「360°マテリアル」ドキドキしていた… / 「ナナとカオル」が胸どころか色々と熱くなる件 / 「アイアムアヒーロー」背筋がゾクゾクする / オタクでも読める少女漫画 / 「オレンジイエロー」「水色シネマ」は胸が熱くなる


2010年05月27日(木)

「日常」がアニメ化するとか。しかも京アニで!「日常」という名前なのに、非日常な事ばかり起こるギャグ漫画。京アニでギャグ漫画というのはどういう化学反応が起こるのでしょうか。不条理というかイミフでも、勢いとシュールが混ざりあう日常のワールドがアニメですか!


日常ワールド

非常に楽しみですね。とりあえず、ロリ博士は人気出るんじゃないかな、かな。6巻にはオリジナルアニメDVD付きの限定版も出るみたいなので、こちらも楽しみ。
【Amazon】「日常」6巻オリジナルアニメDVD付き限定版

また、ラブコメ読んでニヤニヤするのが大好きな私は、どう見ても両想いなのに、友達以上で恋人未満な状態の「執事様のお気に入り」にモヤモヤしていたのですが、8巻にしてはじまりました


今まで、どう見てもお前ら両想いだろという感じで8巻にして良は伯王の事が好きだと気付くのでした。気付くの遅っ!と突っ込みを入れてしまうものの、ようやく甘い感じになってのは胸熱です。「たぶん、もうずっと前から―好きだったんだ」、「胸を満たすのは好きの熱」という甘い感情が出ればガッツポーズもの。好きと気付いて伯王を意識しまくる良に思わず頬が緩くなってしまうのでした。

さて、「ゆるかわ男子なう」などとツイッターやっていない人には意味不明なオビで、南塔子先生初連載「360°マテリアル」の1巻が先日発売されました。これはめちゃんこ良いです。マーベラス


主人公の大高美桜は数学が苦手なごく普通の女子高生。クラスメイトの少し変わっている滝直が、駅のホームで飛行機雲をボケーっと見ている所に出くわしホームから転落しそうなのを間一髪助けて、それから話をするようになり、美桜と滝の関係がはじまるのです。これが実に丁寧に描かれて、頬をニヤニヤさせます。

飛行機雲がすぐ消える時は空気が乾いてて晴れ、消えない時は天気が悪くなるという類の話を理論的に延々と語り出す滝には軽くドン引きするレベルなのですが、美桜は滝の話に関心しきり


関心する美桜

「知らなかった―滝くんてすごいんだね!」

普通ならドン引きしても良さそうな話に食いついて、滝は凄く意味深な表情でビックリしていました。滝は過去に何かあった臭いがプンプンしますね。好きだった娘と同じ反応した的な何か。

で、「大高さんてかわってるね」と滝くん満面の爽やかな笑顔です。笑顔にどっきゅーんとはならずに、2日かけて滝が好きだと気付くまでの美桜の感情が胸熱なのです。

「ヘンなの。変わってる人に変わってるって言われたのに全然イヤじゃない」
「…そりゃ私もびっくりしたけど」
「頭冷やそう…」
「なんでこんなに動揺してるの」
「もしかして…」
「『ホッ』……?」
「やっぱり、そうなんだ」

この徐々に効いてるかの如くノックアウト…。でも、実は最初の一撃で勝負は決まっていた的な感じが丁寧に描かれて、好きだと気付く様子をニヤニヤと見つめるのです。滝の笑顔で陥落ちて、好きだと気付くのも滝の笑顔というのが胸熱です。2度目の飛行機雲を見たシーンが良いです。

胸の中に、消えずに残った無垢なライン

という表現。気付かなかったけど、ずっと好きだという感情があった事を飛行機雲で例えているのです。マーベラスだな!

特に注目なのは2話でメルアドゲットしてメールに一喜一憂する美桜の様子が可愛すぎる。メールで絵文字を使うかとか、食いつかなかったとかでリアクションする様子がマーベラス。メールが「滝君の声で再生される」とか、もう頬が緩くなるってものです。しかも、間違いメールを送った翌日に普通に接しようとしても、照れて顔が赤くなるとか。もう顔がニヤけるしかないです。


普通に接しようとするも→照れて赤面

マーベラス!
やはり照れて赤面する女の子最高でござるという結論になるのです。もう、赤面したり、ハワハワしたりする仕草が素晴らしすぎる。特にベッタベッタな展開とか好きすぎる。


無意識に手を繋ぐ

無意識に行動してしまうというベッタベッタな展開こそ俺の小宇宙を燃やしてくれるのです。いざ手を握って自分で疑問に思ってしまい、気付いたら赤面しているという。素晴らしいですよ。

また、基本的に少女漫画ラブコメには、大きく分けて「憧れの王子様がやっぱり好き型」と「友達だと思っていた相手が実は好きだった型」があるのですが、「360°マテリアル」は前者。これの楽しみ方は、男の行動に振り回されるヒロインをニヤニヤと鑑賞するに限るのですが、好きだと気付いた後の美桜がニヤニヤとさせてくれるのです。

1話では

新しい気持ちが生まれた
高校1年、仲秋の候

と、滝が好きだと気付くまで「ドキ」という擬音が使われていないのです。好きだと気付くまで擬音のないまま静かに心情だけで綴られています。南塔子先生の短編を読み返せば、「ドキ」という感情の擬音が豊かなのです。


南先生は「FIELD OF VIEW」もビックリの「ドキッ」という擬音の使い方がグンバツなのです。それが好きだと気付くまでまったく使われず、好きだと気付いてから多用されるようになりました。メールがきて「ドキドキ」、目が合って(勘違い)「ドキ」と、ドキドキしまくるのです。


ドキドキ

「ドキ」がない時と、好きだと気付いてから「ドキ」が出てくるまで、同じ赤面でも照れ方の破壊力が違う!素晴らしき「ドキ」という擬音。使わなかった伝家の宝刀「ドキ」を好きだと気付いてから多用する演出。破壊力が通常の3倍増しですよ。ようするに、照れてドキドキとしている女の子最高という事です。

何にしても、これは続きが楽しみでお勧めです。そもそもメジャーになる臭いがプンプンする。しかし、美桜の友達も可愛いな。これはサイドストーリーも期待。


2010年05月28日(金)

甘詰留太先生の描く女の子は、浮き出るアバラや唇が艶めかしく妙にソソります。現在はヤングアニマルで「ナナとカオル」を連載しております。これが至高の出来なのです。とにかく素晴らしい、と。


どんな話かといえば、チビで根暗でキモムラという仇名をつけられるカオルと、才色兼備なナナ。この2人が、人目を忍んで息抜きをする様子を描いたもの。その息抜きというのが…。


息抜き

SMプレイ
いやいやいや、これはどうなんですか。SMプレイで息抜きとかあり得ないだろう、と。まったくどうなっているんでしょうか。(笑顔)ところで息抜きって、抜くのは息だけですか?何か他にも色々と抜けそうなんですが。

で、この息抜きという名のSMプレイ。SMプレイという高度なものなのにスン止めなのです。ヤるとかどころかキスすらなしで、健全な(?)プレイなのです。だからこそ、さらに高みへと突き進んでしまうのです。2回目の息抜きで放尿とかどうなんですか!


放尿

いくらなんでも、はじまりすぎです。ボンテージ着用で始まり、2回目首輪を付けて放尿です。次に縄で縛ってみたり、器具を使ってみたり…と、エッチでステップアップを図る「ふたりエッチ」の如く、ナナとカオルも息抜きがモステップアップしていくのです。

当の2人はどう見ても両想いじゃねという初々しい感じですがやる事はSMプレイという。このギャップが最高なのです。初々しいラブコメのような事をやったかと思えば、夜にはSMプレイをするという。なんという距離感なんでしょうか。マーベラス!

さらに、立場の逆転がポイントです。カオルは自分でチビで頭の悪いという事を自覚し、スポーツに勉強に生徒会をこなすナナにコンプレックスを抱いており、学校ではカオルが圧倒的に下の立場なのです。しかし、息抜きでは立場が一転してカオルがS役をこなしてナナを攻めるという。この立場の逆転というのが非常に良いです。

また、甘詰先生といえば艶めかしい唇が特徴でナナも大変色っぽい唇なのです。そのナナが、真正の変態属性でMっ娘なので、息抜きで辱めを受けると唇を舌出して舐めるのです。それがまた胸を熱くさせてくれるのです。



この唇を舐める仕草がたまりませんよ。個人的に私が一番好きだった唇はアニメ「美少女戦士セーラームーン」のセーラープルートでした。少女と呼ぶにはちょっと抵抗がありましたが、変身シーンでの唇が色彩られる様は見事なものでした。それがナナが唇を舐めるシーンを見るにつれ、オレ内部最も艶めかしい唇のトップに君臨する事になるのでした。

まあ総括すると大変エロいという事です。このエロさはとんでもない!スン止めでピュアなラブコメっぷりなのにSM。何よりもエロすぎる。そして、待望の4巻が発売されました。


開口器でナナの舌を弄ぶ話も大変魅力的なのですが、4巻のキモはお尻叩きです。どう考えても。テスト範囲を間違えて教えた為にものの弾みで「どんなこともするから…」と言ってしまい、息抜きはお尻叩きに発展するのです。

お尻叩きというのは、日本だけでなく欧米など世界中で行われる子供の躾です。お尻叩きは世界標準の伝統あるものなのです。ナナが「私は悪い子です」と言いながらお尻を叩かれる様が非常に素晴らしいな!


お尻叩き

マーベラス!これは素晴らしすぎる。お尻を突き上げる格好には夢と浪漫が溢れているのに、それを叩くなんて。そこに希望が見えました。

なにより特筆すべきはナナの表情です。最初はお尻を叩かれる事に驚いている表情でしたが、「楽になりたいだけなんだナナの謝り方って」と核心をついて、お尻叩きに合わせて言葉攻めで屈服させたのです。

お尻叩きを始めたばかりの頃は痛さに驚いた表情でした。なんで私が?的な表情。そして、ナナが悪い子と思わせる言葉攻めで「私は悪い子です」と言わせて屈服した後のナナの表情は、罰を受けるのが当然で耐え忍ぶ表情へと変化していました。


初期→悪い子ですと認めた

ナナが悪い子ですと認めてしまってからは、お尻叩きにリアクションを取る表情ではなく、痛みを受け入れて耐え忍ぶ表情になっているのです。マーベラス!人心術をお尻叩きで垣間見ました。

ようするにお尻叩き最高ということです(結論)

2010年05月29日(土)

「ゴリラーマン」「BECK」のハロルド作石先生の新作「7人のシェイクスピア」の1巻が発売されました。バンド漫画の次は何を描くのかと楽しみにしていましたが、今度は歴史物です。


まだ1巻なので、いわば前フリのみなので何ともいえませんが、未来を読める中国人の少女リーとシェイクスピアがどうやって繋がっていくのか楽しみです。1巻は1話で海を見つめるリーの過去話が延々と収録されており、序章のみなので2巻から物語が動きそうな感じ。

さて、自分がこの世界の脇役であると気付いたのは何時でしょうか。鈴木英雄35歳は以前連載していた漫画が単行本2巻分で早期打ち切りになり、現在は漫画家松尾のアシスタントをしながら再デビューを目指す妄想癖のある青年。英雄は自分は脇役であり、決して世界の主役になることはないと思いこんでいました。何時も通りの日常、しかしニュースは不穏な情報が…。

02:44、老人ホームで火災。13人死亡。
02:45、土佐犬に噛まれて重体


日常とニュース

時刻は4月27日の月曜午前3時近く。日常を過ごす英雄と不穏な情報が流れるニュース。ラジオをつければ。老人ホームの火災は84歳の男性の犯行で、死体には火傷以外の…

英雄が何時も通りの日常を送る中で、非日常的なニュースが流れます。この何気なく流れるニュースが全て繋がっているのです。ニュースは以下のようなもの。

18:03、広島で35歳の男が小3女子の頭や腕に噛みつく
22:45、公衆浴場で乱闘、5人が怪我
22:45、逃走中の男に、警官が発砲

5月1日、日常を過ごす英雄が非日常を目撃するのです。女性がタクシーに引かれどう見ても首の骨が折れているのに、そのまま女性がどこかへ行くのを目撃。これが翌日のニュースで流れます。18:02、女性がタクシーにはねられ、行方不明…、と。さらに、英雄の恋人てっこが小学生女子に噛みつかれるという出来事も。


てっこ噛まれる

ニュースは厚生大臣が緊急入院し危篤であると流れます。

5月3日
00:18、厚生大臣安否不明、病棟で銃撃戦
05:48、各所で暴徒発生、外出を控えるよう

そして、てっこのアパートを尋ねたら襲いかかってきました。それどころか、周りの住人も何かがおかしいのです。テレビをつければ、繁華街から煙が上がっているニュース。戸締りをして外出しないように呼びかけているのでした。どのチャンネルも臨時ニュース。12チャンだけはアニメを放送

18:15、内閣府、緊急対策委員会を設立
18:16、各地に拡大、大????では
18:17、避難勧告
18:18、阿宝総理、一時??不明に


街は…

「いぎぎぎぎだずげでっ。」
「うわっトラックの運ちゃんが噛まれるよ。」
「おいっ誰か救急車」
「いでっ!?」
「誰か娘を助けてぇ!!」
「かむなって、俺は関係ないだろっ!」

気付けば、世界は一変していました


アイアム ア ヒーロー
先日、待望の3巻が発売されました。オビには「本当の物語は、ここから始まる」と書かれています。設定は簡単。明らかにおかしな人のようなゾンビに、噛まれたら同じ異形になって感染。どんどん増えるゾンビたちに、英雄はどうするというもの…。既に街は地獄絵図となっていました。

これがグロテスクではあるもののマーベラスなのです。日常が、ある日突然崩壊し、非日常に激変する様がゾクゾクします。人によっては、生々しい人間関係や謎の妄想やグロテスクさに不快感を受ける事もあると思いますが、私は毎回鳥肌を立てて楽しみにしています。

3巻で、本当の物語ははじまると書かれている通り、自分は脇役だと思いこんで「俺は英雄(ヒーロー)じゃなくていいんだ。せめて自分の人生ぐらい主役になりたいんだよ。」と呟いた男が、舞台に上がらざるを得なくなるのです。

例えば、ゾンビとなった女性がタクシーに引かれているのを目撃した時。英雄は、完全に傍観者でした。


タクシーの事故を目撃

英雄は後頭部のみ同じ絵で、周りの景色がどんどん変化。英雄はあくまで関係のない世界で傍観者という感じがしていました。三谷が飛行機の墜落で首が切断される時も、英雄は同じ格好で回りの景色だけが変化する様子が描かれていました。あくまで、傍観者です。3巻でも、英雄が同じ格好で丸まり妄想?をして回りの景色が変わっていくのですが、たった一人で樹海にいる現実は何も変わりません。しかし、今まで朝になるまで一人で寝れなかったのに、樹海でたった独りで寝れたのは感傷深いです。

で、ポイントは樹海。街が大混乱となって樹海へ辿り着いた英雄。樹海といえば、以前に英雄が寝た時に夢で見たものです。



英雄が眠った時、どういうわけか樹海の夢を見ていました。4話では「たまご焼き…」という台詞と樹海、6話では生首と樹海…。なぜ樹海の夢を英雄が見ていたのかはまったく分かりませんが、何かの伏線なのでしょうか。そして、3巻は夢でみた樹海が舞台となるのです。

さらにポイントは新キャラ。2巻の表紙になっていた樹海に立つセーラー服少女が、物語に登場しました。


2巻の表紙だった少女

彼女の名前は比呂美ちゃん。英雄と同じく「ヒーロー」が名前に付いています。今後の活躍に期待したいところですが、2巻の表紙をじっくり見てみると制服が違います。比呂美が着ているのはブレザー、2巻の表紙ではセーラー服。どういう事なのでしょうか。なにより、2巻の表紙では左腕から血が出て包帯が…これはどういう事でしょうか。3巻では樹海に電話BOXにゾンビと思わる手が迫っています。どういうことだってばよ…。

何よりも気になるのは着地点です。気付けば、周りの人がおかしくなって襲いかかってくるという話はけっこうありますが、着地点がどうなるかが注目ですよ。1巻では終りの始まりと書かれていましたが、どう終着するのか。

ジャンプ漫画の傑作「アウターゾーン(AA)」では、気付けば町中が人外の化物になって、噛まれたら同じ化物になるという話がありました。この時は、化物を全て焼き払って人間の勝利というものでした。

藤子・F・不二雄先生の「SF短編PERFECT版(AA)」に収録されている「流血鬼」では、謎の奇病で主人公以外は吸血鬼となっており、人間として立ち向かうも最後は噛みつかれて血を吸われてしまいました。で、オチが吸血鬼は人類の新型で、今後は吸血鬼として生きていこうと爽やかに終わるのでした。

この手のものは、全てリチャード・マシスンのSF小説「地球最後の男(wiki)」が元となっているのだと思いますが、エンディングは様々です。果たして「アイアムアヒーロー」はどう着地するのか非常に楽しみです。

2010年05月29日(土)

「キスより早く」、「となりの怪物くん」、「君に届け」…など、少女漫画ですが私のような男でも読んでて面白いという作品は数々あります。そんな男性向けガイドには、オトコ読める少女漫画さんという立派なサイトがあります。

だがしかし、さらに突き進めば我々は男である前にオタクでもあります。「会長はメイド様」など、主な読者は男性…というよりもオタクです。題してオタクでも読める少女漫画

吉永ゆう「恋人は16歳」


恋人は16さい(AA)

表題作3話と、読み切り2話収録で、オビには新人の吉永ゆう先生がいかに凄いかが書かれています。で、全編通して非常にニヤニヤとしてしまうのも事実。これは頬が思わず緩んで筋肉痛になってしまうかも。

表題作になっている「恋人は16さい」は、その名の通り20歳の専門学校生の澤口瑠花と、16歳の男子高校生の黒木奏志郎のラブでコメりっぷりが初々しいです。特に年下の男の子に翻弄されている様子はガッツポーズもの。

年上の女性で相手は世間的にダメな年下というと、羅川真里茂先生の「朝がまたくるから(AA)に収録されている「半夏生」が思い浮かびます。こちらは、24歳と15歳とさらに離れたものでしたが、最後は感動もの。というか「朝がまたくるから」は収録作品全てマーベラスで超お勧めです。

で、「恋人は16さい」は年下の彼に翻弄されて赤面するとみせて、相手も同じようになっているというのはグッドな展開。


相手も同じ

「…大好き」と言って抱きしめる様子はニヤニヤとしてしまいます。まあ、20歳と16歳なんてそれほど年の差ではないと思いますけど。

【オタクへのガイド】
ラブコメとしてはニヤけます。しかし中古女m9(^Д^)プギャーという方にはどうかな、と。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
個人的には同時収録の「Kの王子様」が綺麗にまとまって良かったです。しかし、年下の男に翻弄されているという図式は良いですな。

南波あつこ「隣のあたし」


隣のあたし(AA)

南波あつこ先生は先輩萌えです(決めつけ
「先輩と彼女」でも「スプラウト」でも先輩の彼というのは重要なファクターでした。「隣のあたし」はマンションで隣に住む京介(高1)と仁菜(中3)の幼馴染の話。仁菜は中学生らしく純情というか子供っぽいという感じで、悩んでよく泣きます。

で、京介に彼女が出来てしまいどん底状態となってしまった仁菜。しかし4巻にして仁菜に告白する同級生(三宅くん)が出てきて、一挙にニヤニヤ展開へと。前作「スプラウト」でNTR展開にビックリした身からすると、君達はそのまま別々のカップリングでいーじゃんとも思ってしまうわけです。このまま麻生さんと三宅くんがアテ馬になったら泣きそうです。

いやー三宅くんは良い男ですね。京介が好きな事を知っていて最初で最後のデートというのは胸熱です。しかも、仁菜は最初で最後のデートで「最後にしたくないと思った、あたしはずるい」と三宅の腕を取って抱き締めるシーンは良いです。もうNTR展開はいいよーと思いつつ、これを偶然見てしまう人物が…。

【オタクへのガイド】
仁菜に萌えられるかがポイント。健気で良い娘ですが。さらに、京介の弟・圭介にはクラスメイトのまゆちゃんと良い感じ。9歳で幼女です。


まゆちゃん9歳

まゆタン可愛いよ(;´Д`)ハァハァ
【私的お薦め度:☆☆☆  】
NTR展開にならずにこのままニヤニヤしていたいところです。しかし仁菜の友達が偉い可愛いです。

南塔子「360°マテリアル」


360゜マテリアル(AA)

すでに以前語っていますが、これは良いですなー。まずヒロイン(というか主人公)が可愛いかどうかが最大のキモなのですが、これがグンバツで可愛いのです。

話は変わりますが、三種の神器をご存知でしょうか。元は何かよく分からない鏡と玉と剣の3つ。これが戦後日本では、テレビと洗濯機と冷蔵庫を三種の神器と呼びました。オタク界ではセーラー服、ブルマ、スク水が呼ばれていました。

では少女漫画における三種の神器とは。ずばり…笑顔、赤面顔、泣き顔です(オレの中で)。そして、大高美桜は全てが可愛らしいのです。つまり萌える!

泣いた顔も笑った顔も可愛いです。何よりも恋する乙女の表情が素晴らしすぎる。

「私達ってさ…つきあって…る?」
「うん、なんで?」


大高美桜

うっひょー。ダメだ顔がニヤける。付き合っているかどうかを確認して安心して下を向いて照れる表情が最高すぎます。照れて赤面する表情は本当に素晴らしいですね。ラストの下の名前を寝言で呼ばれて赤面した表情は珠玉の逸品ですよ!

【オタクへのガイド】
登場する女の子はみんな可愛いですので問題なく萌えられるかと。赤面最高です。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
終始ニヤニヤしっぱなしでした。これは2巻も楽しみ。

こうち楓「LOVE SO LIFE」


LOVE SO LIFE(AA)

天使のような双子茜と葵のいる松永家でベビシッターをする女子高生の中村詩春が子供と過ごす話ででほんわか系だったのです。たまに松永さんを意識する展開でニヤけるものの恋とは遠いもの…。で、4巻ではじまりまくりです。オビにも「松永さんに緊急事態発生!」と書かれている通り、松永さんが高熱でダウンしてしまうのでした。

4巻にしてニヤニヤ展開の連続でガッツポーズもの。上半身裸の松永さんに「ドキ」と顔を赤くさせれば、「こんな時に男の人とか言ってる場合じ…ない」とか、もうニヤニヤが止まりませんよ。


ダウンして詩春に寄りかかる松永さん

え――――――――!?

赤面して混乱する詩春が最高に可愛いのです。うおぉぉぉぉと心の中で叫んでしまいました。いやはや、無意識で詩春の服を掴んでしまった松永さんとか良いですなぁ。

さらに、詩春と同じ施設の早見にスポットが当たって、今後も絡みそうな重要キャラ。まあ確実に言えることは、早見くんどう見てもアテ馬です。本当にありがとうございました。

4巻では双子の出番が少なかったのですが、変わりにニヤニヤ展開の連続で個人的に満足です。

【オタクへのガイド】
詩春が可愛すぎます。萌えまくりです。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
まだ松永さんが意識していないのに破壊力が凄すぎる。これは今後は悶絶するレベルになるかもしれません。

羽柴麻央「私日和」


「私日和」2巻
「私日和」1巻

まず1巻に収録されている話はニヤニヤして悶えまくる。表題作になっている「私日和」は、友情の話と恋愛の話で構成されています。特に笑顔、赤面、泣き顔は素晴らしいもの。赤面する表情にはマーベラスとしか言いようがありません


思わずガッツポーズを取ってしまう

1巻では甘い恋愛、ほっこりする友情が描かれて読了後の爽快感がパねぇものでした。そもそも表題作になっている「私日和」では、以下のような結論になっています。

「今日は、昨日よりもちょっと自分を好きになれた気がした」(SCENE1)
「昨日よりちょっと自分を好きになれたり、新しい自分に出会えたら、今日の私はなんだか素敵」(SCENE2)

どちらも前向きに、自分が昨日よりも好きだという内容。これは全編通じて共通するテーマのようなものでもありました。ところが2巻では、切ない話となっており思わず涙腺が緩んでしまうのです。2巻1話目で、あまり親交のなかった叔母の元を訪れる少年の話で始まり、2話目からはその叔母の高校時代の話。これは感動します。

二つの話が、幾つも重なる:羽柴麻央「私日和」2巻で、全て語られており私が言うことは特にありませんが、とにかく切なすぎる。2巻1話で、ある意味結末が描かれており、2話目以降の甘い展開がニヤニヤするよりも泣きそうになってしまうのです。


甘い展開も泣けてしまう

最初に結末を描いて、そこに集束する話を2話目以降で描く。これは、ちょっとガチ泣きしてしまいますよ。「すべてはなるようになるし、なるようにしかならないし」というのは珠玉の名言です。切ない、それでも…というもの。

【オタクへのガイド】
1巻では女の子の可愛さとかラブコメ展開にニヤニヤ。2巻では一気に切ない話に。key作品とか好きな方ならお勧めではないでしょうか。
【私的お薦め度:☆☆☆☆☆】
マーベラスとしか言いようがありません。

2010年05月30日(日)

「ハニカム」の4巻が発売されました。1話4ページという短い中でも、ツボを抑えて最高にニヤニヤしてしまう珠玉の出来です。


1巻からひたすら鐘成さんにニヤニヤして悶えてきましたが、やはり4巻も鐘成さん最高すぎるという結論になるのです。特に鐘成さんが大人っぽいと言われて「きゃー」とゴロゴロする様のなんて可愛いことか!これには俺も身悶えしてゴロゴロしてしまうのでした。いや本当に良い奥さんになれますよ。

さて、乙ひより先生の新刊が2冊同時に発売されました。「ほんのり切なくほのぼの愛しい珠玉の百合物語集」と銘打たれた「オレンジイエロー」と「水色シネマ」。


「水色シネマ」は、美少女芸能人・唯と田舎の少女・多恵の話で、両者が赤面するシーンなどニヤニヤしまくりです。乙先生のサラリと同性が好きな事を容認する作風がマーベラスですよ。「水色シネマ」でも、「私…女の子が好きなの…気持ち悪いでしょ…?」と切りだせば。


多恵

女の子が好きなのって悪いことなの?

良い台詞飛び出しちゃいました。他にも、一緒に手を繋いで眠るシーンと胸熱です。「水色シネマ」は1つの連載もの。対して「オレンジイエロー」は短編集。

表題作になっている「オレンジイエロー」が個人的にお気に入り。これがもういきなりツボすぎです。高1の泉谷淳と高2の藤野みゆき(みゅー)の幼馴染の話。いやー、これが最高にニヤニヤしてしまうのですよ。

年上なんだけど全然年上に見えない娘というのは、個人的に大好きなのですが、みゅーは可愛すぎるのです。淳の言う事を何でも聞くっていうのは胸熱ですよ。

何よりも刮目すべきは心情の機微です。淳は最初はみゅーを手のかかる幼馴染という印象しか持っていなかったのに、みゅーに告白されて「頭が真っ白です…」となってからの、心情の変化がマーベラスなこと。

私がみゅーと付き合う?
…そんなこと今まで考えたこともなかった。

「女同士じゃん!?」とか「付き合う…付き合う…」と、初めてにゅーを恋愛の対象として考え悩み、一緒に居過ぎてドキドキとかしないと思いつつも、ちょっと胸キュンしたり。で、先輩に相談してみれば、一旦離れてみれば良いとアドバイスを貰うのでした。そして離れてみれば…。

みゅーがいないって、なんだか変な感じ。一人っ子って、こんな気分なのかな…。明日はなにしよっかな…

と、みゅーが居る事が当たり前だと気付き、「みゅーちゃんとやってるかな?」とか「泣いたりしてないよね…?」とみゅーの事ばかり考えてしまうのでした。で、学校でみゅーを見かければ。


みゅーを見かける

「…髪ほつれてるなぁー…。琴子さんやってあげればいいのに…」と儚げな表情で見つめる淳が胸熱もの。その後も無意識で目で追ってしまうのが良いです。

さらに素晴らしいことに、みゅーも淳を後をつけて見つめているのはガッツポーズものですよ。で、みゅーが淳がいなくても楽しそうに過ごしているのを思い出しての心情のマーベラスなこと。

自分から言い出したくせに、みゅーから会いにきてほしいなんて…

と、みゅーに会いたいと思っているくせに、涙を流し「なんで涙なんか…」と、まだ自分の気持ちに気付かないとか。そして、拭いても拭いても涙が溢れるシーンに胸熱ですよ。ポイントはここです。「寂しい」とか思ったり、涙流したりするものの自分の気持ちに気付かない。何故か涙が止まらない…。


泣きやむのは…

泣きやむのは、みゅーに気付いた時。ここで、ようやく涙が止まるのでした。どこまで鈍感なんだと思いつつも、この後の流れにガッツポーズを取ってしまうのでした。心情の変化が丁寧に描かれてマーベラス!

また、私が乙ひより先生の描く娘で一番好きなのはボーイッシュな娘なのですが、「オレンジイエロー」の淳はマーベラスですよ。

例えば「かわいいあなた(AA)」の表題作でもあった「かわいいあなた」は長身でボーイッシュなまりあは可愛いものが好きだけど、自分は可愛くないという卑下する態度で、その切ない心情が胸を熱くさせるのでした。


まりあ

他にも「ラブレター」でも好きな娘が好きな人と同じ髪型にして「バカみたいっ」と嘆いたり。髪型がショートの娘で、何か自分を卑下するという設定なのが個人的にツボなのです。しかし淳はそんな事がまったくありませんでした。「オレンジイエロー」の淳は、描き下しで昔はロングの髪型だったことが明らかに。



髪の毛をショートにしたのは、幼女時代に母親に「みゅーちゃんに優しくしてあげるのよ」と言われて自ら切ったようです。幼女時代の淳の髪をみゅーは「お姫様みたい」と評し、それを聞いて髪の毛バッサリってナイト様かよ、と。「淳くんって呼んでもいいかな」とクラスメイトに言われても「女子校のノリってよくわかんないな…」と軽く流していたのが印象的。前向きなボーイッシュなんですね。

女子校のノリってよくわかんないな…」と思いつつも、そのノリを受け入れてるのも良いです。同時掲載の「恋の証明」でも、女子校のノリをピックアップしている心情や台詞がありました。科学室でキスをする女子生徒を見た女教師は…。

これだから女子校は…

などと、一見女子校のノリを否定しているようですが、女子生徒(斎藤)が言った台詞を否定してみたり。

バカみたい女(わたし)を好きなんて…
あのこ、今女子校(ここ)だから言えるんですよ

これに対して「…一概にそうとはいいきれないけどなぁー」と、さっき「これだから女子校は…」と否定的だったのに。何か一回りして達観した感じです。

まあ、キモは「ナミダグスリ」なんですが。最後のコマで撃沈してしまうのですが、個人的には涙を舐めるシーンに胸が熱くなるのでした。


ペロ

これは、うそをついている味ですか。しかし、美少女の涙を舐めるとか胸熱すぎです。顔真っ赤にして「バカ!」「死ね!!」と去っていくのは、まさになんだあれ可愛いなですよ。つまり、私も美少女の涙を舐めたいという事です。





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