ここは宇宙のどこかのとある星、の住民の少ない静かなとある土地。

そこの洋館のような雰囲気のとある家、表札にはこう書かれていた。


「5人衆宅」


表示の仕方が明らかに怪しいとお思いだろうが、

今や宇宙中の各星々にいろんな生命体が共存生活を送ってるこのご時世。(といっても我サイトではほとんど擬人化されるのかもしれないが

どんな変わった表札の表示の仕方があってもおかしくないのだ。


「5人衆宅」そう、ここは凶悪ボンバー5人衆が住んでる家である。

と、言っても、ずっと昔にメンバーのうちの2人、プリティとゴーレムはそれぞれ違う星に移り住んでて

今住んでいるのはプラズマ、ブレイン、マグネットの3人だけなわけだが。



その家の家事万能家政婦さんなマグネットボンバーが、

今日もエプロン姿でプラズマとブレインの為に朝食を作っていた。
























「マグネットの家出 騒動」






















「必殺!!!おたまでおてだま!!!ww」

あー、ちょっと訂正させていただきます。

真面目に料理を作ってただけではない模様。

まあ料理自体は出来上がってるみたいだ。

で、こ奴は一体何をしてんのかと言いますと、

文字通りおたまで、おてだまです。(何!

料理道具のおたまを3本ほど使って、お手玉の如く、巧みに手から手へと移動させていた。


「なーーー!!プラズマ!どーやー!?今のおもろないー!?

しかもなかなかできる業じゃないでーー!?」

確かに、ちょっとした神業かもしれない。

しかしそれをプラズマに振るのもどうかと思うぞマグネット君。

特に今のプラズマには。


今のプラズマは朝っぱらからの筋トレ中で忙しいのだ。

ぶっちゃけあまり他のことには目が入っていないし耳もくれない。

「なー、プラズマー!!おたま芸どうやー!?つかご飯もうできるでー!?」

やっぱり無視・・・。

「ぶー、しゃあないなー。先にブレイン呼んでくるついでにおたま芸見せたろーっ!」




バタン!!

マグネットがブレインの部屋のドアを豪快に開ける。

「ブーレイーン!!ご飯できたでーーー!!!」

いつもならこうドアを開けて報告するだけで終わるとこなのだが、

今日はあの芸を見せるべく、ドタドタとブレインの室内に入っていった。


が・・・


「ちょっと見てみー!!オレの新しい芸!必殺お・・」

出て行きなさい。

「え?」

かき消されるように、しかも落ち着いてる割に妙な気迫のある言葉をかけられた。

恐る恐るブレインの顔を見てみたら、

笑ってる・・・笑っているがそれは中心に影を作った

THE・怖い笑みだ!!!!!!


「ブ・・ブレイン・・・?」


「直ちに出て行きなさいと言うのが聞こえませんでしたか?

前にも忠告しましたよね?

あなたはこの部屋に一歩でも足を踏み入れるなと。

この部屋には多数の機械があるのですよ。

わかりますか?

機械は磁力に弱いんです!

あなたが1分以上いるとこの部屋の機械が大破します!

直ちに出て行きなさい!


硫酸かけますよ?w



怖っ!!!!!!!



「いやああああああああああああああ!!!!!!!!!!??????????

ブレイン堪忍してやあああああああああああ!!!!!!!!」

マグネットは半泣きで即座に部屋から飛び出す。

「って、ブレインご飯はーー!?」

「いりません。今忙しいですから。」


ガチョーーーーン。

かる〜くいや、かな〜りショックである。


マグネットはとぼとぼと居間の方に戻った。

仕方が無いから隣の部屋で筋トレしているプラズマだけでも呼んでこよう。

そう思った。


が、




「いや、今日はいらない。」


ガガガチョーーーーーーーーーーン!!!!


プラズマから発せられた言葉は今のマグネットにはかなりきつい言葉だった。

「なんでえええええええ!!!!??なんで今日に限って二人していらない言うんやーーーーーー!!!!???」

「今日はこのままトレーニングを続けてたい気分なんだ。」

筋トレマシーンを動かし続けながらプラズマは言った。

「せっかく作ったのにあんまりやないかーーーーー!!!!!

あ、そうだ!!せめて今度こそオレの新芸見てくれや!!!

いっくでーーー♪」


「マグネット・・・・・・


うるさいぞ。



ガガガガンガンチョチョーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!


謎の脳内擬音を放ってマグネットはその場に崩れた。

それと同時に

ブッチン!

と、何かが切れた。



「も・・・も・・・・・・・

もーーーーーーー!!!!!!怒ったでーーーーーーーー!!!!!!

必殺爆弾吸い寄せーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」


ドッカアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!


マグネットの必殺十八番、爆弾吸い寄せが発動された。

文字通り、自分の磁力で大量の爆弾を吸い寄せて自分もろとも周りもドカーンな技。

当然自爆という結果になるのだが、元々自分が目立つために開発された業なので特に問題ない。

しかも今となっては火力がそんなに大きくなきゃ、黒焦げ状態とは言え立っていられるようになったというのだから凄い・・!


はい、黒焦げマグネットと、黒焦げプラズマがそこにいますっ。

周りの家具は黒焦げ粉々です。

そこへブレインが駆けつけてきました。

「一体何事ですか!?」

「・・・げほっ・・・いや、こいつがな・・・。

どういうつもりだ?マグネット?」

プラズマが威圧感をこめて言っても怖気づかず、マグネットは半泣きで反論してきた。


「どーもこーもないわーーーーーーーー!!!!!!!

いつもいつもオレの事無視したりないがしろにしよってからに!!!

誰があんた等のご飯毎日三食作ってやってると思ってるんやーーーーーーー!!!!!!!!

掃除も洗濯もろくにせんとーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!

うううううっ・・・・・もうええわーーーーーー!!!!!!!!!

こんな家出てったるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

お前等なんか野垂れ死んじまえばええんやーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

プラズマとブレインのアホスカポンターーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!」



マグネットは勢いよくドアを開け家を飛び出していった。

そして裏口に回って小型宇宙船に乗って他の星へと飛び立ってしまった。




「・・・・行ってしまいましたね。」

「ああ・・。まあ、すぐに戻ってくるだろう。」

「ですね。仕事に戻りますか。」


ないがしろすぎだよお二人さん!!!!



まあ基本的にマグネットは楽観的な性格で、怒ってもすぐにケロッとしている奴だ。

そんなに心配せんでもいいだろう。

そう思っていたのだが・・・・・・・。


昼になってもマグネットは帰ってこなかった。

まあ、それくらいは粘るだろう。

ところがどっこい夜になってもマグネットは帰ってこなかった。

朝、昼、共々食事を取っていなかったプラズマとブレインは流石にお腹がすいたからと、出前でも取ろうとした。


が、しかし・・・・。


「どういう事だ・・・・?金が無い。」

「やられましたね。裏口に回った時ですよ。」


マグネットは、お金を残していくとどーせ出前とかを取るだろう、と先を読んでいた。

だからこの家の有り金を全部持っていってしまったのだ。


「自分で作ってみろって事ですかね?」

「だろうな。それにしても、

これはアイツが本気で家出してるという事になるな。」

「ですねえ。またあなたが原因ですか?」

プリティ、ゴーレムが出て行ったのもプラズマが原因。

という意味合いを込めた皮肉を言うブレインであった。

プラズマは眉をしかめた。

「お前も原因の一つだろう。」

「でもキレちゃった場所はプラズマのところでしたねえ。

トドメをさしたのはあなたなんじゃないですか?w」

にっこりと言うブレイン。

ほんとにムカつく物言いをする奴だ。


「まあいい、飯くらい自分で作れる。」

プラズマはつかつかと台所のほうへ向かう。

「あなた料理作ったことあるんですか?」

「・・・そういうお前こそ。」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」



沈黙の台所、男2人の初調理が開始された。











で、3時間後。

それだけ時間をかけたというのに、

目の前に出来上がってしまった「それ」を見て、

プラズマとブレインは立ち竦んでいた。

顔を青ざめさせながら。


「何故こうなった・・・・?」


グツグツ・・・・

ゴポゴポ・・・・・・


明らかに怪しい魔女の薬・・・いや、料理が出来上がった。

その料理名は何かと聞かれてしまうとっ・・・・・

魔女の薬だ!!(爆


紫色に近いが群青色にも見え、所々どす黒い。

もう火は消してあるのに止むことなく沸騰しつづけ泡を吹き出す。

発し続ける蒸気はまるで毒ガス。

鼻を突く強烈な匂いがそれを物語っていた・・。


「・・・・お前の色になったんだからお前が食え。」

「あなたらしからぬ何上手いこと言ってんですか!!?」


まあ、プラズマも責任逃れに必死だという事だ。

誰だってこんな絵に描いたような失敗作食いたくもない。


「あなたが食べてくださいよ。いつもの実験だと思って。」

「これならお前の薬のほうがまだましだ。」

「だから私の薬と思って。」

「思えん。お前の薬のがまだかわいく見える。」

「お願いしますw死んでくださいw」

「お前はかわいくないっ!お前が死ね!」


などと口論してるうちに、埒が明かないと悟った。

同時にブレインは何か意を決した、いや、魔が差したらしく。


「まあ寧ろどんなもんか好奇心が芽生えてきましたよ。

ただ私だけ損するのはごめんですからね。あなたも食べてくださいよ?

それとも、逃げるつもりですか?」

ニヤリと笑うブレイン。


「ぐっ・・いいだろう。受けて立つ!」


そう、いつもプラズマがブレインの実験台にされる時もこういう流れが多い。

プラズマは「逃げるつもり?」という言葉には相当弱い、強さを求めるが故の弱点である。

皮肉な事だ。

今回は珍しいことにブレインも挑戦してみるそうだ。

まあ、人に験させてばかりじゃ自分の判断力も落ちるし、たまにはね。


まあ、死にはしないだろう。

そう思って・・・・。




二人は唾をゴクッと飲み込んで、

スプーンで液体を掬い上げ、

2人同時に口含んだ。


ら。



「「
うぐげぎゃあああああああああああああああああ!!!!!!!!?????」」



2人同時に凄まじい雄叫びを上げた。

床に倒れて悶え苦しみ、死相が漂っている。

計算違いも甚だしかった!!!!

あと一歩で死ぬ!!!!!!!!!!!


「ジ・・・Gガンズに撃たれて以来の三途の川があああああああっ・・・・・!!!???」

「うふふふふふ・・・・・・・!!地獄ですかっ・・!!?いいでしょう!かかってきなさああああああああ・・・・・・」


「「ガクッ・・・・・」」



こうして二人は共に逝きかけた。(爆









で、










「すまなかったっ・・!」


「あなたという存在が私達には必要だと骨身に沁みました。

どうか戻ってきてください。」


最強、最悪な2人が土下座してるううううううううううううううううううううううううう!!!!!!??????????


ここにくろボン等ツッコミの上手い人物がいたならば確実にそう叫んでいたことだろう。

マグネットもボケ担当ではあるがその気になればツッコミも上手いほうであるが、

何しろ土下座されてる当人。

すっかりその2人の様を見て、鼻高々と仁王立ちポーズをとっていた。

えっへんwと。


「や〜っとオレの有り難味がわかったんか〜ww

くるしゅ〜ないくるしゅ〜ないww

えーよw2人がそこまで言うんやったらw

戻ってやろうやないのww」


すっかり満面の笑みだ。

やっと自分の存在価値がわかってもらえたのだから、そりゃあ嬉しいことだろう。

これで問題なく、我が家の家政婦さんが戻ってきてくれる。(笑

ブレインは「ヤレヤレ」とほっと息を付きつつ頭を上げ、

今回のマグネットの家出場提供者の方へと顔向けた。


「鉄仮面さん、ご迷惑をかけましたね。」


そう、鉄化面ボンバーだった。

ここは他ならぬ彼女のお家である。

こじんまりした古いアパートの一室であった。

部屋の中は、ズバリ殺風景であった。

必要最低限の家具がドン、ポツンと置いてあるだけ。

とても女の子の部屋には見えなかった。

プリティの部屋とは偉い差だ。

プラズマとブレインはそう思った。

何しろプリティの部屋はピンクとフリルとお人形の少女趣味全快メルヘン世界と化してるのだから。

まあ部屋とは住居者の性格がよく現れるものだ。

現にこの鉄化面ボンバー嬢はこの部屋のようにさっぱりした性格の持ち主であった。


「別に・・この人が騒がしいのはいつもの事。」


ね。

実にさっぱりした返答である。

そんな彼女、実はマグネットと恋仲である。

だから文字通り「彼女の家」を家出場にできたのである。


「でしょうね。」

にっこり笑って彼女の言ったことに同意するブレイン。

マグネットは文字通り騒がしい。

きっとこの家にやってきたときは実に近状迷惑なぐらいギャーギャー喚いていただろう。

情けなく泣きっ面さらしながら、怒りをあらわにしながら。

ほんとにご迷惑かけましたである。


「おまえら・・ひどいやないか〜・・・。」

彼女にまで騒がしいと称されて、がっくりうな垂れるマグネットであった。


こうしてマグネットは無事プラズマとブレインと共に家に帰宅した。





後、鉄仮面のお隣の脳内通称「お節介なおばちゃん」が彼女に、

「ちょっとちょっと鉄仮面ちゃんww

なんか今日すっごい美形な子達が来てたじゃないの〜ww

今度おばちゃんに紹介してよ〜w(無理です

で、誰が鉄仮面ちゃんの彼氏??w」


「///////////////・・・・・。」

『青の人・・・。』


なんて言ってたりしたのはオマケの話w


















「あはははははwwそんなことがあったんだ〜w」

後日、プリティが久々に帰宅したので、今回の事の次第を話し聞かせた。

話してみれば結構な笑い話。

案の定プリティは愉快そうに笑っていた。

逆にブレインとプラズマは思い出しただけでも吐きそうだと言う顔をしていた。

「私としたことが、とんだ計算違いをしたもんですよ。」

「今思えばさっさと捨てればよかったんだな。」

それもそれで異臭による公害罪にでもなりそうだ。

「へっへーんオレの料理は世界一や☆☆」

「確かにマグネットの料理美味しいもんね〜。な〜んか悔しい〜。

そーだ!!今日はわたしが料理作ってあげる!

ね?わたしも女の子だもん!たまには挑戦してもいいでしょ?」

「え?プリティがかいな?

お前ホンマたま〜に作りたがるな〜。」

「いいんじゃないですか?少なくとも私たちの料理よりは美味しいですしね。」

「そんなのと比べないでよ!!

じゃ、とびっきり美味しいの作ってあげるからw待っててね♪」




こうしてプリティのクッキングタイムが始まった。

その間もマグネットの家出エピソードの一部が語られたりしていた。


「つーかな、始めは鉄化面のとこやのうてハンマーんとこ行ったんよ。

いくら何でも彼女にかっこ悪いとこは見せられへんやん!」


結果的に見せてますが?

というツッコミは置いといて。


「でな、行ったんやけど、ハンマーの奴な!

『はあ!?何で僕がアンタに家出場提供しなきゃなんないの!?

アンタがいると確実に近所迷惑なんだよ!

こっちは既にやかましい同居人達でいっぱいなんだからさ!!

さらに安らぎが奪われる結果になることを僕はさらさら選ぶつもりは無いんだよ!!

つーか既にうるさい!!泣くな!!喚くな!!

騒音罪で訴えるぞ!!!出てけーーーーー!!!!!!』

やってーーーーーーー!!!!!!

親友に向かって酷すぎると思わへんーーーーーー!!!!????」


親友と思ってるのはお前だけではないのか?とか

よくそんな彼らしい、いかにもな長台詞覚えてられたなあ。とか

数々ツッコミたい気持ちでいっぱいだったが、まああえて抑えておいた。

プリティは料理をしながら、

ブレインは本を読みながら、

プラズマはダンベル運動しながら、

彼の話を聞いてたそうな。

ちゃんと聞いてたかどうかは別としてw









「できたわよーー♪」

数10分立つといい匂いが部屋のほうに香ってきた。

どうやら料理が出来上がったらしい。

エプロン姿のプリティが持ってきてテーブルに置いた皿の上のソレは、

目玉焼きがかわいらしいお花の形とされたものが、ハンバーグの上に乗っている、

通称「花丸ハンバーグ」だった。

このサイトのショートマンガの軒といい、

プリティの愛読書は「ローゼンメイデン」なんだろうか?(爆!

それはさておき、ハンバーグとはまあほんとに無難なとこを選んだものだ。

花丸目玉焼きは少し上級技?かもしれないが。

「ねえ?どう?おいしい?」

ハンバーグを口に運んでいた3人にわくわくといった表情で問うプリティ。

「ええ、おいしいですよ。」

「うん、ウマイで〜!ま、オレには適わへんけどなw」

「ぷーー!なによーー!!」

プリティは黙々と食べるプラズマの方を見て恐る恐る聞いた。



「プラズマは・・どうかな?」


プラズマは意味無く間を置いて、普通に答えた。


「・・・・うん、うまい。」


「そうっ!よかったw

えへへ・・・w」


満足そうに照れくさそうに笑うプリティを見てブレインとマグネットはそれぞれ「ヤレヤレ」と仄かに笑っていた。












さて、これにて話はほのぼのと平和的に終了するように思えたが、

実はそうもいかなかった。



「プーーーリーーーーーーーーーティーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

マグネットが台所のほうから物凄い勢いで突撃してきた。

ええ、もう物凄い形相で、

地響きを立てながら、

居間でくつろいでいたプリティの元に。


「このゴミ箱にあった牛乳はなんやーーーーーーーーーーーー!!!!????????」


バン!!!という効果音付きで、マグネットはプリティの顔の前に牛乳パックを突き出してきた。

まだ少しだけ中身が残ってるらしい。


「何ってっ・・賞味期限が切れてたから捨てたのよ!

ちゃんと新しいの買ってきて使ったわよ?」


「なんやてーーーーーーーー!!!!!!?????」

マグネットは半分、いや、ほぼ怒ってるかのように大声を出し驚きあげた。

そして次の瞬間完全にプリティに叱咤しだした。


「なんちゅー勿体無いことするんやーーーー!!!!!!!」

「はああ!!??」


「食品業界にはなあ!!賞味期限と消費期限ちゅーもんがあるんや!!!

賞味期限は「おいしく食べられる期間」消費期限は「一応食用可能な期間」

を表してるんやーーーーーーーーーー!!!!!!!

今の世のなかっつーもんは何でもかんでもちょっと気に食わんからってぽいぽいぽいぽい捨てよってからに!!!

ちょっとは飢えて苦しんでる所の人のことも考えーや!!!

賞味期限くらい我慢せえ!!食い物様に罰当たりな!!!!

寧ろ消費期限も1週間位我慢セえーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」


途中までプリティはぱくぱくと口をあけてその叱咤を聞いていた。

途中まではまあ、正論だったからだ。

しかし最後のやや傍若無人な論理には流石に腹立たしくなって反論しだした。

マグネットVSプリティの口論が始まる。


「冗談じゃないわよーーーーーーーーー!!!!!

消費期限なんてあくまでも「一応」じゃないの!!

ほぼ腐ってるも同然よ!!!!??????

大体おいしく食べられない食べ物なんて食べ物じゃなーーーーーい!!!!!!!!!」


「何言うとるんや!!!これだからお嬢様育ちのド素人は!!!!!!」


「キーーー!!!何よ悪かったわねーーー!!!どーせわたしには飢えて苦しんでる人の気持ちなんてわかりませんよーー!!

って、そんなことはどうでもいいのよ!!

問題はアンタ!!!今まで賞味期限切れの物ずっとプラズマ達に食べさせてたの!!??」


「あったりまえやろ!!!!賞味期限は気休めや!!!!!!!!」


キラーン☆とウィンクして親指立ててグレートサインを出すマグネット。

何を口論中に勝ち誇ったように自己論を言い放ってるんだ!


「キーーー!!!もーーーーー!!!!ゆるさなーーーーーい!!!!!!!!!」


かくして、マグネットVSプリティのボム乱闘が始まったそうな。



「俺達・・・ずっと賞味期限切れの物を食べさせられてたのか・・?」

「ええ、下手したら消費期限切れの物を・・・・・・・

まあ、深く考えないでおきましょうっ・・・。」


少し青ざめながら、プラズマとブレインは思考を停止させた。

『災難続きだ・・。』という言葉を最後に・・・・。










所変わりまして、

こちらはゴーレムボンバーやまみが住んでいる星。

の、新鮮な果実などが豊富なとある森の中。


「ゴーちゃ〜ん!こっちに木苺がいっぱいなってるよ〜♪」

「お〜、い〜っぱ〜いw」


まみと〜ゴ〜レム〜w二人は仲良し〜♪

と、いった感じで、どこぞの幼児向け番組のキャラクターコンビの如し、のほほんさを放つ二人。(爆

こうして二人でのんびりと森で遊んだりする日も少なくない。

まみは無邪気に笑って木苺を積んだ。

それを美味しそうに口に含む。

「あむっ・・う〜ん甘酸っぱくておいし〜〜〜♪

はいっゴ〜ちゃんも〜♪」

小さな掌から差し出されたその木苺をこれまた美味しそうに口に含むゴーレム。


「あむ・・お〜い〜し〜w」

「ねーwやっぱり食べ物は新鮮なものが一番だよね〜w」

「だ〜ね〜w」

「これお母さんに持ってってあげよ〜か〜w」

「う〜んw」


お互い無垢な笑顔を交差させて、今日ものんびりと過ごす二人だった。

その様は今は遠く離れた仲間たちと逆の様だった。


いろんな意味でw











END












くろボン「今度は長げえ!!!!?」
くろん「あ〜やっと書き終わった〜!」
くろボン「時間かかったのか!!コレぐらいどうすんだよ〜もっと長編の奴とか考えてるんだろ〜スパボン2のとか〜。」
くろん「う〜ん、わけて連載するか、大体途中までは書き上げてからか、全部書き上げてからか、かなり迷ってます!」
くろボン「途中で変えたくなっても困るからな。」
くろん「なんだよ〜。」
くろボン「にしても今日はいろんなキャラが出てきたな。」
くろん「うん!結構この話でいろんなキャラの相関図がわかったかと思われますw」
くろボン「まだまだいっぱいいるけどな。」
くろん「なんだよ〜・・・・。
    ま、今日はマグネットがメインでした!」
マグ「イエーイ!!マグネット参上やーー!!おおきにおおきに〜♪」
くろボン「コイツって前のボンバー設定のときと随分変わったよな〜。」
くろん「大阪弁ナニワっ子になったもんね。でもこっち凄い動かしやすいw
    大阪弁の使い方合ってるかどうか自信なさすぎだけど・・。」
マグ「てんがなまんがな☆☆」
くろボン「既に変だ!!!!!!!???????」



前回のと比べるとほんとに長いですね〜。いろいろ詰め込もうとしたらこうなりましたw
マグネットメインのはずでしたが結構いろんな所にスポットが当てられてる感じですw
意外にもプラズマやブレインが今回結構ボケてくれたような気がします(笑
プリティの愛読書がローゼンメイデンなのかどうかは謎です(笑)まあ読んでるとは思います。(爆
ちなみにわたしはアニメは途中までやら飛び飛びで見て、原作は2冊しか持ってませんw(完全にはしらねーのか!!
ここんとこ文スランプだったのですが、久々に本領発揮できたwという充実感があったりしますwあくまでいまのわたしの充実感(汗
結構しっかり書き込めた文こちらで語ることは少ないかもですw






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