年表補足
・創作作品の単行本(商業誌)はありません
・受賞式、高額賞金、即掲載という華々しい経歴はありません
・正式な創作デビュー(商業誌まんが掲載)がまだありません
・創作における主な活動 (古い順、ほぼ単発)
ハガキ投稿8年(主に新聞投稿欄)
会費制サークル所属(他者運営。編集に関与せず)
便せん販売6種(所属先に委託)
公共イラスト各種(無償で挿絵やポスターなど)
公共イラスト連載(公民館館報。22年で終了)
商業誌イラスト(創作初依頼、初稿料。高校頃)
四人誌発行(共同で編集販売に参加)
スケッチ帳50冊(進路決めの願掛けによる目標値)
プロ作家が多数参加する創作系に2年所属(原稿送付のみ)
投稿作受賞(記念盾と賞金5万円。未掲載)
創作同人ゲスト稿各種(取引先発行、運営関与せず)
〃 商業誌掲載(後日、商業誌にp8転載)
自費出版(再録集。カット連載10周年記念本)
公共イラスト(市報にカット連載〜継続中)
Web描きおろし(当サイトに下絵やラフ画など)
・こぼれ話
ハガキ投稿は月3枚描き、掲載率は2割ほど。
隠れて描くより、一般に見せられる画力を求めて度胸試し。
出版社に取捨を委ねる気楽さもあり、学生時代のささやかな楽しみでした。
掲載されるともらえる謝礼の文具券で画材を買い足していきます。
毎年、祭りの頃は太鼓台で投稿するのを恒例にしていて、
新居浜祭りを知る市内市外の大人達から感想がありました。
8年目で終了宣言。プロを目指すけじめとして。
最後の掲載に編集部から紙面コメントをいただき、
デビュー時にもお祝いの紙面コメントをいただきました。
・こぼれ話 その2
ハガキ時代、投稿仲間から新聞上で声をかけられてよろずサークル所属。
これが紙、ペン、トーンなど基本画材を教えてもらうきっかけに。
投稿仲間から創作絵投稿OKと聞き、月刊アニメックにも2年投稿。
同じ頃、新聞投稿を知った公民館から公共イラストの話。
上京して体調を崩した頃、薬代くらいの稿料になるからと
交流があったアニメック編集部の配慮でアンソロジー初参加。
(それまでパロディ依頼は都度お断りしていました)
(いよいよ真斗さんがパロディ参入と仲間内で話題に;)
ハガキ仲間から同じ配慮を受け、ビブロス・学研のアンソロにも寄稿。
公共イラスト連載10年めに再録本「金子だよりBOOK」を自費出版。
金子本を単行本代わりにと、お世話になった先生方に届けたところ
居合わせたのはポケモン前のゲームフリークスタッフ。
金子本を見た作家さんから後日「ナイチンゲール」作画のお誘い。
アンソロを見た編集さんが、使徒が描けるのなら怪物はどうだろうかと
(不調を踏まえて短期短編という約束で)交渉をかけてきたのがポケモン。
公民館カットを通して市報の話。市報を通して運営から祭り絵の依頼。
個人的にナイチンゲールを所持していたのが「ハチ公物語」の編集さん。
その編集さんとお仕事されていたのが別のハガキ時代の知人。
…世の中なんだか繋がっております。
・オリジナルと評価
おかげさまで、応援者からいろんな励ましをいただいています。
といっても、昔から派閥があって注目点はバラバラ。
創作ファン同士でさえ、とても一枚岩ではない様子です。
彼らにかかれば原作付はまず蚊帳の外です。
安定した絵より昔の不安定な絵柄だけが好みという人。
人物はいらなくて景色や花のイラストだけ楽しむ人。
止まった絵(イラスト)を拒んで漫画だけ待つ人。
等身が低く縦長目にどうしてもドン引きしてしまう人。
描線が細いか、均一か、太いかで興味が分かれてしまう人。
…これらは画風への声。
臨時アシで描いた、突発描きの背景まで言い当てる人。
アシスト画面を頼りに仕事場を訪ね歩いて連絡してきた人。
効果専門アシをしていた頃は効果線だけのファンもいました。
…これは効果演出への声。
他の作家に描かせて、原作と演出指導に回ってはと進言する人。
我々は見た目に誤魔化されない、そもそも絵柄や作風が大嫌い
と宣言しながら、それでも新作は読ませなさいと背を押す人。
…これは世界観や物語観への声。
原作付作品を見るや、たちまち真贋を暴いて本を突き返す人。
あなたが手がけたなら、ここはAではなくBまたはC配置のはず。
そもそも真斗さんがここで区切ったりここで大コマ演出はありえない。
コマ割り・ページ割り・台詞と場面の不一致・足りないコマまで示して、
これほど参加させて貰えない仕事にいつまで名前を置いているのか
取引において一体なにがあったのかと、机を叩いた人達。
…これは読ませ術への意見でしょうか。
好みの絵を無防備に好きでいてくれる方々と。
「〜のようなもの」ではなく「あなたの作品を」という言葉と。
期待に報いる作品を未だに残せていない不甲斐なさと。
全部重なって、今の礎があります。
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