室内の形状による「形殺」

室内の廊下や部屋がこれらの「形殺」に当たっている場合は、それを避けるための化殺を
行います。どの状況にも同じ化殺アイテムを使うのではなくそれぞれの種類を使い分けます。
八宅派では特に寝室と台所の吉凶に気を使い、さまざまなタブーがありますが、それらは
生活における合理性とも密接に関係しています。

・廊下、窓の形殺
槍殺・直冲殺
家の入り口と裏口(ベランダ含む)にドアなどの障害物がなく、一直線の状態をいいます。
風の槍で室内が射抜かれている状態です。落ちつきも無くなり、金運に大きな悪影響があります。
ついたてや、ビーズ製の珠すだれを掛けで擬似的な壁をつくって化殺します。

頂心殺・尖射殺・火形殺
鉄塔やタワーのように細い三角形の建物が見える、建物の角がこちらを向いている、
煙突が3本以上見える、窓から軒先の先っちょなど、尖った物が見えるなど、
細長いもの、尖っているものが迫っている、見えている情況を、頂心殺といいます。
日本では見られませんが、香港の下町なんかで、物干し竿をベランダの窓から外に突き出して
乾かす方法が多いのですが、向いの家の人にとっては頂心殺にあたり、忌まれます。
血液や急性の病気にかかりやすくなり、火事の気配があります。
これを化殺するには対象物に向けて凸面鏡を掛けるか、火の象意を弱める為の措置を取ることです。

煙突対床殺
寝室から煙を吐く物、煙突などが見える場合をこう呼びます。女性の血液に関する病気、婦人科系の
病気が起こりやすくなります。
これを化殺するには対象物に向けて凸面鏡を掛けるか、火の象意を弱める為の措置を取ることです

門冲殺
家の入り口や、部屋の入り口の正面に他の部屋のドアがある状態をこう言います。
疑心暗鬼になったり、どちらかの部屋の住人の運勢が衰退していったりします。
「天官賜福」の木札を部屋の前に掛けます。

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