといったところに筆者の関心は既に向いている。 ('00/05/16) (5段階評価) |
| ALBUM TITLES | Year | PRODUCERS,MUSICIANS & REVIEW | ||
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All That I Am
Label: |
'97 |
Joe Thomas, Gerald Levert, Edwin Nichols, Rodney Jerkins, Larry "Rock" Campbell (Review) 天才シンガーソングライター兼プロデューサーのジョー・トーマスの2ndアルバム。 本作は'97年の筆者のとっての最高傑作であり,生涯のR&Bベストアルバムを選んでも間違いなくベスト10にランクインするはずの アルバムである。それ程の思い入れがある理由は何といっても(1)の素晴らしさである。 力強い好盤1stアルバムがそれほどヒットせず,くすぶっている所に,この(1)が大ヒットし,ジョーの 音楽人生をも変えた訳だが,それにはしかるべき理由がある。この曲の美しい旋律にジョーのパワフルなボーカルが "好きなお前のためなら何だってしてやる(若干オーバーな歌詞だが)"と語りかけ, 聴き手の琴線を見事にくすぐるのである。女は言うに及ばず,男でもこの官能さを否定出来ないはずである。 他にも,ロドニージャーキンスが手掛けた(3),ジェラルド・レバート/エドウィン・ニコルズの手掛けるナンバーの秀逸 さは只者ではない(特にエドウィンは大活躍である)。それに加え,ジョー・トマース自身が手掛けるスローナンバーの 数々も非の打ち所が無い。 何度聴き返しても飽きることの無いこのアルバム。 愛に飢える男女に"日本酒でも聴きながら"じっくり聴いて欲しい,そして泣いて欲しい。('99/3/22) (5段階評価) |
| ALBUM TITLES | Year | PRODUCERS,MUSICIANS & REVIEW | ||
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Everything
Label: |
'93 |
Joe Thomas, J. Dibbs, Dave Hall (Review) 天才シンガーソングライター兼プロデューサーのジョー・トーマスの1stアルバム。 本作でのジョーは,ボーカリスト,そしてサウンドメーカーとしてその才能を一部では評価されたものの, 先達の"Rケリーのフォロワー"的な扱いを受け,どうも突出するものがなかったことも否めないのも確かである。 このアルバム自体デーブホールやJディブスといった外部プロデューサーの力を借り,ニュージャクスイング 的なアップを上手く表現しておりそれなりに評価できるものの,やはりまだ自身のボーカルを活かすすべを模索している感もする。 SWVのリミックスアルバム等でその名を確認出来, 裏方に回ってしまう危険すらはらんだが,2作目が大ヒットし,今後の活躍が楽しみになった。苦言ばかり書いたが,爆発前の 入念な下積みと思えばかなり楽しんで聴けるアルバムである。 ('99/3/22) (5段階評価) |
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