悪徳霊感、除霊商法に気をつけよう

巷でたびたび事件にもなる悪質な霊感商法ですが、このような事件を起こすのは、
霊を脅しのネタにして金儲けをしようとする「自称霊能力者」です。
祈祷や除霊で法外な金額を取ったり、高額な物品を売り付けたりするのが手口ですが、
このような被害に遭わないため、2002年に実際におこった例などをもとに、その手口を紹介しましょう。

「最近、身近な人が亡くなりませんでしたか?」「肩、重くありませんか?」などと街角で声をかけられ
「実は堕胎の経験が」「おばあさんが3年前に」など思いあたるようなことを答えてしまえば相手の思うツボです。
次に相手は「でしょうね。すごい形相の霊がついていますよ」とか何とか言って、「このままでは成仏できない、
あなたや家族が不幸になる、病気になる、次に生まれる子供に障害が起こる」など不安を煽る言葉を語ります。
そして「知り合いに霊能力者のセンセイがいるからいっしょにいきましょう」などと誘います。
祈祷料金は10〜25万円。「そんなにお金がない」というと、金融機関に連れていってくれる親切さ!
そして郊外の祈祷所に連れていかれ、数時間、説法や祈祷があり、次回の祈祷の予約を取らされる場合も
あったそうです。

実際、この「道で声をかけてきた霊感があるという女性」と「祈祷のセンセイ」はサギとして逮捕され、
事件化しました。
一般の社寺でも祈祷料金はかかるのですから、値段に差はあれど、高額でも納得して支払う
祈祷の技術料ならば仕方がないことです。
しかし、最大の問題点としては「霊という見えないものにかこつけて過剰に不安をあおるトーク」です。
これは「霊はなんでも祟るものだ、怖いものだ」という誤った認識による落とし穴です。
霊は見えなければ気にならないものですし、性質がわかればそう怖いものではありません。
株や先物取引の知識がない人が、その筋のサギに騙されやすいのと同じ、霊の知識がないと、その筋の
サギに騙されやすくなります。

・水子、先祖霊は子孫を祟りません。
・壷や高級な印鑑を購入したって霊は取れません。
・霊のせいで「三日以内に死ぬ」なんてことはまずありません。
・自覚賞状がなければ憑いていないも同然です。

・不運を霊のせいにしてはいけません。
 

悪徳霊感、除霊商法の被害に遭わないために

道で「霊がついていますよ」なんて声を掛けてくるのは、怪しいと思うこと。
 本当に善良でお人よしでおせっかいな霊能者なら、無言で無料で人知れず後ろから霊を祓ってくれるか、
 自発的な人助けなら無料でいいはずです。
自覚症状がないなら、ついていないも同然と思ってよい。
 自覚症状があって初めて病院に行くのと同じで、特に何かないかぎり、霊がついてるかもしれないから
 祈祷を受けよう、なんて思わない方がよいでしょう。
脅しトークは怪しいと思え
 一般の良識ある霊能師や占い師は、相手を不安がらせないように言葉には細心の注意を払います。
 祟る、不幸になる、死ぬという恐怖感を煽る言葉を連呼してお祓いを勧める場合は怪しいと思いましょう。

これは霊感商法に限ったことではなく、一般的な路上でのキャッチセールスや、訪問販売にも
 あてはまるものです。「良いものは自分で探すものであり、向こうから道で客引きはしないもの」、と
 思ってください。
一般的な路上でのキャッチセールスでも同じですが、
 声を掛けられても立ちとまらない、無視する、答えない、をモットーに。

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