URIAH HEEP 1976-1979
URIAH HEEP
『INNOCENT VICTIM』

ついに出た最高作!! これほどポップな音をヒープに想像できたか?
メンバー・チェンジ直後に発表されて話題になった前作を、更に上回る充実した「ヒープ」がここにある!!

08/11/16 Updated


URIAH HEEP 『INNOCENT VICTIM』 (LP, Bronze Bron 504, UK) 1977/11/04
ユーライア・ヒープ 『罪なきにけにえ』 (LP, Warner P-10441B, Japan) 1977/11/25

SIDE:A
1. キープ・オン・ライディング Keep On Ridin'
(Hensley/Williams) 3:41
アコギが涼しい爽やかなライト・ロック・チューン。ポップではあるが決して軽すぎずブリティッシュ・ロック独特の重みも兼ね備えているところがスゴい (John Lawtonのヴォーカルが成せる業か?)。

2. フライン・ハイ Flyin' High (Hensley) 3:18
前曲から立て続けでノリノリのロック・チューン。このノリノリの流れは当時のパンク・ロックを意識したのか? それとも当時やっていたフラインなんとかっちゅーコメディ映画を意識したのか (絶対有り得ねぇ〜)

3. ローラー Roller (Bolder/McDonald) 4:38
Trevor Bolder が HEEP加入前に在籍していた SPIDERS FROM MARS のアルバム未収曲。Trevor と ヴォーカリストの Pete McDonald により作られた曲で、S.F.M.でこの曲を作った時には IAN HUNTER BAND から元同僚の Mick Ronson を迎えてセッションをしていたらしい。HEEPの演奏で世に出た曲であるが、Mick Box と Ken Hensley のツイン・ギターでカッとばしているわりにはホンキートンク調の地味めな曲になってしまった。ちなみに、2006年5月24日にS.F.M.の日本盤CDが紙ジャケで再発された時にこの曲のオリジナル・テイクが初お披露目されたが、オリジナルは更に地味なロックであった(笑)。

4. フリーン・イージー Free 'n' Easy (Lawton/Box) 3:02
John Lawton と Mick Box による嬉しい共作。Ken Hensley はハモンドにギターと多重録音で大忙し。ギター・ソロでは Mick と Ken とでギターの応戦。絶叫するロートンの壮絶なヴォーカルに降伏するしかない。

5. 幻想 Illusion (Hensley) 5:02
ムーディなミディアム・チューン。Ken Hensley のシンセに揺られ、John Lawton が物語を語るかのようにしなやかに歌う。ギター・ソロの多重部分は WISHBONE ASH も真っ青なぐらいに美しい。アウトロでは シングルのB面に収録された "Mas
querade"に繋がれていくが、すぐにフェイドアウトされて終わってしまう。

SIDE:B
1. フリー・ミー Free Me
(Hensley) 3:35
「これほどポップな音を、HEEPを知るあなたが想像できただろうか!?」 とはシングルのキャッチ・コヒー。確かにポップだが、親しみやすいメロディがあって、アレンジ的にも皆が歌って楽しめる楽曲に仕上がっている。今や "Sympathy" と並んで John Lawton時代HEEP の代名詞的な名曲となった。

2. ぺてんとうそ Cheat 'n' Lie (Hensley) 4:50
本作のテーマ曲。愛と勇気を与えそうなアレンジではあるが 「ぺてん&うそ」 なのである(笑) 良く練られた楽曲で、メロディ・センスの妙が光る佳曲。いつになく Trevor Bolder のベースがメロディアスに弾むのが心地よい。

3. ザ・ダンス The Dance (Williams) 4:48
Ken Hensley の補佐的ライター Jack Williams が作った AOR的なミディアム・レゲエ調チューン。John Lawton の力強いヴォーカルにより "聴かせる曲" になっている。

4. チョイス Choices (Williams) 5:42
ラス曲も Jack Williams の曲。ドラマティックな曲であるが、やはり聴かせどころは John Lawton のヴォーカル。Lee Kerslake が小気味良いテンポのドラムを叩いたり大太鼓で応戦するなど頑張っている。

Produced by Gerry Bron
Recorded at Roundhouse Recording Studios, London July/Sept 1977

Member are ; Trevor Bolder (bass), Lee Kerslake (drums, vocals), Mick Box (guitars), Ken Hensley (keyboards, guitars, vocals), John Lawton (vocals)

John Lawtonが加入してからの2作目 かつ URIAH HEEP の 11thアルバム。1977年7月〜9月にイギリスの Roundhouse Studio でレコーディングされた本作は、イギリスでは 1977年11月4日に Bronze Records からリリースされた。日本盤は、1977年11月25日に ワーナー・パイオニア からリリースされた。前作からわずか8ヵ月しか経たぬ新作リリースはファンには嬉しい贈り物であった。

本作は前作 『ファイアフライ』 の延長のように思われがちだが、前作よりもポップかつ爽快になった印象がある。それは、A面1曲目〜3曲目までのアメリカン・テイストを感じさせるライト・チューン、B面1曲目の STACKRIDGE も真っ青のポップ・チューンなどに顕著だが、決して HEEPらしさを失わず、しっかりロックしている。また、A面4曲目〜5曲目、B面2曲目〜4曲目はブリティッシュ・ロックの重みがズシリと圧し掛かる。一聴してアンパランスになる危惧をはらみつつもアルバムの統一性を崩していないその術は大したもんだと思う。

また、何度も言うようだが、John Lawton のヴォーカルが凄い! 声がでかいだけじゃない、確かなテクに裏打ちされた官能のヴォーカルを多くのロック・ファンに聴いて欲しい!


URIAH HEEP 『INNOCENT VICTIM』 (LP, Warner BSK 3145, US) 1977

アメリカ盤はジャケットが違う。上下に蛇柄の模様を配したジャケはイギリス盤の蛇顔ジャケに共通するものがあるが、アルバムの録音後からリリース前にかけてのツアーからライヴ写真を盛り込んだジャケットなのは良いが、やっぱりちょっと違和感ある。ライヴ盤じゃないのだから...

 

 

 




URIAH HEEP 『INNOCENT VICTIM』 (LP, AMIGA 855671, East Germany) 1979

1979年になってからリリースされた東ドイツ盤で、ジャケットが違う。イギリス盤 『FIREFLY』 の内ジャケに書かれたメンバーのイラストに似ているが、明らかに違うイラストである。しかも下手なイラストで、顔が似ていないメンバーも...

 

 

 

 

 


АНСАМБЛЬ 『УРИ ЯХИП』 (LP, МЕΛΟΔИЯ C-60-14801-2, Russia)

ロシア盤バッタもの。曲名表記もロシア語。

 

※他にもバッタものロシア盤や韓国盤などが沢山あるが、いろいろあってキリがない...

 

 

 


URIAH HEEP 『A TIME OF REVELATION』 (4CD Box-Set, Essential ESF CD 298, UK) 1996/04

URIAH HEEPの結成25周年を記念してリリースされた4枚組のボックス・セット。1995年に Mike Brown と Robert M.Corich の手によって Remasteredされた。未発表曲・ヴァージョン違いも沢山収録。

Disc 3
12.
The River (out-take) (Hensley/Box/Kerslake/Bolder/Lawton) 3:08
これがカッコよいストレートでファストな古典的ハード・ロック・チューンである。スカッとするね!

 

 

 

 


 


URIAH HEEP 『INNOCENT VICTIM』 (CD, Castle ESCMCD560, UK) 1997

1997年夏に Castle Communications より再発された Remastered CD。1997年4月〜5月に Mike Brown と Robert M.Corich の手によって Remasteredされた。以下のボートラ2曲が追加収録されている。

Bonus Tracks
10. A. Illusion (full unedited version)
(Hensley)
B. Masquerade (full unedited version)
(Hensley) 8:18
今迄不自然に分けられていた "Illusion" と "
Masquerade" を1つにくっつけた完全フル・ヴァージョン。いや、ただそれだけなんですが...(汗)

11. The River (out-take) (Hensley/Box/Kerslake/Bolder) 3:08
4CD Box-Set『A TIME OF REVELATION』に収録されていたものと同じヴァージョン。うーん、上掲の曲も含めて全て既発音源なだけにこのCDのボートラはつまらないかも。


Single variation from "Innocent Victim" sessions
- UNDER CONSTRUCTION -
更に深みに(笑) → (工事中)


URIAH HEEP 1976-1979

HOME