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- ジーパン
- デニム地で作られたパンツの総称。「ジーンズ・パンツ」を売る時に「Gパン」と略して売る店が多かったため長く愛用された。
- しかし時代と共に本来の「ジーンズ」という呼び方に統一された。
- 死語判定:中年語 平成生まれには通じない
- 使用期間:1955年〜1980年代
- 言い換え:ジーンズ
- Gメン歩き
- 横一列に並んで歩くこと。おもに道をふさぐ迷惑行為の表現として使われた。
- 刑事ドラマ「Gメン'75」のオープニングで、登場人物たちが広い飛行場を横一列に並んで歩いてくるところから使われた。
- 死語判定:中年語 平成生まれには通じない
- 使用期間:1975年〜昭和時代
- 言い換え:なし
- Jターン(人口移動)
- 人口還流現象の一つ。進学や就職で一度故郷から出た人が、故郷の近くにある地方都市で暮らすこと。
- 出ていったまま戻らない「Iターン」、故郷に戻ってくる「Uターン」以外の行動パターンとして分類される。
- Iターン、Uターンほど耳にしないため、死語と感じることがある。
- なお「J」の字形から、故郷とも大学があった場所とも違う場所で暮らすことを「Jターン」と呼ぶ人がいるが、これは「Iターン」に分類される行動パターンであり、まったくの間違いである。
- 死語判定:現役語 死語ではない
- 使用期間:1980年代〜?
- 言い換え:
- Jターン(帰国)
- 海外留学した人が帰国して就職すること。ないし海外で活躍したスポーツ選手やアーティストなどが帰国してからも活動を続けること。
- 人口還流現象の「Jターン」の意味を、一部のマスコミが「日本へ帰国する意味」と誤解して使ったと思われる。当然、今は完全に消滅している。
- 死語判定:絶滅語
- 使用期間:1980年代後半〜
- 言い換え:
- 死火山
- もう噴火しないと思われる元火山。
- 1979年に2000年以上噴火してなかった木曽御岳山が噴火したため、死火山や休火山という言葉が廃止された。
- 現在は最後の噴火から1万年以上経った火山を便宜的に「活火山ではない」といているが、世界には数十万年、数百万年単位で噴火している巨大火山も見つかっているため、安易に噴火しないとは言えなくなっている。
- 死語判定:絶滅語
- 使用時期:〜1980年代頃
- 言い換え:活火山、活動していない火山
- シカト
- 無視すること。花札の十月の鹿が横を向いているところから、「鹿十(しかとお)」「シカト」と略された。
- 元は警察隠語だが、隠語集が出版されると不良少年の間に広まり、やがて若者用語になった。
- 死語判定:瀕死語
- 使用期間:1956年11月〜
- 言い換え:無視
- 色盲
- 先天的に特定の色に対する識別能力がない人。
- 死語判定:差別語
- 使用期間:
- 言い換え:色覚異常
- シクる
- 「しくじる」を短縮した若者言葉。
- アニメやマンガでは時々使われるが、全国的には死語?
- 関東の極一部では、今も普通に使われているらしい。
- 死語判定:疑惑語 年配者でも死語と感じる人はいる 方言?
- 使用期間:昭和時代
- 言い換え:しくじる、失敗する
- 死語
- 今は使われなくなった古い言葉。
- ただし1990年代中頃からは流行遅れや聞き飽きたという意味が加わっている。
- 更に2010年前後からは「もう聞きたくない言葉」の意味で使っている人も見られる。反原発論者の「放射線報道は死語」など。
- 死語判定:日常語
- 使用期間:
- 言い換え:廃語、など
- 自殺点
- サッカーなどでプレイヤーが誤って自陣のゴールに入れてしまうこと。
- 1994年のFIFAワールドカップで自殺点をやってしまったコロンビアのエスコバル選手が帰国直後に射殺される事件が起きたため、世界的に「自殺点」など「死」や「殺」を連想させる用語の見直しが図られ、「オウンゴール」という呼び方に変わった。
- 死語判定:禁止語
- 使用期間:〜1994年
- 言い換え:オウンゴール
- 爺
- 男の老人。
- 死語判定:低俗語
- 使用期間:
- 言い換え:お爺さん、など
- 地蔵
- @何をされても痛くもかゆくもないこと。その程度で被害は出ないこと。「石地蔵」「地蔵に蜂」などとも言う。
- Aカードゲームなどの対戦型ゲームで、動かせる手がなくなって座ったままになること。ゲームスラング。
- Bアイドルのライブコンサートで、席に座ったまま何もしない客のこと。
- C会議やコンパなどの人の集まりで、黙ったままでいること。特に勇気がなくて発言できない
- 死語判定:@絶滅語、A駆逐語?、BC要経過観察語
- 使用期間:@江戸時代〜明治時代、A1990年代〜、BC2009年〜
- 言い換え:ABC石化、など
- 実年
- 50歳〜65歳を表そうとした単語。旧厚生省が公募で作ったが、定着しなかった。
- 死語判定:頓死語
- 使用期間:1985年11月〜1986年
- 言い換え:中高年
- ジッパー
- B.F.グリドリッチ社の登録商標。
- ファッション業界がオシャレ用語として「チャック」の代わりに使い始めたが、同時期に使われ始めたファスナーに駆逐された。
- 死語判定:化石語
- 使用期間:1980年代
- 言い換え:ファスナー
- しどけない
- 雑然。何も整えてない。乱れたまま。などの意味。
- 一部で女性に対してのみ使っているため、意味を取り違えている人も多い。
- 死語判定:化石語
- 使用期間:やまとことば
- 言い換え:だらしない、しまりがない、乱れてる、など
- 支那
- 現在の中国を意味するが、「支那」の文字は「多民族(国家)」を意味し、ヨーロッパのような地域を意味するにすぎない。
- 1949年に「中華人民共和国」が成立し、翌年に漢民族国家を目指して「民族識別工作」を始めると、「支那」の文字は不都合になった。
- 1972年の日中国交正常化以降、漢字を使わないようにという動きが始まる。
- 一部で差別語と説明してるが、それでは「東シナ海」や英語の「China」が禁じられていない理由を説明できない。あくまで漢字のみの禁止である。
- むしろ禁じた理由を差別だからという勘違いが「支那」を蔑称扱いにした温床に思える。
- 死語判定:不適切語?
- 使用期間:〜1972年
- 言い換え:中国、シナ
- 支那人
- 中国人にとっては、いつまでも旧国名で呼ばれているようなもの。
- 1949年に「中華人民共和国」が成立して以降は不適切なのは間違いない。
- 死語判定:不適切語
- 使用期間:〜1949年
- 言い換え:中国、シナ
- 支那蕎麦
- 「支那」の使用を禁じらた流れで使用禁止となった。
- 死語判定:不適切語
- 使用期間:〜1972年
- 言い換え:中華そば、ラーメン
- シナチク
- 昭和20年代後半、本当の原産地が中国ではなく台湾であることから、シナチクの名称を使わないように呼びかけられたが当時は浸透しなかった。
- しかし、その後の「支那」の使用を禁じらた流れで使用禁止となったのは皮肉である。
- ちなみに正しくは乾筍だが、丸松物産が登録商標として申請していた麺麻が商標として認められなかったため、これが日本での一般名称になった。もしもメンマが商標として認められていた場合、カンスンや日本読みのカンジュンが使われていただろうか?
- 死語判定:不適切語
- 使用期間:〜昭和20年代後半
- 言い換え:メンマ
- 支那料理
- 「支那」の使用を禁じらた流れで使用禁止となった。
- 言い換えが求められた「中華料理」だが、これは中国発祥ではなく日本の横浜と大阪の中華街生まれである。本来の大陸由来の料理は上海料理、四川料理、北京料理など地域名で呼ばれる。ただし、天津料理も発祥は日本である。
- 死語判定:不適切語?
- 使用期間:〜1972年
- 言い換え:中華料理、など
- 士農工商
- 江戸時代の身分制度。実際には固定ではなく、人の異動は頻繁にあったし、身分の売り買いも行われていた。
- 差別的な文脈で使うことが多いため、歴史以外での使用を禁じた。
- 死語判定:歴史語
- 使用期間:江戸時代〜
- 言い換え:身分社会、階級制度、など
- 死亡フラグ
- ゲーム用語で「登場人物が死ぬ伏線」のこと。だが、物語以外では「失敗確実」「絶望的」「権利を捨てた」などの意味で使われる。
- また警告の意味で「その発言は死亡フラグだよ」という言い方でも使われる。
- 死語判定:要経過観察語
- 使用期間:2005年頃〜?
- 言い換え:
- 脂肪フラグ
- 「死亡フラグ」をもじったもの。
- 「明日から始める」「一口ぐらい」「今日のダイエットはお休み」など、ダイエットの失敗原因を意味する。
- 死語判定:陳腐語
- 使用期間:2005年頃〜?
- 言い換え:
- ジモティ・ジモピー
- その土地で暮らす人。そこが地元の人。という意味。
- 最初は「ジモッティ」で使われ始めたが、すぐ「ジモティ」に変わった。
- 類義に「地元ピープル」を略した「ジモピー」もある。
- 死語判定:要経過観測語
- 使用期間:2001年〜
- 言い換え:地元民、など
- 社会の窓
- ズボンの前開き部分のファスナーのこと。スカートの横のファスナーにも使うことがある。
- トイレ以外での閉め忘れを「社会の窓が開いている」と注意した。
- 語源は1948年〜1960年までNHKラジオで放送された「社会の窓」。社会や業界の内情を暴く番組だったが、そこから「大事なものを隠すもの」の意味でズボンのファスナーを「社会の窓」と呼ぶようになった。
- 死語判定:老人語
- 使用期間:1948年〜1980年代前半
- 言い換え:ズボンのファスナー、など
- ジャンキー
- 本来は薬物中毒患者のことだが、日本では「〜中毒」「〜依存症」の意味で使われるようになった。ただし、アルコール依存症には使わない。
- 死語判定:中年語
- 使用期間:1950年代〜1980年代?
- 言い換え:〜中毒、〜依存、など
- ジャグジー(風呂)
- 米ジャクージ社の登録商標。
- 死語判定:商品名 言い換えを推奨
- 使用期間:
- 言い換え:泡風呂、気泡風呂、噴流式風呂、など
- 射程距離
- 大砲やミサイルなどを飛ばすことのできる距離。
- かつては定着していた軍事用語だったが、射程と距離の意味が重複していると指摘されて急に使われなくなった。
- 死語判定:駆逐語 執拗に指摘する人が多いので注意
- 使用期間:〜200X年代
- 言い換え:射程、有効射程、射程圏、など
- 〜ジャマイカ
- 口語の「〜じゃないか」を置き換えたダジャレのネットスラング。
- 2010年以降、急速に死語感が強くなっている。
- 死語判定:瀕死語
- 使用期間:1990年代〜2010年頃
- 言い換え:〜じゃないか
- ジャンパー
- 動きやすい仕事用の上着だが、普段着としても普及している。
- ファッション業界のオシャレ英語、オシャレ仏語化で使われなくなった言葉。
- 死語判定:駆逐語 死語予備軍
- 使用期間:〜1990年代
- 言い換え:ブルゾン、ジャケット
- 住民
- 住民は役人による見下した言い方?
- 死語判定:お役所言葉 言い換え推奨
- 使用期間:
- 言い換え:市民、地元民
- 住民運動
- 住民は役人による見下した言い方?
- 死語判定:お役所言葉 言い換え推奨
- 使用期間:
- 言い換え:市民運動、市民活動
- 重力カタパルト
- 天体の持つ運動と万有引力を利用して、宇宙船を加速すること。厳密には1回限りの接近で加速すること。
- 天体に何度も接近して加速を繰り返すスイングバイの意味が広がって、最近は重力カタパルトもスイングバイと呼ぶことが増えた。
- 惑星カタパルト、重力アシスト、フライバイという呼び方もある。
- 死語判定:死語ではない
- 使用期間:
- 言い換え:スイングバイ
- 女医
- 女性の医者。ジェンダー差別を禁止する流れで使われなくなった。
- 死語判定:性差別語 使用禁止
- 使用期間:
- 言い換え:女性医師、など
- 障害児
- 障害を持つ子供。
- 駄々っ子、癇癪持ち、しつけのできてない子、反抗期の激しい子など、迷惑な子供を意味する悪口としても使われた。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用期間:
- 言い換え:
- 障害者
- 病気やケガなどで生活に支障のある状態にある人。
- 旧文部省が「碍」が当用漢字ではないので「害」を当ててしまったため、差別的な意味が強くなってしまった。
- 言葉狩りの典型的なもの。
- 2014年4月1日より、「障碍者」「障がい者」を含めて発音自体が放送禁止用語に指定された。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用期間:
- 言い換え:
障碍者、障がい者、〜に恵まれない人
- 小乗仏教
- 厳しい修行をした僧侶だけが悟りを開けると考える南方系の仏教宗派。
- 北方系の大乗仏教が修行した僧が庶民を導くという思想に対し、僧侶だけとする南方系を「小乗」と揶揄した呼び方。
- かつては学校教育でもこの名前で教えていたが、現在は使われない。
- 死語判定:学術的蔑称 禁止推奨
- 使用期間:
- 言い換え:上座部仏教、上座仏教、南方仏教
- 女給
- ウェイトレスの古い言い方。
- 一部で差別語として禁じてるが、そのような事実はない。
- 死語判定:絶滅語
- 使用期間:
- 言い換え:ウェイトレス、給仕
- 職安
- 公共職業安定所。かつては「職安」と略していたが、1990年より公的な呼称が「ハローワーク」に改められた。
- 死語判定:駆逐語
- 使用期間:1946年〜1990年
- 言い換え:ハロワ(ハローワーク)
- 女工
- 女性の工場労働者。
- 性的語、差別語として言葉狩りされた言葉のひとつ。
- 死語判定:差別語/性的語 使用禁止
- 使用期間:
- 言い換え:女子工員、従業員、など
- 食人種
- よくある未開人へのレッテル。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用期間:
- 言い換え:
- 処女航海
- 完成した船が初めて出る航海。
- 女性差別や卑猥な表現だという口実で、言葉狩りに遭っている言葉のひとつ。
- 死語判定:性的語 苦情団体に注意
- 使用期間:
- 言い換え:初航海
- 処女作
- アーティストが初めて世に出した作品。
- 女性差別や卑猥な表現だという口実で、言葉狩りに遭っている言葉のひとつ。
- 死語判定:性的語 苦情団体に注意
- 使用期間:
- 言い換え:第一作、初作品、デビュー作、など
- 処女峰
- 人類が初めて登った山。
- 女性差別や卑猥な表現だという口実で、言葉狩りに遭っている言葉のひとつ。
- 死語判定:性的語 苦情団体に注意
- 使用期間:
- 言い換え:未踏峰
- 女中
- 住み込みで家事や身の回りの世話をする女性。
- 1950年代後半の女性権利運動の中、奉公的性格のある女中を差別的であるとして言葉狩りのターゲットにされた。
- 死語判定:差別語 歴史的に必要な場合、ならび現在も「女中」の呼称を使っている料亭に関係する場合のみ使用可
- 使用期間:〜1950年代後半
- 言い換え:仲居、お手伝い、家政婦、メイド
- 職工
- 工場労働者の古い言い方。
- 差別語として言い換えられたという説明があるが、そのような事実があったのか疑問。
- 死語判定:絶滅語
- 使用期間:
- 言い換え:工場労働者、ブルーカラー、職人、など
- 織工
- 織物を作る職人。近代では紡績工場の作業員。
- 差別語として言い換えられたという説明があるが、そのような事実があったのか疑問。
- 死語判定:絶滅語
- 使用期間:
- 言い換え:
- 白子・白っ子
- 先天的な色素異常で、毛や肌などが白くなった人や動物。
- 死語判定:差別語 魚のシラス、シロコ、ないし白子染めは禁止対象外
- 使用期間:
- 言い換え:アルビノ、など
- 四六時中
- 一日中、24時間のこと。明治時代に時間が24時間制になった時、4×6=24で24時間を「四六時」と洒落た。
- この表現がそのまま日常語として定着している。
- 死語判定:日常語
- 使用期間:明治時代〜
- 言い換え:一日中、など
- 人種の坩堝(アメリカ)
- かつてアメリカの人種多様性をあらわしたフレーズ。英語の「metaling pod」の直訳。
- 現在は「人種の坩堝」というとブラジルをあらわし、アメリカは「人種のサラダボウル」となっている。
- 坩堝は混血が進んで融合した状態。サラダボウルは個性を持って共存していて分けることもできる。そういう意見から表現が変わった。
- ちなみに日本やヨーロッパは時間をかけて煮込んだ「人種のシチュー」だそうだ。
- 死語判定:中年語
- 使用期間:〜1995年
- 言い換え:(人種の)サラダボウル
- シンナー遊び
- シンナーを吸って中毒症状に快楽を得ること。
- 「シンナー遊び」では悪い行為というイメージがないという理由から言い換えが求められた。
- 死語判定:禁止語
- 使用期間:1871年〜
- 言い換え:シンナー悪用、シンナー乱用
- 新平民
- 明治時代に賎民扱いしていた人たちを平等に平民として扱うようになったが、一部の村役場ではわざわざ「新平民」と差別して戸籍に載せていた。
- 死語判定:差別語 歴史上の必要がある場合のみ使用可
- 使用期間:1871年〜
- 言い換え: