野外の形状による「形殺」

「形殺」とは風水上で「凶」と見なされる「環境や形状の凶意」のことです。住宅のまわりの
道路や建物の形状によって判断します。これらの「形殺」に当たっていなければ そこそこ
吉である(せめて凶ではない)と判断してよいかと思います。
「形殺」に当たっている物件は まず買わないのが得策ですが、すでに住んでいる住居ならば
「化殺アイテム」として.対象の道路や建物に向けて八卦鏡か、八卦牌を野外に掛けます。

・道路の形による形殺
T字路口殺
T形の道路で、入り口に向かって道路が直進してきている場合。事故運が強くなる。高層階や商店は可。

街道反弓・鎌刀殺
カーブしている道路の内に住宅があれば吉、反るように湾曲の外側にあれば凶。
道が通常の道路なら街道反弓と呼び、高速道路なら鎌刀殺と呼びます。
財運に悪影響があり、疾病や事故、孤立、心身障害の気あり。
「通常道路と平屋」「高速道路と同じ高さの階の部屋・オフィス」は凶意が強まるが、
それ以上の高層の階になるほど凶意は弱まります。 

Y字路口殺(Y形地起家)
Y形の道路で、Y形の股の三角形の部分に住宅がある場合。事故運に加え、火形の殺も
加わるので、父子の相性が悪くなり、家運も悪くなります。。 

 

・周囲の建物による形殺
天斬殺
ビルやマンションなど、自宅の屋根より30度以上高い建物複数が目の前に立ち、建物の路地の
対岸あたりに自宅がある場合を天斬殺と呼びます。敗北の気があり、出世や商売、受験など、
競争するものに悪影響をおよぼしたり、刃傷沙汰など、血に関する害があります。

推車屋殺
自宅の背面に大きな家が立っていて、それに押されるような形の場合をこう言います。
経済的にも不調で、家に家族が寄り付きにくく、家出や徘徊する恐れがあります。

鬼角対冲殺・隔角殺・射殺
他の建物の角が自宅の入り口や窓を、向いている場合をこういいます。角が玄関に近いほど
凶意が増します。睡眠障害、突然の怪我の気があります。
角が接近しているドアが家の中心から見て右寄りなら女性に、左寄りになら男性に悪影響です。

門冲殺
家の入り口や、部屋の入り口の正面に他の家や部屋のドアがある状態をこう言います。
疑心暗鬼になったり、どちらかの家が衰退していったりします。

陰陽殺
家の前に寺や神社、墓場がある場合をこう呼びます。財運が弱くなり、病気がちになります。

四害殺
家の四方を、高い建物に囲まれてしまっている状態をこう言います。「都市再開発などで、
まわりがマンションやビル用地に買収されたが、立ち退きに反対している古い民家」みたいな
状態がこれにあたります。積極性に欠け、頑固でかたくなになり、ふさぎがちになって
しまいます。

露足殺・露風殺
1戸建て住宅が立ち並ぶ住宅地に、ポツンと1棟、高い建物が建つ場合、そのビルにとっても
発展性の薄い露足殺や、いざこざを呼ぶ露風殺にあたりますが、回りの住宅にしても隔角殺や
天斬殺にあたりますので周囲とのいざこざが絶えなくなります。

鵝箭射入殺
2軒の家がL型、亠型になって建っている家をこう呼びます。お互いの家に不和やいざこざが
絶えなくなります。 

 

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