怪奇現象・百分の1物語 一之巻「後部座席の話し声」 あーりん 

  数年前 滋賀県の琵琶湖のほうへドライブに行ったときのこと。
要所要所で霊気は感じていたのですが 「いつものことさ」とばかり、気にも留めていませんでした。
一日中楽しく遊んで その帰りでの出来事です。
運転席と助手席、二人で乗っていたその車には CDを再生する設備がなかったので、
後部座席に「CDラジカセ」を積んでいました。
行きはCDやテープでお気に入りの曲などを聴きながら唄っていたのですが、帰りはさすがに疲れたのか、
テープが終わった時点で、聞くのをやめたままにして走っていました。 
 ちょうど京都のある大きなトンネルにさしかかったときです。
後部座席の方から なにやらボソボソと話し声がし、時折 どよめきが上がるのです。
後ろを振り返ってみても、後ろの車とはかなりの車間距離もあり、外の声が聞こえている様子もありません。声は間違いなく この車の中でしているんです。
じっと耳を澄ましてみると やはり歌や音ではなくそれは人間の話し声。
「なんだろ、まさか・・これ?」と、CDラジカセを凝視すると、テープが終了した段階で切れていたはずの電源が入っていて 赤いランプがついている!
その上、結構大ボリュームにしていた音声ツマミが小にしぼられていたのです。
おそるおそるボリュームアップしてみると、なんとその声の正体は「オール阪神・巨人」氏の漫才と、
お客さんの笑い声!!
”テープ”にあわせていた切り替えスイッチが  ”ラジオ”に切り替わっていて、ラジオの音声を受信していたのです。                                                                  「な〜んだ、ラジカセじゃ〜ん」と安心して・・はいけない。
今まで 多少の振動ではびくともしなかったラジカセだったのに。
なんらかの電波で誤作動するような精巧な作りのシロモノでもないくせに。
・・ま、追求したところで 実害のない霊現象、いつもの如く「まぁ、いいか・・」と無視して 
帰途につきましたが。

           

             ☆☆☆☆☆☆☆☆

 

      怪奇現象・百分の1物語 二之巻「エンドレス幽霊」 あーりん 99,11/8

  仕事で、四国のある町のイベントに招かれた時のこと。
2階の控え室の窓からふと下を見ると、古い、小さな神社が見えました。
じーっと見ていると、和服に日本髪を結った女性の幽霊が 歩いてきました。
手には瓶のようなものを抱えています。彼女は祠の少し手前にしゃがみ込み、地面を掘り始めました。
そして、あたりを見回し、瓶を穴の中へ。そして土をかけると、その場で すぅー・・と消えました。
「何を埋めたのかなー」と見ていると、またさっきの女幽霊が同じように瓶を抱えてやってきて、穴を掘り、
埋めてから 消え・・。そして数秒後、またやって来ては瓶を埋める・・という動作を
エンドレスで繰り返す 繰り返す・・!
「瓶をここに埋めた」という行為に執着して亡くなった方のようで・・。
結局 瓶の中身は何なのかは解りませんが、あそこを掘ったら 瓶が出てくるかも・・!?。 
  都市でもこのような「エンドレス幽霊」に出会うことがあります。それは駅。
暗い地下鉄の方が見えやすいのですが、電車が来るたび 幅跳びの如く、「せーの」とばかりに 
飛び込む人影・・。そして また次の電車がやって来ると、同じ(と思われる)人影が「せーの」・・と。
それが この人にとって、最後の記憶なんでしょうね。別に救いを求めるでなく、他人を祟るわけでなく、
ただ行動を延々繰り返す・・。
自殺の瞬間の緊張と恐怖を何度も味わう、ってことが ホントの地獄なのかもしれません。

 

             ☆☆☆☆☆☆☆☆

 

    怪奇現象・百分の1物語  三之巻「本を読む幽霊」 あーりん 00,2/21


ウチの実家は、今思えば、結構 怪奇スポットでした。
家の中で幽霊を目撃することも多々あったのですが、家族みんな慣れっこで、気に留める
ことも あまりなく・・。
ある夏、毎日出現する音だけの幽霊がいました。毎夜、夜中にやってくるのです。
ギシギシと、廊下を歩き、居間の畳を踏みしめ、居間に隣接している寝室へ入ってきて、
枕元などに置いてある本を、パラパラ〜、パラパラ〜と、何度もめくるのです。
丁度、速読でもしているようなカンジで。
そっと、目を開けると、風もなく、本も閉じたままなのに、やはり、めくる音だけが
パラパラ〜、パラパラ〜と しています。
数回 本をパラパラめくりすると、その場で消えるのか、戻っていく足音は聞こえず、
本を パタっと閉じる音がするだけ。
そんなことが数週間続いたのですが、ある日を境に幽霊はやって来なくなりました。
もしかしたら、本を読み終わった・・のかな??

 

            ☆☆☆☆☆☆☆☆

 

    怪奇現象・百分の1物語 四之巻「メロンの精」 あーりん 00,2/21

これも実家での話。
ある日、デザートにメロンを食べていた時のこと。
食べ終わって、台所の流しに持っていったら そこにはすでに食べ終わった だれかの
メロンの皮と、皿が置いてありました。
その皿の上に、私が使ったスプーンを置くと、「チン!」と、予想外に大きな音がし、
置いてあったメロンの皮から、1センチほどの青白い光の玉が ひゅるひゅると20センチほど
飛び、ぱぁっと消えたのです。
丁度 花火のような、照明弾のような。
目の前で、マグネシウムを発光させたような、チカチカした残像が目に残り、いささか
あっけに撮られましたが・・。
我が家では あれを「メロンの精」などと呼んでおります。

                           

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