URIAH HEEP 1975-1796
URIAH HEEP
『HIGH AND MIGHTY』

初めての彼ら自身のプロデュースがもたらした衝撃のニュー・サウンド!
 力強い結束でおくり出した話題の”最高傑作”アルバムがこれだ!

05/01/16 Updated


URIAH HEEP 『HIGH AND MIGHTY』 (LP, Bronze ILPS 9384, UK) 1976/05
URIAH HEEP 『HIGH AND MIGHTY』 (LP, Warner WBS 2949, US) 1976/05
ユーライア・ヒープ 『ハイ・アンド・マイティ』 (LP, Warner P-10196B, Japan) 1976/06

SIDE:A
1. ワン・ウェイ・オア・アナザー One Way Or Another
(Hensley) 4:37
Mick Box のギター・カッティングが深く切り刻む中、John Wetton がリード・ヴォーカルを歌う。中間部のリード・ヴォーカルは Ken Hensley。実は David Byron が水疱瘡でダウンしている間に JohnとKenで歌ってしまった。Alice Cooper の "School's Out" にリフが似ているというが、なんとなく程度だろう。

2. 静かなる涙 Weep In Silence (Hensley/Wetton) 5:09
お待ちかねの Hensley & Wetton の共作。歌うは David Byron、やはり HEEPの顔である(あった)。Ken Hensley のギターが天空を舞うような華麗なワウ・ソロで気持ちがいい。

3. ミスティ・アイズ Misty Eyes (Hensley) 4:15
まるでウェスト・コースト・サウンドのような曲だが、分厚いコーラス、ハモンド、ワウ・ギターという HEEPの神器を駆使した HEEPらしい曲に仕上がっている。

4. ミッドナイト Midnight (Hensley) 5:40
清々しいギターの動入部からスタートし、ドナルド・フェイゲンも真っ青のAOR風シンセの静寂、そして溌剌と歌い上げる David Byron のヴォーカルが印象的だ。中盤の Mick Box のギターの後の エレクトリック・ピアノは、John Wettonか? Ken Hensleyか?

SIDE:B
1. グッド・バンド・ダウン
Can't Keep A Good Band Down
(Hensley) 3:40
垢抜けたアメリカン風ライト・チューン。USツアーを多くこなした当時の Ken Hensley の心情か? 本作のタイトル・アンセムでもある (アルバムジャケは銃の国アメリカを意識したようにも感じられる)。

2. ウーマン・オブ・ザ・ワールド Woman Of The World (Hensley) 3:10
原曲は Ken Hensley の 『FROM TIME TO TIME』 に収録されている "Does Anything Matter"。中華風のギターが面白い。

3. 白い足跡 Footprints In The Snow (Hensley/Wetton) 3:56
原曲は Ken Hensley の 『FROM TIME TO TIME』 に収録されている "Take Care"。ハワイアン風イントロから物静かに歌う David Byron、そして多重ヴォーカルによるコーラスが HEEPらしい。John Wetton が作曲に関与した部分はアウトロか?

4. キャント・ストップ・シンキング Can't Stop Thinking (Hensley) 3:15
なんとお茶目な曲。THOMPSON TWINS風で、ちょっと変...

5. メイク・ア・リトル・ラブ Make A Little Love (Hensley) 3:24
David Byron のソロ・アルバムに収録しても良いぐらいのポップなロックン・ロール。

6. コンフェッション Confession (Hensley) 2:16
"The Easy Road" のパート2とも言うべき美しきバラード。ピアノを弾く Ken Hensley、歌う David Byron、コーラスする残りのメンバー。この物悲しさが URIAH HEEP #7 の最後になろうとは...

Produced by Uriah Heep
Recorded at Roundhouse Recording Studios, London Dec 1975 - Mar 1976

Member are ; David Byron (vocals), John Wetton (bass, guitar, mellotron, electric piano, vocals), Lee Kerslake (drums, percussion, vocals), Mick Box (lead guitars, acoustic guitar, 12 string acoustic guitar), Ken Hensley (organ, piano, moog synthesizer, tubular bells, electric piano, guitar, slide guitar, acoustic guitar, electric 12 string guitar, pedal steel guitar, vocals)

URIAH HEEP の 9thアルバム。John Wetton期 HEEPの第2弾。1975年12月〜1976年3月にかけてイギリスの Roundhouse Studio でレコーディングされた。1976年2月に、レコーディングの合間を縫って数回 HEEPのコンサートを行なったり、John Wettonがソロ・アルバムを制作しようと試みていた時期でもあった。また、Ken Hensley も後で発表された 『FROM TIME TO TIME』 に収録されていた数曲をこの時期に録音しており、Ken の創作意欲を随所に感じられる(反映した)作品となった。

David Byron は某ML誌のインタビューで 「パンチのあるアルバム」 と形容していたが、前作が豪快な様式美系サウンドだったことと比較すれば、本作はストレートでオーソドックスなロックを基本としたアメリカン・スタイルの作風となっている。まぁ Lee Kerslake のドラムに顕著なように、確かにパンチが効いてるのかもしれないが、全体的な印象としては軽いサウンドである。まさに、アルバム・ジャケットの淡い色調そのものだ。

なお、"One Way Or Another"で John Wettonがリード・ヴォーカルを執ったのは、David Byronが 水疱瘡にかかっていて6週間レコーディングに参加出来なかったため Johnが歌ったのだという。その替りクレジットこそないが、Davidがハモンドを弾いたらしい。

イギリスでは 1976年5月に Bronze Records からリリースされ、アメリカでも同時期に Warner Brothers からリリースされた。日本盤は、1976年6月に ワーナー・パイオニア からリリースされた。


URIAH HEEP 『HIGH AND MIGHTY』 (LP, DLP 4719, Singapore)

シンガポール盤。アメリカ盤ジャケットの裏にあったメンバーの写真が表ジャケットに挿入されている。いかにもバッタものくさい。リリース年すら不明。

 

 

 

 

 


URIAH HEEP 『HIGH AND MIGHTY』 (CD, Castle ESCMCD 468, UK) 1997

1997年春に Castle Communications より再発された Remastered CD。1996年6月に Mike Brown と Robert M.Corich の手によって Remasteredされた。以下のボートラ2曲が追加収録されている。

Bonus Tracks
11. Name Of The Game (previously unreleased)
(Hensley) 4:59
この曲は後に Ken Hensley が 『From Time To Time』 に収録して初めて日の目をみた曲だった。実は Heep version も存在していたわけである。ハードなミディアム・ロックで、Ken Hensley がスライド・ギター・ソロを弾いている。

12. Sundown (previously unreleased) (Hensley) 3:20
どこかハード・ロックになり切れない HEEP。悪くはないが...Sunrise - Sunshine ときて Sundown とは、Ken Hensley も考えてはいるが、まさか日が沈む比喩そのもののようにこの時期の URIAH HEEP #7 も最後になろうとは...(←こればっかでスマン)


URIAH HEEP 『HIGH AND MIGHTY (EXPANDED DE-LUXE EDITION)』 (CD, Sanctuary SMRCD101, UK) 2004/05/31

2004年4月に Robert M.Corich と Mike Brown の手によって Remasteredされた Expanded De-luxe Edition CD。新たに別バージョンなどが収録された。

Bonus Tracks
11. Name Of The Game (previously unreleased) 5:13
1996年のRemastered CDのボートラに収録されたものよりイントロ部分が長い。

12. Sundown (alternate version) (Hensley) 3:20
1996年のRemastered CDのボートラに収録されたもののミックス違い。

13. Weep In Silence (extended version) (Hensley) 7:46
イントロの Mick Boxのギター演奏部分が1分強長く、エンディングも終わると思ったらまた "While your women weep in silence〜"が1分強も続くつづくヴァージョン。

14. Name Of The Game (demo version) (Hensley/Wetton) 3:21
Ken Hensleyの1994年の Compilation CD『FROM TIME TO TIME』に収録されていたものとちょっと違うらしいがどのへん? リズム・セクションに BAD COMPANY の Simon Kirke, Boz Burrell, Mick Ralphs が参加している。

15. Does Anything Matter (demo version) (Hensley) 3:20
Ken Hensleyの1994年の Compilation CD『FROM TIME TO TIME』に収録されていたものから前半の軽くピアノ弾き語りの部分(約20秒)がカットされている。この曲は1975年末に作られたが、『HIGH AND MIGHTY』のレコーディングの際に "
Woman Of The World"としてタイトルと歌詞を変えてレコーディングされている。

16. I Close My Eyes (demo version) (Hensley) 4:18
HeepVention 2000 における THE HENSLY LAWTON BAND のセットリストの中で初披露された曲。スタジオ録音としては Ken Hensleyの2001年のCD『RUNNING BLIND』にて陽の目を見たが、"Does Anything Matter"や"Take Care"と同じリールテープに収録されていたデモらしい (本当に?) この曲は Kenが Monicaと出会った時に書かれたものだとされていたが...

17. Take Care (demo version) (Hensley) 2:57
Ken Hensleyの1994年の Compilation CD『FROM TIME TO TIME』に収録されていたものとちょっと違うらしいがどのへん? この曲は1975年末に作られたが、『HIGH AND MIGHTY』のレコーディングの際に "
Footprints In The Snow"としてタイトルと歌詞を変えてレコーディングされている。

18. Can't Keep A Good Band Down (edited version) (Hensley) 3:09
イントロが短い、かつ "But day after day 〜 and Rockin' on into the night"の部分がカットされている。

※右のジャケットは使われなかった。"Footprints In The Snow" のクレジットは(Hensley)単独になっている。また、最初のインフォでは "Midnight (out of darkness mix)" なるものが収録される予定だったが、ボツに。この2曲のベースは誰だったのだろうか気になる。


Single variation from "High And Mighty" sessions
- UNDER CONSTRUCTION -
更に深みに(笑) → (工事中)


URIAH HEEP 1975-1976

HOME