戸川昌子の部屋


作家紹介
 1933年、東京都に生まれる。戦時下に父と兄を失う。高校を卒業後、BGとして会社勤務のかたわら、シャンソン歌手を志す。そして晴れてシャンソン歌手としてデヴューする。
 ステージの合間に内外のミステリを耽読。自分も書いてみようと思い立つ。
 1962年、『大いなる幻影』で江戸川乱歩賞を受賞。
 翌年の『猟人日記』が、大胆な性描写で話題となり、その後は一躍流行作家となる。現代風俗を描いた作風に手を広げ、その妖美な作風は、『夢魔』『蒼い蛇』『狩りの時刻』『透明女』などで頂点に達する。ミステリのみならず、SF的な趣向を盛り込んだり、幻想的な小説も沢山書いている。
 ワイドショーのコメンテイターを努めたり、高齢出産、還暦離婚、など話題に事欠かないが、ここ十数年は新作が出ていない。

書誌

作品名 刊行年月 出版社 種類 文庫 備考
大いなる幻影 1962.9 講談社 長編小説 1972.? 角川文庫
1978.8 講談社文庫
1997.1 講談社文庫大衆文学館
1998.9 乱歩賞文庫全集
ロマンブックス版もあり。大衆文学館は『猟人日記』と合冊。
猟人日記 1963.8 講談社 長編小説 1971.? 角川文庫
1982.1 講談社文庫
1997.1 講談社文庫大衆文学館
ロマンブックス版、出版芸術社版もあり。大衆文学館は『大いなる幻影』と合冊。
闇の中から 1964.3 講談社 短編小説集
契らずに 1965.11 集英社 長編小説 初版コンパクトブックス(新書)
女人白道 1965.12 サンケイ新聞 長編小説 1986.9 徳間文庫 ロマンブックス版、トーキョーブックス版もあり
ソドムの罠 1965.12 講談社 選集 戸川昌子傑作シリーズ 1
蒼ざめた肌 1965.12 文藝春秋 長編小説 1982.6 徳間文庫 初版ポケット文春(新書)
緋の堕胎 1966.1 講談社 選集 戸川昌子傑作シリーズ 2
赤坂禁猟区 1966.2 講談社 選集 戸川昌子傑作シリーズ 3
猟人日記 1966.3 講談社 選集 戸川昌子傑作シリーズ 4
白昼の密漁 1966.5 講談社 長編小説 1984.8 講談社文庫 ロマンブックス版もあり
仮装行列 1967.3 講談社 長編小説 1986.1 徳間文庫 ロマンブックス版もあり
銀座「どん底」附近 1967.6 文藝春秋 長編小説 1985.5 徳間文庫 初版ポケット文春(新書)
深い失速 1967.7 講談社 長編小説 1982.8 徳間文庫
2004.6 新風舎文庫
ロマンブックス版、トーキョーブックス版、旺文社ノベルス版もあり
蜃気楼の帯 1967.7 読売新聞社 長編小説 1980.7 講談社文庫 報知新書版もあり
夜の交差点
 ⇒男と女のいる町
1967.7 東京文芸社 短編小説集 トーキョーブックス版(改題されている)もあり
揺れる女 1967.11 講談社 短編小説集 ロマンブックス版もあり
眠れない夜の本 1967 青春出版社 エッセイ集
蜜の味 1968.2 東京文芸社 短編小説集 初版トーキョーブックス(新書)
夜のパスポート 1968.3 講談社 短編小説集 ロマンブックス版もあり
裂けた眠り 1968.5 新潮社 短編小説集 初版新潮小説文庫(新書)
もっと声を!
 ⇒処刑台の祭り
1968.10 新潮社 長編小説 1988.9 光文社文庫 初版新潮小説文庫(新書)、文庫化時改題
蒼い蛇
 ⇒蒼い蛇(上)処女を待つ罠
1969.1 徳間書店 長編小説 太田出版より完全版出版
赤い暈 1969.1 新潮社 長編小説 1984.8 徳間文庫 トーキョーブックス版もあり
火の脈 1969.1 東京文芸社 選集 初版トーキョーブックス(新書)
仮面の性 1969.2 東京文芸社 選集 初版トーキョーブックス(新書)
夜の爪痕 1969.3 東京文芸社 選集 初版トーキョーブックス(新書)
夢魔 1969.3 講談社 長編小説 1981.12 徳間文庫 ロマンブックス版、ビッグバードノベルス版もあり
黄金の指 1969.4 東京文芸社 選集 初版トーキョーブックス(新書)
壁の恋 1969.5 東京文芸社 選集 初版トーキョーブックス(新書)
見知らぬ伴侶 1969.6 東京文芸社 選集 初版トーキョーブックス(新書)
悪魔のような女 1969.8 講談社 短編小説集
青い部屋の中で 1969.8 文藝春秋 短編小説集 初版ポケット文春(新書)
蒼い蛇・続
 ⇒蒼い蛇(下)白夜の結婚式
1969.9 徳間書店 長編小説 太田出版より完全版出版
聖談とヌードの風景 1970.2 KKベストセラーズ 対談+短編+写真
狩りの時刻 1970.2 講談社 長編小説 1988.3 徳間文庫 ロマンブックス版もあり
蒼き裸者の群れ 1970.3 徳間書店 短編小説集
幻影の牙 1970.9 サンケイ新聞 長編小説 1983.7 徳間文庫
1989.1 双葉文庫
サンケイノベルス版もあり
赤い爪痕 1970.12 徳間書店 長編小説
聖女 1971.2 講談社 短編小説集 ロマンブックス版もあり
日本毒婦伝
 ⇒悪女の真実
1971.4 講談社 短編小説集 1986.1 双葉文庫 文庫化時改題
透明女 1971.12 光文社 長編小説 1981.1 徳間文庫 初版カッパノベルス
強制結婚 1972.2 徳間書店 長編小説
東西妖婦伝 1972.4 集英社 短編小説集 初版コンパクトブックス(新書)
牝の罠 1972.10 徳間書店 長編小説 トーキョーブックス版もあり
水の寝棺 1973.2 講談社 短編小説集
欲望の鎮魂歌 1973.9 実業之日本社 長編小説 1982.12 徳間文庫 初版新書版
美しき獲物たち 1974.4 文藝春秋 長編小説 1983.12 徳間文庫
肉の復活 1974.11 平安書店 短編小説集 初版マリンブックス
負け犬 1974.11 東京文芸社 短編小説集
生きるのはひとり 1974 青春出版社 エッセイ集
冷えた炎の如く 1975.12 ペップ出版 短編小説集 1989.8 徳間文庫
金曜日の誘惑 1976.12 講談社 長編小説 ロマンブックス版もあり
戸川昌子ののぞき魔 1976 KKベストセラーズ エッセイ集
華やかなる氷河 1977.4 光文社 長編小説 1984.11 光文社文庫
蒼い悪霊
 ⇒私がふたりいる
1977.8 徳間書店 長編小説 1984.9 光文社文庫 文庫化時改題
虹色の噴水 1977.8 東京文芸社 長編小説 東京文芸社再刊行版もあり
太陽の生贄
 ⇒霊色
1978.3 双葉社 短編小説集 1984.11 双葉文庫 文庫化時改題
女のひき語り 1980.3 文化出版局 エッセイ集
ブラック・ハネムーン 1980.5 双葉社 短編小説集 1984.4 双葉文庫
どう燃えて生きるか 1981.9 青春出版社 エッセイ集
幻影家族 1982.11 講談社 長編小説 初版講談社ノベルス
深海怪物の饗宴 1983.8 徳間書店 長編小説 1990.8 徳間文庫 初版トクマノベルス
火の接吻 1984.9 講談社 長編小説 2000.12 扶桑社文庫 初版講談社ノベルスは、2007.9復刊
落第ママでも子は育つ 1986.4 国際文行社 エッセイ集
緋の堕胎 1986.10 双葉社 短編小説集 1986.10 双葉文庫 文庫オリジナル
女は二つの愛を持っている 1987.3 青春出版社 エッセイ集
嬬恋木乃伊 1987.8 徳間書店 短編小説集 1987.8 徳間文庫 文庫オリジナル
静かな哄笑 1988.6 光文社 短編小説集 1988.6 光文社文庫 文庫オリジナル
ドン・キホーテと口紅 1988.10 主婦の友社 エッセイ集
子供は悪魔か天使か 1990.7 ファラオ企画 エッセイ集
人それぞれの道 1990.11 ファラオ企画 エッセイ集
今を自分らしく生きる 1991.7 海竜社 エッセイ集
こんな男はおやめなさい 1992.3 文化創作出版 エッセイ集
還暦離婚 1995.3 ネスコ エッセイ集
黄色い吸血鬼 1997.9 出版芸術社 再編集短編集
蜘蛛の巣の中で 2000.2 青谷舎 再編集短編集
青い部屋 2003.10 NTT出版 監修本
戸川昌子 昭和の短篇一人一冊集成 2008.4 未知谷 再編集短編集

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