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TEA TIME

関ヶ原その1・鉄砲の音
2,000.10.11記

10月8日10時30分、関ヶ原の駅に着いた。
興奮のためか夕べはろくに寝ていない。おまけに運賃をケチり、「こだま」を使用したため
ここに着くまで4時間を要した。もう、クタクタである。
その上、はりきって持参したカメラが重い。そのはずだ、交換レンズが一本よけいに入っているし小型三脚まで
バックの中に入っているのだから。こんな訳で始めから戦意喪失状態である。
400年前の西軍もこんなものだったかな。兎に角歩くのはご勘弁願いたい心境だ。

関ヶ原の駅はごった返していた。良くわからないのだがウォーキングの会もあるらしい。
ここで、混乱してしまった。関ヶ原のお祭りはウォーキングの会だったのか!一瞬目の前が真っ暗になった気分だった。

まあ、どうやらそうではないらしいと判明。各陣の地図をもらったが、これがトンと分からぬ。
どこをどう行けばどこに行くのか。ああ、いつもの田舎の道路の案内だ。またも意気消沈。
気を取り直して多くの人が行く方向に足を向けた。どこに行くんだ、どこでもいいが西軍の陣に行きたい。
もうここで、M.I.嬢がいるらしい小早川の陣はあきらめた。残念、会えたら案内を期待していたのに。

5分歩いたところで東首塚というところに出る。首塚は西軍のもあるのだろうな。
ボランティアのオジサンが大声で説明していた。「家康サマ云々」・・・サマはないだろうサマは。
松平忠吉、井伊直政陣跡だって、東軍の中だ。
早く抜け出さねば。
東首塚;この門を真っ直ぐ突き抜けたところに松平忠吉、井伊直政陣跡がある

程なく歴史民族資料館に出る。休みがてら入ってみる。中身は入場料以上のものはなかった。

また歩き出す。どうやら笹尾山、石田の陣に向かっているらしい。メイン会場だ。そこならなにかあるだろう。
ホットしたせいか、やっと周りが見えるようになった。関ヶ原は回りが山に囲まれた盆地。のどかだな。
400年前この地が血に染まったなんて考えられない。
笹尾山が見える。その左向こうが大谷の陣か・・・
笹尾山・・・石田の陣だ

突如空腹を覚える。いかん、兵糧の用意がない。もうだめだ戦い前に餓死じゃ。
石田の陣の近くにコンビニがあった。兵糧を補給。
笹尾山石田の陣に到着。陣所にて陣中汁を求め、兵糧を流し込みどうやら人心地。
時は12時。本番は2時半開始とのこと。たっぷり時間はある。

まず山に登る。ここでもボランティアのオジサンの大声。大谷刑部を盛んにほめたたえている。
先程の「家康サマ」よりは数段よろしい。
見晴らしは素晴らしい。関ヶ原が一望だなと見てると、ボランティアのオジサンが言う。
「桃配山の家康の陣はもっと見晴らしがいい」、勝手にしろ。
笹尾山からの展望。きっと色とりどりの旗が望見できたのだろう

山を下りると何時の間にか石田隊がたむろしていた。
大将を見つけた。人だかりである。背の高いのがいる。外人だ。鎧がツンツルテン。
案外、あの時も外人がいたかもしれないな。
島 左近らしい。外人さんを従えていた。

鉄砲隊の演武をするとのアナウンス。急いでそちらに急ぐ。
斜面で滑って転ぶ。膝をしたたか打つ。カッコ悪い。しかし特等席に陣取る。
どうだ!鉄砲隊の真ん前だ。

あれ、真田鉄砲隊の隊長さんがいる。司会をしていた。本隊がいない。
「今、真田鉄砲隊は駅前で笹尾山に打ちかけています」
ドッと笑い声が起こる。
後で判明したが、あの赤い装束がなんと井伊の赤揃の鉄砲隊になるのだ。西に東にお忙しいことだ。

というわけで一回目(二回演武がありました)の演武は真田隊なし(いないのが当たり前だよな)
大阪城鉄砲隊、岡山城鉄砲隊、島津鉄砲隊。

「火縄銃はシンプルな器械です。日本人が改良して、ここまでになりました。日本のテクノロジーの原点です。」
隊長さんのコメントです。

つるべ打ちからはじまった。ズドドオオン!!ものすごい音である。
もっと乾いた音を想像していたのだが、湿りをおびた腹の底に響く音だ。
つるべ打ちからはじまった。手前に見えるのが大筒。

たったこれだけの数の鉄砲でこれだけの音なんだから、400年前はどんな状況だったろうか。
ちょっと、想像できません。

島津鉄砲隊は馬上筒を披露した。短筒(ピストル)のような鉄砲を二挺腰に付け馬上から射撃したとのこと。
この音も普通のものとかわりません。小さいから小さい音だと思っていたが。周りからもえっという声がありました。
島津の馬上筒。ホルダーは革製。カウボーイそっくりだ。

次は大筒という。車輪のついた大砲があったので、これはこれはと期待する。
違った。その前においてあった鉄砲の大きいやつでした。
一人が肩に銃身を載せ、もう一人が照準をつけて打つのだ。
打った。ゴウー!!先程からくらべると二倍の音。
風圧が来る。頭にパラパラなにか降ってきた。カメラがブレてしまった。恐ろしい威力だ。
「この射程は仰角45度で、5千メートルあります。もっとも上から石が落ちてきたという程度になりますが」
音だけで相手を萎縮させる効果もあったのだろう。
大筒(二回目の演武)・・・風圧を感じる

二回目の演武に真田鉄砲隊が出てた。赤の六文銭の旗を堂々と翻している。
上田から応援か・・・

さて、そろそろ本番がはじまる


「関ヶ原その2」につづく




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