取材の御願い

  この度 三遊亭栄楽は「江戸の旅を体感」すべく二〇〇九年十一月四日、日本橋から徒歩

でお伊勢まいりをいたします。「江戸の旅を体感」がテーマですので、衣装から持ち物まで

なるべく現代を排し、背負子(しょいこ)も見よう見まねで製作いたしました。いざ準備を

始めてみると知らないことばかり、草鞋(わらじ)の履き方に始まり、それを長持ちさせる

ために馬の油を塗ることなど、なるほどと思うことしきりです。

 伊勢参りの終着点三重県伊勢市まで一一六里、四六四`ですが、電車で行けば三時間一〇

分ほどで到着します。江戸時代はこの距離を片道、最速十二日間でお参りしました。男の足

で荷物を背負い、一日一〇里、四〇`歩いたのだそうです。日本橋を出て最初の宿泊場所

は「戸塚宿」になりました。

 ということでこの旅は

  ☆伊勢にたどり着くと感激で涙がこぼれたとされるが本当か

  ☆十二日でたどり着くのか(遅れると十八日の大学の講義は休講になる!)

    ☆草鞋は何足使うのか 現代と江戸の旅費の違いはいかほどか

  ☆柄杓(ひしゃく)を出すと施行(せぎょう)といい、お金を恵んでもらえたそうだが

   本当にあるのか(出来るなら体験してみたい!)

等々を検証しつつ味わいつくします。

 そしてもう一つの大使命があります。引退した師匠三遊亭円楽の健康と長寿を願い一門を

代表して伊勢の神宮のお札をいただいてくるということです。

 現在、出発を前にわらじを履き、旅の衣装を着て歩いています。ぜひこの機会に取材と

いう形でわくわくを体験しませんか。