嵯峨島昭の部屋


作家紹介
 覆面作家。ペンネームの由来は「探しましょう」のもじり。
 1934年北海道生まれ。東京大学仏文科卒。芥川賞作家の別名。
もともとのペンネームで官能小説の大家として有名である。
 1972年、光文社より長編『踊り子殺人事件』を書き下ろし出版して
デヴュー。処女作より探偵役に、筆名とほぼ同音の名前を持つ酒島
章警部(のち昇進)を起用。捜査よりも美食に明け暮れる快楽主義者
の探偵役という設定。
 『札幌夫人』『湘南夫人』『軽井沢夫人』の三部作で、官能描写も鮮
やかなロマンティック・サスペンスを極める。『軽井沢夫人』は日活で、
ロマン・ポルノの一作として映像化もされる。
 その後、酒島警部に女友達の鮎子夫人と堅物刑事・平束、グルメ刑
事の西郷と恋人の由紀を配した、グルメ・ミステリで新境地を拓く。
 別ジャンルの作家の余技とはいえ、トリッキーな構成と、意表をつく
動機などで見るべきところの多い作家である。
 作家自身も美食美酒を愛し、野菜や鶏を自分で育てる本格派。もち
ろん料理も玄人裸足らしい。ここ数年は新作がないのが淋しい限りで
ある。

書誌

作品名 刊行年月 出版社 種類 現行文庫 備考
踊り子殺人事件 1972.9 光文社 長編小説 1981.2 徳間文庫 初版カッパノベルス
白い華燭 1974.7 光文社 長編小説 1984.11 光文社文庫 初版カッパノベルス
電子文庫パプリ
札幌夫人 1976.9 実業之日本社 長編小説 1989.1 光文社文庫 廣済堂ブルーブックス版もあり
電子文庫パプリ
湘南夫人 1978.4 光文社 長編小説 1989.8 光文社文庫 初版カッパノベルス
電子文庫パプリ
軽井沢夫人 1979.6 光文社 長編小説 1988.7 光文社文庫 初版カッパノベルス
電子文庫パプリ
猛獣狩(ハンティング・サファリ)殺人事件 1980.2 徳間書店 長編小説 1984.9 徳間文庫 初版トクマノベルス
深海恐竜(ニュー・ネッシー)殺人事件 1980.7 徳間書店 長編小説 1985.7 徳間文庫 初版トクマノベルス
愛と死の幕営(ビバーク) 1981.12 廣済堂出版 短編小説集 初版廣済堂ブルーブックス
デリシャス殺人事件
 ⇒グルメ殺人事件
1982.4 光文社 連作小説 1987.4 光文社文庫 初版カッパノベルス
電子文庫パプリ
美食倶楽部
 ⇒美食倶楽部殺人事件
1984.5 光文社 長編小説 1989.10 光文社文庫 初版カッパノベルス
グルメ刑事(でか) 1987.4 光文社 長編小説 1990.11 光文社文庫 初版カッパノベルス
電子文庫パプリ
ラーメン殺人事件 1991.8 光文社 連作小説 1991.8 光文社文庫 文庫オリジナル
電子文庫パプリ
秘湯ギャル探偵疾る! 1992.4 光文社 長編小説 1992.4 光文社文庫 文庫オリジナル
電子文庫パプリ
「活けじめ美女」殺人事件 1993.5 光文社 長編小説 1993.5 光文社文庫 文庫オリジナル
電子文庫パプリ

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