タアモ先生の新連載「たいようのいえ」がニヤける / 「さよなら絶望先生」加賀愛が出番多すぎる / 「鋼の錬金術師」ブラッドレイ大総統の笑顔は胸が熱くなるな / 「ないしょのつぼみ」6作目は性転換で胸が熱くなりすぎる / 4月を振り返ると胸が熱くなるな


2010年04月27日(火)

先日、「ニコイチ」の7巻がようやく出ました。ヤンガン創刊号から連載しているのなやっと7巻かよと思いつつ嬉しいのです。オビには「須田真琴30歳、運命のカミングアウト決定!」と書かれており、ついに自分が本当はお母さんではなくお父さんだと崇に告白か?


いよいよ女装をカミングアウトをすると決意するものの、次々と新たな障害が出てきてしまう7巻。見所はやはり天然でドSの菜摘さんに思わずニヤけてしまうのです。元気ない真琴を励まそうと、セーラー服を着てきた姿に私はガッツポーズをするのです。

7巻のキモは、崇のガールフレンドの愛耶ちゃんなのは言うまでもありません。真琴を敵視していたのに加え、靴を洗ってくれて叱った男の真琴にときめいてしまいデートする時、この娘はくそ生意気な娘から大変可愛らしいツンデレ娘に変身するのでした。


愛耶ちゃん

洗ってあげた靴を履いてきて照れてしまったでござるの巻き。で、大変可愛らしいおませなツンデレ娘となった愛耶ちゃんが、男の真琴に対して「貴方はいいパパになるわね」という言葉が最後のひと押しとなるのです。で、7巻はここで終わりかよというスン止めっぷり

はやく8巻を出してくれと思うところですが、困った事に金田一蓮十郎先生は、ヤングガンガンの「ニコイチ」だけでなく、増刊で「アストロベリー」、ガンガン本誌で「ミリオンの○×△□ 」に加えて、デザートで「ライアー×ライアー」まで連載初めて、ちょっと仕事しすぎだろう状態なのです。

さて、というわけでプリンセス以来となる女性誌で金田一蓮十郎作品もあり、私はデザート読者になりました。なんといっても、タアモ先生が新連載です。タイトルは「たいようのいえ」。


たいようのいえ

表紙を見ただけでニヤニヤとしてしまう。17歳花の女子高生の真魚と社会人の基の孤独な2人が幸せを見つける話でしょうか。表紙の煽り文は以下のようなもの。

フツーでいいから幸せになりたい…。孤独な2人の「幸せ」奪還の日々が始まる―。

最初の導入は過去の話から。真魚の家は両親が仕事で不在がちで、よく隣の中村さんの家で遊んでいたものの、中村家の両親が事故で他界。中村家の3兄妹もバラバラになってしまい、基は一人で家を守っているという。真魚も両親が離婚して父親に引き取られたものの、父親が再婚して家で居場所なし。真魚も基も普通の幸せもない孤独な感じ。

で、やはり個人的に真魚の可愛さにニヤニヤとしてしまうのです。


真魚

ビジュアル的な可愛さも破壊力抜群なのですが、タアモ作品ヒロインの魅力は以前説明した通りで、特に重要なのは本音と建前のギャップの心情なのです。

基に頭をぐしゃぐしゃにされれば「ぐしゃぐしゃになった!」と怒っていながら、『でも頭触られるのは嫌いじゃない』と本音で思ってしまう姿の可愛さは言葉では語れないのです。そう、建前と本音のギャップにひたすらニヤニヤするのです。

例えば、基に妹が帰って来ると聞いて「ふーん」とそっけない対応をしてしまいました。そしてファミレスで、この時は本当は「ちょっと羨ましかったんだ。ごめんね」と思っていた事が発覚。でも、言葉では言わないというか言えないという不器用さが最高に可愛いのです。

そして、思っている事がなかなか言えない行動に出れない中で、思わず甘えてしまった時の破壊力は、今週の「ハンター×ハンター」(306話)のゴンのように圧倒的なのです。 つまり、思わず基の背広をぎゅうって掴んでしまった真魚の仕草が悶絶するほどツボに嵌ってしまったのです。


非常にニヤニヤする

おいおい真魚が可愛すぎるだろう、と。さらに憎い演出なのかたまたまなのか背広を掴んでしまった時は基の顔がノッペラボウでどんな表情をしているのか見えません。

基本的にタアモ先生の描く男はけっこうキツイ顔して実は優しいというギャップがあります。今のところ基は真魚に恋愛感情があるのかどうか読めません。

一方の真魚は子供の頃からツンデレ娘全開の天の邪鬼するものの「あたしはなんでか、この人のことが気になる」と思うぐらい基に対して高感度高いです。

で、「たいようのいえ」の注目すべき点はアプローチの方法。1ページ目の導入部分で以下のように始まっています。

そこは むかし
魔法のような家で
泣いてても笑っちゃいような場所で
きっと、目に見えない魔法使いが住んでるんだって
ずっと思ってた

と、中村家をバックにナレーションが始まります。もちろん「たいようのいえ」の主人公は真魚です。真魚の視点で語り手も同じなんですが、刮目すべきは真魚が携帯小説をネットにアップしているという点。


携帯小説をアップしている

なんでも、真魚の自伝を交えた小説らしいのです。すでに真魚の友人も読者のようです。そう、「たいようのいえ」の語り手は真魚によるものなのですが、真魚の心情に加えて、真魚の書いた小説までがナレーションになっているのです。

最初の1ページ目のナレーションと1話目ラストは真魚の書いた小説です。ポイントは、「目に見えない魔法使いが住んでるんだって、ずっと思ってた」と始まったわけですが、目に見えない魔法使いなどいないと何時知ったのかという点かな。

基の家に泊まる事になって、真魚の真理描写は「よくわかんないことになっちゃったけど、今日は」と語られるのに対して、携帯小説では以下のように…。

その日の布団は、あったかくて
びっくりするくらい、よく眠れた

と、綴られています。小説というくせに日記みたいだなと突っ込みたいところですが、「今日は」という心情から、「その日は」と後日の視点から過去形で語られているのが面白いです。心情と携帯小説という2種類の語り手というのはなかなか面白そう。エロゲでいうと「智代アフター」みたいな感じです。

しかし、黒髪ロングで黒タイツという組み合わせには夢と浪漫がつまっていますね。

何にしても非常に楽しみです。復活してから月刊誌の作品で何を取り上げようかと思ってましたので、今年は「たいようのいえ」を追っていこうか。

2010年04月28日(水)

「GIANTKILLING」の14巻が発売されました。もう14巻だというのにいまだにやばすぎるぐらいに面白いのです。


「選手の"未来"を真剣に考えてみよう!」というオビの一文が素晴らしすぎます。石浜に他チームからオファーがあったり、ついに達海の過去話が始まったりと見所満載です。個人的に最もマーベラスなのは達海が石浜へ言った台詞。

ボールは丸いんだ…迷った足で蹴ったって上手に飛ばない

なんという奥深い名言。サラリと名言が飛び出すから、「ジャイキリ」は凄いのです。そして、達海の過去話の芸の細かさに感服するのです。例えばETUのユニホーム。


今のユニホーム / 昔のユニホーム

今のETUのユニホームのメーカーはアディダスなのに昔はミズノなのです。ついでに対戦相手のユニホームもミズノで、さらに次回予告に載っている東京Vのユニホームもミズノです。そういえば、Jリーグ発足時は全チームがミズノ製のユニホームだったなあ、と。あまりの芸の細かさに驚いてしまいました。

さて、「さよなら絶望先生」221話は「さまよえるミランダ人」。今回はミランダ警告という、あらかじめ言い訳じみた事を説明するという話。

確かにトラブルを避けるために、何かを行動する時はミランダ警告をするとう事がよくあります。そう、サイトの更新にしたってそうです。

・あなたはこの記事を読み飛ばす権利がある。
・他のサイトやブログのほうが面白いと主張する権利がある
・そもそもこんなサイト見ないという権利がある

そして、本日は日付を超えて帰宅した為に短く内容はいつも以上につまらないのです。

今回はネタ以上に、加賀愛が三段ブチ抜きで登場して、私は一人でガッツポーズを取ってしまったのです。


加賀愛

最近は1コマ小さく写っていれば良いほうだったので、久々の大ゴマで台詞まであるなんて、非常にニヤニヤとしてしまいます。これが1週間戦える!と思ったら、合併号でした

あと、木津千里がカチューシャに誰か少しは突っ込んで上げようとか思うのです。 ところで、ここ最近の日塔奈美の出番の多さと活躍っぷりは普通ではありませんよ。今回は「普通って言うなぁ」ではなく「うざいとか言うなぁ」と変化をつけてきましたよ。

日塔奈美はちょっと活躍しすぎではないか、と。今回も一休さんに告白されれば…。


日塔奈美

「私めんどくさい女だよ」って、もうこの切り返しが普通じゃありませんよ。この娘ナチュラルにボケて、周りから「うざっ」と総突っ込みですよ。日塔奈美がみんなからツッコまれているんです。奈美がツッコまれたのです。むっはー!…終わりです。

2010年04月29日(木)

野村宗弘先生の「ものものじま」1巻と「とろける鉄工所」4巻が同時に発売されて、本屋の片隅にノムフェス開催と謳われていました。


親の仕事を受け受け継いで代々暮らす島で、唯一ものを作らない小間使い屋の話の「ものものじま」と、世界唯一の溶接を題材にした「とろける鉄工所」。キモは暮らしというか生活です。個人的に、北さん夫婦の団らんに和むのです。


北さん夫婦

3巻で若き日の北さん&奥さんを見てから、この2人が好きすぎて困る。4巻は小島家もほのぼのと眺めて癒されてしまいます。個人的にですが、溶接の仕事よりもそこで働く人の家族話が一番好きです。

さて、「鋼の錬金術師」の25巻が発売されました。物語も最終局面を迎えているようで、物凄い盛り上がりです。いきなりバッカニア大尉に震えるのです。

で、個人的に最も胸が熱くなったのは、キング・ブラッドレイなのです。これほどまでに私の心に残る悪役はいませんでした。存在感が半端ないです。25巻はどう考えてもブラッドレイがかっこ良すぎるのです。

作中でも最強候補というぐらい圧倒的な強さを誇っていましたが、フーとバッカニアが命を駆けて作った隙をついて、グリードの最強の目である左目が潰されて、ホムンクルス特有の再生能力がなくなってしまいました。ボロボロの体のまま、ロイたちの前に現れ、ロイが人体練成に走らなかった事を知り、笑ってみせたのです。
※もともと再生能力などないという指摘を沢山頂きました。そういえば傷を追ったことすらなかったですね。


ブラッドレイ

まったく人間というやつは…、思い通りにならなくて腹が立つ

ホムンクルス側にとってはお父様の計画の為に、ロイには人体練成をしてもらって何が何でも人柱として使いたいのに、ここで笑顔です。計画通りに物事が進まないのにも関わらず、笑ってみせるブラッドレイに胸が熱くなるのです。

そう、ブラッドレイは何時も不敵に笑っていますが、計画通りというか思い通りにならない時こそ本気で笑うのがポイントなのです。エルリック兄弟やロイが何か仕出かす度に、ニヤリと笑って見せたのが興味深かったのです。さらに、ランファンが左腕を失った時にも、犬に左腕を括りつけて囮にして、ブラッドレイが出し抜かたら「…見事なり!」と笑っていたのです。出し抜かれて笑うとは…。

ブラッドレイは計画通りというか自分の思い通りにならない時は、やられたと悔しがらずにどういうわけか笑ってしまうのです。マスタングに出し抜かれれば、やはり笑顔を見せていました。


笑顔の大総統

やってくれたな若僧…

心情では悔しがっているはずなのに、顔がどういうわけか笑顔でニヤリと笑っているのがブラッドレイを語る上で最も重要なことです。何が嬉しいのでしょうか…。

もちろんブラッドレイは容赦や手加減はせずに、この後はロイへの圧力を高めてロイの部下達を地方に飛ばし、リザを自分の手元へ置くなど、徹底的に計画の為に動きます。ブラッドレイは徹底的なリアリストで本気で相手を潰すのに、それでも逆らってくる相手に、悔しがるでも怒るでもなく笑顔を見せてしまうのです。

それでも、計画通りに動かない敵として登場するエルリック兄弟やロイに対しては何か思う事があるようで、プライドとの会話では思わず本音が出てしまっていました。


少し…楽しい

スカーを殺し損ねた時、最近は振り回されてばかりではないかと言われれば笑顔で「少し…楽しい」と言ってのけたのです。予定外の事が立て続けに起きたからこそ楽しいと言うブラッドレイ大総統。さらに、ブラッドレイの台詞は胸を熱くさせます。

「生まれて直ぐにキング・ブラッドレイのレールの上に乗せられ、こうして今、父上の予定通りにこの国のトップに座っている。邪魔する者はいなかった…。否、父上が排除した。予定通りの台本を用意され私はそのまま生きて来たのだ」

数少ないブラッドレイの本音です。生まれて直ぐに、ブラッドレイとしてレールの上に乗せられて何の障害もないまま生きてきた事に退屈だったのかもしれません。ここに来て、エルリック兄弟とマスタング大佐とスカーという邪魔者が出てきて、心底楽しそうなのが印象的です。ブラッドレイは賢者の石に選ばれた時に、人生は全て決められていたのです。


キング・ブラッドレイ

周りからは「後の事は、あのお方に任せておけば良い」、「経歴も財産も家族も友達もなんでも用意してくれるだろう!」と言われ、キングブラッド・レイという名前を付けられ、後は用意されたレールの上を歩くだけ。

その後も、マスタングが飼い犬になっても負け犬にはならないと言いだせば、やはり笑って頷くブラッドレイが忘れられません。邪魔な敵に対して笑う男。作られたレールに不満があったかどうかは分かりませんが、満足はしていなかったのでしょうか。

その後も、ピンチや計画を狂わされれば笑うブラッドレイ。リザに全て「ごっこ」だと言い放ったのは興味深いです。


ごっこ

「大総統の座も部下も力も全て与えられた。いわば権力者ごっこだ」

大総統という地位はごっこだと言い放つブラッドレイ。こいつは、ただの駒として手加減抜きで全力で動いているくせにどこか満足していないのです。

で、25巻で左目も失い再生能力もない状態でスカーと向かい合えば、名前を聞いたかと思えばスカーは名前を捨てたと言い、ブラッドレイは「私も己の本当の名を知らん」と、名無し同士で殺し合うのも面白かろうと最後の闘いに突入するのです。

スカーの本当の名前も気になるところですが、ブラッドレイが自身をブラッドレイと名乗らなかった事に胸が熱くなります。作中で唯一ブラッドレイの視点で語られた53話「魂の道標」ではブラッドレイは●●●●●と呼ばれていました。ようは名無しです。彼の回想は以下のようなもの。

本当の親の名も名前も顔も…自身の名すら覚えてない
いや…名を付けられる前に捨てられたか買われたか…

もう自分の名前を本当に覚えてないブラッドレイ。だからこそ、スカーとの最後の一騎打ちでブラッドレイと名乗らず、自分の名前を覚えていないと言い放ったのは胸が熱くなるのです。レールの上のブラッドレイとしてではなく、一個人として名乗らなかったのです。

そういえば以前はブラッドレイは自分の事を分からないと語っていました。


分からない

「ここに残るそのたったひとつの魂が、賢者の石にされた誰かのものなのか、元々の己のものなのかはもう…わからんのだ

もう自分の事は何も分からない男ブラッドレイ。ただただ決められたレールの上を歩くだけの人生。最後の最後で、エルリック兄弟やロイやスカーやシンの国の者たちが障害となって立ちはだかり、計画通りにいかなくなった事が楽しいと言い放ち笑っていた男。最後の相手はスカー。その時の台詞があまりに名言なのです。


ああ…やっと辿りついた…

「こうして死に直面するというのはいいものだな。純粋に『死ぬまで闘い抜いてやろう』という気持ちしか湧いてこん。地位も経歴も出自も人種も性別も名も何も要らん何にも縛られず、誰のためでもなくただ戦う。それが心地良い。ああ…やっと辿りついた…」

胸が熱くなったんだ…。なんという名言が飛び出したのか。ただレールの上を全てを与えられ決められた人生を歩いて来た男が最後に導きだした答えは何もいらないです。レールの上の決められた人生ではなく、ただ自分の為にです。

この時の103話のタイトル「誰のため」というタイトルを見ると胸が熱くなるな。ブラッドレイ大総統はここからさらに熱いのに25巻に収録されてなくて絶望した!

そういえば4年ほど前に、荒川先生は久米田先生と対談しており、ラストについて以下のようにコメントしていました。

―荒川さんの「鋼」は長編ストーリー漫画ですが、最後のほうまで構想が決まっているんですよね。
荒川「そうですね。今はどのくらいかなあ。全体を10としたら7あたり走ってるんじゃないかな」
久米田「着地点はもう決まってると」
荒川「着地点は最初から決めてますんで」

凄い。この壮大な話の着地点を最初から決めていたなんて。行き当たりばったりな作品が多い中で、ここまで計算している漫画家さんは中々いないんじゃないでしょうか。以前「バクマン。」で計算されて描かれた漫画はヒットは多いけど、大ヒットは漫画家が描きたいものを描いた作品とか言ってましたが、ご存知「鋼の錬金術師」は大ヒット漫画です。これは純粋に凄いですよ。

そういえば、久米田先生が描いた「鋼の錬金術師」は味わい深くて、個人的にツボにはまってしまい大好きです。


久米田先生が描いた鋼錬

何にしても、もうすぐ終わりそうで、ここにきて再び盛り上がりを見せる「鋼の錬金術師」はマーベラスです。そうそう、久米田先生と荒川先生の対談といえば、久米田先生も「鋼の錬金術師」をベタ褒めしていたのが興味深いです。

久米田「『鋼』はちゃんと本を読んで描いてる感じします。もう一個の錬金に比べたら、もう全然。」
荒川「(笑)あれは、仕事場のみんなでご飯食べに蕎麦屋に入ったら、置いてたジャンプでちょうど第1話が載ってました。やっぱり和月伸宏先生はうまいよね!って回し読みしました。かぶったとかいう話は特にしませんでしたね。」
久米田「僕は和月さんなんて一言も言ってませんよ。またそうやって僕を悪者にしようとして。罠ですか、コレ?」

胸が熱くなったんだ…。


2010年04月30日(金)

「僕達は知ってしまった」の9巻が発売されました。表紙に野郎しかいなくて軽く絶望した!特に真ん中のヤツ(あべっち)なんて超脇役どうでも良いキャラではないか、と。


付き合って別れたという時期なので、いい感じにグテグテになってきてはいるものの、照れるこよりにひたすらニヤニヤとするのです。

さて、ついに「ないしょのつぼみ」も6巻を迎えました。1巻につき1シリーズなので、これで6シリーズ目です。ちょっと、今までのシリーズを振り返ってみましょうか。

つぼみの母親の妊娠と、不思議な転校生沙耶が中心となって恋や性を知っていくのです。主人公は立花つぼみ。


性教育少女漫画としてネットの一部で大絶賛されたのを今でも思い出します。「めばえ」ともリンクしており、めばえの方は性教育というより動物の命を扱った感動系。「ないしょのつぼみ」も小学生女子の性というテーマでありながら、めちゃ良い話で少し感動してしまうのです。

さらに、1シーズン目には続編もあり「ないしょのつぼみ」ファンブックには、つぼみに妹が生まれた跡が描かれており、テーマは女の子のアソコなのです。


テーマは女の子のアソコ

女の子のアソコは大事な部分だという事を学ぶのです。これまた、ちょっと良い話で感動してしまいます。大事な性教育なのですから変な勘違いはいけません。

2期目は、天井に不思議な穴が空いて謎の少年が下りてきて、異星人の少年は記憶操作してつぼみの双子の兄として共同生活をすることに。主人公は草壁つぼみ。


1期目のつぼみはお淑やかというか大人しい印象でしたが、2期のつぼみは元気一杯。個人的には幼馴染の怜麻とのラブでコメり具合に全力でニヤニヤしました。さらに怜麻「…男の子の独特のにおい―」と男の臭いを嗅いで赤くなるつぼみの可愛さはヤバかったのです。

まあ、キモはつぼみが異星人の縁に脇を見せてドキドキしているシーンなのですが。


脇を見せる

もちろんこれは健全な調査ですので、いやらしいことなど微塵もありませんよ。

3期目は、シリーズ初の秘密道具が登場。不思議なペンで物を描くとなんでも実体化してしまうのです。主人公は椎名つぼみ。


黒コートのお兄さんから描いた物が実体化する不思議なペンをもらったつぼみは、色々試していくうちに幼馴染の幹図を描いてみたら、全然リアルに実体化しません。こうしてつぼみは男の子を描くには男女の違いを知るしかないと考え、性について考えるようになるのでした。

今までのつぼみに比べると子供っぽいのが特徴で、3期は不思議なペンをメインに進めて、ラブコメも性教育も他より少なめです。しかし、男女の違いはおちんちんと聞いて、自分のアソコを鏡で見たつぼみには心でガッツポーズを取るのです。


鏡で見る

このシリーズは異色っちゃ異色で、ペンで色々な服を描いてコスプレするつぼみが忘れられません。

4期目は、「MIRA☆」と名乗る知らない人とメールで仲良くなり、さらに転校生の未菜と出会い、2人のみらには素直になれるつぼみ。MIRAと未菜は同一人物なのか…。主人公は小鳥遊つぼみ。


4期は個人的に「ないしょのつぼみ」シリーズで一番好きです。つぼみが歴代で一番可愛いのもあるのですが、転校生の未菜ですよ。大人っぽい雰囲気でツインテール。胸も毛もあるのに、つぼみ達より少し遅れており言葉使いも古いのです。


未菜

未菜は発育の良い小学生で、つぼみと一緒にブラジャーを買いに行くシーンなど印象的です。このシリーズは本当に良い話で、実は未菜はつぼみのお母さんの小学生時代の姿であり、最後のお別れのシーンは感動ものなのです。

5期目の「ないしょのつぼみ」は、つぼみが二人いるのです。明るく元気でガサツな性格ですが、もう一人のつぼみとは色々ちょこっとだけ違うのです。相崎つぼみ×2です。


ある日、ベッドの階段から落下してしまったら、どういうわけか自分とぶつかってしまったのです。顔もまったく同じもう一人。どうやら、パラレルワールドの世界と繋がってしまったようです。


パラレルワールド

私が「ないしょのつぼみ」シリーズで最も好きなのは初めてブラジャーを買いに行って恥ずかしがるところなのですが、今シリーズは同じ自分と一緒の為にすんなりいってしまい残念でした。

キモは同じ自分なのに、少しずつ変化が出てきて好きな男が違ったり。極めつけは月経が来る時期が異なったことです。

ぶっちゃけ、今までのシリーズは本当に良い話で感動するぐらいなのです。性教育を真正面から描いた傑作なんですよ。以前、やぶうち先生は性教育をテーマに描くことを聞かれて以下のようにおっしゃっていました。
やぶうち優ファンBOOK (AA)より


全然恥ずかしくありません。初めて月経をテーマに描いたのは「12のソネット」です。(中略)

男の子にしかできないこと、女の子にしかできないこと、それぞれの限界や長所をお互い知ることは、とっても大切なことだと思うんです。やぶうちのマンガで、そういうことが自然に伝わるといいなぁって思って描いています。そうして、相手を大事に思う気持ちいつくしむ気持ちいたわる気持ちが生まれて、生命を大切にしていくことを読み取ってもらえたらうれしいです。

感動した!
「ないしょのつぼみ」は、本当に良い話で生命を大切にする事を学べます。感動するストーリーで性教育も絡めて。ですので、お子様にも安心して読ませたい珠玉の物語なのです。

で、我々のような大きなお友達は、女子小学生が性について悩む姿を頬を緩めてつぼみタンハァハァとなってしまうのも仕方がないことです。

また「ないしょのつぼみ」においてのテーマを以下のように語っていたのも印象深いです。

これはやぶうちがずっと描きたかったファンタジー物だったのです。実はファンタジーって、リアルな日常が描けないと、話が生きてこないんです。そういう意味では、今までの作品の集大成でもあるんですね。目指しているのは、藤子F先生の作品世界。日常の中のS(すこし)F(ふしぎ)を、生命をテーマに絡めて描けていけたらいいなぁと思っています。

どうやら、やぶうち優先生は少し不思議なSF物語を描きたかったようです。そういえば短編集「恋を奏でる季節(AA)」の中でも、少し不思議なSFテイストの話が沢山ありました。

思い返せば、「ないしょのつぼみ」シリーズは本当にSF(少し不思議)な世界観です。未来の妹、宇宙人、不思議なペン、同じ年のお母さん、パラレルワールド…。

さて、前フリが物凄く長くなってしまいましたが「ないしょのつぼみ」6期目も、やはりSF(少し不思議)な物語なのです。今作のつぼみは、仁家つぼみ。


いきなり接吻をしてしまったつぼみ。そして欠伸をすると、どういうわけか男の子になってしまいました。これは…。


入れ替わる

性転換だとぉ…。

おいおい、まだ生まれていない妹が出てきたり、宇宙人の少年が登場したり、死んだお父さんが不思議なペンくれたり、お母さんが同級生になったり、パラレルワールドでもう一人の自分と会ったりして、今さら性転換ですか。そんな使い古されたベッタベッタな話なんですか。もう、なんだよー!(笑顔

いやー、お互いが入れ替わる度に、男女の体の違いが分かると言うのは画期的ですね。特にお互いの反応にいちいちニヤニヤとしてしまいます。


浦野が入ったつぼみ

しかし、入れ替わって浦野がつぼみになったほうが遥かに可愛いというのはどういうことなんでしょうか!(満面の笑顔)

性転換で性教育というのは盲点でした。確かに男女で体のつくりがどうなっているのかという難点を性転換という方向でお互いに勉強するというのは性教育として、むしろ完璧な部類なんじゃないでしょうか。

そして、私が最も重要視している「ないしょのつぼみ」シリーズの初めてブラジャーを買いに行く時も、今シリーズならブラジャーを試着している時に性転換をしてしまい大変なことになってしまうじゃないですか。


ここで入れ替わるのかよ

最近は初めてのブラジャーに初々しさがなくなってきたと勝手に思っていましたが、今シリーズはマーベラスです。はじまったな。

今回は生命の大切さというよりも、性転換してラブでコメりっぷりがメインでした。私は一向に構わん!

キモは入れ替わったつぼみがボインの外人さんの水着を見てしまってアソコに異変が起こることです。「アソコが…アソコがっ!ちょっ…、コレ、上向いちゃってるんじゃ…!固!!なに!?お、おち…、おちんちんってこんなふーに、なっちゃうのーッ!?」と混乱する姿に胸が熱くなったんだ…。


2010年05月01日(土)

もう5月です。時が経つのも早いものです。最近は暖かくなってきて生活しやすいものです。

で、5月といえば久米田先生原作、ヤス先生作画の「じょしらく」の1巻が発売されますよ!


1巻から限定版なんてお行儀がよくない商売ですが、楽しみなのも事実。さらに「さよなら絶望先生」も21巻、新装版「かってに改蔵」3巻も発売されますし、ファンとしては嬉しいところです。

さて、毎月恒例のオレ的に胸が熱くなった漫画トップ10です。4月は個人的にマーベラスな漫画が多くて至福でしたよ。

10位「クロスゲーム(17)

完結です。甲子園までは描かれませんでしたけど、やっぱりあだち充先生は凄い。面白いのです。何よりも敵の及川のキャラが良すぎました。光の直球の速度が上がり、直球ばかり投げてしまったり。東を敬遠せずに、勝負しそれを光が分かっていたり。ところで今までの表紙は、偶数巻は光中心、奇数巻は青葉中心(1巻除く)でしたが、最終巻の17巻の中心に光がいて月島家の面々。若葉かあかねかは議論の余地ありますが17巻という奇数巻で光が中心なのは胸が熱くなるな。ラストのお手手繋ぐところといい私は満足です。

参考、クロスゲームが終了したと思うと胸が熱くなるな

9位「それでも町は廻っている(7)

アニメ化かぁ…ちょっと淋しいと思ってしまうのは仕方がないことなのでしょうか。誰がなんと言おうと紺先輩は可愛いし萌える。紺先輩が恥ずかしそうに浴衣を着る姿に胸が熱くなるのですよ。個人的には、紺先輩と弁当を食べているところがキモです。機会があればこの辺を取り上げたいところ。どうでもいいけど、表紙の歩鳥の頭の花はなんだ、と投げかけてみたり。しかしエビちゃんの出番が少な過ぎないか…。目次のチアは最高なんですけど。ちなみにアニメ化で一番嬉しいのは学校の制服のリボンの色が正確に分かることです。濃いファンなら、これで全ての時間軸が分かるんじゃないですかね。

8位「青空にとおく酒浸り(1)

リュウ創刊号から連載しているのにも関わらず、ようやく1巻が発売されたと思うと胸が熱くなるな。で、めっちゃ面白いから困ってしまいます。安永航一郎先生の9年ぶりの単行本ですよ。安永節先生の描く女の子は中身が親父くさいというのは相場が決まっているのに、篠さんが可愛いのです。劣情を抱くのです。もちろん、ギャグも最高峰であり、本編の7割はスネ毛でできていますのでご安心ください。2巻も5月に出ますので抑えて置きたいところ。
【Amazon】青空にとおく酒浸り2巻

参考、「青空に遠く酒浸り」1巻が出て胸が熱くなる

7位「弱虫ペダル(11)

熱い。熱すぎるのです。インターハイ1日目。スプリント区間も熱かったのですが、11巻は主人公の坂道が得意とする山道。クライマーの舞台なのですが、まさかの落車。ピンチを迎えた中で、巻島先輩が震えるのです。2人目のクライマーが来ると言いきった巻島先輩は本当にかっこいいのです。ライバル対決に挑みたいのに我慢して坂道を待っている巻島先輩に胸が熱くなったんだ。一方の坂道も「待ってて下さい巻島さん!」と巻島が待っている事を確信しているのです。なんという信頼関係。巻島×坂道は有りだな!

6位「魔法のいろは!(1)

俺達の変態井上和郎先生が帰ってきたのです。こんな嬉しいことはない。未来から来た魔女っ娘は実の娘です。そこにあるのは変態井上先生イズム炸裂なのです。個人的にはモテモテ男になる魔法でクラスの憧れの娘からぺろぺろ舐められる姿に胸が熱くなります。



素晴らしい!
ところで、実の娘のいろはとフラグというか、ここぞで出男らしい姿を見せる主人公に父親を誇る以上の感情がある気がしないでもない。あ、私は近親相姦とか一向に構わない派です(誇らしく)

5位「町でうわさの天狗の子(6)

秋姫と瞬の微妙な距離にニヤニヤとしてしまう。思わずカーディガンを掴んでしまった秋姫にガッツポーズです。間の取り方といい、世界がひっくり返ったかのような反対に描かれたコマといい、本当にマーベラスです。だがしかし、最後の最後で赤沢さんが全てもっていくとは…。赤沢さんの可愛さはパねぇのですよ。狐なんてと言いながらも、キッチリとときめいている赤沢さんの可愛さは胸が熱くなるな。赤沢さんがいる限り、この漫画についていく!いつかじっくり赤沢さんを取り上げたいところ。どうでもいいけど、金ちゃんと猫町くんはフラグが立っていると思うんだけどどうだろう?(どうだろうと言われても)

4位「R−中学生(1)

やべぇ超面白かった。早くも増版で初版を持っていると嬉しくなるのは漫画好きの宿命か。というか月ヤンマガは地味に良作が揃っていて本当に困ってしまうのです。「R-中学生」は、まさに多感な年ごろの中学生の心情や内面をど真中の直球に描いた傑作なのです。ようするに、この年頃の中学生は性的なことばかり考えているのですが、それをここまで描くかと舌を巻いてしまいました。バカで大人になりきれなくても今を生きている中学生たちに胸が熱くなるな。

3位「タビと道づれ(6)

完結です。まったく良い物語でしたよ。テーマは「手」です。手は繋ぐものなのです。個人的にはクロネくんと5年後の約束をするシーンが見てみたかったのも事実ですが、最後に航に会う為には成長しなくてはダメだと気付き、一歩踏み出して友達と仲良さそうにしている写真に胸が熱くなるな。何度も読み返して気付く伏線など、至高の作品でした。たなかのか先生の次回作にも期待ですよ。

参考、タビと道づれが終了したと思うと胸が熱くなる

2位「3月のライオン(4)

「『抜けない事があきらか』だからって、オレが『努力しなくていい』って事にはならない」。なんというか島田八段がパねぇかっこよさなんですよ。獅子王戦でボロクソのストレートに負けるのですが、それでも、と。それでも島田の生き様に震え上がるのです。縮まらない差があっても、前へ突き進む島田は胸が熱くなるな。圧倒的な相手に、無理だと諦めず相手の実力を熟知して、それでも尚前へ進む。島田はマーベラスなのです!

参考、3月のライオンが超ド級の面白さ

1位「鋼の錬金術師(25)

おいおい面白いとかいうレベルを完全に超越してしまっているぞ。24巻でフーが逝き、バッカニア大尉まで逝ってしまいました。最後の「さらばだ同志。ブリッグズの峰より少し高い所へ、先に…行って来るぞ」と笑顔で敬礼して息絶える姿に胸が熱くなります。死に際の美学に感動してしまいました。2人の命と引き換えにブラッドレイの最強の目を奪うことに成功し、ついにブラッドレイに傷を負わせます。そして、敵であるブラッドレイの生き様にも感動して胸が熱くなる珠玉の展開なのです。つまりマーベラスすぎるのですよ。

参考、ブラッドレイ大総統の笑顔は胸が熱くなるな

関連、3月を振り返ろうという話

以上。もっと萌え漫画入れたかったんですけど仕方なし。「バチバチ」4巻、「聖モエスの方舟」1巻、「会長はメイド様」9巻、「To LOVEる」16巻、「ゆるゆる」、「神のみぞ知るセカイ」8巻、「ミル」1巻、「キスより早く」7巻、「淀川ベルトコンベア・ガール」1巻、「うそつきリリィ」1巻、「君のいる町」9巻、この辺りも個人的にマーベラスだったので入れたかったところ。(多いな、おい

5月は把握しているだけて3つばかし鳥肌どころか脳から変な汁飛び出す。ずばり「惑星のさみだれ」9巻と、「ダイヤのA」21巻と、「BAMBOO BLADE」13巻です。雑誌の段階でほぼイキかけました。この3つはじっくり取り上げたいところですが、スルーする可能性も高いです。

今年こそ1年間継続して更新したいものです。



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