経管栄養に必要な物




@栄養ボトルとマーゲンチューブを接続する管 (未開封)



Aマーゲンチューブ(未開封)




Bマーゲンチューブ(未開封)



C栄養ボトルと管の接続
下側の管(写真@)の細長い筒で、栄養剤を注入する速度がわかります。
点滴と同じく上から一滴づつ滴で落ちるのが見えます。




D管とマーゲンチューブの接続
このマーゲンチューブは2又で投入口が2個あります。
1個の物もあります。
2個あると食事の途中に別口から薬や水等を注射器で入れる事ができます。
白い丸いダイヤルが半分管をつぶしています。
ダイヤルを調整する事により管のつぶれ具合が変化し、投入量の調節ができます。




Eマーゲンチューブ
左が鼻側の入口、右が胃側の出口
ピンク色はガイドワイヤ−(金属)です。
新品にはこのガイドワイヤーがついていて、挿入する時に管がフニャフニャしないので挿入しやすくなっています。挿入後は、鼻側からこのピンクを引くとガイドワイヤーも抜けます。
同じ管を数日後再度入れる時等、ガイドワイヤーがないのでいれずらくなります。
特に喉の食道と気管の分かれ目でなかなか、食道側に管を飲み込む事ができずに、口の中でマーゲンチューブがトグロを巻いてしまう事があります。
右の出口側には、小さな穴が2個開いて、液体が出るようになってます。
管は小児用〜大人用まで沢山の種類の太さがあります。
当然、細い方が鼻に入れやすいですが、食事の注入速度が遅くなります。
また右の先がやや黒くなっていますが、これは金属(鉛?)です。
レントゲン撮影で、管が胃に入っているか確認する事ができます。





F麻酔薬(キシロカインゼリー)
ゼリー状の塗るタイプの麻酔薬です。
そんなに強力ではありません。
これをマーゲンチューブの先にたっぷり塗り、鼻から入れていきます。
おもに鼻の部分を麻酔する役目です。
一度鼻に入れて抜いて、麻酔薬を鼻に入れてから再度マーゲンチューブをいれてもいいです。
なれれば、キシロカインゼリーはいりません。




G注射器
先には血液を採取する針はついてません。
これはマーゲンチューブの入り口と形があい、接続する事ができます。
マーゲンチューブが胃に入ったか確認するのに、入り口から空気を入れて、聴診器で胃で音がするか確認します。
また、少量の飲み物や、薬等も溶かして、この注射器で入れたりします。
けっこう便利です。
何回か使用してるとゴムの部分がすれて動かなくなるので、意外と早く交換が必要です。





【マーゲンチューブの挿入方法】



@鼻から胃までの長さをはかる。
だいたい鼻から胃までの長さを、外からマーゲンチューブを沿わせて測ります。
鼻から横隔膜よりやや上まで直線的に結べば、鼻の奥行きも含めて丁度いいと思います。
医師のもとで胃までの長さ距離を一度測っておけば、次回からは指先でマーゲンチューブの先端からの距離で簡単にわかります。
位置がわかったら、マーゲンチューブの鼻の出口付近にマジック等でマーキングしておきます。
そのマーキングを目安に胃までチューブを入れます。




A鼻からマーゲンチューブを入れる
マーゲンチューブの先にキシロカインゼリーを塗り、鼻から少しづつチューブを入れていきます。
なれないうちは、鼻が痛く涙がボロボロ出てきます。
麻酔ゼリーの効果が出るように、一度入れて出して、しばらくして再度入れた方が麻痺しやすいです。
また、ガイドワイヤーがあるとチューブが曲がらないので飲み込みやすく、挿入しやすいいのですが、やや硬い分違和感を強く感じる事もあります。
その時は、ガイドワイヤーを初めから抜いていれてもいいです。
喉の感覚がない人は写真のように口を開けて鏡で管の場所を確認するとやりやすいです。
鼻から喉までは、勢いよく挿入していきます。
喉の部分にマーゲンチューブの先端がきたら、から嚥下(つばを飲み込む)をしながら少しづつ入れます。1cmくらいずつ徐々にいれます。
飲み込みを失敗すると、喉の奥でマーゲンチューブがトグロを巻き、嘔吐反射がでますので、その時はチューブを少し引き出し、先端が口の中に見える所から少しづつ入れなおしていきます。
コツは、喉にきたらあせらずに、から嚥下をしながら、少しずつ入れる事です。
喉を通らない時は、一度抜いて先端を鏡で見ながら、喉の奥にマーゲンチューブが届くのを自覚しながら、から嚥下をして下さい。
ガイドワイヤーがあると比較的入りやすいですが、ないと口の中でグルグルグルにトグロを巻く事があります。
マーゲンチューブを入れるのは、自分でやった方が入れやすいと思います。
自分のから嚥下のタイミングと、医者のマーゲンチューブを入れるタイミングがなかなか合いにくいです。特に手術後は喉の感覚も鈍いので苦労するかもしれません。



Bガイドワイヤーを抜く
入れ終わったら、ガイドワイヤーを引き抜きます。
スルット簡単に抜けますので、特に苦痛はありません。
入れなおす時は、このガイドワイヤがありません。




C注射器で空気を入れる
聴診器を胃に当てて、空気を入れると「ボッコ」と音がします。
胃で音が聞こえればOKです。お年寄りの場合は、念の為肺2箇所にも聴診器をあてて音が聞こえない事を確認したほうが、安全です。
どうしても心配な時は、レントゲンでマーゲンチューブの先が確認出来ますので、レントゲン検査の前に入れ替えてもいいと思います。
普通に生活している方ならば、もし肺にチューブが入ると、むせて大変なので直ぐに分かると思います。
いずれにしても、肺にチューブが入ると雑菌等で肺炎になりやすくなるので注意が必要です。もし誤って食べ物を入れてしまうと、死んでしまうくらい危険です。



Dチューブを止める
入れ終わったら、チューブと鼻をばんそうこう(テープ)で止めて、マーゲンチューブを耳にかけておけば終了です。
ばんそうこうの止め方は、看護師さんに教わって下さい。
これが重要で、いい加減に止めると、直ぐにチューブが緩み抜けてきてしまいます。鼻は、鼻水や息等で湿りやすいので、はがれやすくなります。


Eマーゲンチューブの交換時期
特に決まった交換時期はないようですが、一般的に20日から50日位のようです。
1ヶ月を目処に注意していればよいかと思います。
1週間もすれば、マーゲンチューブの中はカスのような物が付着しますが、特に問題はないようです。寝ている時は胃からの逆流もあるので汚れるのは仕方ないようです。最長で2ヶ月位入れっぱなしの時もありました。高カロリー栄養食は菌が増殖しやすいので、食事のあとは、お水を注入する事により掃除の効果も高められます。
ボトルは特に交換時期はないようで、破損したり見た目で汚れたら交換でよいと思います。ボトルは洗剤でも掃除できるので、半年以上は十分もちます。また栄養食がボトルと兼ねている物もあるので、その場合は使い捨てできます。