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Black On Both Sides
Label:RAWKUS
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'99 |
(Track List)
01. Fear Not Of Man
02. Hip Hop
03. Love
04. Ms. Fat Booty
05. Speed Law
06. Do It Now (feat.Busta Rymes)
07. Got
08. Umi Says
09. New World Water
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10. Rock N Roll
11. Know That (feat. Talib Kweli)
12. Climb
13. Brooklyn
14. Habitat
15. Mr. Nigga (feat. Q-Tip)
16. Mathematics
17. May-December
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(Producers)
Mos Def, DJ Premier, Ali Muhammed(Ummah), Diamond,
Ayatollah, Mr.Khaliy, David Kennedy, Psycho Les (The Beatnuts), 88 Keys, Ge-ology, D-Prosper, Etch-A-Sketch,
(Musicians)
Vinia Mojica (vocals), Talib Kweli, Busta Rhymes (rap), Q-Tip (rap), Johnny Why (guitar), Weldon Irvine
(Review)
ブラックスターのモス・デフのソロデビューアルバム。
いや〜凄い。凄すぎる。最近は,お世辞にも熱心なヒップホップリスナーとは言えない筆者が久しぶりに興奮させられました。
クレジットの面子でまず興奮!。DJプレミア!,
アリ(ウマー)!,Qティップ(元トライブ)!,
ダイアモンド!,サイコ・レス!(ビートナッツ)。
これだけ聞いて胸高鳴らないヒップホップヘッズは居ないだろう。
更にその内容の素晴らしいこと。
トラックの出来の秀逸さは言うに及ばず,この猿顔の語り部のライミングの素晴らしいこと。
元々,Qティップに匹敵する個性としてその将来を嘱望され,ブラックスターでその才能を爆発させたモス・デフだが,本作で
そのパワーは正に臨界状態に達している。時に呟き,時に歌い,時に原始の雄たけびをあげ。
最高のトラック上を縦横無人に駆け回るそのフリーキーさは決してあざとくなくあくまで自然体。
声の魅力も更に磨きがかかっており,長く聴いても決して疲れることも飽きることもない絶妙の味がある。
各曲について簡単に述べると,
アリの(7)はトライブ系の音で,最近R&B系を主に手掛けている彼の本領発揮といったところ。
プリモ先生の(16)は相変わらず切れ"があって"コク"がある"ファンキー"トラックでモス・デフとの相性も良し。
Qティップをフィーチャーした(15)は,浮遊感ある軽めで心地良いトラックに,2人の超個性派MCが絶妙の掛け合いを見せる
本作のハイライトの1つ。これら以外にも,レッド・ホット・チリペッパーズのアンダー・ザ・ブリッジ(傑作)を
歌ってしまっている(13)や,最強の相棒クウェリと絡みが素晴らしい(11)など粒ぞろい。
アルバムに変化を見せると言う意味では,何と言ってもエッチ‐ア‐スケッチ(Etch-A-Sketch)の(10)。曲名が
ロックンロールというだけあって,途中でスラッシュメタルになってしまうすごい曲。
彼はこの他にも個性的なトリップ曲(12)も手掛けており,インパクトと言う意味では本作随一と言っていいだろう。
繰り返しになるが,これだけ色んなことを何の嫌味も感じさせること無く,飄々とやってのけるMCはそうは居ない。
正にスーパーMCといった称号が相応しい。このスーパーMCに,最高のトラックが融合した凄いアルバムである。
ヒップホップファンだけでなく,すべての音楽ファンに聴いて欲しい超傑作。筆者が今年一番楽しめたヒップホップアルバムである。('99/11/13)
(5段階評価)
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