水子霊 祟らない霊の代表

 水子とは訳あってこの世に産まれてこなかった嬰児の霊のことです。
一般に祟る霊の代表みたいな言われかたをしていますが、それはとんだ言い掛かりってもんです。
基本的に水子霊は祟りません
そもそもこの世に生まれ出るということは「ツラい現世で勉強してこい!」ってコトなのです。
見たこともない現世や、会ってもいない親(になる人)に未練はないようで、きれいな魂のまま、
あの世へ帰っていくのです。

 堕胎は親と医師による殺人行為のように見えますが、産まれてから殺されたのと違って、
嬰児本人は、自分はこの世に産まれず上の世界に帰る、ということを理解しているので
「殺された」という意識はほとんど持ってはいません。流産の場合も同じです。
別に堕胎を推奨している訳ではありませんし、人道的、宗教的に良いか悪いかは別として
「堕胎した水子の祟りはあるのか」といわれると、水子自身が産んでもらえなくて呪う、
ということはない、というのが答えです。
 しかし、ちまたには「水子の祟り」の話があふれています。これはなぜでしょう。
「闇から闇に葬られ…」というダークなキャッチフレーズや宗教上の概念もあるのでしょうが、
ほとんどが「堕胎や流産をしてしまった」という罪悪感に付け込んだ「あおり」や、
本人の罪悪感と霊に対する恐怖感の具現化の場合もあります。
(赤ん坊の泣き声に似た発情期の猫の声に恐怖したり、などがあります。)

しかし、ごくたまに、なかなかあの世に帰れない水子霊があります。
流産や死産などで望んでいた子供を亡くした場合や、産みたかったのに堕胎せざるを得なかった
場合、あまりに母親の失望や悲しみや後悔が大きくて、あの世に行こうとしていた水子の足を
ひっぱってしまうのです。

もちろん、水子に限らず、どんな死者に対しても同じですが、子を失った母親の悲しみは
より一層深いものです。
親の未練に縛られた水子の霊は成仏することができず、守護霊でもないのに母親のまわりを
うろついて、不本意ながら体調などに不具合を起こす結果になってしまったり、その間に悪霊に
取り込まれてしまったりすることがたまにあるのです。
また、悲しみのあまり心身のバランスを崩してしまった母親を案じて
「自分(水子)のコトは心配しないで、お母さんは気をしっかり持って」の一言を霊能師の口から
伝えたいが為に怪奇現象じみたトラブルを起こした例もありました。
 赤ん坊が産まれてこなかった事は残念ですが、成仏を願ってあげてください。
どうしても気になる場合はご自分の宗教、宗派にのっとって供養をしてあげてもいいでしょう。

「なーんだ、(^^ゞ(ホッ)だったら堕ろしてもゼンゼン平気なんだ〜☆
\(^O^)/イェイ!v(°∇^*)⌒☆ぶいぶいィ〜♪」(←我ながら赤面な表現方法…汗)
なんて言うのはとんでもない発想です。
そのような命を命とも思わない輩の戒めとして「水子を作ると酷い祟りがあるよ」
という脅し文句は仕方ない…、かもしれません。

★戻る

 

     Click Here!