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TEA TIME

赤穂の城、盛岡の城、富山の城 その3
2002.09.30記
お城の登り口に神社がある。
櫻山神社という。
祭神は二十六代信直公をはじめ初代光行公、二十七代利直公、三十六代利敬公。
4人の祭神はちょっと珍しい。「五穀豊穣、領民安堵」の幟がたっている。
これが歴代南部公のスローガンらしい。厳しい北国での切実な願いが込められている。

「宝大石」というのがある。烏帽子岩というのだそうだ。
お城築城の折、出てきた大岩である。出た場所が神域だったため、宝の石になったそうだ。
この岩に平安無事を祈り、南部藩の「お守り岩」となっているとのことである。
なるほど、烏帽子に見える。

二の丸、本丸と道をたどる。雨上がりの樹木は水を吸いしっとりとして何故か物悲しい。
多くの碑がある。啄木の歌碑、小提灯の句碑、新渡戸稲造の碑、日露戦争で戦死した最後の若殿の像の台座等など。
みんな、この場所からお山(岩手山)を望み盛岡の町を眺め、それぞれの思いに耽ったのだろう。
       啄木の歌碑                                    月待つや 独り古城の松のもと 小提灯

城下町の風情があちこちにみられる盛岡の町は、新しいものと古いものとが良く調和している。
火の見櫓、子供の頃にあったお店。明治の赤レンガ。
啄木の物悲しい歌と宮沢賢治のイーハトーブ。
東京にいるとずーっと前に忘れてしまっていたものがこの町にはあるのです。





その4につづく



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