<ロコモティブシンドローム>
〜ロコモって何?〜


1.ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは?

運動器の障害により、要介護になるリスクの高い状態のことを言います。
ロコモティブシンドロームは、「メタボ」や「認知症」と並び、健康寿命・介護予防を阻害する3大要因のひとつです。
日本整形外科学会が、2007年(平成19年)に提唱しました。



運動器とは、身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称で、それぞれ連動して働いています。ひとつが悪くても身体はうまく動きません。このように、運動器を全体として捉える考え方がロコモティブシンドロームです。

ご高齢の方は、加齢や運動不足に伴う身体機能の低下や、運動器疾患による痛み、軽微な外傷による骨折など、運動器の障害による要因が重なり、バランス能力、体力、移動能力の低下、さらには立って歩くことや、衣服の着脱や、トイレなど、最低限の日常生活動作さえも自立して行えなくなり、健康寿命の短縮、閉じこもり、廃用症候群や、寝たきりなどの「要介護状態」になっていきます。
そこで、要介護状態になる前に、要介護リスクを少なくすることが重要となって来ます。

2.ロコモティブシンドロームの3大要因

1)骨粗鬆症、骨粗鬆症性骨折
2)変形性関節症、関節炎による下肢の関節障害
3)脊柱管狭窄による脊髄、馬尾、神経根の障害

   3.ロコモティブシンドロームのチェックと運動器不安定症との違い

      運動器不安定症・・・運動機能低下をきたす疾患、いわば「転倒リスクが高まった、運動器疾患」です。
             1)65歳以上である
             2)運動機能低下をきたす疾患(またはその既往)が存在する
             3)日常生活自立度判定が、ランクJまたはAである(※1)
             4)運動機能評価テストの項目を満たす

               (※1)日常生活自立度 ランクJ …生活自立
                        何らかの障害等を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出する
                          1.交通機関等を利用して外出する
                          2.隣近所へなら外出する

                     日常生活自立度 ランクA …準寝たきり
                        屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない
                          1.介助により外出し、日中は殆どベッドから離れて生活する
                          2.外出の頻度が少なく、日中も寝たり起きたりの生活をしている

      ロコモティブシンドローム・・・運動器の障害による要介護の状態および、
                       要介護リスクの高い状態を言います。
                 (運動器不安定症よりも、更に広範囲の要介護リスクが高まった状態を指します。)


※気になることがございましたら、当院にて診察時ご相談ください。


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