NO.22 白川郷、飛騨高山、上高地、白骨温泉  29 Apr.〜03 May 2006

岐阜という県に足を踏み入れたことがないと、ふと気づいた。
今年のゴールデンウィークはこの未踏の県に決定。 Kazuと二人、車での4泊5日です。

=前夜= 4月28日(金)
明日からはゴールデンウィーク。明朝の高速下り線はかなりの混雑になるだろう。
それではとフライングスタートをきり、今夜中に首都圏脱出を図ろうと22:30に自宅を出発した。
読みどおり関越はガラガラ。 時計が次の日の1時になる前に260kmを走りきり妙高SAに到着。
今夜はここで車中泊です。
ステップワゴンのシートを全部倒し、用意してきたビールをプシュッツとやって、2時に「おやすみなさい」

=1日目= 4月29日(土)
7時に起床。 周りは雪が残ってる状態だったんで、シュラフだけで寝てたNoriは少々寒かった。
シュラフの上に毛布を掛けてたKazuは快適だったらしい。
SAの食堂で軽く朝食を済ませ、8時過ぎに出発。上信越道から北陸道に乗り換え、日本海沿いを西に向かいます。
海岸沿いを走ってるんですが、海はあまり見えません。 しかも富山までには26本ものトンネルがあり、快適とは言えないね。

高速上から 富山近辺になると少し車が増えてきますが、ここらの方は制限速度をよく守ってますね。
100km/h制限を120km/h程度で走ってると、自分が暴走車になったような気がします。

富山の少し先から東海北陸道に乗り換え、ここからは白川郷を目指して南下。
片側1車線の高速道路ですが、交通量が少なく気持ちよく走れます。
遠くに見える残雪の山々が綺麗ですね。
10時には世界遺産白川郷に到着。
JAの駐車場に車を停めて、いよいよ初めての白川郷探索に出かけるとしましょう。
観光客は多からず少なからず、ちょうど良い感じ。
よく写真で見る合掌造り集落は雪で覆われた幻想的な雰囲気ですが、今日は残雪はあるものの桜が満開で、春の風景が広がっています。

和田家 先ずは重要文化財の和田家。合掌造りの民家です。
ご存知でしょうが、拝む時に合わせる手の形“合掌”に屋根の形が似ていることから“合掌造り”と呼ばれている建築様式です。
1573年(江戸初期)築といわれる和田家。代々庄屋や番所役人を務め、白川村が誕生した明治21年には初代村長に選ばれた家柄だそうな。

300円の見学料を払い “ドウジ” と呼ばれる勝手口から入ると、黒光りする柱や壁に囲まれた囲炉裏の部屋が広がっています。
囲炉裏の上2mには射熱板のような2畳大の板が吊り下げられ、煙の拡散に一役買っているようですね。
その他1階には “デイ” と呼ばれる寝室や、仏間、“エンノマ” と呼ばれる接客に使われる部屋が配置されています。

次は上階に上がってみましょうか。 ん? そのとき一階の奥に続く障子の注意書きが目につきました。
「入らないでください。 これより奥は当家の生活の場所なので公開しておりません」 と。
びっくりしました! 家だけが保存されているのかと思ってたんですが、今でも人が住む生活の場だったんですね。

和田家 屋根裏 2階は単なる物置のようで、スルー。 3階に上がると藁葺き屋根の内側が現れます。
何百年も煙に燻された黒い根太を、白い縄で美しく結わえた傾斜する壁が包み込む空間。
不思議な気分にさせられます。
昔の生活道具などが展示されていますが、本来は蚕業(絹を作る)の蚕を飼っていた階らしい。

特徴は床が格子状になっている部分があり、階下の囲炉裏の煙がよく回るようにできてます。
4階も同じような造りで、窓からは白川郷の村並みがよく見えます。

明善寺 庫裡 和田家を出て東通という遊歩道で村並を楽しみながら歩いていると、ひときわ大きな合掌造りが見えてきます。
明善寺郷土館です。先ずは庫裡(くり)と呼ばれる生活の建屋に入ってみましょう。
これはおよそ200年前の江戸末期に建てられたもので、白川郷では最大の規模を誇ります。

内部は先の和田家より1階層多い5階建てで、造りは同じ様式です。
屋根の角度はさらに急角度で、60度に近いものです。

明善寺 鐘楼門 隣接する明善寺本堂へは、内部の渡り廊下を通って行くことができます。
こちらも合掌造りで、260年前の建築らしい。

外に出ると鐘楼門(鐘を吊るした門)があり、こちらは総欅(けやき)造りだそうな。

朴葉みそ定食 明善寺を出ると時間は12時。昼ご飯にしましょう。
“白楽” という土産物屋と兼用の食事所に入って、先ずは “どぶろくセット”
粒の大きい白い濁り酒と石豆腐や漬物がセットになっていて、昼真っからグビり。

食事は “朴葉みそ定食”。
みそがクツクツと音を立て始めたら、石豆腐を崩して混ぜ合わせ、黒米のご飯に乗っけて食べるんです。
これが味が濃くって美味しい。動物性蛋白が全く無いのに、結構満足できます。

マッタリの昼食後は、庄川にかかる “であい橋” を渡って “せせらぎ公園” へ。
こちらはバスが多く停まっており、あまりにも観光地イメージなので、少々興ざめです。

展望台から望む白川郷 早々に引き上げようとしてたところ、
「展望台行きのバス、間もなく発車します」 のアナウンス。
迷うことなく飛び乗ります。

約5分で、村を見渡せる展望台に到着。 桜が満開で綺麗。
ここから見渡す白川郷、明るい春の日差しの下でのどかです。
でも、ここに最初に住み着いた人たちは、なぜここを選んだんでしょうね?
山間の小さな盆地。冬は豪雪で、住むには楽ではなかったでしょうに。

展望台からの帰りは歩いて降りることにします。
お散歩にはちょうどいい天気ですから。

畑の水路 15分も歩くと平坦な畑が広がるところに降りてきます。
道沿いには幅が狭い用水路に、とっても澄んだ水が流れている。

Kazuはこれがとっても懐かしいらしい。
彼女の実家付近では昔、こんな水路が多くあり、足をつけたりして遊んでいたそうだ。
Noriはそんな経験がないんだけど、不思議と癒される光景です。

さるぼぼ と 水車 さて、またメインストリートに戻り、今度はお土産屋をぶらぶら見て回りましょうか。

このあたりはやはり “さるぼぼ”。
猿の子供を模した郷土玩具で、昔は雪に覆われた冬季におばあちゃん達が、孫のおもちゃとして手作りしてたものです。
今は家内安全や健康などのお守りの意味が強いようですね。

合掌造り民宿 久松 16時前には今日の宿、“民宿久松”に入ります。(7700円/人 2食付)
ここは合掌造りの民宿で、今は白川郷でも4軒しかなくなった囲炉裏に火が入る民宿の一つです。
部屋は8畳の和室で、隣室との仕切りは襖や隙間だらけの板壁。
鴨居の上は仕切りが無くスカスカで、隣の部屋の会話は筒抜けです。
部屋の障子を開けて縁側に座っていると、宿のおばあちゃんが話し掛けてきます。
一緒に縁側に座り込み、サービスのつもりか、単に話し好きなのか、「今年は雪が多かった」「畑では野菜を作ってる」「米も採れる」等々、お話が続きます。
「合掌造りは火事に弱いから、火だけは特に気をつけて」と、何回も念をおされましたが。

至福の時 夕食にはまだ時間があったんで、近くに温泉があるらしく、行ってみました。
昼間に車を停めたJAの近くで、宿から歩いて10分程度。
宿泊も併設された“白川郷の湯”
宿で会員証を借りていくと、700円のところが500円で入ることができます。
露天風呂からは立ち上がれば庄川が見えます。 薄緑の不思議な色合いですね。
しかしお湯からはかすかにカルキの匂いがーーー 
ちょっと早めに上がり、川が眺めれれるテラスで生ビールをゴクリ。
至福のひと時。

民宿の夕食 宿に帰って、18時からの夕食は囲炉裏の部屋で、宿泊者が一同に会していただきます。

朴葉焼きに飛騨牛が乗っていますが、それ以外は山のもの。
岩魚の塩焼きや山菜の天ぷら、山芋や漬物とここでも石豆腐。
とってもヘルシーです。LOHASとはこんな感じでしょうか?

元気のいい若女将や久松じっちゃんのおかげで、会話も弾みます。

囲炉裏部屋 雪の季節のライトアップの美しさ、ここに住む人たちがいかに春を待ち望んでいるか、
囲炉裏に火を入れる家が少なくなってること、合掌造りは新しいほど屋根の傾斜が急なこと、
この家は100年ほど建っていること、等々、興味深いお話が伺えました。

途中Noriは囲炉裏の煙に目が耐え切れず、ちょっと中座しましたけど。

(写真 : 左が若女将、真ん中は福岡から来たという宿泊客。)

久松じっちゃんと 一旦食事で退場してた久松じっちゃん、宿泊者の食事が終わるころに再び登場!!
“ジッチャンの7つ道具” と呼ばれるおもちゃを披露してくれます。
ワラジやカモシカの角でできた道具等々。 実は方言のおかげで半分以上は理解できませんでしたが。

最後に一緒に写真を撮ったんですが、じっちゃん照れて下向いちゃった。

=2日目= 4月30日(日)
朝はやはり寒い。 部屋のファンヒーターをつけて起床。
満室の状態で、隣との音が筒抜けの状況だったんで、「夜はうるさいかな?」 と思ってたけど、ここを選んで泊まる人たちはよく弁えているんですね。静かでぐっすり眠れました。
又、昨日がずっと純和風の食事だったせいか、今朝のお通じは最高!! お腹の中がすっきり空っぽになる感覚です。
やっぱ和食は、体に良さそうですね。Noriの気のせいではなく、Kazuも同じで感激してました。

朝食は昨夜と同じ囲炉裏部屋で、伝統的な日本の朝食。
いつもは朝食を食べないNoriだが、旅先ではよく食べれるんですね。
体を動かしてるし、夕食が早いし、早く寝れるからでしょうね。 昨夜も22時には寝てましたから。

朝食後に少しお土産を買い込み、9時過ぎに白川郷を出発。 次回は2月に、雪のライトアップを見に来たいものです。

露天風呂からの風景 国道156号で岐阜方面に南下。
でもすぐに寄り道です。“大白川温泉 しらみずの湯”という日帰り温泉施設。
オープンが昨年の5月19日と、まだ1年経っていない新しい温泉です。
ここで朝から温泉♪
昨日の“白川郷の湯”とは違い、少しだけ濁ったお湯からは硫黄の匂いが漂っています。
温泉はこうでなくっちゃね。 写真は露天風呂からの風景。

気持ちよく温泉を上がり、再度156号で南下しますが、この辺りは車がすれ違うのがやっとの幅のトンネルが続きます。
庄川に沿った景色のいい道ですが、自転車では走る気になれないところです。
庄川ICから東海北陸道を走り、これも初めて訪れる飛騨高山市へ。
市街地の手前で渋滞してたものの、11時には今日の宿、“ベストウエスタン” に到着。
ホテルの駐車場に車を入れ、今日は高山市探索に出かけます。

さんまち混雑 先ずは “さんまち” の “古い町並み” へ。
確かに古い町並みが残され、少し “奈良まち” に雰囲気は通じるところはありますがーーー
人、多いなぁーーーー( ̄、 ̄)

ちょうどお昼時ということで、適当な店に入って名物と言われる “中華そば” を食べる。
ん、普通に美味しいな。

中橋 いくつかお店を見て回るが、どこも同じように見えてしまう。
Kazuは手作り洋装店で帽子を買ってました。 珍しくサイズがピッタリだったらしい。
ちょっと人混みに疲れて、早々に“さんまち”を脱出ーー

次は高山市政記念館。昭和43年まで市庁舎として使われていた建屋らしいが、見るものはあまりなかったな。
すぐ近くの赤い “中橋” を渡り、陣屋方面へ向かいます。
この橋、飛騨高山といえば必ず出てくる場所らしい。 桜が満開で綺麗でした。

高山陣屋 次は高山陣屋。
幕府の直轄地だった高山で、司法/行政/財務の総合庁舎だったようなところ。
かなり広いですね。内部の順路が迷路のように、行ったり来たり。
昔の屋敷って、贅沢に広いですねーーー  中庭なんか、公園みたい。

そろそろ足がだるくなってきました。
スタスタ歩くだけならいくらでも歩けるNoriですが、じっくり見ながらゆっくり歩くと意外に堪えます。
そんな歩きを2日も続けてたんで、来ちゃったんですねーーー

ホテルに帰ったら16:30。
今日の宿は昨日と打って変わって、高山駅近くのシティホテルです。
ベストウエスタンホテル高山。 8400円/人 朝食付き。 やっぱ泊まりなれてるホテルは快適です。

みつ岩の個室で夕食♪ 19時には予約していた日本料理店 “みつ岩”へGO。
個室でゆったり他人を気にせず、飛騨牛懐石をいただきます。
これが うっっまーーい!!
付け出しこそ普通の和食でしたが、続く料理は、サラダ/握り寿司/炭火焼/卵とじ と、全て飛騨牛のアレンジです。
今朝、純和風の料理の効果に感激したばっかなのに、やっぱ肉はいいなぁーー
これで5000円/人とは、大満足

お腹いっぱい美味しいもの食べて、地ビールと地酒に程よく酔い、今日も22時に就寝zzzzzz

=3日目= 5月01日(月)
昨日の人混みに懲りた二人は、高山市郊外を目指します。
先ずはKazuが 「リスに餌をあげたい」 ということで、“リスの森”へ。
手持ちの地図に載ってなくてかなり迷ったけど、なんとか到着。

手乗りシマリス =リスの森=

大きなゲージ内にリスが放し飼いになっていて、餌をあげることができます。
子育ての時期でいつもよりは巣箱の外に出てる数は少ないらしいんですが、そこそこ走り回ってる。
Kazuが手の上に落花生やヒマワリの種を乗せて誘いますが、最初はなかなか寄って来ない。
それでも我慢強く待ってると、来ました!!
シマリスがKazuの手の上に乗って、餌を食べてます。 Kazu感激!!

おとなしいゴールデン君 エゾリス リスって鼠とあんまり変わんない気がするんだけど、どーしてこんなにかわいいんでしょうね?
あんまりかわいくない奴もいます。黒いエゾリスです。
ぱっと見はかわいいんですが、よく見ると悪魔のようにも見えるでしょ。

リスのケージに隣接する野草園をぐるりと一回りし、大きなゴールデンレトリーバとちょっと遊んで、次に向かいます。

臥龍桜 次の目的地は “臥龍桜”
樹齢1100年といわれる、天然記念物の大きな桜の木。
自重で垂れ下がり、龍が伏しているように見えることから名付けられた老木です。
綺麗です。ですがよく見ると多くの添え木で支えられている状態です。
年に数回は注薬され、人間の手によってやっと生きているような桜。
それでも必死で綺麗な花を満開にしている。 なんともいじらしい気分にさせてくれます。

ここで蕎麦の昼食を摂り、今日の宿に向かうとしましょう。

中の湯温泉旅館 高山から東へ約40km。 上高地の直前に今日の宿 “中の湯温泉旅館” はあります。
この宿、Nori&Kazuがこれまでに泊まったなかでも、最高ランクに格付けされました。

安房トンネルを抜け、上高地に抜ける釜トンネルの手前から安房峠に登る旧道をくねくね登る。
やがて道路は雪で通行止めとなり、「こんなとこに宿があるの?」 と不安になってきたところにありました。
立地状況からすると意外にも、明るい和風ホテルという感じです。

部屋からの風景 何がそんなに良かったか、
 ・従業員がくだけ過ぎず&かしこまり過ぎず、くつろげる接客態度。
 ・周りになんにもなく、山々の風景が素晴らしい。
 ・露天風呂からの眺めが、これまた良い。
 ・館内が明るく清潔。
 ・食事の時、小さい子供がいる組は別部屋に隔離して通され、大人組は快適に食事できる。
 ・携帯もAirエッジも繋がらず、TVの地上波も届かない。(衛星のみ)
等々、Noriが求めるものをほとんど満足させてくれる宿です。
これで15000円/人 2食付。 ぜひまた来たい宿ですね。
館内 荷物を部屋まで運んでくれたおにいさんが「僕が一番好きな部屋なんです」と案内してくれた部屋からは、乗鞍から焼岳辺りまでの雪が残る山々が見渡せます。

早速露天風呂に行くと、なんと独り占め。 30分以上も浸かってたかな。
硫黄の匂いがするやや濁った泉質。 つるつるの柔らかい肌触りです。

夕食は旅館の食堂でいただきます。
温泉宿の食堂って畳敷きだろうとあきらめてたんだけど、ここは椅子席で快適♪
大きなガラス張りの窓からは、夕暮れの山々が見渡せます。

気持ちよく食事し、今日も22時には「おやすみなさい」

=4日目= 5月02日(火)
夜半から雨の音が大きくなっていることには気づいてた。
6時に起きると、やはり雨。 今日は上高地散策の予定なんだけどなーーー
衛星放送の天気予報を見ると、昼過ぎからは回復するらしい。
それではと、8:30に宿から出る上高地への送迎をキャンセルし、朝風呂にゆっくり浸かる。

チェックアウト時限直前の10時前に宿を出て、上高地循環バスのバス停に向かう。
この途中、Kazuが突然興奮!! なんと川向こうの斜面にカモシカが一頭、ゆっくり歩いてるじゃないか!!
運転中だったんで、写真が撮れなかったのはとっても残念。

茶嵐(ちゃあらし)というバス停には、有料駐車場が付属している。自家用車が乗り入れ禁止の上高地には、このような駐車場に車を停めて、バスかタクシーを利用するしかない。
駐車して10分程度待つとバスはやってきたが、私たちが乗るともう満員。
バスの始発はもっと下の地点の沢渡からなので、これからの混雑時はここからは乗れないでしょうね。

大正池 10時過ぎには大正池のバス停に到着。Nori&Kazuは、この最初のバス停で降りることにしました。
まだ小雨はぱらついていますが天気予報を信じ、10:45に遊歩道を歩き始めます。

大正池は静かな湖面で、枯れた木が所々水中から立ち上がっています。
その後ろに控える山々の風景は、残念ながら雲に隠れていますね。

残雪の遊歩道 遊歩道は雪が残る部分が多いので、この時期に来る方は防水性のあるトレッキングシューズがお勧めです。
靴下が濡れる不快感を気にしない方ならスニーカーでもOKですが、足元に気を取られせっかくの風景が見えなくなりますよ。
私たちはもちろん登山用の靴で足元をかため、快適にトレッキングを進めます。

途中にある田代池など、浅いんですがそのおかげで底の砂や藻の色が映え、とっても綺麗でした。

河童橋 1時間ほどトレッキングを続けると、田代橋に到着。 ここらあたりからは上高地らしい風景が広がってきます。
それに比例して、人の数も多くなってきましたね。宿泊施設も多く建ち並んでます。
ちょうどお昼時なんで、昼食にと 某ホテルのレストランに入ってみますが、スパゲッティ2000円?
そのまま出てきて、ウエストン碑(中部山岳を世界に紹介したイギリス人牧師)を経由し、今度は “アルペンホテル” に入ってみると、ランチセット1000円。これが普通でしょう。 お昼にしましょ。

水の風景 昼食後は有名な“河童橋”に寄ります。大賑わいの観光地ですね。


河童橋ではさっさと写真だけ撮って、再び梓川右岸を明神池方向に歩き出します。
このころから天気は回復し、日が射してきます。やっぱり外歩きには、晴天が一番ですね。
水の流れも木漏れ日を浴びて、輝きを増しています。

明神池 50分ほど雪が残る遊歩道を歩くと、明神池に到着。
上高地、神降地、神が降りてきたとの伝説が残る池は、ちょっぴり神秘的な雰囲気。
正面の明神岳を映すといわれる湖面は、きょうは少し風があるせいで残念ながらさざ波が立っていました。

喜門次小屋って茶所で少し休憩し、明神橋を渡ります。
この時はもう、天気は最高♪ 山並みが美しく橋の後方に広がっています。

明神橋 ここからは今までと反対の梓川左岸を、河童橋方面に戻ります。
林の中を抜ける道で、あまり眺望はききません。足元も雪解けで悪く、快適とはいえませんねーー
数人のキャンプ装備を背負った方たちとすれ違います。


1時間かからず河童橋の近くのキャンプ場を抜ける。
ここにはまだ寒い季節なのに多くのテントが張られていて、ちょっとびっくり。
キャンプ場からはすぐにバスターミナル。
次のバスまでは約10分。あわただしくお土産を選んで、4:15のバスで茶嵐の駐車場へ。


宿とつり橋 今日の宿は、茶嵐からたった5kmの白骨温泉。
ちょっと前に入浴剤混入で話題になったとこですね。だからきっと、今は大丈夫でしょう。
“山水観 湯川荘” 白骨温泉の一番低い位置で川に近く、つり橋を車で渡ってたどり着く温泉宿です。

車を停めると愛想よく従業員が迎えに出てきます。
ロビーで少し待たされ、「ん? なんか様子がおかしいな」と思ってると、
「あのー、Nori様の予約が入っておりませんけど」と後から専務とわかる男性が・・・

車に控えを取りに戻って、「この電話番号ですよね。 ここに予約して18000円/人と言われましたよ」と言うと、
「申し訳ありませんでした。お部屋はございますのでお泊りいただけます」とのこと。
泊まれたからいいけど、やっぱり電話予約の時には担当者の名前くらいは聞いておくべきですね。
最近なかったことだから、怠ってました。

いくらか不快な気分になりながら案内された部屋はまあまあ良い部屋で、案内してくれた仲居さんも感じのいい人だったんで、少し機嫌は回復。
露天に浸かった目線で しかーーし、窓から外をみると、「ん? あれ、露天風呂?」
部屋から丸見えじゃないですか。 どーしよう?
まっ、いっか! Noriの入浴シーンなんて、見た人のほうがが気の毒でしょう。
どーーだーー!! って感じで入ってきましたよ。 他には誰も入ってきませんでしたが・・

写真はお湯に浸かった目線で見た光景。 これで立ち上がったら隠すなんてできません。
また、この写真の後方には渡り廊下、左手上には別の旅館と、四方八方から丸見えです。


お湯は薄緑色の白濁湯に、細かく白い温泉成分が浮かんでる、硫黄匂が強いツルツルの最高の湯なんですけどねーーー

夕食時には「先ほどは失礼いたしました。これは専務からのお詫びの印です」
と、ハーフボトルの白ワインが出てきました。
「それではいただきましょう」と、一口飲むと・・・・・まっずーーーい (`ヘ´)
コンビニで数百円で売ってるワインと変わらない味。 とても一泊1万8千円の宿で出てくる飲み物とは思えない。
一口飲んでそのまま手をつけずに残した意思表示、伝わったかどうか?

白骨に見える?貸切湯 食後はKazuと貸しきり湯に入ってみます。 二人湯船につかるとぎりぎりの小さい湯船。

それでも泉質はよく、湯船の縁には“白骨温泉”の名の由来になった石灰質が骨の様な形で付着しています。

これ以外に男女別の内湯も一つずつあります。

もう暗くなったんで大丈夫だろうと、再びNoriは露天風呂へ。 ところが、ライトアップされてます。
めげずに入ってると、星がとってもクリア♪ 星の大きさがいつもの3倍くらいに大きく見えるんですよ。

部屋に戻って温泉三昧の最後の夜。 今日も22時にはぐっすりと、おやすみーーーー

=5日目= 5月03日(水)
今日は帰るだけの移動日。

またも朝の丸見え露天に浸かるNori。
ことわっておきますが、決して露出狂ではありませんよ。 そんなに自信ないし。
単に裸でいることが好きなんです。 ん? あんまり変わんないか・・・

共同湯入り口 9時過ぎにチェックアウトし、白骨温泉の中心と思われるところに一旦駐車。
ここからは共同温泉が見下ろせますが、なんと男湯は丸見えです。
白骨温泉って、男の露天風呂は一般公開が普通なんでしょうか?
“写真撮影禁止”の看板があったんで撮ってませんから、女性読者の方、見たければご自分で行ってみてください。
あんまり麗しい景観でなかったことは、付け加えておきますが・・・

白骨温泉を出発し、松本経由上信越道から関越道で自宅を目指します。
長野の近くでは、北アルプスが遠くに望めました。

SAのカレー 横川のSAで昼食休憩したんですが、連日の和食のおかげで
「カレーが食べたい」 と二人の意見が一致。
カツカレーとタンドリーチキンカレー。 普通がいいんです。

25km渋滞の関越下り線を横目で見ながら、快適に走って14時に帰宅。
荷物を2往復して部屋に運び上げ、久しぶりに猫達との再開。
やっぱ家はいいですね。 旅行から帰るたびに思います。
それでもまた、「どっか行きたい」という気持ちが持ち上がってくるんですよね。 不思議と。

二人で“お疲れ様”のビールを開けて、少し昼寝なんかもして、夕食はいつものスペランへ。
旅行最後の締めに、奮発して良いワインをオーダーしちゃいましたよ。シャルドネ!! 樽熟の香りが素敵な白ワインです。
和食もカレーもいいけど、やっぱイタリアンかな? 帰るところは。


=最後に=
毎日の移動があったにもかかわらず、かなりのんびりできたゴールデンウィークでした。
白川郷、中の湯温泉旅館、上高地、またいつか訪れてみたいところが増えましたね。
でも、他に行きたいところがまだまだあるんで、再訪はいつになることやら。


=おわり=