ご 挨 拶


       青春時代に聴いた名ギタリスト J.ブリーム氏をはじめとする数多くのギターコンサートや

       又様々なジャンルの演奏会に接した時の感動、音楽活動の原点となった合唱団の思い出

       そして忘れがたい数々の映画音楽との出会い、そして私を今日まで変わる事なく応援し

       勇気付けてくれた仲間・友人・隣人との交流・・そしてギター教室を通しての新たな出会い、

       出会いから得た貴重な経験・体験等々「こだわり」と「夢」を持ち続けながらの音楽活動の

       一端を、資料を整理しつつ、記憶を呼び覚ましながら、ゆっくりと更新して行こうと思います

       一本のギターから始まった音楽と人との幾多の出会いが私の財産であり又心の拠り所であり

       物語りのはじめでもあります



                       (H.19/4.11.wed./T.Yamaguchi)






「青 春」


  青春とは
  人生の或る期間を言うのではなく、心のあり方を言うのだ
  年齢を重ねただけでは人は老いない
  青春とは
  薔薇色の頬、紅の唇、しなやかな肢体ではなく
  ゆたかな創造力、逞しい意志、熱い情熱を言うのだ
  青春とは
  人生の深い泉の清新さをいうのだ
  臆病さを退ける勇気、安易に流れる心を振り捨てる冒険心を意味する
  時には二十歳の青年よりも六十歳の壮年に青春がある
  年を重ねただけで人は老いない
  理想を失ったとき、人は初めて老いる

  歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時、精神はしぼむ
  苦悶・恐怖・不安・失望は人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめる
  年は六十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か
  曰く、驚異に惹かれる心、小児の如く求めて止まぬ探究心、人生への歓喜と興味

  人は信念と共に若く 疑惑と共に老いる
  人は自信と共に若く 恐怖と共に老いる
  希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる

  大地より、神より、人より、美と喜悦・勇気と希望
  力の霊感を受ける限り 人の若さは失われない
  霊感が絶え 精神が皮肉の雪に覆われ 悲嘆の氷に閉ざされる時
  二十歳であろうと人は老いる
  頭を高く上げ希望の波をとらえる限り 八十歳であろうと人は青春の中にいる


                       サムエル・ウルマン