冬はあまり好きじゃない。

凍えそうな寒さや言葉では言い表せれないこの冬の匂いが

心を辛く寂しくさせるから・・・。

ひとりぼっちだと思わされてしまうから・・・。























「寒くて寂しくて・・温もり求める聖夜」

























特にね、嫌味ったらしいったらないんだよね。

幸せ慣れしてないぶっちゃけ不幸慣れしてる・・ついてない僕にとってはさ、

クリスマスってもんがさ。





「ただいま・・。」

我が家に入る時のお約束の言葉を言って洋一は玄関の扉を開ける。

その表情は暗く、足取りも重かった。

その雰囲気とは正反対なオーラを放つ洋一の母親、伊八代ちゃんご登場。

何が流石なのかに流石は元アイドル。滅多な事では笑顔を絶やさないお人なのだ。

「洋ちゃんお帰り〜☆何処行ってたの〜?

 あ、友達のプレゼントとか買いに行ってたの〜?」

洋一は相変わらずの暗い、というよりは物事何もかもに億劫そうな表情で淡々と答える。

「別に?誰かと約束してるわけでもないし、プレゼント交換とか言う年でもないし、

ただちょっと気分転換にぶらついてただけ。」

母、伊八代はその言葉に意外そうに不思議そうにまた質問する。

「あら?努力君に何もあげないの?」

洋一の表情が一瞬強張ったがまたすぐに無表情に戻った。

「だから・・約束とかしてないし。」

そう言って洋一は階段を上がり2階の自分の部屋へと入っていった。

バタンッと言う扉を閉める音を残して・・。






何が嫌味ったらしいったらないって?

だってだって、ちょいとそこの一人身のあなた!(おいおい

ちょいと街をぶらついてご覧よ。

12月24日、25日どちらでも構わないがお勧めは24日。

いや、お勧めの逆の意味ではあるのだが・・・。

とにかくね、その日の世に言うクリスマス+α的イブには

そこらじゅうにバカップルがうようよ発生してるわけよ。

いや、害虫なんだか病原菌ウィルスなんだかみたいな言い方して大変失礼かとは思うが、

でもそう見えちゃう場合もあるのよ?

少しは人目を気にしたらどうなんだい?と言いたくなるよ。

イチャイチャイチャイチャしちゃってさ。

まあこの日は特に、恋人同士ならば人目がついても多少のラブラブな行為をしなければ

寧ろ恋人同士と言えなくなってしまうのだから仕方がないと思うが・・。

まず手をつないで仲良く歩いてる人方。

これはいいよね。まあ普通だよね。

腕組んで歩いてる人方。

まああれだ、女の人が男の人の腕にしがみ付いてあまつさえ頬まで幸せそうに

擦り当てちゃってるあれだ。

これも・・結構目に余るけどまあ普通。

それよりもラブラブマシンガントークを大声でキャピキャピしてるほうが

よっぽど頭に胸に来るものがあるかもしれない・・。

そしてとどめに・・・

街中でいきなりキスしてる奴が居たわけよ・・・・。

これはもう・・凄いもんを見れたなあと冷静になってみつつもやっぱ内心は

場所わきまえろよ!といいたくなったね。

ぶっちゃけほんというとブッチン!と切れてたわけ。

でもそうなっちゃうのは自分の心に余裕が無いせいだとは思うよ。

結局は・・一人が寂しいから・・・・。


「気分が凄くめいっちゃってたから、

気分転換にと思って外に出てみたのに・・

全く意味ないっつーか逆効果じゃんかよ。」

ふう、とため息をつく洋一だった。






何日か前、高校の2学期終業式を終えたあとはもちろんの事に冬休み突入。

冬休みに入ると普段会ってた奴ともなかなか会わなくなる。

実際ね、僕も会ってないわけだ。

努力とさ・・。


2学期の終業式の時とかってクリスマスが近いだけに友達同士が

「どっか行こうか。」

「カラオケで盛り上がるか。」

と数名大勢やらで約束をしてたり、

でもって密かに恋人同士が照れくさそうに当日の約束を入れてたりする。

けどね・・・なんもなかったわけ。

勝利たちはなんかヒーロー協会のほうに戻るみたいだし、

目立は家族でつつましくパーティとは言えないパーティを開くらしいし。

とりあえず僕もそんな感じ。

僕の場合ちゃんと普通の家の普通のちょっといつもより豪華な食事をするといった程度のパーティを家族でやる。

割とそれは毎年恒例。

でもさっき約束してた人だって最後に家族でパーティぐらいやったりする。

問題はそれまでの時間。

昼から夜までの間ということだ。

その約束ぐらい入れていいとパパもママも思っている。

寧ろ入れてほしいと思ってたんだろうね。

結構家の親はこどもの幸せ願うタイプだから。

けど・・みっちゃんに関しては最初から期待してないよ。

やはりといった具合に女の子同士でカラオケいくみたいだし。

しかし危なかったのはです代からのお誘いだった。

家が金持ちなだけにさぞかし豪勢な食事が出るのだろうが、

あいにく僕は食べ物で釣られるタイプでもないし・・

というかそれでついていってです代に色んな意味で危ない目に合わされたら

たまったもんじゃない・・。

なんとか断れたのは珍しくラッキーだったかもしれない。

けど・・・

その分プラスマイナスゼロってっかんじかな。

お陰で誰とも約束しないで今日この日になっちゃったもんね。

結構そういう人って僕だけじゃないと思うけどね。

寧ろパーティ開いたりカラオケ行ったりって要するに普段から

友達の輪の広い積極的な奴らがやることだし。

でもねえ、せめて友達がいれば少なくともそいつと過ごせるかなーって思うじゃない。

僕の場合弟子だけど・・・。

つーか・・・・

まあ、でもその弟子・・努力ときたらなーんにも言わないんだもん。

そっちから言えばいいじゃんとか今思ったでしょ?

なんか言える空気じゃなかったんだよね・・。


今思えば・・やっぱりまたその時点で「ついてない」が始まってたのかもしれない。







1週間まえだったかな。だったよね。

大宇宙神星でおつきマンが言ってくれたんだよね〜。




「第3小宇宙の地球・・大宇宙神様の故郷では12月24日に「クリスマス」というイベントがあるのですよね?」

「うん。詳しく言うと、24がクリスマスイブで、25がクリスマス。」

只今仕事の休憩中。

コーヒーを片手にイスに寄り掛かかりながらおつきマンの質問に答えるラッキーマン。

「そうですか。で、そのイベントがあるという事で来週はそのまま地球に留まっていて下さって結構ですよ。

 聖夜を一緒に過ごしたい方もいらっしゃるのでしょう?」


「クリスマス」について調べたばかりの癖に、なぜそんな恥ずかしい言い回しができるのだ。

とツッコミを入れたくなったラッキーマンだった。

実際過ごしたい人たちはいる。

しかもそういう人たちを頭に浮かべてみて一番最初に瞬時に浮かんでしまったのが

弟子の顔だったりするからやたら恥ずかしい。

急に顔を赤くして首をぶんぶんと振るラッキーマンを見て穏やかに笑うおつきマンであった。






『でも、その気遣いがかえって裏目に出たかもね・・・。』

はあ・・とため息を漏らす洋一。

出しっぱなしの布団の上でごろごろと落ち着かなさそうに寝返りを打ったりしていた。





簡単に言うけどね・・実際に過ごしたい人と過ごせるってもんじゃないんだよ・・。

少女漫画じゃないんだからさ・・・。

特にって言い方・・全国全世界の同じやそれ以上の境遇の人に失礼かもしれないけど・・。

とりあえず自意識過剰に言わせて貰えば、本当に特に僕は・・・。

ついてないから・・。


いつも・・

いつも・・・

年頃になってから・・・

悲しさや寂しさ、孤独感を意識するようになってからは・・

クリスマスの夜は・・

なんだか寂しかったんだ・・。



「僕が好きな人となんて一緒に過ごせるはず無いじゃん・・・。」




そう独り言を言った時にまで浮かんだ顔が努力だった。

また首をぶんぶんと振ってみるが・・

いい加減自分の気持ちに気づいてはいた。


でも思ったら最後。

好きと思ってしまえば思ってしまうほど

その相手は離れていく。

いつだってそうだったから。


もう少なくとも自分が自分の気持ちには誤魔化せないぐらいに思ってしまっている。

もう駄目かもしれないと不安になっていた。

今回気まずい空気でお互い全然誘わなかったのも

いつも暑苦しいほど引っ付いてくるアイツがこの何日間全然会いににこないのも

やはり不運が始まってるからなのではないかと思えてくる。

自分からは行きたくない。

行けば行くほど・・・・・・・。

そんな考えが頭の中を支配していく。

冬の寒さが手伝って余計に物悲しくなってくる。


「イヤだ・・・。離れたくないよ・・。

 努力・・・。」


気がつけば、枕に顔をうずめて泣いていた・・・。








その夜は予定通り家族みんなでご馳走を食べたりするささやかなクリスマスパーティを開いた。

何年か前に比べると妹のやあ菜が加わり賑やかになっただけ少しは寂しさもまぎれたかもしれない。

でも・・こどもって残酷。

少し大きくなれば・・家族よりも他人を求めてしまうなんてね。

でもそれは仕方の無いことなのかもしれない。

生命存続の為に人は人に恋するようにできてるのだから。

しかし自分のはなんなのだろう・・。

男同士じゃ生命存続も何もも無いじゃないか・・。

そう思っては見ても、どうする事もできない・・・。




やっぱり寂しい・・・。

寒いよ・・。

なんなんだよ・・・。

死んじゃいたいよ・・・。





こんな事で・・と

馬鹿みたいとは思う。

でもクリスマスの夜っていつもこうだ・・・。



明りを消した部屋で、布団の上で膝を丸めて蹲っていた洋一だったが

ふと窓の外を見てゆっくりと立ち上がり、ゆっくりとその窓に近づいた。

窓ガラスに掌を当て景色を眺めてみる。

雪が積もった外。

でも今は雪が止んでいて月明かりに照らされた雪景色がとても綺麗だった。

洋一はこりずに気分転換に外に出てみたくなった。


「今は昼じゃないんだし・・大丈夫だよね・・。

 それに・・・今度は・・・。」


洋一はポケットを探りある物を取り出した。

それはご存知変身用らっきょだった。

洋一は静かにラッキーマンに変身するとゆっくりと窓から夜空に飛び上がった。










しばらく意味なく只々夜空を泳いでいたラッキーマン。

夜という事もあってか、プライベートで変身した事でのラッキー星からのお咎めはなかった。

意味なく変身するといつも怒るラッキー星だが、

今変身したのは自分にとっては意味がある。

確証は無いし確かに何となくに近いけど・・・

本当に何となく思った事を確かめたくて・・・・。



ふと地上に降りてみるラッキーマン。

そこは偶然にも自分の通う学校の前であった。

まあ、広い場所に下りようとしたのだから当然の結果であろう。

しばらくぼーっと立って意味なく校舎を眺めていた。

そうしてる内にちらちらと雪が少しづつ降ってきた。

まだ確かめたかったことは確かめきれて無いが、

この時間の経過が既に結果を言っているようなものなのかもしれない・・。

雪の降る量もだんだんと増えてきている。

肩を落として白いため息を漏らし、

帰ろうと飛び立とうとしていると・・・。


「師匠!?師匠ですか!?」


急に聞き覚えのある声が後方から聞こえた。

おそるおそる後ろを振り返ってみると雪の降る校庭の雪景色の中に

努力マンが立っていた。


ラッキーマンは目を見開いて驚いたまま立ちすくしていた。

その間に努力マンは雪を踏みながらラッキーマンに駆け寄る。

「師匠?こんな夜遅くにこんな所でどうしたんですか?」

努力マンが質問しているのも耳に入っていないのか、

ラッキーマンは呆然としたままぽろっと言った。

「・・・ラッキー・・。」

「え?」

ぽろっと無意識に出てしまった自分の言葉にしまった!と驚いて慌てて片手で口を塞いだ。

その顔は寒さに負けないくらいに熱を帯びて赤くなっていた。

「なっ・・なんでもない!!」

慌てて弁解するラッキーマン。

努力マンは不思議そうな顔をしたが追及しようとはしなかった。

ラッキーマンはまだ慌てた様子である。

「おっ・・お前こそこんな夜遅くに何してんのさ!?」

必死で話題を変えようとしているようにも見えるが

そこにはあえて触れず努力マンは質問に答えた。

「宇宙人が現れてたんですよ。でも弱い奴でしたので私だけですぐにやっつけれました。」

「そう・・・こんな遅くに・・。大丈夫だった?・・て大丈夫か、努力は強いもんね。」

「師匠には及びませんよ。」

雪の中で、静かに穏やかに会話する二人。

白い息が漏れては消え、漏れたは消えを繰り返す。

「で・・師匠は・・?どうしてこんな所に?」

「えっ・・うん・・ちょっとね・・・。」

二人とも会話を続けるがどちらも肌寒そうにしていた。

それを見かねて努力マンは一つの提案をする。

「師匠。雨宿りしませんか?・・この場合雪宿りですかね。」

ラッキーマンは既に両手で両腕を抱えてていかにも寒いといった感じのポーズをとっていた。

「でもどこで・・?」

「ここに学校があるじゃないですか。」

当然のように言う努力マンにラッキーマンは呆れたように言った。

「あのねえ、努力。学校って言うのは夜はちゃーんと鍵が掛かってるもんなんだよ?

 ほら・・・・・・。」


ガチャ・・・・・


「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ほらぁと言いたくてわざわざ校舎の扉まで行って取っ手に手をかけ開かない事を確認しようとしたというのに、

そんな思いを裏切るかのようにその扉はあっさりと開かれた。

おそらくは職員が鍵をかけ忘れたのだろう。

まあ、この場合裏切られた反面ちゃんと雪宿りができるというものだ。

それに・・・・。


「努力・・・。」

「なんですか・・?師匠。」


「ラッキーマンって本当にラッキーなんだね。」

俯いてた顔が急に努力マンのほうに向けられたかと思うと、

にこっと穏やかに笑った。

「え・・?はい。」

言ってる意味がよくわからなかったものの、笑顔につられてついこちらも

笑ってしまう努力マンだった。








二人はいつもの自分たちの教室で雪宿りをしていた。

暖房もついていない冬の夜の学校は寒くてしょうがない。

一人でこんな所にいたら寒くて凍え死にそうになる。

でも一人じゃないから・・。

努力がいるから・・。


二人は窓の所に二人で立っていた。

しんしん降り積もる雪を静かに眺めていた。

ラッキーマンは窓に片掌をつき、

努力マンは只立ちながら。


「あの・・師匠?」

「ん?」

「何であんな所にいたんですか?」

ラッキーマンはガクッと、だがそれと同時にギクッとなった。

「しつこいね。お前も・・・。」

睨みつけながらもバツが悪そうにするラッキーマン。

その態度に機嫌をそこねたかとハラっとしながらもなかなか折れようとしない努力マン。

「だって・・気になるじゃないですかー。

 こんな・・クリスマスイブの夜に・・・。」

ラッキーマンはしばらく黙り込んで視線を窓の外にやりながらゆっくり答えた。

「クリスマスイブだから・・だよ・・・。」

「え・・?」

それだけ言うとラッキーマンはしばらく黙り込んでしまった。





クリスマスイブだから・・

努力に一目でいいから会いたかったから・・

探してたんだ・・。

探してたというよりは偶然に会うのを待ってた。

期待してた・・。

でもそれには洋一のままじゃついてないから・・

絶対に会えっこないから・・。

でももしかしたら・・ラッキーマンになれば・・

ラッキーで会えるんじゃないかと思って・・・。

そうなるかなって・・確かめたかったんだ・・。

それで・・努力に会えたらなって・・・。

そしたら本当になるんだもんな・・。

それどころかラッキーな事に学校の鍵は開いていて、

こうして二人で過ごせる事になって・・・・。

ああ・・本当に僕はもう、

ラッキーマンなんだなあ・・。





黙り込み、そんな事を考えていたラッキーマンを不思議そうに眺めていた努力マンが

急にふっと笑い言葉を出した。

「でも、よかったです。クリスマスイブを師匠と過ごす事ができて。」

その言葉に我に返ったラッキーマンが驚きながら努力マンの方を見る。

「本当は前からお誘いしようかと思ってたんですが・・なかなかいい出せなくて・・。」

それではまるで照れてて恥ずかしくていい出せなかったみたいではないか。

実はまさにその通りなのだが・・。

「僕も・・・努力と過ごしたかったんだよ?クリスマスイブ・・。」

恥ずかしそうに言うラッキーマンを見て努力マンの表情が一層明るくなった。

「本当ですか!?ありがたき幸せ!!」

自分と過ごせる事にそんなによろこんでくれるのかと嬉しい気持ちになりつつも、

ラッキーマンの中には複雑な思いも混じっていた。

「それって洋一でも?」

「あたりまえじゃっ・・。」

急に険しい顔になり振り返ってみればそこには怯えた少年の姿があった。

不安そうに見上げてくるその瞳を見た途端、努力マンの中にいい知れぬ思いが込み上げて来た。


バッ!!

ぎゅうっ・・!!

次の瞬間、努力マンはラッキーマンを抱きしめていた。


「いっ・・いたたっ・・ど・・努力ちゃんっ?」

「い・・・いえ!その・・師匠が寒そうにしてたものですからっ!」

どきまぎしながらも抱いたラッキーマンをしっかりと放さない努力マン。

それを不思議そうに見つめるラッキーマン。

「そんなに寒そうにしてた?」

「はい・・・とても・・・だから、こうすれば温まるかと・・・。」

それだけが理由じゃないのは第3者から見れば一目瞭然である。

寂しそうにしてたから・・・・。

その寂しそうにしていたラッキーマンはその努力マンの腕の中がとても暖かくて、心地よくて、凄く安心した。

そっと目をつぶり頬を努力マンの胸に寄せる。

その行為に努力マンはかなりドキッとしたらしく体を強張らせた。

だがラッキーマンの安堵に満ちた表情を見て鼓動の激しさも強くも穏やかなものとなった。



「うん・・寒かった・・ずっと・・でも・・・・あったかい・・努力・・。」



努力マンに寄り掛かり身を任せるラッキーマン。

かすかに涙ぐんだ声を弱弱しく出すラッキーマンを見て努力マンは悟った。


『また何か・・・寂しい思いをしてたのですね・・・。』


「いつでも私が暖めてあげますよ。師匠。」


ぎゅっと

力強く

けど優しく

雪の冷たさも

冬の寒さも

寂しさも

悲しさも

みんなみんな抱いて

包んでいって

溶かしていった。



知らなかったんだ

冬がこんなに暖かかったなんて・・。





昼間は散々幸せそうなカップルたちに罵声を浴びせてたくせに

自分がなってみたら本当に幸せに酔いしれてしまう・・・。

人間てなんて勝手なんだろう・・・。

でもそれが当然なのかもしれない・・。

自分が一人の時に一人を痛感させられてしまうのは凄く辛い事だから。

一人は寂しいから・・・。

人は一人じゃ生きていけないから・・・。


それでもさらにわがままに・・

誰でもいいわけじゃなくて・・・






・・・でも別にまだ恋人同士じゃないけどねえ・・。


いや・・抱き合ってるだけだし・・


とにかくねえ、昼間のバカップル連中よりはましだと思うよ?

だってちゃんと場所わきまえてるもん。


なーんてね。





こんなに幸せで・・・

満ち足りたクリスマスはないよ・・。

神様・・ありがとう・・。



って・・・それ自分じゃん。








END






くろん
「暗い!!!のくせに甘い!!!!
ラキ「うるさいねえ!いっつも自分で書いたくせに!!
   でも今回本当に暗いよ僕!?死にたいとか言ってるよ!?」
くろん「私の中のラキ、つーか洋一は基本的にマイナス思考ですから!」
ラキ「なにさそれーー!!」
くろん「でもって泣き虫ね!!」
ラキ「えええーーーーー!!!????」
努力「でも確かに師匠はよく泣きますよ。」
ラキ「ちょっ・・努力ちゃんまで・・・・。」
くろん「でもそこがかわいいんだよね!?」
努力「・・・・・はい・・・・。/////」
ラキ「!!!!?????///////」
くろん「いやー、初々しいね!まだ両思い前だもんね!
    てなわけで、(どういうわけだ)みなさんメリークリスマス☆☆☆」



くろん「というわけで今日ぎりぎりで思いつき、今日ぎりぎりで書き上げたクリスマスネタであります!!(おい!
    つってもイブは過ぎた・・・(汗)まあ、25日中に書いてアップできそうでよかった・・・。
    しかし・・本当前半は暗く!!後半は甘く!!になっちゃってますよ今回!!??
    ほんと、ついに「死にたい」だよ!!??あれ、とりあえず今まで出てきてませんよねえ?
    「殺す」は出てきましたけど。(おいおい)でも実はそういう人間の暗い部分に関する話結構好きなんです。
    つーか気がつけば結構書いちゃいます。「あの子は犯罪者」のように人間の明るいつーか自分に正直な部分を
    全面に書くのも嫌いじゃありませんよ?つーかどっちも好き。でもあれもそのうち暗い部分も出てきますよ。ふふふ〜♪(何
    家の洋一は今までの運勢が運勢だっただけに非常に一人きりを怖がってるところがありますね。
    その反面普段は一人のほうが落ち着くというわけわかんないこだったりします。
    ラキと努力はいずれ両思いになれる保障付き!(笑)本当にお互い両思いなのに片思いしちゃってる時期だ。
    ここまでラキの心理描写が多かったのってこれが初めてか・・?あれ?ちがったか?(記憶力ねえーーー!!!
    そういえば、東京のほうのクリスマスは雪が降るか降らないかでホワイトクリスマスかどうか変わってくるみたいですが・・・
    北海道は100%ホワイトクリスマスです!!(汗)冬中うっとおしいほどに降ってきますから!!(おい
    北海道の冬は厳しいよ〜でも夏暑いのもやだよ〜(おいおいおい
    つーか雪の描写が思いっきり北海道風になっちゃったかもです。埼玉ってどれ位雪降るんでしょうね?」


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