格付け
愛を乞う人 
  
135min
BBB
’98東宝
作:藤峰貞利、高井英幸、阿部忠道 監督:平山秀幸  脚本:鄭 義信 原作:下田治美
撮影:柴崎幸三 編集:川島章正 音楽:千住 明 美術:中澤克巳 録音:宮本久幸
出演:原田美枝子/中井貴一/野波麻帆/小日向文世/熊谷真実/國村隼/小井沼愛/前田弘/中村有志/モロ師岡/西田尚美、/うじきつよし
あらすじ»

高校生の娘と2人暮らしの照恵は、幼い頃亡くなった実の父親の遺骨を探し始める。その旅の中で、彼女は少女時代のつらい思い出の数々が脳裏に浮かんでくる。照恵はホステスだった母に来る日も来る日も殴る蹴るの虐待を受けていた。母は何故冷たくあたったのか。やがて母と父との出会いのいきさつを知った彼女は、遺骨を探しながら自分自身の心へと旅していく・・・・・・

田美枝子が虐待する激しい気性の母親とその娘が成長した穏やかで怒れない母親のニ役を演じる感動作。モントリオール映画祭でも賞を獲得した。最近社会問題となっている親の折檻と虐待を受けて育った子供がアダルト・チルドレンの大人になってしまうことを描いている。激しい虐待について、その理由がこの映画の中では結局説明されず、また母親とも和解をすることはない。ストーリーとしてはそこが消化不良気味に心に淀んでしまうのだが、そういう一方的な親の暴力にどんな意味もなく、決して許されるものでないという製作側(原作はどうなっているのか知らないが)の強い姿勢が静かな表現の中に見える。


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