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TEA TIME

再び阿佐ヶ谷のジャズ
2002.10.30記

10月の第4週の金曜日、土曜日。今年も我が町阿佐ヶ谷で「阿佐谷JAZZ STREET」が開催された。
大分前から商店街(パールセンターという)にはBGMにジャズが流れ、同日に行われるハロウィンの仮装大会の飾り付けがなされて何となくウキウキした雰囲気が漂っていた。
早めに前売券を買い込み、プログラムを点検。
こっちに行くとあっちには行けないとか、これはどうしても外せないなどと一人ニヤニヤしていた。

作戦は大体組みあがるのだが、難敵は犬である。休みになると我が家の犬は私を厳しくチェックする。
トイレに立とうが、隣のコンビニに行こうが、「アタチモイッショニイク」とべったりつきまとうのである。
これをどう巻くかにこの一年待った楽しみがかかっている。どうしたものか。まぁ、何とかなるか。

結局、金曜日の夜はこの子の散歩でフイになった。
散歩の途中でいつもの喫茶店によってビールを飲んでしまったのが敗因ではあるのだが、
どうせ飲むなら駅前の店で小粋なヴォーカルを聞きたかった。

土曜日。本番は午後2時頃から。心を鬼にして家をでる。
廻り方は昨年と同じだ。
3時から4時まで小田陽子とラテンジャズメッセンジャーズ、
4時から
5時まで峰 純子(vo) 遠山晃司(b)トリオ、
そしてその後がいつもご機嫌な演奏を聞かしてくれる「カンザスシティーバンド」。
終了は
7時の予定。

その間、駅前ではアメリカ第7艦隊のビッグバンド。忙しくなりそうだ。

商店街を急いでいると、ハロウィンに行き当たった。写真を撮っておこうとデジカメをとりだす。
ムム、メディアが入っていない。PCに入れっぱなしだったのだ。バッテリーも交換しなくては。何とか予備のメディアを入れるが、
17枚しか撮れません。ハロウィンはあきらめよう。ああ、急ぐとろくなことはない。

ラテンジャズの会場には早めに来たつもりなのだが満員状態だ。
なんとか席を捜しもぐり込む。後ろの席である。
全体が見えない。やっぱり女性歌手は身体全体が見えなくっちゃなぁ…。
軽快な曲がはじまる。一曲目はバンドの演奏だけ、2曲目のイントロが終わる頃小田陽子さん登場。
ビギンザビギンだ。曲の紹介と四方山話を交え、次々と楽しくサンバを聞かせてくれる。
「あら、外にクラヴィーアのマスターがいる。」と陽子さんが手を振る。
クラヴィーアは駅前のジャズバーなのです。そして陽子さんは阿佐ヶ谷の住人。

曲目紹介
1ST
1Begin The biguin フリオ・イグレシアスがこのスペイン語バージョンを歌いました
2♪シクロ一ヌ カリブ海マルティニーク島の曲。浜辺はお祭りのサイクロン
3♪キサス、キエンセラー ラテンの定番の曲をそのままのムードで
4♪雨 ジリオラ・チンクエッティって覚えてますか?
5♪イルシオンー 浜口茂外也作曲小岡陽子作詞のオリジナル
6♪アメとムチ ブラジル、トッキーニョの作品。恋をするってことは危険を冒す事だけど人生にとってアメなのかムチなのか?
7TRISUTEZA サンバのスタンダード。悲しみよ飛んでゆけ
8Sanbadoro サンバドゥー口、セルジオメンデスの軽快な曲

第一部が終わり、第二部もあるのだが次の峰 純子さんの会場へ走る。
首尾良く前の席を確保。ついでにビールを一本。気が付くとトリオのメンバーも水割りを飲みながら談笑しているし、
峰さんもお客とおしゃべりをしている。酒場の雰囲気だね。ステージは例によってトリオの演奏から。

「もう”今晩は”でいいわね。難しいのよね今ごろの挨拶は」貫禄ですなぁー。
先程のラテンの底抜けの明るさから、スローテンポの曲。深く沈んだ声。
「春でもないのに私の心は春のよう…そんな歌詞です」
丁寧な解説の後に続く曲は、英語は聞き取れないけれど、聞いている内になんだかそんな気分になってくる。
森田
潔(ピアノ)、遠山 晃司(ベース)、木村由起夫(ドラムス)のトリオも最高。大人の音を聞かせてもらいました。
このステージも後1回あるのだが、時間がない。


次は第
7艦隊に突撃だ。

駆けつけた駅前広場はもう人、人、人で立錐の余地もない。伸び上がろうがどうにもならない。これはいけない。
雨があがって良かった。これで降っていたら悲惨である。ここは早々に引き揚げることにした。
それにしてもさすが軍人さん。ものすごい迫力のある音が響いてくる。

阿佐ヶ谷中学校体育館に向かう。予定表ではカンザスシティーバンドの第一部が始まっているはずである。
受付で聞くと10分遅れでスタートしたとのこと。駅前に行かなければ良かったななどと思いながら3階の会場へ入った。
やってるやってる。リーダー下田 卓の軽妙なおしゃべりと陽気なスウィング。多分、阿佐ヶ谷では最も人気のあるバンドなのだ。

Leader
Trumpet
Vocal
Arrangement

下田 卓

気は滅法若い。

バンドの紹介。面倒だから彼らのHPを無断でコピーさせて頂く。見つかっても怒られることもあるまい。

199710月、『阿佐谷ジャズ・ストリート』への初出演を機会に、トランペットの下田卓がリーダーとなって、
日頃セッションを共にするプレイヤー仲間を集めて
7人構成で結成。
 1930年代〜40年代の”黒人スイング/ジャンプ・バンド”のサウンド、とりわけ
”カンザス・シティ・スタイル”といわれるサウンドに取り組んできた下田が、
その音楽志向をフルに発揮するべく全曲アレンジを担当。

 『阿佐谷ジャズ・ストリート』へは1997年より毎年出演。JR阿佐ヶ谷駅前特設ステージにて、
イベントのオープニング・アクトを飾るなど好評を博している。

 20007月、カンザスシティに渡り、『Kansas City Blues & Jazz Festival』に出演。
Jay McShannClaude WilliamsMya Taylorらの前で演奏。
ライヴでは大いに盛り上がり、メンバー7人全員が「カンザスシティ名誉市民」の称号を得る。

 20017月、初CD『バレルハウスで☆ヘイ!ヘイ!』を発表。(これは私も持ってる)
 厚みのあるホーン・アンサンブル、湧き立つようなビート/リズム、親しみやすく楽しいムードを看板に、
現在、各種イベントのほか、都内ライブハウスでの単独ライヴなど活躍中。

初めて彼らを見たのは1997年の駅前のステージである。その頃はスイングデビルズと称していた。
メンバーも多少違っていたかもしれない。
聞いた時は衝撃だったね。まだやっている奴等がいると。とっくに私の中では死滅したと思っていたサウンドだもの。
学生の頃を思い出して涙が出そうになった。なんだか昔のクラブ仲間と一緒にいるようで。
楽しいんだよ。悩まないんだよ。スイングするのさ。これなんだよジャズは。

その後毎年駅前で聴衆を沸かせていた。
オジイチャン、オバアチャン、オジサン、オバサン、オニイチャンにオネーチャンみんなに手拍子を取らせるのは大したワザだと思った。

毎年駅前のオープニングで景気をつけていたが、去年は、駅前でやってその後会場でライブ。
もうすごい人気で、駅前の人がそのまま移ってきたような騒ぎだった。
ぎゅうぎゅう詰めで盛り上がったのだが、入れない人も沢山いたに違いない。

今年は体育館だ。いくらでも収容できるぞ。私がのこのこ入っていったのは2曲目位の時だったのかな。
もうかなり盛り上がっておりましたぞ。
ビールを前には売っていたのだが、場所が場所だけに売っておりません。失敗したな、途中で買ってくるのだった。

本日のメニューは以下のとおり。

1st Set  2nd Set
Bottle It
Here Come Kansas City Band
We've Got It
'T Ain't Nobody 's Business
The Jupin' Blues
Daddy On My Mind
Show Me Missouri Blues
俺ァわかってる I Know How To Do It
Poor John
Let It Roll
Moten Swing
Knock Me A Kiss
雨雲の向こう側 (Wrap Your Troubles In Dream)
Piney Brown Blues
Goin' To Kansas City
Hey! Ba-Ba- Re Bop

Piano,Vocal 古川 奈都子
Trombone 石原 由理
Alto Sax 海付 豊 Tenor Sax 望月 純門
Bass 田野 重松 Drums 平林 義晴
古川 奈都子さんのピアノのタッチはすごい。カンカンとくる。

結局2ステージまで居座ってしまった。
なにせ体育館、スペースがある。ジルバを踊るチームがあるは、寝転ぶ奴はいるはステージも周辺も大騒ぎであります。
近頃の日本の閉塞感を見事にふっ飛ばしてくれた。

北朝鮮でも核でもドンと来い。そんな元気をありがとう。また来年も楽しみにしてるよ・・・
HAPPYな気分で帰宅。さて、犬の散歩だ。




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