上横手健義歴史ハイキング

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歴史ハイク

北摂大峰山から武田尾

12/25, 21名

以上

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しかし、冷たい冬の雨の中、十万辻から、大峰山へのヤブ道を登るのは、あまり賢明とは思えません。ですから、そのまま北に延びる林道から武田尾を目指すことに変更しました。武庫川合流点から、旧福知山線廃路線を桜の園入口まで下り、桜の園隔水亭に登る周回遊歩道をとることにしました。

北摂惣河谷(ぞうがたに)背後の大峰山(552m)から、武庫川に降り、武田尾温泉を目指す予定のハイキングでした。

武庫川から大峰山を望む。桜の園は丁度正面になる。
往復してから、有志で武田尾温泉元湯に入湯。

スタートの十万辻は冷たい冬の雨が横殴りに降っていました。笠をさしながら皆さんに、お話を聞いていただきました。

大峰山は地味で重厚な山ですが、展望地の殆どない暗い山です。ここは、中腹の「桜の園」に価値があります。水上勉の「桜守」のモデルになった笹部博士の演習林研究所、郭水亭(亦楽山荘(えきらくさんそう))周辺の森林美が見所です。

この大峰山に史話はありません。話題は隔水亭(亦楽(えきらく)山荘)で桜の育林と研究に没頭した笹部新太郎博士になりました。作家水上勉氏は、その博士を小説「桜守」で描いています。何故なのでしょう。実は主人公は博士の弟子としています。男性主人公は、裏日本に近い所の生まれ、水上小説の常として、醜く暗い性格です。逆にヒロインは、薄幸で美貌の人ばかり。「桜守」ではちい、がそうです。

男の慰みものにされる、そのエロスの描写に水上文学の特色があります。ちいも近親者と不倫をし、そのことが息子を傷つけます。水上氏の原体験には、深い心の傷があったのでよう。

林道を下り、切畑の長尾山荘まで雑木や田園の中を下ると、トチゴ谷にでます。

小さな丘を越えれば僧川の大岩稲荷前です。人に会わないが、いいハイクコースでした。

サクラ樹林、ケヤキ、カエデ、コナラ、様々な樹林が原生林となって残る「桜の園」!!