2006/2/4 昨日の関東〜東北太平洋群発について1923年との対応
レポートは所沢M氏による

<1923年の群発地震>
@1923.01.14大正12年*****茨城M6.1******
関東/茨城(水海道付近)
北緯36.1°、東経139.9°Mmax= 6.1

A1923.01.14大正12年****阿蘇山噴火******
九州/熊本(阿蘇)
北緯32.88°、東経131.11°
1923年(大正12年)阿蘇山噴火: 1月に第 3及び第 4火口で鳴動,噴石。 6月に第 4火
口で噴石。 9月17日に第 1,第 2,第 4火口で噴火

B1923.02大正12年******浅間山山麓地震********
関東/群馬・長野(浅間山)
北緯36.40°、東経138.52°
淺間山麓ノ地震
[1]1923.02.17 16:03
[2]1923.02.18 03:30

C1923.03.26-1923.03.27大正12年****蔵王山東麓群発**
東北/宮城(蔵王山東麓)
北緯38.14°、東経140.56° Mmax= , Imax= , N= 8, D= 2
[1]1923.03.26 15:26
[2] 1923.03.26 15:32
[3] 1923.03.26 15:34
[4] 1923.03.26 17:22
[5] 1923.03.26 17:51
[6] 1923.03.27 02:14
[7] 1923.03.27 03:13
[8] 1923.03.27 12:44
大正12年8月(1923年)御釜の湖中心より噴出するガスの威力が著し
く活動的となった,小噴火の恐れありと予報されたが,実にこの年の3月に
も,同じ蔵王山東麓,青根遠刈田附近にて局発性の地震があつた

D1923.04-1923.05大正12年****那覇・和歌山群発*********
九州/沖縄(那覇附近)
北緯26.2°、東経127.6° Mmax= , Imax= , N= 96, D=( 60)

◇群発;那覇附近、和歌山県下、千々石灘(長崎県島原半島南部)及び台湾北東沖。
西南諸島最も多く71回。
注目すべき地震は那覇附近の63回の群発無感地震(北緯26.2°東経127.6°)
◇和歌山県下の局発地震43回、那覇附近の無感33回、台湾
北東沖の25回等。。

E1923.04.23大正12年**********沖縄・東シナ海M7.2***************
九州/沖縄(東シナ海)
北緯27°、126° Mmax= 7.2, Imax= , N= , D=
◇1923年4月23日12:16
大正12年 4月23日
北緯27°、東経126°M7.2
F1923.05.07-1923.07大正12年********茨城M7.3M7.1****************
関東/茨城(鹿島灘)
北緯36.0°、東経141.4° Mmax= 7.3, Imax= , N=( 300), D=( 90)

[1] 1923.05.07 12:02 北緯36.2° , 東経140.7° , ,
[2] 1923.05.26 12:12 北緯36.4° , 東経141.4° , ,
[3] 1923.05.31 14:54 北緯36.8° , 東経141.3° , ,
[4] 1923.05.31 15:11 北緯36.4° , 東経141.3° , ,
[5] 1923.06.02 02:25 北緯36.0° , 東経141.4° , , M7.3
[6] 1923.06.02 05:14 北緯36.0° , 東経141.4° , , M7.1
[7] 1923.06.02 12:12 北緯36.5° , 東経141.5° , ,
[8] 1923.06.20 05:04 北緯36.3° , 東経141.0° , ,

◇1923.05
1923年の関東地震の 3ヶ月前に鹿島灘に起こった小地震の群発
◇1923.05-1923.06
1923年 5月下旬から茨城沖で群発活動が始まり,6月2日M7.3の最大地震の発生
に至っている。
◇大正12(1923)年6月2日
東京に於ける発震時 2h25m10. s 震度 III
震央 常陸沖 東経 141.4度 北緯36.0度
5月初旬よりこの地方に地震頻発し,この数200〜300回,この地震は最強震にして
銚子附近で強震を感じ関東一帯弱震を感じた.
◇ 5月になってから茨城県東方から鹿島灘にかけて地震が多くなり始め, 6月に
なってとくに水戸や銚子などの沿岸地帯にかけて有感地震が増えている.水戸の
有感地震が 1カ月73回,銚子64回という回数は統計的にもきわめて珍しい現象で
両測候所とも観測開始以来はじめての現象である.
茨城県沖も群発地震の発生しやすいところである.
◇ 1ヶ月10回程度発生する地震の多くは群発地震型であつて震央は殆ど一定の所
から起るものが多い.
大正12年 6月
地震回数 17
震央 鹿島沖,銚子沖及び九十九里浜

・1923年6月2日 02:24
 大正12年 6月 2日
 北緯35.9°、東経142.0°M7.3 津波あり
 茨城県沖
・1923年6月2日 05:14
大正12年 6月 2日
北緯36°、東経142°M7.1
茨城県沖

G1923.06.26-1923.08.02大正12年*************焼岳噴火**********
中部/岐阜・長野(焼岳)
北緯36.22°、東経137.59° Mmax= , Imax= , N= , D= 37

◇焼岳
1923年6月〜8月(大正12年)噴火:鳴動,降灰多量,養蚕に被害。
北緯36.22° 東経137.59°(頂上付近の三角点の位置

H1923.07大正12年**********************長崎で群発***********
九州/長崎(千々石湾)
32.7 , 130.1 , Mmax= , Imax= , N= 27, D=
◇千々石灘27回群発地震
北緯32.7° 東経130.1°

I1923.07.01大正12年******************霧島山噴煙***********
九州/鹿児島(霧島山付近)
北緯31.84°、東経130.75° Mmax= , Imax= , N= , D=
◇霧島山噴煙

J1923.07.13大正12年**********種子島付近M7.1M6.6***********
九州/鹿児島(種子島付近)
北緯30.6° 、東経131.2° Mmax= 7.1, Imax= , N= 30, D=( 2)

[1] 1923年07月13日 20:13 北緯30.6°、東経131.2° M7.1
[2] 1923年07月14日 08:55 北緯30.6°、東経131.2° M6.6

K1923.09大正12年************関東大震災M7.9****************
関東/神奈川(相模湾)
北緯35.1°、東経139.5° , Mmax= 7.9, Imax= 6, N= , D=
[1]1923年09月01日 11:58 北緯35.1°,東経139.5° M7.9
******************先駆的地震活動************************
1.この地震の30年前の1893(明治26年)年頃から関東及びその周辺の海域の地震活動が次
 第に活発化した.
2.そしてこの地震の8年前の1915(大正4年)年に入ると千葉県中部に11月12日3時22分
 頃M5.9(35.4゜N,140.3゜E )。
 11月16日10時38分頃M6.0(北緯35.4°,東経140.3゜ )の地震が続発するなど,東京
 の11月の有感地震は18回に達し,月間有感地震回数過去最多だった1906(明治39)年
 5月の14回を更新した。
3.以後、関東及び周辺海域の地震活動は次第に沈静化の傾向を示し始め,この地震の 2
 年前の1921(大正10年)年には東京の有感地震が6月と8月は皆無,年合計でも26回と
 1892(明治25年)年以来の静穏な年となった.しかし,長続きはせず,同年12月 8日
 21時31分頃茨城県南西部(北緯36.0゜,東経140.2゜ )にM7.0,翌1922(大正11年)年
4月26日10時11分頃千葉県西岸(北緯35.2゜,東経139.8゜ )にM6.8、
 5月9日12時28分頃茨城県南西部(北緯36.0゜,東経140.0゜ )にM6.1、
6月 3日13時56分頃茨城県沖(北緯36.5゜,東経141.4゜ )にM6.1。
4.1923(大正12年)年に入ると、1月14日14時51分頃茨城県南西部
 (北緯36.1゜,東経139.9゜ )にM6.1,
 5月26日12時12分頃茨城県沖(北緯36.0°,東経141.8°)にM6.4、
 また6月2日2時24分頃茨城県沖(北緯35.9゜,東経142.0°)にM7.3、
 続いて同日5時14分頃同海域(北緯36゜,東経142°)にM6.9の地震が発生するなど関東及び
その周辺海域の地震活動は再び活発化し,同年6月の東京の有感は14回を数えた。しかし,
 その後次第に沈静化の傾向を示した.
***************直前の地震活動****************************
関東及びその周辺の地震活動はこの地震が迫るにつれて沈静化し,特に7月下旬から8月中旬
にかけての 1か月間東京では有感皆無で文字通り静穏そのものであった。
そして 8月下旬に入り、20日、24日、25日に東京でそれぞれ有感 1回ずつ観測した。

<まとめ>
◇先駆大震に於てもまた、
1921年大正10年12月8日の龍ヶ崎地震(茨城県龍ヶ崎市?)M7.0、
1922年大正11年4月26日浦賀水道地震(東京湾)M6.8、
1923年大正12年1月14日筑波西南方地震(茨城県)M6.1
など急調を示していることは注意すべきであります。
地塊の傾斜運動が地震前に現出する地震前30年間に於ける有感地震の1年平均数が115回
にも達し、1925年(大正14年)後年々の数68回、68回、65回なるに比較して遥かに頻発している

◇地下水の異状が方々で認められている
数個の井戸が、七月末頃涸渇してしまった。
泥水の噴出も多数、熱海の間欠泉が復活した。